僕はこんな事を考えている ~curezの日記~

見たもの読んだものなどの簡単な記録と感想のチラシ裏系ブログ

ホークアイ:リオ・ブラボー

ホークアイ:リオ・ブラボー (ShoPro Books)

howkeye: RIO BRAVO
著:マット・フラクション(作)
 デイビッド・アジャ、フランチェスコ・フランカビラ、
 クリス・エリオブロス(画)
訳:中沢俊介
刊:MARVEL 小学館集英社プロダクション ShoProBooks(シリーズ全4巻)
アメコミ 2016年
収録:HOWKEYE #12-13.15.17.19.21-22(2013-15)
☆☆☆☆☆

 

ニューヨークに借りていたアパートの地上げ問題から始まった、クリント・バートンのトラブル続きの日常は、いつの間にか深刻な局面を迎えていた。友人を殺され、ガールフレンドとは破局寸前、さらに相棒である“もう一人のホークアイ”ケイト・ビショップは(犬を連れて)西海岸へと去った…。そんな彼の前に、兄であるバーニー・バートンがホームレス同然の姿で現われる。かつて死闘を繰り広げた兄の登場は、何を意味するのか?一方でジャージ軍団は、アパートを奪おうと、最後の総攻撃を仕掛けようとしていた…。アメコミ史に残る名シリーズ、堂々のフィナーレ! 

 

シリーズ最終4巻。アパートを守る為の最終決戦が描かれる。

 

の前に少々時間が逆戻りし、12話はクリスマスの時に子供達と見ていたカートゥーン番組「ウインターフレンズ」が劇中劇として描かれてるんだけど、これが秀逸。見た目は動物(犬)のヒーロー物のカートゥーン番組の体で、アベンジャーズにおけるホークアイの位置付けが示唆されてるんですよね。

 

いや~、アベンジャーズが映画で大ヒットして、日本でも集合物が「○○版アベンジャーズ」だとか「アベンジャーズ的な」っていう言い回しが認知されるくらいにまでなったじゃないですか。そこは古参アメコミファンとしてとても嬉しい。一般的な代名詞として通用するくらいにまでなったって事ですからね。

でもそこで結構目にした意見として、アイアンマン、ハルク、ソーとかと比べて、キャプテンアメリカって弱く無い?盾投げて戦うなんて格下っぽいとか最初は結構言われがちでした(2作目のウィンターソルジャーでそういう声を黙らせたのも凄いけど)となると次に言われるのが、常人であるホークアイとブラック・ウィドウ。超人たちの中に普通の人間が混ざってると。いやいやいやいや、それの一体何が悪いんだ?

 

いやね、映画から入ったアメコミヒーロー初心者の意見でしょうし、別にそれに対して目くじらを立てて怒ってるとかじゃあないんですよ。なるほどな、日本のヒーローしか知らない人にはそんな風に思う訳か、と興味深い部分だったりします。誰が強いのかなんて話は小学生までにしとこうよ。

 

その辺がね、今回の劇中劇「ウインターフレンズ」でちゃんと描かれてたりするわけですよ。あいつだけ弱くね?そもそも超人たちの中になんで普通の人間が混じってんの?一体そんな奴に何が出来るんだ?って。

 

でもってその答えが今回の一連のマット・フラクション作のホークアイシリーズ全体で描いてるんですよ。もうメチャメチャ面白いし、初心者はまずこれを読めと、私はそう言いたい。

 

前巻のケイトもそうでしたし、今回のシリーズ、ホークアイはギャングとかにとにかく何度もボコボコにされます。全身傷だらけで、時に諦めかけたりもします。多分、カッコいいシーンよりも、カッコ悪いシーンの方が多いんじゃないかと。これ、どう見ても意図的に描かれてる部分です。コスチュームを着て見栄を張るのがヒーローのカッコよさなのか?

 

アベンジャーズ、或いはヤングアベンジャーズの一員としてのホークアイではなく、あくまでクリント・バートンとしての日常、ケイト・ビショップとしての日常の延長線上での戦いを描いている。

 

2巻の時の流れもあるけど、スパイダーウーマン、モッキンバード、ブラック・ウィドウも何だかんだ言ってもクリントの事を気にかけてくれて、手伝ってはくれるんですけど、アベンジャーズの方の任務が入ると、こっちは大丈夫だから世界の危機を救って来いと、クリントも彼女たちの任務を優先させるんですね。自分は怪我で行けないからと。

 

で、クリントはクリントで自分で何とかするしかない。アベンジャーズでは無い、普通の人達であるアパートの住人と協力して。ちょろっと帰ってきた兄のバーニー・バートンも強力してくれるものの、彼も決して超人とかではない(洗脳されてヴィランやってた過去はあり)。兄弟二人、幼少の頃に虐待されて育った二人は、何とかここで再び力を合わせて絶対的な力を持ち、自分では敵わない相手に「家族」として立ち向かう。

 

それでもどんどん追い詰められて行って、クリントも耳が聞こえなくなる大怪我を負ってしまう。「ピザ犬の冒険」に続いて、セリフに頼らない手話ベースで展開する話があったりと、なかなか実験してる感じで面白いのですが、最後の決戦でもかなりの危機的状況。

 

そんな中で、出て行ったはずのケイトとラッキーが遂に戻ってきてくれた。アベンジャーズではなく、ホークアイファミリーの戦いとして徹底して描いてあるのが本当に素晴らしい。

 

ラストもね、大逆転勝利でスカッとして終わるというよりは、やや苦い結末というか、余韻の残る終わり方ではあるものの、そこがまたホークアイらしさかなと。

 

エピローグとしてヴィラン連合も再び、まず二人のホークアイを消そうか、アベンジャーズでもあいつら二人は全然殺せるしな、と不穏な話が渦巻く。そしてそのヴィラン達の中にはケイトの父も居て、娘を消す事に一瞬迷いは見せるものの、そこで選んだ選択は・・・。

 

二人のホークアイの苦難はまだまだ続いていくのだ、という感じですが、今回のシリーズはそんな感じで「ホークアイ」というキャラクターの立ち位置を改めて描いたという事なのでしょう。

 

シリーズ全4巻として邦訳できちんと完訳してくれたのは非常にありがたいし、凄く面白いシリーズでした。


MCUドラマ版、予告を見た限りではこれがベースっぽいのは確かですが、勿論コミックとドラマでは設定も描き方も違いますので、まんまって事は無いと思われます。映画の方は、マーベル・スタジオ外さないな、この驚異のヒット率は何なんだ?ってなってますけど、まあドラマは今の所多少の浮き沈みはある印象。今回ばかりはこのコミックの深さは超えられないかな?と不安もありますが、それでも、こう来たか!って言わせてくれるのがマーベル・スタジオの強みでもある。そこは素直に楽しみにしてます。


