原題:TRON
監督・脚本:スティーブン・リズバーガー
アメリカ映画 1982年
☆☆☆☆☆
シリーズ3作目「トロン:アレス」昨日より公開。
私もタイミングを見て観に行く予定。
2作目の「トロン:レガシー」は正直微妙な作品ではあったのですが、それでも私は1作目の「トロン」にメチャメチャ影響を受けて、今でも大好きな作品の一つでオールタイムベスト10には入れたいフェバリット映画の一つ。
「アレス」も1作目ほどの衝撃はきっと無いだろうと思いつつ、映画館の暗い中で光る画面を見るというのはやっぱり嬉しいだろうなと。勿論、PCのモニターで見るのもそれはそれでデジタル感があって良いとも思うけれど、そこはソフトなり配信が出てから見れば良いだけ。ファンとしてはまずは映画館の暗闇の中で見てはおきたい。
コンピューターの電子回路の中の世界を擬人化して描く、世界初のコンピュータグラフィックを駆使した劇映画。自我を持ち暴走し始めたMPCに対し、肉体を電子化されコンピューター世界に取り込まれてしまったフリンが対抗プログラムであるトロンと共に戦いを挑む!というような話。
私はきっとこの映画よりもファミコンの方を先に触れてたはず。今のゲームなら映画と同等レベルのCGを扱えますが、最初のファミコンのドット絵なんてそれはやっぱり希望でしか無い。
ファミコンのRPGをやりながら、映画「コナン・ザ・グレート」を見て、RPGの世界の解像度を上げればきっとこういう世界が広がっているんだ!と想像したように、映画「トロン」を見て、きっとコンピューターワールドの中ではこういう戦いが繰り広げられているのだろうという想像。そこが楽しいんですよね。
特撮「電光超人グリッドマン」とか、PSやSSで出ていた「ゼロディバイド」も私は大好きでした。どちらもコンピューターワールドの世界があり、そこで擬人化されたプログラムが戦う。
あとワイヤーフレーム。ファミコンと同年代にベクタースキャン方式のCGを使った「宇宙船」というハードがあったりしたのですが、そんなのを知ったのはもう大人になってマニアの世界を知った後のお話。ちゃんとしたポリゴンが扱えるようになるのってSFCやMDの時代になってからですので、ファミコンでたまにあったワイヤーフレーム描写はあくまでSF感を出す為だけの疑似描写。
最初は「ゼビウス」のシオナイトとかでしょうか?もはや卵が先か鶏が先かな感じで、切っ掛けまでは覚えてないのですが、昔からワイヤーフレーム描写が好きでした。「バーチャロン」程に洗練されて無い「サイバースレッド」とかの方が好きだったり「コズミックスマッシュ」とか「Rez」なんかをトロンっぺぇ!とか思いながら必死に遊んだものです。
勿論、当時からこのトロン的な物が本当にリアルなものだなんて風には思っておらず、こういうものだと思いねぇ!的な見立てや想像力の面白さとして好きでした。現実パートと電子世界パートで同じ俳優が2役やってるみたいな所も面白く、そのプログラムを作った人が電子世界のプログラムそのものを演じるってのがね、なるほどそういうものかと妙に納得させられる。
実はフルCGのパートはそんなに多く無くて、スーツの光の部分とかは手書きでフィルムに加工して光ってる風にしてあるだけ、みたいな実は凄いアナログ作業だったみたいな裏話も良いですよね。時代の変化や発想の転換、そして工夫までたっぷり詰まって、当時は最新鋭だったであろうものが、逆に今はレトロフューチャー感が出て面白いというのも好きな部分。
ライトサイクルとかもね、よくわからんけどサイバー感みたいなとこが好きです。いわゆる本格SFみたいなものともまたちょっと違うのかもしれませんが、デジタルキッズの夢見たサイバー感とそれっぽさ、ぐらいの塩梅がまた心地良くて好き。
話的に面白い映画かって言われるとちょっと微妙ですが、とにかく「好き」という感情が勝ってしまう特別な1本です。
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