僕はこんな事を考えている ~curezの日記~

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28週後...

28週後...(特別編) [DVD]

原題:28 WEEKS LATER
監督・脚本:ファン・カルロス・フレスナディージョ
イギリス映画 2007年
☆☆☆★

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「28日後...」(2002)の続編。
ただ前作のダニー・ボイル&アレックス・ガーランドは制作に回り、キャストの継続も無し。凶暴化ウイルスでイギリスが壊滅したっていう世界観のみを引き継いで、そこから更に半年(約6ヶ月後)が経過した状況を描いている。

 

今回の監督のファン・カルロス・フレスナディージョは2001年に「10億分の1の男」なんて作品を手掛けていて、なんとなく監督の名前とタイトルだけ記憶にある気がするので、多分見たと思うんだけど、中身は1ミリも憶えて無い。実際見てたら今は消えた昔のブログに感想はきっと書いてるはずだけれど。
っていうか今回の「28週後...」も多分初見では無いはずだけれど、ああそういえばこんなシーンあった、みたいなのが一つも記憶に残って無く、初見と同じ感覚で見れました。

 

1作目の「28日後...」の方はゾンビ映画のニューウェーブ的な感じで話題になったけど、2作目のこれは確かあまり評判は良くなかった気がします。


でも意外と私は楽しめました。
ただやっぱり1作目と路線というか方向性は全然違いますよね。1作目は極限の中のドラマや倫理観を問う作品でしたけど、今回は普通にサバイバルホラーで、ピンチの連続で誰がどう生き残るのか?みたいな所が軸の、言ってしまえばアクションエンタメみたいな感じ。

 

私は映画にテーマとかを求めがちなので、あんまりこういうのは評価しない方なんですけど、もし世界がこうなったら?みたいなシミュレーションとして見るのが楽しいと言うか怖いと言うか、そっち方向が逆に前作はそんなに重要視されてなかったので、その点では今回の方が楽しめた感はある。

 

いや本当にリアルなシミュレーションなら、こんな状態で一般人は戻さないでしょ?とか、子供が抜け出してなんでこんなに呑気にしてられるのよ?とかツッコミ所は満載なんですけど、じゃあ国や政府・世界が本当に正しい事ばかりをするのかと言えば、それこそ状況は違えどコロナ禍を経験して、なんかね、あれで正しかったの?変な事いっぱいあったよね?とか思ったりもしますし、世の中・世間なんてそういうものでしょ?という感覚もありますので、この映画がメチャメチャリアルだとは思わないけれど、こんなものかもね?ぐらいには私は思えます。

 

姉弟の二人が実質的な主人公みたいなものですが、いやいやこの行動はNGでしょ?と思うけど、物事の判断がまだ出来ないのが子供ですしね。

 

そして当時は気にせず今だからこそ思う部分で、軍人側のキャストで、なんとジェレミー・レナーとイドリス・エルバが出てました。つ、強い。この二人ならどんな危機も乗り越えてくれそうとつい思ってしまいますが、現実は甘くないと今回はヒーロー役ではありませんでした。いや特にレナーは良い役でしたけれど。(ついで言えば吹き替えがアフランシ・シャアの横堀さんだったのがちょっと嬉しい)

 

でもやっぱりそういうアメリカンヒーローにはなれないイギリスらしさというか、イギリス人って=皮肉屋というのが世間一般のイメージじゃないですか。監督がイギリス人なのかどうかは私は知りませんが、ラストも何とか助かったと思いきや、あれ?これバッドエンドなのか!?みたいに、良かれと思ってしたことが裏目に出るみたいなのが作品全体のトーンとしてあって、そういう意味ではイギリス映画らしいなと思える作風でした。いやそれも結構表面的なものの捉え方かとは思うけれど。

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