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1巻

 

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2巻

 

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ホークアイ:L.A.ウーマン

ホークアイ:L.A.ウーマン (ShoPro Books)

howkeye: L.A. WOMAN
著:マット・フラクション(作)
 アニー・ウー、ハビエル・プリード(画)
訳:中沢俊介
刊:MARVEL 小学館集英社プロダクション ShoProBooks(シリーズ全4巻)
アメコミ 2015年
収録:HOWKEYE #14.16.18.20(2013-14)
 HOWKEYE ANNUAL#1(2013)
☆☆☆☆

 

ニューヨーク…人生…そしてクリント・バートンから逃れるために、ロサンゼルスに向かうケイト・ビショップ。だがトラブルからは逃れられなかった。というのも彼女とマダム・マスクは同じ人種―つまりどちらもプールサイドでくつろぐ、金持ちのセレブだったのだ!心を病んで隠遁生活を送る、1960年代のカルト・ミュージシャンの失われた名作を取り戻すために奔走するケイト。だがその一方で、マダム・マスクがケイトを見つけ出し、彼女にふたたび命の危険が迫る! 

 

シリーズ第3巻。前巻のラストで袂を分かったクリントとケイトの二人のホークアイ。ストーリー的には、クリント編、ケイト編と交互に刊行されていったそうですが、単行本では3巻がケイト編、4巻がクリント編として纏められた、という事です。

 

ちょっと前に、ケイト・ビショップなんて何で人気あるのかわからんって言ってるツイートがたまたま目に入って、ふ~ん、まあ好き嫌いなんて様々だしな、としか思わなかったのですが、3巻を読み返して成程と思いました。

 

ケイト・ビショップ、資産家の娘でボンボンなんですね。金持ちの道楽でヒーローごっこをやってるだけ、という面は確かにあったのかも。しかもホークアイを支える献身的なサイドキックとかじゃないし、さしたる経験も無いのにズバズバ物を言うとか、まあ嫌われるような要素もあるのかもしれないなぁと。

 

なかなか自分を認めてくれず、トラブル続きのクリントに愛想をつかし、愛犬のラッキーをひきつれて、ニューヨークから遠く離れたロサンゼルスへ。誰も知らないこの地でヒーローとして大成してやる!と息巻いて来たものの、飛行機を降りたとたんに拉致されて、なんとか逃走はしたものの、身ぐるみはがされ無一文に。

 

ヒーロー仲間も居なければ、親の財力も全て失う。まさにゼロからの出発でここから再起していくって、いや凄い面白いじゃないですか。ホークアイ版「ボーンアゲイン」と言っても過言では無いんじゃないの?これ。

 

自分もスーパーヒーローなんだ、誰かを救える人間になりたいんだって、無一文から始めたのが探偵業。勝手に名乗ってるだけで、多分無許可だよねこれ。勿論、お金を稼ぐ為でもある。この辺のちゃっかりさがとてもケイトらしくて素晴らしい。

 

ケイトのみならず、このシリーズ通してですが、世界の危機を救うとかじゃなくても、困っている人を助けるのがヒーローなんだっていう主張が凄く良いです。

 

最初に出会ったゲイのカップル、そして無理矢理押し入った地元の警察のおっちゃん刑事とか、ゼロから人脈を作っていくバイタリティが面白い。そして深夜のスーパーで合う、謎の男、ハロルド・H・ハロルド。彼はメンター的な役割をしてくれるのですが、この作品の為に作られたキャラではなく、ブレイドを輩出した「ドウーム・オブ・ドラキュラ」誌の古参キャラだそうで、こういうのもまた面白い部分。

 

そんなケイトを付け狙うのは、前巻までで因縁がついたマダム・マスク。ホイットニー・フロストはアイアンマンのヴィランとして登場した後に、色々な作品に登場するようになった古参の人気中堅ヴィランです。(邦訳版「ニューアベンジャーズ」シリーズでも結構出番は多かった)

 

ホイットニーも金持ちの娘というバックボーンがあるので、キャラの対比的にも面白い所です。で、更に面白いのがマダムマスクのサイコな面がより明らかになるのが今回のストーリー。

 

マーベルあるあるの一つ、「○○が死んだ!」→「あれはライフモデルデコイでした」という良くも悪くもご都合主義的に使われがちなLMDですが、そこをあえて今回のストーリーの鍵として持ってくる話が秀逸。上手いな~って感心しました。

 

アート面が素晴らしいこのシリーズですけど、それに負けず劣らずストーリーもちゃんと面白い。

 

誰もが認めるスーパーヒーローにはまだなれていない。でも、ボロボロにされながらも、不屈の闘志で立ち上がり、関わった人達からは、お前さんは立派なヒーローだ、と認められる姿はね、いやこれこそだ!と、若さゆえの無謀さとバイタリティ、そして正義感を持つケイトの事も応援せずにはいられません。

 

この1冊だけで十分にケイトの魅力が伝わりません?私は好きだな~。

 

マダム・マスクとの因縁はそのままに、事件の後始末をシールドのマリアとコールソンに任せ、クリントの危機を知ったケイトは再びNYへ!

 

という所で最終巻「ホークアイリオ・ブラボー」へ続く。


やっぱり面白かった。

 

ああそうそう、今回調べてて知ったんですけど、このシリーズ、3巻4巻は今はプレミアついちゃってるんですね。ドラマに合わせて再販されるのかな?読みたい人は電子書籍版も出てるみたいですので、プレミアで買うよりそちらで是非。


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2巻

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1巻

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お宝ショップ&ブクオフ巡り その2 宮城編

2度目のワクチン接種から2週間経過。
よし!新潟の富野展に行くぞ!と息巻いていますが、何せ県外に出るのは1年半以上ぶり。

私は山形県天童市という所に住んでいるのですが、まあ内陸の中央部の方です。以前、他県の人と話をしてて気づいたんですが、山形県って四方を山に囲まれてるんですね。盆地になってる。勿論、庄内とか海に近い方はそんな事ないんですけど、内陸の方は360℃どこを向いてもその先に山が見える。


それが当たり前だと何とも思わないんですが、その県外の出身の人に不思議な光景ですね、って言われた時に、え?そうなんだと改めて感じました。

 

押見修造の「悪の華」とか、まあ「進撃の巨人」でも何でも良いんですけど、子供の頃って田舎の閉塞感みたいなものに絶望したりするじゃないですか?この壁の中で自分の一生は終わるんだ、みたいな。それこそ自転車くらいしか移動手段が無い時は、その壁の向こうって本当に超えられないものっていう感じがしましたよね。でもないですか?

