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獣拳戦隊ゲキレンジャー 第1・2話

スーパー戦隊シリーズ 獣拳戦隊ゲキレンジャー [DVD]

プロデューサー:塚田英明
脚本:横手美智子
監督:中澤祥次郎
原作:八手三郎
特撮TVドラマ 2007-08年 全49話
☆☆☆☆

ゲキレン 獣拳 修行中

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スーパー戦隊シリーズ第31作目「獣拳戦隊ゲキレンジャー
私的にも結構好きなシリーズで、全話履修済み。
ニチアサ同期は「仮面ライダー電王」「YES!プリキュア5」

因みに「ニチアサキッズタイム」という名称が生まれたのはここからで、戦隊の前の時間の東映アニメ(この時代は「古代王者 恐竜キング Dキッズ・アドベンチャー」で後には「バトルスピリッツ」が数作続く)も含めた4作品連動での枠組みを提示してきた。これはプリキュアシリーズのプロデュサーの鷲尾天氏が仕掛けたもの。
戦隊とライダーで「スーパーヒーロタイム」は先にあったものの、前後の東映アニメを含めて、日曜のこの時間はキッズ達がTVの前に集まる時間ですよ、と今で言う所のマーケティングブランディングを仕掛けたのでしょう。合同でプレゼント企画とかもあって公式的にはここから4年分だけしか「ニチアサキッズタイム」の名前は使って無いのだけど、それが今は「ニチアサ」としてファンの間でも定着。他の局や製作会社も真似して「ドアサ」とかの枠を定着させようとするも、ニチアサほどは定着せず、という流れになっている。

 

という事でゲキレンジャー
シリーズ17作目「五星戦隊ダイレンジャー」に続いて中国拳法モチーフ。
正義の流派の激獣拳ビーストアーツと悪の流派の臨獣拳アクガタの二つの流派の激突を描く。
ゲキレンジャーの3人だけが主人公では無く、敵側の黒獅子リオとそれに尽き従うメレのダークーヒーロ側の二人もヒーローと同列に描くというようなコンセプト。勿論、実際は全く同じくらいの尺とまでは行かないものの、リオの方もゲキレンジャー陣営と同等に修行を重ねて段階を踏んで一緒に強くなって行く的な、少年漫画のライバルっぽい描写が特徴。で、献身的なメレもまた女幹部の魅力に溢れてて、戦隊ファンの中でもメレ様はかなり人気の高いキャラな印象。

 

カンフー映画ネタがふんだんに組み込まれていて、カンフー映画と言えば師匠なわけですが、最初からの師匠でレギュラーキャラのマスター・シャーフ―以降に順番に出てくる七拳聖が


エレファント拳エレハン・キンポー = サモハン・キンポー
バット拳バット・リー = ジェット・リー
シャーク拳シャッキー・チェン = ジャッキー・チェン
ゴリラ拳のゴリー・イェン = ドニー・イェン
ペンギン拳ミシェル・ペング = ミシェル・キング(ヨー)
ガゼル拳ピョン・ピョウ = ユン・ピョウ

と往年のカンフースターがモチーフになっており、エレハン(サモハン)役は水島裕、シャッキー(ジャッキー)役は石丸博也と着ぐるみキャラに当てる声優もオリジナルの人を起用するというパロディーとしてはこの上なく豪華な遊びをやってたりする。

 

マスター・シャーフーはそもそも中国語で師匠はシーフーというのでそこからでしょうし(ってか私もそこはカンフー映画で覚えた)伝説の拳聖はブルーサ・イーというブルース・リーがモチーフになってたりするので、映画好きだけど戦隊とか見た事無いなって人にはそいういうパロディー見てるだけでも楽しいのでゲキレンジャーは入門にもうってつけ。アクションシーンもカンフー映画的な動きや武器を駆使するので非常に見応えがあって楽しい。

 

私はそこまでカンフー映画に詳しくは無いけど、まあ元ネタが全部わかる程度ぐらいは知ってるのと、圧倒的猫派な私は主人公3人のモチーフが猫科な所に親近感が湧いて、戦隊再入門し始めた初期の方にこの作品は履修していて凄く楽しめた作品の一つ。

 

ただ、ぶっちゃけ戦隊ファンにはあまり評判がよく無く(メレ様を除く)凄く言われてるのは、主人公の漢堂ジャンが野生児で知能が幼児並。ニキニキだ!とかシオシオとか、独特のジャン語で終始話すので、その辺りが子供向けっぽいという印象を持たれてしまった様子。

 

更に不幸なのは同期のライダーが「電王」で、着ぐるみサブキャラに人気声優を当てたのがメチャメチャ受けて、従来の特撮ファンの他に声優好きなアニメファンも取り込んで、やや落ち着いてきていたライダー人気を不動のものに一気に押し上げた圧倒的な話題作。しかもそのイマジンが基本4人居て色分けされてるのでまるでそっちも戦隊みたいになっちゃってるという始末。そこと比較されて不人気作のレッテルを貼られる事が多い。

 

こっちはこっちでアニメの脚本で活躍する横手美智子をメインライダーに起用するとか色々やってるし、私はアクションやパロディー部分だけでなく、全体の話とかも面白い方だと思ってるんですけどね。まあイケメン目当ての人はいくらビジュアルが良くても子供っぽい変なキャラ付けされると抵抗感とかはあったのかもしれません。面白い作品なのに人気無いのは勿体無いな~と思ってる作品の一つ。

 

