プロデューサー:宇都宮孝明
脚本:小林靖子
監督:中澤祥次郎
原作:八手三郎
特撮TVドラマ 2009-10年 全49話
☆☆☆☆
シンケン 侍 チャンバラだ
スーパー戦隊シリーズ第33作目「侍戦隊シンケンジャー」
私は全話履修済み。モチーフはタイトル通り「侍」
同期は「仮面ライダーディケイド」と「フレッシュプリキュア」
ディケイドとはクロスオーバー回があり、それぞれの番組に互いにゲスト出演アリ。
「仮面ライダーディケイド」は平成ライダー10周年のアニバーサリー作品ながら、全31話と1年に満たない話数(放送期間)なものの、それは打ち切りではなくスーパー戦隊とスタートのタイミングをずらす目的で意図されたもの。
番組開始のタイミングが同じだと、玩具の発売も同じになってしまう為、そこでパイの取り合いになるのを防ぐ為というのが理由とされている。戦隊では無くライダーの方を動かしたのは、戦隊の方がコアターゲットが低めとされている為、2月3月スタートだと入学式の前に文具やアパレル等のライセンス商品を購入してもらいやすいという意図で、「プリキュア」も同じタイミングの開始時期になっている。
シンケンジャーの追加戦士枠であるシンケンゴールド/梅盛源太役の相馬圭祐は「フレッシュプリキュア」の同じく追加戦士枠であったキュアパッションに対して同じタイミングでの追加加入で親近感を持ち、パッションの大ファンになったというのは有名。それ一つで全プリキュア大投票とかに呼ばれてました。殿を誘って一緒に秋映画見に行ったとか?その辺りは同期というのが生きたエピソードと言えましょう。
逆にライダーはシンケンジャー放送期間中に次の「仮面ライダーW」が始まってしまうので、半年ズレの同期みたいな形になる。まあそのおかげで「スーパーヒーロタイム」の告知が前半後半でライダーと戦隊どちらも2作品分の告知&締めジングルが作られるので良い部分もあるにはある。
で、シンケンジャーの話。
まずは何はともあれシンケンレッド/志葉丈瑠役の松坂桃李のデビュー作という所でしょうか。戦隊俳優・特撮俳優の中では売れた方なんて言い方に留まらない超売れっ子で今や邦画界のトップスターにまで登り詰めた。私も彼が主演貼ってる邦画何本も見ましたもの。
で、その超絶上手い演技の松坂桃李君のイメージがもう染みついてるので、久々に今回シンケンジャーを見返すと、流石に演技が拙い。そりゃあデビュー作ですし、元々が俳優志望では無くモデルからのスカウトでデビューした人で、このシンケンジャーが俳優の道を今後極めていく切っ掛けになったというのは後のインタビューとかでも語ってくれてたはず。
演技という意味ではスーパー戦隊シリーズとしてはここからデジタル撮影がスタート。ライダーの方では平成ライダースタート時の「クウガ」からそうなってたはずですが(間違ってたらゴメンなさいライダーは詳しくないので)戦隊は一つ前の「ゴーオンジャー」までフィルム撮影にオールアフレコ方式でした。撮影時に音声を収録してないってあんまり撮影背景の知識とか無い人には不思議に思うでしょうけど、フィルムだと再撮影が面倒なので、多少セリフがトチったり、車や環境の音とかの雑音なんかも気にせずに済むのでスケジュールと予算を低く押さえらえるとかでしょうか?
今でも変身後とかにはアフレコしてるけど、一つ前のゴーオンまでは全編全部がアフレコ収録で声は入れてるので、そういう部分で経験を積めるのでそこから声優の仕事も視野に入れるスキルが身に付くと言われている。別に撮影同録になったこの後も戦隊俳優から本業声優になった人も居ますけれど。
ただ、松坂桃李が爆売れする以前からシンケンジャーはファンからの評価も高く、今年放送された「全スーパー戦隊大投票」でもヒーロー個別部門でシンケンレッドが映えある1位という快挙。作品部門でも3位に入る等、50年のシリーズの中でも屈指の人気作。
人気ライターの小林靖子にゃんがメイン脚本担当。もはや有名すぎてあんまりネタバレとかは気にせずにみんな魅力の一つとして語りますが、まさか主人公のレッドが実は・・・みたいな面白い展開もありつつ、個人的に面白いなと思ったのは各々のメンバーがその話の主役になる、所謂お当番回をやっていく中で、掛け合わせというか1人だけの話にせずに他の誰かと絡めて話を作っていた印象。
そのおかげか、ちゃんと全員のキャラが立っていて立場としては殿のレッドが一強ではありつつ、他がただの部下で目立たない空気になったりしなかったのはとても良かったように思う。
チャンバラって子供も好きな要素だと思うし、レッドの武器の大剣の烈火大斬刀も絶対子供や中二心に響くやつですよね?この手の身長より大きいくらいの大剣って一時期凄く流行った気がします。私はこの手の奴、「ベルセルク」の連載第1話をこの漫画凄いよって友達が教えてくれて、物凄い衝撃を受けた記憶があります。まあ大人になるとぶっちゃけそういうのってハッタリ武器でリアリティはないわなみたいに思う部分も出てくるけど、最初は何これすげぇ!ってなりますしね。
そんな烈火大斬刀に衝撃を受けたキッズ達も結構居たのではないでしょうか?足で蹴りあげたりとか動きも面白かったんですよ。
和の世界観に、黒子とか家臣のじいやとか居たり、東映の得意な時代劇要素なんかもあれば、顔に文字が書いてあるパッと見あまりカッコ良くは見えないデザインも慣れてくるとこれが良いんじゃあないかとなる辺りはいかにも戦隊。
今考えれば風変わりな部分と、王道の戦隊の良さが上手く噛み合って絶妙なバランスの作品だったのかなと思います。「デカレンジャー」と共に、面白い戦隊の一つとして昔からよく知られた作品だったので、私も戦隊にハマって最初の方で履修した作品の一つ。
評価なんて自分の好みも反映される部分ですから、他人の評価なんて絶対的なものではないとは言え、多くの人に評価されてるものにはそれなりの理由もちゃんとあるはずでね、戦隊うんぬんに関わらず世間の評価もまた一つの判断材料である事は確かかなとは思います。実際最後まで面白かったですしね。
OP「侍戦隊シンケンジャー」
歌:サイキックラバー (Project.R)
作詞:藤林聖子 / 作曲:YOFFY / 編曲:Project.R(大石憲一郎・サイキックラバー)
1話は特殊OPで、レギュラーOP映像ではなくこの曲をバックにいきなり殺陣のアクションシーンでスタート。冒頭からシンケンジャーカッコいいじゃん!と期待を煽る。
ED「四六時夢中シンケンジャー」
歌:高取ヒデアキ
作詞:藤林聖子 / 作曲:高取ヒデアキ / 編曲:Project.R(籠島裕昌)
こちらは「ハリケンジャー」の高取ヒデアキ氏。
ダンスEDではないけど、数え唄になってるのがミソ
(1番は1~5で2番は6~10になってる)
VSゴーオン
VSが映画枠になったのもあってか別枠でアンコールOV的な「帰ってきた」もここから。これは毎シリーズあるわけではないけれども
次はシリーズ34作目「天装戦隊ゴセイジャー」です
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