その先にはどんな光景が広がっているんだろう?みたいなのも想像出来なくて、ただ漠然とその先に行きたくても行けないもの、っていうプレッシャーだけを感じていたり。

 

いや多分、海沿いの人は海沿いなりに、この先は何も無いっていうまるで世界の終わりみたいなものを想像したりして、そういう部分でも済んでる場所によってそのメンタルに違いって生まれるんだろうな、とは思うんですけどね。私は普段見ない光景ですから、海沿いとか走ってると、特に夜とかは吸い込まれそうで正直今でも怖いですもの。

 

でもね、大人になると山なんか、簡単に車で超えられます。壁なんか余裕で文明の利器と大人の財力でサクッと超えてしまえと。

うん、大人になるって悪くないですよ。行きたいとこ、行けば良いじゃん。そんなの簡単だよ!って今なら言える。

 

変にガキの頃のこじらせを引きずったりせずに、都会の幻想になんて憧れたりもしませんでした。普段の生活は静かな田舎で過ごして、遊びたい時だけ遊びに行けばいいじゃん!その方が幸せじゃね?とか思ったり。

まあ壁の先なんつったって、行ってもせいぜい2県分先くらいまでしか行きませんので、東北全域と北関東方面くらいが私の行動範囲ですので、大した事はありませんが、山形ってあちこちに行けて良いよな、と私は思ってたりします。昔は、山形なんて何もないとこだし、なんて思ってたけど、そんなん行く気になればどこでも行けるし、良いとこだよ~って今は結構地元愛強いです。

 

これが青森だったらやっぱり上に北海道があるとは言え、海を挟んでますし、下の方にしか広がって無いんだなって感覚も生まれそうですが、山形は上にも下にも行ける。それって楽しいですよ。


ってまあ利便性を考えたら隣の宮城県の方が良さそうではありますが、私の住んでるとこからは1時間くらいで宮城なんてすぐに行けるのでだったら自分は山形県くらいで丁度いいや、とか思ったり。

 

まあ、そもそもそんなに遠出とかしない人はしないと思うので、気にして無い人も居るとは思いますが、かつての子供の頃の自分のように、山形なんて何もないただの田舎とか思って、そこに絶望してる人がいたら、いやそこを拠点にあちこち行けるんだから、山形って凄く良いとこだぞ、と言ってあげたいです。

 

・・・とか言いつつ、私の旅の目的の一つは、日常からの解放です。
地元でどんだけ抑圧されてるんだよって感じで、ある意味矛盾してますが、いや生きてると色々と大変じゃん。私は良い歳して結婚もしてない一人身ですが、家族とかいたらそのしがらみに囚われて大変だろうな~、よくそれで居られるな、わたしゃ全てのしがらみをとっぱらって自由になりたい。と普段からよく思う。

いやいや、当然、家族が居るからそのしがらみ以上に得られるものがあるんだよ、貴様にはわかるまい、ってとこなんでしょうけど。

 

はい、そんな前置きはここまでにして、宮城県です。
ワクチンを討ったって言う自分への言い訳を盾にして、とにかくここまで我慢してきたものが取り壊された感じがして、いや新潟に行く前にまずは肩慣らし。ちょこっと、ちょこっとだけ。いやこれ準備運動だから!

と、遂に封印が破られたのでした。いや~別にワクチン打ったからって重症化しないだけでコロナに感染しなくなるわけではないんだし、そういう気の緩みがまた感染第何波とかに繋がるんじゃないの?とは思いつつ、ゴメンなさい、もう耐えられませんでした。

海より深いあたしの心も、ここらが我慢の限界よ!って感じです。

 


そんなこんなでまずは1件目

 

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ブックオフスーパーバザー 仙台泉古内店

本来はここの前にもう一つ寄るとこがあったんだけど、それは後ほど。
で、ここは面積が広いので見応えがあるとこです。おもちゃ関係も充実。事前から予測はしてたのですが、何せ2年ぶり近くだと思います。流石に前来た時からそれくらい時間が経ってると、レイアウトとか品揃えとか全く未知数なんですね。端から端まで全部見てるとやっぱり相当に時間を食います。

基本は漫画、CD、DVD、おもちゃ関係が中心ですけど、文庫、新書、単行本、児童書とか、そういうとこも一通り目を通す。もっと余裕があれば、一応ゲームとか古着なんかも目を通しておきたい所ですが、これはキリが無いぞと。2~3カ月に一度行くとかの昔のペースならそれでも良かったんですけど、2年も感覚が空いてるとキリがない。

開店の10時に合わせて行ったんですけど、1時間半も滞在しました。
これはペース配分を考えないと・・・。

 

で、何を確保したかと言うと・・・

うん、何も買わずに店を出ました。
「ハートキャッチ」のBD-BOX1が欲しかったけど6万もしたので流石に買えない。ネットで出てる価格帯とほぼ同じ。昔2万5千円くらいで出てた時に買えばよかったなぁと後悔してます。昔はそこそこ見かけたんですけどね。BOX2は持ってて、というか「まほプリ」まではBD-BOXコンプリートしてあるので、そこだけ抜けてるという歯がゆい状況。プリキュアシリーズはどれもBOXの2の方は本がついてるから、そっち優先して買ってて、余裕があれば1も、っていう買い方をしてたので、モタモタしてる間にプレミアがついてしまった。

 

これはペース配分が難しいぞ、と改めて思い、ルート優先で回る事に。
ブックオフ泉バイパス店は今回はスルーして

 

2件目

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「万代 仙台泉店」へ。
全国各地にあるいわゆるお宝ショップで、宮城県は「万代」というお店のグループです。宮城県内には4店舗あって、一つはすごく北の方で、お店の規模も小さい。そっちはあえて北の方の大崎方面に行くとか、岩手回りでなければ基本の巡回ルートには入りません。

ここも随分と様変わりしたなぁ、と楽しく見て回りましたが、やはり何も買わずそのまま店を出ました。昔はここアニメ関係のDVDとかCDが充実してたんですが、いつからかそのジャンルは縮小したのが残念。


そして3件目

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ブックオフ 仙台松森店」
ここは先ほどの万代仙台泉から5分もかからないすぐ近く。


お!お宝発見。初代「ふたりはプリキュア」のサントラ1と2が揃ってて安い。早速レジに向かおうとしたものの、いやちょっと待て、これ持ってないか?と不安になってしまい。確かあったはずだよなぁと結局棚に戻しました。

うん、家帰って来てから調べたら「1」の方だけ持ってたよ。2だけ確保してくれば良かったと後悔してますが、まあ正直サントラはあれば良いか程度のコレクションなので、今回は縁が無かったという事で。めったに来ないようなとこなら、え~い後悔するより買ってしまえとなるのですが、今回はまだ序盤だし、死ぬほど後悔するわけでもないからいいか。

そんな感覚で買っちゃえって勢いで結局ダブって買った物とかも山ほどありますしね。対策として所持品のリスト化しようと前々から思っていながら、今に至るのでこんな風になっちゃうわけです。時間があればいつの日にか。いつかって今さ!

