僕はこんな事を考えている ~curezの日記~

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特捜戦隊デカレンジャー 第1・2話

スーパー戦隊シリーズ 特捜戦隊デカレンジャー コンプリートBlu-ray1 [Blu-ray]

S.P.D.
プロデューサー:塚田英明
脚本:荒川稔久
監督:渡辺勝也 
原作:八手三郎
特撮TVドラマ 2004-05年 全50話
☆☆☆☆

デカレン宇宙の警察官

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スーパー戦隊シリーズ第28作目「特捜戦隊デカレンジャー
ニチアサ同期は「仮面ライダーブレイド」「ふたりはプリキュア
ついにプリキュアがスタートして、今に至るまで続く、戦隊・ライダー・プリキュアの3本柱が確立。

戦隊シリーズの中でも人気が高く、終了後もその後の展開が多めなデカレンジャー。私も全話履修済み。でもリアルタイムとかでは無いです。

最初はプリキュアにハマって、そこしかちゃんとは見て無かったんだけど、2013年の「仮面ライダー鎧武」で今度のライダーは「まどマギ」の虚渕玄が脚本をやるという事で、じゃあそっちもちゃんと追ってみるかとなり、そこからまどマギの元ネタである「仮面ライダー龍騎」を履修して、意外とこっちの特撮方面も面白いなと思うようになる。
じゃあ戦隊はどんな感じ?となった時に人気のあった「ゴーカイジャー」「シンケンジャー」「デカレンジャー」を履修。シンケンとデカはどっちが先だったか憶えてませんが、そこで戦隊も面白いシリーズなんだなと思うようになって、リアルタイムで全話見たのが確か「ジュウオウジャー」からだったか、戦隊シリーズもどんどん好きになっていったという感じ。

 

なんとなく俳優や声優、見た目やモチーフ・テーマで興味ありそうな最初の入口を選ぶのも決して悪くないんですけど、私が勉強のために映画を何百本も見るようになった時に重視してたのって、何かしらの賞とかとってる奴を優先的に見てたんですよね。それは「賞をとってるから面白いだろう」じゃないんです。面白さや好みは自分の主観・趣味嗜好に負う部分が大きい事はもう理解していたので、賞をとって評価されている作品と言うのは例えもし自分の好みに合わなかったとしても、評価軸がちゃんと言語化されているというか、それが何故評価されたのかわかるようになっているのが強みです。
例えば普段あまり映画を見ないような(あるいはエンタメ映画くらいしか見ない)人が、アカデミー賞とかで話題になってるヒューマンドラマみたいなものをなんとなく気になって見て見たとしましょう。そこで素直に良かったと思えれば良いですけど、正直よくわからなかった。重いテーマとかだから批評家には響いたのかもしれないな。自分は「なんだか考えさせられた」という言葉を残して、よくわからないまま退散。という人は結構多いんじゃないかと思います。そこで「考えさせられた」という表層上の言葉を使って実際は思考停止に陥っているというのが大半の人です。
自分が分からなかったのなら、評価軸に一歩踏み込んでみて、こういう理由で評価されているのかという所を理解すると、それは知識やリテラシーにもなるし、頭の良い人はそういう理解を積み重ねていたりする。(頭悪い人はそこが出来てません)

そういう部分で世間で何かしら評価されているものを、自分の好みや主観だけに頼らず、評価軸を判断材料として受け入れるって大事なんですよ。本を読むとかもそういう構造に近いですし。賞をとっている作品を鑑賞するというのはそういうメリットがあるわけです。


思いっきりデカレンジャーから話がずれた。因みにデカレンジャーが受賞しているのは「星雲賞」。これ実は学術的なものじゃなく、言わば日本オタク大賞みたいなもの。その年のコンテンツで濃いオタクに一番響いたものに選ばれてるんですよね。なるほどそれは業が深い。煮しめたクソオタクの超マニアをも唸らせる面白さがある、という意味なわけで、逆を言えばマニアじゃなければわからない可能性もありそうですが、そこはニチアサの子供番組ですから、素人が見ても普通に面白い作品になってましたし、私も戦隊初心者だったけど普通にハマれました。

 

