僕はこんな事を考えている ~curezの日記~

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ロボコップ

 

ロボコップ

原題:ROBOCOP
監督:ポール・バーホーベン
脚本:エドワード・ニューマイヤー、マイケル・マイナー
アメリカ映画 1987
☆☆☆☆☆

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ポール・バーホーベン出世作
バーホーベンは1作目のみだけれど、フランチャイズとして大ヒット、映画2・3、後のリメイク版、TVシリーズやアニメ版アメコミ版なんかも作られ、日本でもキンチョールのCMとかに使われてた気がする。

 

ロボコップ」「トータルリコール」「スターシップトゥルーパーズ」のバーホーベンハリウッドSF3部作はどの作品も甲乙つけがたい大好きな作品でね、その中での1本だけなら批評性とかガンダム関連も考えてスタトルかなという気もしますが、ホントにどれも好き。

 

ロボコップ、確か小学生の頃に映画館で見た記憶がある。曖昧な記憶だけど初めて一人で映画館に行った作品の可能性もあるけど、明確には憶えてはいない。

勿論、宇宙刑事と同じようなもの勘違いして見たわけでもないと思うし、大多数の感想に出るけど思いのほかグロかったのは印象に残ってます。でもカッコ良さの方が勝ったし、子供心にこんなの今まで見た事無いと大満足でした。

 

今考えると「子供向けみたいなものを大人が見れる奴」が昔から好きな路線の一つとしてあるのかもしれない。

 

で、大人になってPS2のおかげでDVDが普及して私も映画を沢山見るようになってからは速DVD買いました。ポール・バーホーベンとかも意識するようになったのはその辺りからかも。

 

後半メット外すのは、俳優の顔を出す為というのは昔から言われてきましたが、スキンヘッドで半分機械に埋まってる感じがちょっと気持ち悪い感じなんだけど、それは狙いの一つでもあるだろうし、今回久々に見返してて、おっ!と思ったのはメット外す前にバイザーが割れて目だけが見えるシーンがある。

 

おお!マスク割れ演出じゃん!と思えて嬉しくなってしまいました。勿論それはロボかと思ったら中にマーフィが居て、少しづつ記憶が戻り人間性を取り戻して行く、バイザーが割れて目が見えるっていうのはその人間性の開眼みたいな演出意図はちゃんとあるんだろうけど、久々に見たら「特撮の面割れ演出だ!」と思えてしまって、カッコ良かった。

 

SFアートの空山基の影響もあるだろうけど、基本は「宇宙刑事ギャバン」のデザインを参考にしてあるので、そこはきちんと東映にも話を通してある。
ハリウッドなので訴えられるのを恐れての可能性もあるけど。キャメロンが「ターミネーター2」の時に「寄生獣」の権利を押さえたように。

で、そんな宇宙刑事ギャバンリスペクトが、ロボコップの大ヒットにっよって、逆にそれをリスペクトした「機動刑事ジバン」「特捜ジャンパーソン」辺りに戻ってくる辺りは特撮の歴史でも面白い部分。

 

そしてロボコップと言えば絶対に語りたい部分。

「いい腕だ。名前は?」
「マーフィー」
チャラララーラー ララララー(ED)

という映画史上最もテンションの上がるラストカット。
この切れ味!そこにシビれる憧れる!

 

今だとCパートあるかな?とか、最後にタイトルが出るとか、あるいはグラフィカルなクレジットとかも多いし色々な楽しみ方はあるけれど、このビシッと終わる感じも素晴らしい。映画の好きなラストカットを選ぶ時には迷わずこれを選びたい。

 

フィル・ティペットのこま撮りアニメで表現されたライバルロボ(?)のED-209も印象的だし、続編でも監督が違えばそれは別物とかそいうのも含めて、映画として色々な事を知る事が出来たマスターピースみたいな感覚もちょっとあるかもしれない。

ああ因みに「ロボコップ2」はフランク・ミラーがハリウッドに呼ばれてはりきって脚本書いたけど、実際にそこから大幅に改変されて敗北感を味わった、みたいな所でも結構有名。

 

今時の人が見たら勿論古さは感じるんでしょうけど、私は昔から好きなのもあって、今も昔も変わらないしバーホーベンの演出の面白さもあって不朽の名作。多分これ、脚本的には他の監督だったらB級のただ消費されて終わりみたいな作品になってた中で、バーホーベンの見せ方が上手かったんだろうなと思います。警察も民営化とかそういうのは皮肉が効いてて素晴らしい。

 

ロボコップ最高。

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