 


そして4件目

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ブックオフ 宮城利府店」
ここはリサイクルショップのオーディンと一緒になってる店舗です。ここまで何も買わずでしたが、ちょっとレアな物を発見。

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「DJCD 惨・さよなら絶望放送 番外地」
ええと、TVアニメ「さよなら絶望先生」に合わせてやってたアニラジ絶望放送のCDですね。確か10枚くらいCDも出てたかな?それの番外編的な奴で、コミケ限定とかだったような気が。しかも未開封って。当時はプレミアついてたと思うのですが、流石に今は捨て値。私的にも絶望先生は好きですが、DJCDをコンプリートまではしておらず流石にこの辺は今更感もあるのですが、500円なら別に良いかと確保してきました。

一緒に買ったのは「デッドプール:SAMURAI」全2巻。集英社とのコラボで連載してた奴で、日本人作家によるあくまで漫画です。この日本の漫画家が書いたアメコミって、キャラはそうだけど別に実質はアメコミじゃねーじゃん!と思ってしまう性質なので、1冊3000円も4000円もするアメコミを普段は買ってるけど、こういうのはスルーしちゃうのです。一応確保しておくか、と中古頼み。

 

そして5件目

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「ブックマーケット 利府店」
遂に来ましたブックマーケット。駿河屋系列で、オタク的には大好きなお店なのですが、ブックマーケット系列は近年、閉店しまくりなのです。

 

本来は山形から宮城県に来る時は一番最初にブックマーケット中山店っていうのがあったのですが、2~3年前に閉店。(コロナ前最後に行けました)
で、コロナ禍の時期に北部の方の古川店・佐沼店も閉店。え~じゃあもう北の方に行く場所無くなっちゃうじゃん!という悲しい事態に。更に言えば昔は南の方にももう1件ありました。岩手と青森も無くなっちゃったし、非常に悲しい。


新刊でなければブックオフより漫画は安いし、フィギュアとかもちょこちょこセールとかあって重宝してたのに。しかもブックマーケットは夜12時まで開いてるというのがショップ巡り的には結構なアドバンテージだったのです。

8~9時まで開いてるホビーオフ。10~11時までのブックオフ、12時までのブックマーケット、24時間か深夜2時くらいまでのお宝ショップ。そこらへんの時間を計算して回ってたので、どこもかしこも営業短縮。今はお宝ショップも24時間なんてほとんどありません。その辺が昔と比べてキツくなってます。

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ジョジョリオン」20・25・26巻
Zガンダムディファイン」18巻
「F91プリクエル」1巻を確保。
ジョジョリオンは完結したので最終巻の27巻は先に新品買ってました。
私は基本、完結してから読みたい人なので終盤の数冊だけ新品であとは中古頼みっていうケースが多いです。良くない事とは思いつつ、全部新品は厳しい。新刊を躊躇なく買う物はある程度選別しないとキリが無いのでご容赦を。

 

他にもおもちゃとかいくつかどうしようかな?というものもあったり、アダム・ウエスト版バットマンのTVシリーズのBD(シーズン1~3といっぱい入ってるのねあれ)とかも6000円くらいなら安いかと思って迷いつつも結局スルー。欲しいけど買っても絶対見ない奴だし。(そういうものがウチには山ほどあります)

そういや前回来た時は邦訳アメコミがいっぱいあったのですが、ほぼ無くなってました。私は全部持ってたので買わなかったのですが、その時は「アストロシティコンフェッション」とかプレミアついてるやつも結構色々あって、これはマニアが一気に手放したパターン?と思ってたらきっと次のマニアが引き取ったのでしょう。

 

後ろ髪を引かれる気持ちのままに次へ。
ルート的には「ブックオフ仙台高砂店」も行けなく無いですが今回はスルー。

 

そして6件目

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「万代 多賀城店」へ。
2件目の万代です。
ここも売り場面積がとても広い。レイアウトも結構変わってましたが、綺麗に整理されててとても見やすいです。

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ここでも「ジョジョリオン」21・24巻。
そして「霊幻道士」のDVD。
霊幻道士、私は大好きな作品なのです。子供の頃から好きですが、大人になって見返してもやっぱり良い。2からはコメディー色が強すぎるようになってきて、以降は正直どうでもいいのですけど、「1」だけは本当に好き。別にレアでも何でも無い、その辺に結構安価で売ってるの見かけますが、日本語吹き替え入って無い奴ばっかで、今回見つけたハピネット版はちゃんと日本語吹き替えも入ってるバージョン。道士の声は青野さんでないと、と、好きな作品ながらようやく今になって確保しました。500円で安かったし。


そして次は7件目

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ブックオフ 仙台六丁の目店」

ここは裏側が駐車場なので、裏口の方から入ります。
ここは映画関係でレアなものがいっぱいありました。
帝都物語」「帝都大戦」「帝都外伝」が揃ってる!欲しい・・・が一つ4000円とかで高い。「ゼイラム1・2」とかもあって、なかなか珍しい。他にもあまり見かけない物とか結構ありました。

でもって結局買ったのはこちら

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「シークレットリバース」
ガンダムインレ」5巻
スパイダーマンは先のデッドプールと同じく漫画版アメコミってやつです。
あんまり読みたくないけど一応確保しておくか枠。


そしてここから、これまでのルート的には「ブックオフ 仙台八本松店」も行けなくは無いのですが、前年に閉店しちゃってるようです。入りにくい場所と、小型店舗でしたので、厳しかったか。

 


