原題: HOW TO TRAIN DRAGON
監督・脚本:ディーン・デュボア、クリス・サンダース
脚本:ウィル・デイヴィス
原作:クレシッダ・コーウェル
アメリカ映画 2010年
☆☆☆☆☆
まさかの実写版が今週末から公開される「ヒックとドラゴン」
今回はその新しい実写映画版で無く、元になった2010年のCGアニメ版映画1作目の方です。
ぶっちゃけドラゴンはどうしたってCGで作るしかないわけで、予告を見た感じだとアニメ版とほぼ同じ感じで、リアルなドラゴンを追求とかそういう路線では無さそう。なら別に実写にする必要無くない?とも思うのですが、その辺りは実際に見て確かめて来ます。
海とか雲とかCGアニメ版の時点でそういう部分はリアルに作ってたので、シーンによっては昔の時点でほぼ実写じゃんって思ってたし、どんな感じでしょう?海外では先に公開されてて評判も良いみたいですが。
というかこのシリーズ、日本では全然ヒットして無くてね。
私は映画3本とも大好きな作品なので、本当に悔しい。
私はですね、基本的に他人にこの映画オススメとか言いません。
だって、年に1本しか映画館に足を運ばない9割以上の普通の人が考える面白い映画と、年間100回も映画館に通ったり、今までの通算で2000本も3000本も映画を見てる人が考える「面白い映画」って同じなわけないじゃないですか。
前者の言う面白い映画を後者が見ても、いやこの程度のものを良い映画って言われても困ってしまうし、逆に後者が進める良い映画を前者が見たって、なんかよくわからなかったで終わるのがオチでしょ?
そういう前提があるので、私は他人にオススメとか簡単に言えるわけないじゃんって思う方なんですけど、ごく稀にね、どんな人が見てもこれ面白いと思えるだろうなって作品も、存在はする。
この「ヒックとドラゴン」はそんな稀な1本。多分これ、万人が見て面白いと思えるであろう作品じゃないでしょうか?
勿論、ファンタジーがそもそも受け付けない人とかも以外と居て。(それは現実とは結びつかないものだから、という・・・その、ちょっとアレというか、大きな声では言えませんが凄く浅い感じの・・・ね、まあ色々)本当に万人が楽しめる作品なんて実際はこの世の中に1本も無いと思いますが、それでも多分、濃いか薄いか、ライト層かマニアか、シネフィルとしてのリテラシーの有り無しに関わらず、これは行けるじゃないかな~と私が思う1本。
私が初めてこの作品を見た時、うわこれ「パンツァードラグーン」の映画じゃん!というのを最初に思ったりしたものですが、まあそんなマニアな視点は一度置いとくとしましょう。
まずライトな層にとっては、猫の仕草を参考にしたというヒックの可愛さとか、人が昔から夢見てきた空を飛ぶ感覚とか、そういう事に対して、単純に今まで見た事のないようなもの、あるいは夢見てきたようなものをこんな綺麗な映像で見た!みたいな感動が生まれると思うんですよね。
で、ちょっとディープな映画にうるさいタイプの人が見ても、押しつけや固定概念の危うさ、他人と違う行動や視点を持つ事の大切さ、言葉を解さなくても伝わるバディ物としての面白さとか、ああこれ見てくれだけの作品とはちょっと違うぞ、というのがちゃんと伝わる、テーマ性やメッセージ性もきちんと丁寧に描いてある作品なのは理解出来るはず。
でも子供向けじゃん?と思うかもしれないけれど、子供達に伝えたい大切な事を大人が改めて考える事の何がいけないのか?って話ですよね。しかもこの時点ではそう思ったとしても、2と3でそれがより生きてきたりもする。
私にとっての「ヒックとドラゴン」はそんな事を考える大好きなシリーズです。
いつもは自分の好きな映画でも絶対に言わないし言って無いと思うけど、この作品はマジで見て下さい。見て欲しいです、と私が珍しくオススメする映画です。
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