デカレンジャーのこれまでのシリーズと違う特異な部分は、「世界征服を企む悪の組織」みたいなのが存在しない点でしょうか。勿論、最終回にはそこに相応しいラスボスとかは出ては来る。でも実は戦隊(とかプリキュアも)って商品にはならないけど、敵側のドラマやキャラクターも何気に大きい魅力の一つとしてあって、それが無いデカレンは私の中ではその部分に関しての物足りなさは当時も今もあったりするのですが、そのある意味でのマイナスポイントをカバーできるくらいに他の部分に魅力があるという事でもあります。

 

ある程度の宇宙人がもう普通に地球に移住しているという世界観で、その宇宙人に関する犯罪に対処する組織がデカレンジャー。悪の組織との日々の対立では無く、普通の刑事ドラマ的なフォーマットで事件を解決するというのが作品として特異な部分。番組としての大まかな流れとかフォーマットはそんなに過去シリーズと違うとかでは無いんですけど、いつもと一見同じだけど、その中でちょっと変わった事をやっているぞ、というのが評価された部分。180度違う事をやって、今までと違うものを目指しましたというのは簡単&リスクを伴うけど、同じ流れをきちんと継承しつつ、その中で新鮮味を出すというのが職人受けする理由というかね。

よく素人が長期シリーズに対して、もうマンネリだじゃら終わらせて違う新しい奴始めたらいいのにとか言いがちですけど、まさに素人考えと言うか浅知恵というか、そういう事じゃないんですよ。

 

デカレンはもうどうしてもファン目線で見てしまうので、どこまで客観的な感覚なのかは微妙な所ですが、やはり5人+αのキャラクターが良かったのかなと思います。熱血レッドにクールなブルーとか、いかにも戦隊の基本っぽいですけど、今思えばどちらかというと戦隊の基本にアニメキャラっぽい個性を強めたのかなという印象。リアルよりではなくアニメキャラっぽい個性の付け方は後年の今の時代なんかではスタンダードなものになってますし、この時代だと新しい感じがしたのかなという気がします。


経緯としては多分、刑事物の「○○デカ」みたいな個性付けをしようとした流れみたいな感じなのかなと。東映って特撮や時代劇・ヤクザ物とかの系譜の他にも刑事ドラマの流れも今も昔もありますし、塚田Pもそっちの流れを経験してるからこそ戦隊でも刑事物にしたみたいな話もありましたしね。

 

というか今まで戦隊で28作やってきて警察物が無かったのが逆に不思議なくらい。昔からの刑事ドラマの流れの他に、世間的には「機動警察パトレイバー」の影響下にある「踊る大捜査線」が大ヒットして、ミステリーやアクションではない日常の刑事・警察みたいな別の視点もこの時点ではもうスタンダードになってるので、結構自由度の高い刑事ドラマが作れる土台があったのも何気に大きいはず。


デカレッド/バン 熱血火の玉野郎
デカブルー/ホージー クール
デカグリーン/セン おっとり系だが実は捜査の要
デカイエロー/ジャスミン クールビューティー女子
デカピンク/ウメコ かわいい系女子

というのがおおまかなキャラだけど、私が昔から事あるごとに男の3番手が空気にならない戦隊は良作という理論を語ってきたけど、やっぱりそれは「ゴーカイ」のハカセと「デカレン」のセンちゃんの存在が大きい。主人公とライバル、あとヒロインはほっといても目立つけど、それ以外が戦隊の5人構成は以外と難しい。

初代のゴレンジャーとか、チーム物の先駆者「ガッチャマン」とかだと。
1 熱血主人公
2 クールなサブリーダー
3 デブ(大柄な見た目)
4 最年少の子供枠
5 紅一点
というのが基本にある中で、ここの3と4が難しい。ヒロインを二人にする事で、ヒロインにも個性が出せるので一つ解決。じゃあ3人目の男をいかに空気にしないか。

そこ行くとデカレンのデカグリーン/センちゃんは当番回以外でもよっこらせと逆立ちして捜査解決のアイデアを出す役割が多く、ただ背景に居るだけのキャラにせずにちゃんと存在感や役割を与えられてました。派手なバンやホージーより、私は何気にそんなセンちゃんが好きでした。

 

因みにヒロイン二人だと、二人とも人気だけどどっちかというとジャスミン人気の方が頭一つ分だけ上だった印象があるけど、私は今も昔もウメコ派です。

デカピンク役の菊地美香さんはその後声優業もされていてプリオタ的には「まほプリ」の勝木かなちゃんが印象的ですが、それ以上に「ガルパン」おじさんとしてはアヒルさんチームバレー部キャプテン磯辺典子さんですよ。
今回、デカレン1話2話を久々に見返して、定番のお風呂シーンであひるの玩具を浮かべてるの見て、ああそういえばそうだった!ウメコと言えばこのアヒル!そしてアヒルさんチームに繋がるのか!と、つい笑ってしまいました。たまたまなのかな?実はガルパンの方で中の人を含めて意図的に仕込んだネタなのかな?菊地美香=アヒルなのか。