お次は8件目

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「万代 仙台南」
万代3件目です。ここも売り場が以前来た時よりだいぶかわってました。
面積も広いので、色々なものを物色するのは楽しいとこです。
大型店舗はここが最後になるので、ちょっと高めだけどせっかくここまで来たから買っちゃえ!みたいな気分になりやすいのですが、今回はあくまで前哨戦とか肩慣らし感覚なので、無駄な出費は抑えます。

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ガルパンのドラマCDを1枚購入。500円なら安いし。


ここまでで夜の9時近くです。あと1件近いとこ寄って終わりかなぁと決めて、この日はお昼も食べて無かったので同じ敷地内にある餃子の王将に入ってランチ&ディナーをまとめて1食。いや久々だから凄く疲れました。

 

さてこれが最後と、ここから5分もかからない
BOOKOFF PLUS 仙台南バイパス店」へ。

 

今もそうかはわかりませんが、以前まではCDの売り場面積が東北一とか謳ってたとこです。・・・ってあれ?電気ついてるけど駐車場に車が無い。一応敷地内に入ってみると・・・え~っ、今は21時閉店だそうな。飯食って無かったら少しは蛍の光を聞きながらでも見れたかも。トホホ。

 

まあ仙台はいつでも会いに行けるから、ゴメンよララァ、僕にはまだ帰れる所があるんだ。こんなに嬉しい事は無い、と家路についたのでした。


11時前には戻れた。日曜の1日しか休みが無かったので、次の日は普通に仕事です。

つ、疲れた。いや若い時は全然余裕だったんですが、歳とるとなかなかツライ。

 

ここの先にも結構距離がありますが、「ブックオフ 岩沼バイパス店」があってそこは今年の2月に閉店。
その先にも、大分前に潰れましたがブックマーケットが1件あってその次に「ブックオフ 4号宮城大河原店」ぐらいまで回ったり。ああ、その前にホビーオフとかもあるか。

 

今回のルートでも時間が早ければ「BOOKOFF PLUS 286号仙台鈎取店」とか回れたりもします。


仙台駅前も大きい店舗ありますけど、郊外と違って駐車場が無いのでそこは1年に一度くらいしか行かないとこでした。行くなら駅前はアニメショップとかもあるのでその辺まとめてという感じ。

あとはブックオフ仙台柳生店も去年くらいに閉店したっぽい。レアなものあって割と好きだったんですけど。


更に言えばもっと前に閉店したけど鹿野店とか(ここは有料駐車場ですが、何か買えばサービス券で1時間は無料でした)もっともっと前だと「仙台幸町店」とかもかつてはありましたよね。震災後に行って2階がまだグチャグチャだったの記憶してます。


二県先とか北関東とか行くようになったのってここ10年とかの話で、昔は宮城県くらいしか来てませんでした。ナビも無い時代に行きあたりばったりで、おっかなびっくり来てたのが20年前とかになるでしょうか。


多分、何も買って無い店とかは無いはずなので、ここではあれ買ったっけかな~とか思い出がどこも沢山あります。昔はゲームショップとかもくまなく回ったり、中古が沢山置いてあった時期のゲオとかツタヤ。あとは「宝島」とか言うお宝ショップもありましたっけか?あとは今はほとんど無くなったけど古本屋とかもね。アダルトショップとかも昔は結構回ったりしたっけか。

 

そんな感じで宮城県は昔から何十回と足を運んでる所で思い出がある場所なのです。


私は「ジョジョ」は4部派な人ですが、それもそんな感じで、ご近所感覚が強かったからっていうのも大きいです。

 

今回も痛感したのですが、本やCD、DVDとか現物ではなくネット内で完結する時代にもうなっちゃってますよね。しかも終わらない不況で、ますますそういったものにお金が回らなくなってくる。
以前の「福島編」でも書いたのですが、もうこういう楽しみ方も先は長く無いな、と思ってます。じゃあ最後ではないけれど、各県回ってその記録を残しておきたいなと思ったのが前回の福島編だったのですが、その後コロナ禍に突入。1年半ぶりに今回の第2回になったのでした。

 

世の中みんなが幸せになれればいいのになと私が思うのは、こういう所も含めてだったりするんですよね。経済が上向きになれば物が溢れてまたこういうお宝探しもより楽しくなる。いや、今は値段がネット基準になっちゃって、こんなレアなものがこのお値段で!?っていうケースは少なくなってくるのですが、それでもね、他人は欲しくない物だけど自分は欲しい!みたいなものは安く手に入ったりもするわけで、そこが楽しいと。

 

もはや日本は先進国ですら無くなってしまった、という現状認識もあるにせよ、その中でもね、倍倍の経済発展なんか夢物語だとして、せめてゆるやかにぐらいは経済も回って欲しい、と私は思うのです。そして、みんなが幸せになれたならな、と願わずにはいられません。

 

さて次回は予定的には新潟県上越は流石に遠すぎて1度も行った事が無いのですが、長岡くらいまでは回りたいとこです。

 

もし今回の記事が面白かったら、またその時に是非読んで下さいね。

 

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スーペリア・スパイダーマン:ゴブリン・ネイション

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SUPERIOR SPIDER-MAN: GOBLIN NATION
著:ダン・スロット、クリストス・ゲイジ(ライター)
 ジュゼッペ・カムンコリ、ウンベルト・ラモス、
 ハビエル・ロドリゲス、フィリップ・ブリオネス(アーティスト)
訳:秋友克也
刊:MARVEL ヴィレッジブックス (シリーズ全5巻)
アメコミ 2021年
収録:SUPERIOR SPIDER-MAN #26-31(2014)
 SUPERIOR SPIDER-MAN ANNUAL#1-2(2014)
☆☆☆☆★


全ての物語はこの最終章につながる!スーペリア・スパイダーマンが敗れた事で、グリーンゴブリンはニューヨークの裏社会を掌握した。自らの責任を痛感したオットーは、ゴブリンを叩き潰すのが自らの役目と、再び動き出す。スーペリア・スパイダーマン最大の戦いが今始まる!


