STREET FIGHTER II MAD REVENGER 復讐の戦士
原案・脚本:CAPCOM
発売:東芝EMI
ドラマCD 1992年
☆
SFC史上空前の大ヒット!
熱き戦いのドラマが、CDに炸裂する!!
ストリートファイターII
MAD REVENGER 復讐の戦士
ボーナス・トラックに爆笑!「春麗のディスクジョッキー!!」を収録。
スト2ドラマCD第2巻。
以前に1と3の感想記事を上げてたんですが、その流れでこっちも聴いたものの、ぶっちゃけかなり酷い内容なので、感想書くのもめんどくせ―なとなってしばらく放置。そしたら感想記事書く前にいつのまにかCDが紛失。
ようやく見つけて、流石に時間が開きすぎていたので最聴しましたが、やはりキツイ。このシリーズのドラマCD3枚は、カプコンが脚本とかもやってるのもあって、ハッキリ言って素人脚本。キックを受け止めてどうこう、反撃に出たとかそういうのをナレーションで言わせてしまうのは思いっきり興ざめ。ダメなボイスドラマの典型みたいなものです。
ナンバリングこそされていませんが、話は1巻の「春麗飛翔伝説」から繋がっていて、今回はガイル編。
の前に冒頭にケンが登場する表の格闘大会が描かれて、そこにサガットが乱入。ケンをボコボコにして、ケンの出番はそこで終了。いやひどくね?ケンとか当時から人気キャラだった気がしますが、雑魚キャラのやられ役にしちゃうという。
しかも、こんな格闘技大会なんてお遊びだ、ルール無用で命の奪い合いをするストリートファイトが最強とか、薄っすいことをサガットが言ってしまう。
昔から格闘バトル漫画とか結構好きだったんですが、人殺しの技が最強みたいな論調になると、凄く私は萎えてね。単純に技術や精神の競い合いみたいなものを超えて、そういう暴力衝動への憧れや肯定が見えてしまうと、う~んとなってしまう方。それなら例えフェイクでもプロレスの方がずっと良いわとなってしまう。
今回の話、何故かバイソンが良い人になってて、世界チャンピオンに成り上がる為にシャドルーのバックアップが必要なので、悪事にも協力した上でそこに所属しているというちょっと不思議な設定。いやいや、持たざる者が拳一つで成り上がれるのがボクシングであり、だからアメリカンドリームの象徴とされるのでは?
っていうか四天王のバイソンを純粋で綺麗なキャラに描いて、サガットを根っからの悪人みたいに公式が描くのかと、結構ビックリ。そこは色んなコミカライズとかでもそういう解釈は無かったと思うし、私の勝手なイメージとも違うものでした。
イメージと違うと言えば、今回の実質の主人公であるガイル。なんと演じてるのは若本則夫。え?若本さんむしろベガじゃないのかって感じですが(今回のベガは銀河万丈)まだこの時代は普通に演じてたぐらいの時代。何でも若本節みたいにクセ強演技は
してない。
で、ガイルと言えば親友のナッシュをベガに殺された復讐の為に戦っているみたいなスト2の基本設定があるけど、まさしくそのナッシュが死ぬ話を今回やってて、ナッシュがシャドルーに捕まり、薬物実験で操られてガイルに襲いかかる。もはや止める術も無く、やむをえずガイル自身がナッシュを殺すという話が今回描かれる。
え?ベガに殺されたんじゃ無く、やむをえずとは言え自分でナッシュ殺してたのか。元々作り手はそういうバックグラウンドを考えていたのか、今回のドラマCDを作るに当たってショッキングで悲劇性の高い話にしてやろうと思ったのかは定かでは無いけど、う~ん公式がお出ししてきたものがこれかと、ゲンナリします。
いや~、スト2にハマってた当時これ聴いて無くて良かった。今なら「公式が解釈違いじゃねーかこれ」とかネタにして済ませられるけど、色々あったコミカライズとかはその作者なりの解釈として楽しんでたけど、このドラマCDシリーズとか、TVアニメの「ストIIV」とか公式に近い方がなんかおかしな事になって無い?と今だと思ってしまう。アニメ映画は良かったですけどね。
当時はそれくらいブームとして拡大していたし、おぼろげな記憶だけど後にカプコンが中心となって、ゲーム業界のシナリオは他業種と比べると成熟して無い。ゲームなりのシナリオ術もあるはずなので、ゲーム業界みんなで出資してゲームシナリオのプロ集団会社を立ち上げようぜ?みたいなのやってたりしませんでしたっけ?
当時はまだ自分もガキでゲームだけしか知らないいかにも視野の狭いダメなオタクでしかなかったので、そういうのもふ~んとしか思わなかったけど、今だとその必要性がわかるというか、歳を重ねてそれなりに物事を広く見られるようになると、やはりガラパゴスというか井の中の蛙というか、自分の視野の狭さを実感すると恥ずかしくもなるし、視野が広がる事で見えてくるものって色々あるんだなと思ったり。
そういう意味ではこういう古いものをひっぱり出してきて、改めて見る事によって、またノスタルジーとは違う視点で考える事が出来るのはそれはそれで意味があったかなとは思わなくもない。
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