 

劇中だとセンちゃんとウメコが結ばれる形になるが、現実だと菊地美香さん、「カーレンジャー」のレッドと結婚した後に離婚。今は今作の追加戦士枠であるデカブレイク/テツ役の吉田友一さんと再婚されたとか色々とリアルでも面白い。


後は戦隊大投票個人部門でまさかの5位に入ったデカマスター

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百鬼夜行をぶった斬る!地獄の番犬デカマスター
ホンットにカッコいいし私も大好きなキャラですが、正規の追加戦士枠では無くあくまで番外戦士枠なのにこの人気は凄い。

頼れる司令官、そして中の人の稲田徹が今も昔も愛情を籠めて特別なキャラクターとして大事にしてくれてるのも嬉しい所。勿論、スワンさんとの二人の関係も素晴らしい。

 

宇宙人が普通に居る世界観設定、なんとなく宇宙刑事シリーズとの共通点も匂わせるのもオタク的には面白い部分だったでしょうし(後に実際共闘する事になるとは)あとはやたら昭和ネタを口にするジャスミンとかもオジサン受けはしたんだろうなという気はする。かと言ってそういうマニアックな部分だけでなく、スタンダードな戦隊の良さは、敵組織が無いという部分以外は高い水準で作られていたからこその人気なのかなと。

警察権メカのマーフィーK9とか、パトライトの発光がカッコいいデカレンジャーロボとか、ジャッジメントシステムとかガジェットも面白い物が多い。


OP「特捜戦隊デカレンジャーサイキックラバー
作詞:吉元由美 / 作曲:宮崎歩 / 編曲:京田誠一

www.youtube.comレジェンド系アニソン歌手から若手のバリバリのロックサウンド曲になったというのも新しさを感じさせて良い。
1話2話でも戦闘シーンで当然のごとく使用される。

 

ED「ミッドナイト デカレンジャーささきいさお、森の木児童合唱団
作詞:藤林聖子 / 作曲:高取ヒデアキ / 編曲:亀山耕一郎

www.youtube.com若さあふれるOPに対して重鎮のささきいさおさんを読んできて得意のロカビリー風ながら、ようやくここに来て戦隊ダンスEDのデフォルト使用。で、これがカッコ良くてセンス抜群。

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ED2「girls in trouble! DEKARANGER」
歌:ジャスミン&ウメコ with デカレンボーイズ(バン・ホージー・センちゃん)
作詞:藤林聖子 / 作曲:ゆうまお / 編曲:西端幸彦

www.youtube.comヒロイン回だとEDがこっちに変更になって流れるヒロイン二人が歌うツインカムエンジェル曲。
この辺りからもデカレン人気を支えた要素にヒロインをきっちり売り出して行く部分も大きかったように思う。大友がこっそり戦隊を見てヒロイン好きだっていう気持ちを、隠れてないで堂々と楽しもうよって後押ししてくれた気がします。戦隊の隠れた魅力の一つとかじゃなく、大きなセールスポイントとしてちゃんと売り出したというか。

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デカVSアバレ

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次の翌年の「マジレンVSデカレン」があって
更に翌年は「ボウケンジャーVSスーパー戦隊」でテツが登場

www.youtube.comゴーカイジャー」TVシリーズにジャスミン&バン&ドギー
「199ヒーロー」にウメコ

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アキバレンジャー」にバン

そこからの「10イヤーズ」があって

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「スペーススクワッド」があって

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「ヒーローママリーグ」にジャスミン

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スーパー戦隊最強バトル」にドギー

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「20イヤーズ」

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見てないけど「キングオージャー」絡みのTTFC作品もあるのか

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デカレンは今でも供給が続いている特別なシリーズの一つ
という感じじゃないでしょうか


次は29作目「魔法戦隊マジレンジャー」です

スーパー戦隊シリーズ 特捜戦隊デカレンジャー コンプリートBlu‐ray2 [Blu-ray]

スーパー戦隊シリーズ 特捜戦隊デカレンジャー コンプリートBlu-ray3<完> [Blu-ray]

 

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