スーペリア・スパイダーマン最終5巻。通販限定で見事最後まで刊行してくれました。
とか言いつつ、この直後に展開された「スパイダーバース」で#31・32号が刊行されて、そっちは2099年の未来に飛んだ番外編的な展開。スパイダーバースにスーペリア版も参加させたかったから、という事情のようです。邦訳版も以前出ていた「エッジ・オブ・スパイダーバース」に収録。

 

更に後の「スパイダーゲドン」展開ではスーペリアオクトパスとしてマイルス君と共にメインを張ったりと、人気のほどが伺えます。

 

SSMシリーズの裏で暗躍してきたゴブリン・キングが遂に表舞台へ。オットーを出し抜き、ニューヨークはゴブリンの支配下におかれてしまう。スパイダーマンVSゴブリンでありつつ、スパイダーマンヴィランのナンバー1とナンバー2の対決っていうのも強調されてるのが非常に面白かった。

 

スパイダーマンの悪役と言えばまずはやっぱりノーマン・オズボーンのグリーンゴブリンです。そして次がドクター・オクトパス。ここはサム・ライミ版の映画でも踏襲されてましたし、誰もが納得する所でしょう。んじゃ3番手は?って考えると意外と難しい。

 

ライミ版の映画では3はサンドマンとヴェノムでした。まあヴェノムは特殊な位置ですし、続く「アメイジングスパイダーマン」ではリザード、同2ではエレクトロ(と、おまけでライノ)MCU版だと1作目がバルチャーで2作目がミステリオ。う~んどれも甲乙つけがたい。


映画にはまだ出てないけど後はクレイブン・ザ・ハンター辺りがスパイダーマンと言えばのヴィランでしょうか。やっぱり長く活躍する初期ヴィランは強い。申し訳ないけど、インヘリターズとか言われてもちょっとぱっと出な感は否めない。

 

それはともかく、ノーマン・オズボーンはスパイダーマンのアークヴィランを超えて、シールド解体後に継続組織のハンマーの長官になってダークアベンジャーズを結成したり、どんどん格が上がっていった印象。(勿論こうして失墜するわけですが)

 

ドクター・オクトパスもエピソードこそ豊富なものの、そこに幾分差は感じてしまいますね。そんな中でのスーペリア・スパイダーマン展開ってやっぱり面白かったんだなぁと。それこそヴェノムみたいにヴィランのヒーロー転向なんていくらでもありますが、ええ~ドク・オクがヒーロー転向してそんなの受け入れられるのか?って気はするものの、それを見事に成し遂げたのはやっぱりこのシリーズが物凄く面白かったからですよね。

 

解説書にもありますが、いずれピーター・パーカーが復活しないはずが無いと誰もが思ってる中で、ドク・オクのスパイダーマンもこれはこれでアリだなと思わせてくれたんだから凄いです。

 

ただ一つ難点を言えば、ピーターが復活するに当たっての、どんな展開で復活するんだ?っていう部分に関しては非常に弱いかなと。え~?結局はこんな簡単に戻っちゃうんだって正直拍子抜けしました。いやそこはあくまでロジックの部分としてですけど。

ドラマとしては十分に盛り上がりましたけどね。スーペリア・スパイダーマンとしては追い詰められてしまって、自分ではもうこの危機は乗り越えられない、でもピーター・パーカーなら?という所での満を持しての復活。

 

かつてスパイダーマンが恋人のグウェン・ステーシーを救えなかった重い過去がある中で、今のオットーの恋人であるアナマリアを救う為、自分の命やプライドまでかなぐり捨てて、本物のスパイダーマンであるピーターに託す。ピーターも、同じ過ちは繰り返さない!というのは燃える展開でした。

 

もう誰の命も失いたくない!全員を救うんだ!・・・いや、オットーだけは救えなかったか、というエピローグがなかなかに染みます。

 

ゴブリンもその強さは健在で、科学者としてはドク・オクの方が上かなと思ってたけど、オズコープのテクノロジーは引けを取るものでは無い、というのはなかなかに面白い展開でした。

 

周辺の人々の顛末とかも一応ケリがついた感じで、クライマックスとしても申し分なし。アルケマックス社の台頭とスパイダーマン2099への設定の繋ぎ方とか、そのスパイダーマン2099のミゲル・オハラも今回ちゃんと活躍してくれますし、非常に満足度の高い1冊でした。

 

当然、ユニバースとしては終わりは無いわけですけど、アメコミでもこういう区切りの最終回展開の面白さってちゃんとありますし、こうやって最後まで刊行してくれたのには感謝しかないです。

 

で、ここから「スパイダーバース」→「スパイダーゲドン」になるわけですね。スパイダーバースは読んでますが、ブログ書く前でしたし、いずれ読み返して感想は書いておきたい所です。

 

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小説 ハートキャッチプリキュア!

小説 ハートキャッチプリキュア! (講談社キャラクター文庫)

著:山田隆司
刊:講談社 講談社キャラクター文庫819
2015年
☆☆☆☆

 

「おまえが月の光なら、
 私は月の影!」
ダークプリキュアはなぜキュアムーンライトを憎むのか!?

 

という事で「ハトプリ」小説版です。
「まほプリ」小説の時にも少々書きましたけど、TV放送時にリアルタイムでメディアミックスとして刊行されたものではなく、2015年から少しの間展開していた小説プリキュアシリーズの第2弾として刊行されたものです。1弾の「小説ふたりはプリキュア!」もそうだったのですが、子供向けのジュニア文庫みたいなものじゃなく、完全に大人のファン向けに書かれたものです。

 

フィギュアとかムック本とかはあっても、一つの作品として大人のファン向けに作った作品っていうのはプリキュアでは結構なレアケースでした。大人のファンが居る事は作る方も承知している上で、あくまで子供向け作品である事を大前提に、そこから外れないようにするというのがプリキュアシリーズの基本事項として今もあるし、今後もそこは重要視されていくもののはずです。ただ、ワンフェスとかでも終了から3年経った後なら(確か3年だったはず。そっちは詳しくないので多分です)当日版権の許可を出してたり、今後は20周年に向けて親子コンテンツを目指すっていうのは制作側の方からもコメントは出てますので、その辺りは状況に応じて、っていう所なのでしょう。

 

小説プリキュアシリーズもそんな企画の中の一つだったんでしょうけど、大人向けが6冊。子供向けが2冊で今の所止まってしまっていますので、結果は上手く行かなかった、という感じでしょうか。ぶっちゃけファンの間でも「小説プリキュアは暗い!」程度の事しか語られない印象。

 

終了したシリーズの新しい話が読めるっていう部分では素直に嬉しいですし、いつかまた仕切り直しで復活してほしい所です。

 

ほとんどの作品はアニメの方のシリーズ構成の人が小説も書いてるので、2次創作ではなく本家感はちゃんとあるんですけど、多分、内容的には結構作家が好き勝手自由に書いてると思われるので、実はそこがネックなのかなぁとも思います。

 

たまに、大人向けに振りきったプリキュアを作って欲しい的な事を言う人も居ますけど、そういう人はまず小説版を読んでみると良いと思います。プリキュアは基本子供向けだけど大人が観ても面白い、ぐらいが良いのであって、小説版みたいに最初から大人の読者を想定して書いちゃうと、なんかちょっと違うなって感じること請け合い。いやまあどれもつまらないわけではないんですけど、なんかちょっと思ってたのと違う!感が結構あったり。

