僕はこんな事を考えている ~curezの日記~

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トワイライト・ウォリアーズ 決戦! 九龍城砦

トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦 UHD豪華版 [Blu-ray]

原題:九龍城寨之圍城
英題:Twilight of the Warriors: Walled In
監督:ソイ・チェン
原作:余兒『九龍城寨』
香港映画 2024年
☆☆☆☆★

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日本では2025年に上映された超話題作。
耳には入ってきてたのと、面白そうだし見てこようかとは思ってたものの、結局は行かずに終わってしまいました。アマプラでの無料配信があったのでようやっと見る事が出来ました。

 

ええと、私は香港映画はほとんど触れてこなかったので、そちらの文脈は全くわかりませんが、何故最初に興味を持ったのかと言えば、九龍城の方。

昔、プレイステーションで「クーロンズゲート-九龍風水傳-」というカルト作品があってね(1997年)、私はそれが大好きだったのです。

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当時はまだ無価値なオタクで映画も見てなければ世間の事も疎いどうしようもないクソオタでしたので、九龍城砦の事もこのゲームで初めて知りました。確か攻略本が2冊ほど出てたんじゃなかったっけかな?ゲームのクリエイターの方も、その本の編集の方も、実際の九龍城砦に魅了されて作品を作ってるので、攻略とかより、実質は本物の九龍城砦の資料本みたいになってた気がします。

1994年ごろには取り壊しが完了して消えていたわけですが、こんな非現実っぽいものが実際にあったものだったという所にすごいカルチャーショックを受けましたし、凄く惹かれました。

 

私はその辺りで知った知識とかしかないのですが、やっぱりそれを再現したものを映画の中でこうして見られて、そこは凄くビジュアルだけでワクワクさせられました。

 

で、やはり「香港映画」って部分に関しては文脈を知らないんですけど、近年は昔みたいに一大ジャンルって程に元気があるように思えませんでしたし、多分どっちかというと衰退してる方向にあるんですよねきっと。

だから「トワイライト」なんでしょうし、それが今は消えた九龍城砦や衰退していく香港映画そのものをメタ的に重ねて描いて、世代後退みたいな話にしてある。

 

近年の映画界の流れって、やっぱり圧倒的なアメコミヒーロー映画のブームがあって、それが今はもう収束して次の金脈をみんなが探してるみたいな感じかなと思うん出うんですけど、例えば日本でも「るろうに剣心」とか「キングダム」みたいな漫画映画をアメコミヒーローに負けてたまるかとばかりに、そこそこの予算やCGで見栄えの良い物は作れるようになってきたわけじゃないですか。

 

そういうのと近い感じで、香港映画界も俺らもああいうのに負けてらんねーよな、俺らには俺らの文化や文脈がちゃんとあるんだし、そこを再リブートさせたいよなみたいな発想で作られたのかなと勝手に想像してしまうのですが、なんとこの作品、小説が原作らしいですが、それをコミカライズしたものもベースにあるらしいですし、その上アクション監督がホントに「るろ剣」とかを担当した日本人がやってるんですね。しかも音楽は川井憲次だし!

 

しかもその上でね、背景ビジュアル良し、アクション良しだけに留まらず、ドラマやキャラも生き生きと描いてあるのが凄いなと感心させられました。

私は韓国ドラマも知らない世界だし、この作品との関連性は特に無いでしょうけど、確か韓国ドラマも漫画みたいな話やキャラだったり、この先この展開どうなるの?みたいな所の引きが強いらしいってのはちょっとだけ耳にした事があります。

 

私はアメコミヒーロー物で何が一番の面白さや売りかと言えばやっぱり社会性の部分だと思うんですよね。でも日本人ってそこ嫌うし、それこそアメコミ映画系とかのyoutuberとかはそこに触れないの。エンタメとしてしか見て無いのが凄く透けて見えて私はそこら辺の人達の動画は薄っぺらでつまんなくて見なくなったけど、韓国ドラマにせよ今回のトワイライトウォリアーズにせよ、そういうエンタメとして面白い部分ってやっぱり大切なんだなぁと思わされました。

 

途中で何度か、バカ映画なのこれ?どこまで真剣に見ればいいの?みたいに思う所もあるにはあったんだけど、それを勢いで見せてくれる強度がありました。

IGNジャパンで「RRR」を引き合いに出してたりもしましたが、確かに近い魅力だなと。
バカバカしい部分もあるんだけれど、その背後にある受け継がれてきた文脈と、カルチャーギャップがあるからこそ、こんなの今まで見た事無いぞ!みたいな新鮮な面白味があるのは確かに同じかもと思った。

 

それでいてね、先に触れたような場所やジャンルとしての歴史背景とかそういう所もきちんと意図して描かれてるんだからそこは凄いなと言わざるを得ない。
九龍城砦と同じく、縦横あちこちに繋がってゴチャゴチャしてるからこその魅力みたいなのが作品全体の魅力にもなってる感じで、そこはとても新鮮で面白かったです。

 

何でも前日譚と後日譚の制作も決定したとか?
その勢いや魅力は十分に感じられました。

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