ああ、あと私は初期に見たのもあってか、マスク割れに遭遇したのが多分これが最初だったかも。変身後のヘルメットのマスク部分が半壊して中の人の表情が見えたりする演出を「マスク割れ」「面割れ」と言うのですが、昔からたまにある演出みたいなんですけど、当然本来は変身後って専用のスーツアクターさんが入って演技してるわけじゃないですか。でもマスク割れて中が見えたらそれは変身前の役者が演じて無ければならなくなるわけで、勿論そのシーンだけなんでしょうけど、そこで一気に本物感が強まって、大好きな演出の一つです。

後の「ゴーバスターズ」なんかは設定上もスーツのサングラス部分の強度が弱いみたいなのあったのか、結構そこが破損して中の人の目が見える演出を多用してた印象ですが、基本的にはここ一番の大ピンチみたいな時にだけ使われる演出なので、カッコ良く印象に残るシーンが多く、好きな演出ですが、やっぱり最初に見たからなのかゲキレンでの面割れシーンがいまだに最高だと思ってたりします。

 

あとはスーツにベルトが無い全身タイツみたいなのが特徴で、スーツアクターさんのインタビューなんかだと動きやすさも違ってあれは良かったとか結構言わてるみたいですが、今の所は後継も無いと思うし、スーツアクターうんぬんまでは私はそこまで興味は無いのでそこは知識程度に。

 

ゲキバイオレットとゲキチョッパーと追加戦士が二人居るけどコンビでは無く時期をずらして一人づつってのも割と珍しい流れな気がします。

 

あとは同列の後継作品という感じでは無いものの後の「魔進戦隊キラメイジャー」において陸上選手でもあるセナちゃん(キラメイグリーン)のスポーツウェアに今作のスクラッチ社のロゴマークが入っているというお遊び設定のおかげで、実際にスポンサーになっているという流れで、伊藤かずえさん演じる真咲美希とその娘のなつめちゃんが出演。

特になつめはゲキレンの劇中ではまだ小学生だったので、演じる桑江咲菜さんご本人が大人になってお母さんと一緒に出てたので感慨深いものがありました。戦隊変身者だけでなくこういうサポートレギュラーキャラも大事に扱ってくれてると嬉しくなりますね。
リオメレもそうですけど、メイキングとか見てるとヒーローかどうかとか立場に関わらず、演者同士が一緒に番組を作ってるんだって感じで仲良くなってるの凄く伝わるので、次の「ゴーオン」のケガレシアとかもそうですけどみんなその番組を支える大事な一員なんだ感が私は凄く好きです。

 

ああ、あと心・技・体の3つを鍛えそれぞれを合わせる事で最強になれるみたいな感じで、巨大ロボも気を練ったイメージ像を具現化するみたいな、メカじゃない物として描かれてるのは珍しいパターンなのと、

レッド=アンブレイカルボディ(体)
ブルー=ファンタスティックテクニック(技)
イエロー=オネストハート(心)

と、主役のレッドがハートじゃないんだ?みたいな感じは面白い。普通だとその心が一番大事なんだって感じでレッドに回されそうなモチーフだけど、ゲキレンはそうじゃないんだと思った。一応、劇中ではそんなに生かされてた感じは無いけどイエローのランがチームリーダー・キャプテンというポジションにはなってますしね。

 

石田彰が担当する実況のバエとか、他にも変わった要素が結構多い。結果は残せなかったのかもしれませんが、定番の安定感や王道では無く攻めた野心作とかが好きなら楽しい作品だと思います。


OP「獣拳戦隊ゲキレンジャー
歌:谷本貴義 / コーラス:ヤング・フレッシュ
作詞:及川眠子 / 作曲:岩崎貴文 / 編曲:京田誠一

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1話2話の劇中だと1話でインスト版が流れるのみ。
え~!メチャメチャ盛り上がるタイプの曲だと思うけど、演出的には合わなかった感じなのかな?

疾走感があってメチャメチャカッコ良くて好きです。コロナ禍以降はカラオケ行って無いけど、昔は結構これ歌ってました。


ED「道(タオ)」
歌:水木一郎 / コーラス:ヤング・フレッシュ
作詞:藤林聖子 / 作曲:前田克樹 / 編曲:三宅一徳

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ライダーやメタルヒーローは多数担当しつつ、戦隊だと意外と縁の薄い水木のアニキだったので、ここで使ってもらえたの凄く嬉しかったなぁと生前ラジオに出演した時に語ってました。

ノリノリの曲って感じでは無いものの、前作ボウケンでは無かったダンス要素もここで再び。

 

そう!「一つの道を究める」というテーマは私も心がけている部分なので、これも凄く好きな曲の一つです。

私は器用に何でもこなせるというタイプの人間じゃ無く、むしろ何をやらせても平均以下のどんくさいタイプだったりしたので、じゃあ一つだけに絞ろうと。10ある内で全部を追うのではなく、9捨てて1に特化してやろうと思ったんですね。広く浅くとあちこちに手を出さずに、狭くてもいいから深く一つの事を極めてやろうっていうのを指標に生きてます。

まあもちろん、どっちにもメリットデメリットはあって一長一短。今は視野を広げる事も大事だよなというのは意識もしてますが、どっちかというと私はやっぱり何かを極める、道を突き詰めるという方にあこがれや美徳・カッコ良さを感じる方です。

 

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ゲキVSボウケン

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次はシリーズ32作目「炎神戦隊ゴーオンジャー」です

獣拳戦隊ゲキレンジャー(12) [DVD]

 

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