 

言われないと気付かない人も中には居ると思うんですけど、プリキュアシリーズって、絶対に「殺す」とか「殺した」っていう言葉は使わないんですよね。プリキュアは勿論ですが、敵のセリフであってもです。それに関係する部分があっても、「倒された」とか「失った」とかそういう言葉に置き換えられる。理由は簡単、子供達にそういう言葉を使って欲しくないからです。

 

別に本気の言葉ではなくても、子供達は作品内の言葉を真似しちゃったりしますからね。「子供向け」と一言で表しても、それは内容が単純とかでなく、そう言う細かな部分にまで気を使って作られている、というのがプリキュアです。何かのインタビューでその辺に触れてるのを読んだ時、初心者だった私は、へぇ面白い部分だなって思ったのでした。

 

でね、今回大人向けだなと思ったのって、今回の小説でその言い回しが普通に出てくるんですよ。TV版では背景が全く語られず、割と謎な存在だったラスボスのデューンのバックグラウンドが語られる場面で、殺されただの殺しただのって。

 

最終回の時の感想でも触れましたが、私はハトプリ初見の時って、ラスボスの動機がよくわかんないな?敵側の理由とかも合った方が作品としてはもっと深みが出るんじゃないか?って。

で、その数年後にこちらの小説版が出て、その時にすぐに買って一度読んでるんですけど、こっちだとデューンの動機がちゃんと描かれてるんですね。

ああ~、こういうのだったら描かれなくて正解だったかも?と正直思ったのでした。

 

あと、ダークプリキュアの最後のシーンとかも、あのほほ笑みはムーンライトに対しての勝ったぞっていう笑みだったと描写されてたりするし、その前はサバーク博士を愛しているとかそんな描写まである。

 

デューンにしても、ダークプリキュアにしても、真相はこうだったのか!みたいな部分もあるにはあるけど、そこは観てる人が自分なりの解釈で受け止める、ぐらいの方が良かったのかもね。とも同時に思ったのでした。

 

この辺はプリキュアに限らず、アニメでも映画でもゲームでも何でも良いけど、設定とか心情とか全てを提示せず、ある程度までにしておいて、あとはあなたの感じるままにでいいですよ、ぐらいが丁度良いのかもね?なんて思ったりもするし、難しい部分です。

 

設定と言えばプリキュア温泉。後付けじゃなく元からある設定で、児童誌なんかでは触れられてたそうですが、コッペ様の中に温泉があって、その中で体力回復とか出来るっていうのがあるんですけど、今回そこが描かれてて、それは別に良いのですが、最終決戦の流れの中で出てくるので、その構成はどうなのよ?TVで観たクライマックスの流れがぁっ!と非常にもどかしい感じでした。

 

なんか不満な部分ばっか先に書いちゃったけど、良い部分も勿論いっぱいあって、TVシリーズでは裏主人公的なポジションだったゆりさん/ムーンライトですが、今回の小説は最初から最後までゆりさん視点。あくまで月影ゆりが主人公という形になってて、これはやはり観てみたかった作り。

 

しかもちゃんとゆりさんが初めてプリキュアになった所から描かれるので、TVアニメでは描かれなかったエピソードゼロ的な作風でもありますし、ホントにTV1話の冒頭に繋がる所まで描かれるので、プリクエル(前日譚)物としても大変嬉しい部分。

 

もうね、コロンが生きていて出会いからムーンライトと一緒に戦う所までちゃんと描写されてるのは、感涙物ですよ。それだけで1億点あげたくなるくらい。

 

そこからTV版の流れに入って、ムーンライト復活、そして最終決戦があってエピローグ部分まできちんと一貫してゆりさん視点。

TV版見返して、つぼみも良いなと改めて思ったりはしましたが、私はプリキュアに興味を持ったのってやっぱりムーンライトとダークプリキュアだったりするので、ゆりさん主役ってとても嬉しい。

 

基本はTV版の流れやセリフを踏襲してますが、デザートデビル登場から薫子さんがデューンにつれていかれるのが直ぐの流れになってるので、小説版としてはクリスマス回でキュアフラワー復活とかは無いと思われます。そういう部分でもし不満があっても、あくまでパラレル的なもの、あくまでこれは小説版ですよっていう割り切りをしても良いのかなとは思います。

 

ああそうそう。薫子さんと言えば、プリキュアパレスの試練で、先代プリキュアと戦うって下りでは、キュアフラワーはキュアローズと戦ったって書いてありますね。プリキュアのまとめ記事とか動画で、非正規プリキュアとか纏められる時、映画版で触れられた「キュアアンジェ」とかは語られますが、キュアローズの事に触れてるのは観た事無いので、その辺指摘してあげればきっとあなたもプリキュア上級者です。

勿論、イラストとかは無いですけども。ってか今回表紙絵以外は挿絵とか1枚も無いので。何体か画面に映ったプリキュアパレス内のプリキュア像の中の一つがキュアローズかもよ?ぐらいで一つ。

 

そういえば、小説内でも直接の描写は無いですが、デューンにくっついてた謎の生物。あれがもしかしたらデビルなのかも?デューンはデビル信仰にハマってどんどん邪悪な存在に変わっていったって事なので、デザートデビルもその辺の設定と繋がってて、そう考えると、あの謎生物がデビルの本体的なのがとりついている状態、とも思えなくもない。

 

TVシリーズの補完としても読めますし、気になる人は是非。
小説プリキュアもいずれは取り上げたいと思ってますので、またその時に。

 

割と暗い話ばっかの中で、フレッシュは確かOVA感覚で楽しめた気がしますが、詳しい内容憶えて無いので何かのタイミングで読み返したい。

 

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ホワット・イフ...?(MCUその28)

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原題:WHAT IF...?
シリーズ監督:ブライアン・アンドリュース
アメリカ 配信アニメ 2021年 全9話
☆☆☆☆

 

マーベルスタジオ制作の初のアニメシリーズ。
MCUの正規のシリーズ作ながら、まあアニメだし、もしもの世界を描く1話完結のオムニバス集だしな・・・ぐらいの派生作品として楽しんでましたが、まさかこう来るのか!という感じで、最後まで見終えると、いや流石はマーベルスタジオだ、と唸らされました。

 

全9話とやや中途半端な話数ですが、コロナの影響で制作が遅れて1話飛んだそう。おそらくは最終話で出ていたサノスの装備を纏ったガモーラの話だと思われます。シーズン2の制作も決定していて、そちらに回す事になったとか。

 

ただ、シーズン2があるとは言え、思わせぶりな展開で次へ続く、的な良くも悪くもなアメリカドラマの終わり方では無く、9話できっちりストーリーとしては一区切り。私、1話づつのクリフハンガーは良いと思うんですけど、シーズンをまたぐクリフハンガーは良く思わないタイプで、同じMCUドラマなら「ロキ」がそれやっちゃってて、私の中で評価が低くなっちゃった要員の一つです。MCUじゃなくDCの方でも「タイタンズ」がそれやってて思いっきり萎えた。

 

まだ解決していない謎が残ってる、ぐらいならまあ良いんですけど、一応の区切りはつけてほしい所。というかオムニバス作品で区切りとか言ってる時点で多少ネタバレ気味ですが、とりあえず1話ごとに一言感想。

 

の前に、今回を「シーズン1」として語るなら、MCUのフェイズ3までという枠組みの中でのホワット・イフ。あくまでここまでのMCUの世界観でやっているというのが特徴。もしもウルヴァリンキャプテンアメリカの代わりになっていたら?とかそいういう未登場のX-MENネタとかは使えない感じで、一応MCUの世界観と繋がっているとされていたネットフリックスのデアデビルとかのドラマとかのネタも無し。

今後デッドプールとかもMCUに合流してきたなら、その時は使えるはずなので、ますます「もしも」の幅が増えて行くでしょうし、そうなればまた「ホワット・イフ」の新シーズンが始まった時により新鮮味を維持していけると。そこは面白味ですよね。今回はMCUフェイズ3までの登場キャラっていう枠組みがどんどん使えるキャラが増えて行くって感じで、そこは楽しみな部分。

 

そして日本語版らしいお楽しみとして、言語だと多くのMCU俳優がそのまま声優やってたりして、特に、お亡くなりになられたブラックパンサー役のチャドウィック・ボーズマンさんとかは先にこちらの収録は済ませてあったりと言語なりの良い部分もあるんですけど、MCU俳優全員が参加してるわけでもなく、例えばキャプテン・アメリカ役のクリス・エヴァンスは代役になってますが、日本語版は中村悠一がそのまま続投と、そこは違和感なく観れて嬉しい部分です。逆に芸能人関係の声優は全員本業声優に置き換えられてますが、今までと違う違和感はありつつ、個人的にはやっぱり声優さんの方が声の表現力は豊かだと思うので、そこもアリな方向で。

 


■第1話 もしも…キャプテン・カーターがファースト・アベンジャーだったら?
ペギーがスティーブの代わりに超人兵士になる、という面白い展開ながら、ああ、じゃあスティーブの活躍は無くなるのか、と思わせておいてのあのひ弱なままスティーブもヒーローになるというのが最高。

 


■第2話 もしも…ティ・チャラがスター・ロードになったら?
こちらはブラックパンサーの話では無く、ガーディアンズがメイン。頼り無いクイルと違って超有能なティチャラがリーダーだと宇宙の勢力もこんなに変わる!なんとサノスまで部下っていう驚きが凄い。

 

■第3話 もしも…世界が最強のヒーローたちを失ったら?
アベンジャーズが結成されない世界。速効で死ぬトニーの扱いが酷いけど笑えます。なんとフューリーを憎むあいつが黒幕だった、というのが良くも悪くもで面白い。

 

■第4話 もしも…ドクター・ストレンジが手の代わりに恋人を失ったら?
ストレンジ版「まどかマギカ」か「シュタインズゲート」30分という短い尺でまどマギとかシュタゲを再現

 

■第5話 もしも…ゾンビが出たら?
原作でも人気の「マーベルゾンビーズ」のMCU版。権利的に色々ありそうなスパイダーマンもメインで登場。生き残ったチームもいろんな作品の寄せ集めで結構新鮮な面子。一人、こいつ誰だ?という普通の人が交じってたと思ったら、アントマンの泥棒仲間のあいつだったのか。

 

■第6話 もしも…キルモンガーがトニー・スタークを救ったら?
まさかのキルモンガー主役回。人気キャラですが、1回で出番の終わったヴィランをこんな形でMCU内で色々な絡みが観れるという面白さ。オムニバス作品として見るなら、1話2話とこの6話が特に面白かったかも。

 

■第7話 もしも…ソーがひとりっ子だったら?
マイティ・ソーならぬ、パーティ・ソーが描かれるギャグ回。シリーズ屈指のコメディ話なのに、こんな不穏なラストで終わっちゃうの?本筋ではない世界だから、結局は消滅する世界って言う縛りがあるのかなぁ・・・

 

■第8話 もしも…ウルトロンが勝ったら?
キルモンガーと同じく、1回のヴィランで終わったウルトロンを再評価させる回か。原作でも何回も復活する大物ヴィランの一人だしねぇ・・・サノスの代わりにウルトロンが全てのインフィニティストーンを集めて手に負えない強さに。

 

・・・って、ん?ええっ?まさかのマルチバース介入に、あくまでただの監視者だったウォッチャーのとこまでウルトロン来ちゃったぞ?つーかウォッチャーお前戦えるんかい!
ええぇぇぇ?という驚きの展開で次回へ続く。


おいおいおいおい、これは予想外。

 

■第9話 もしも…ウォッチャーが誓いを破ったら?
まーさーかーの!ただのオムニバス作品かと思いきや、今回の「ホワット・イフ」全話がここに収束して一つの繋がった話に。
各話から代表者が選ばれて「ガーディアンズ・オブ・マルチバース」結成!

マジか!?これは予想外です。これは1作品内アベンジャーズ、1作品内エンドゲームみたいな展開に。キャプテン・カーターとナターシャの友情が熱い!そして二人ともシールドで戦うのが最高にカッコ良いです。コメディリリーフとしてのパーティ・ソーも楽しい。

 


いや~面白かった。8話9話が無ければ、楽しかったけどまあ普通かな?ぐらいで終わってたものを、こう来るのか!流石はマーベルスタジオ制作。楽しませ方を心得てるなぁと改めて感心してしまった。

 

今回の脚本で、この先のMCUで使われそうなネタはアイデア出しの時点でボツにされちゃった話とかもあるそうで、最初に言った通り、フェイズ4以降の作品もシーズン2とかなら使えるそうなんですね。「シャン・チー」に「エターナルズ」といった新参キャラに、ドラマシリーズのキャラ、そして今後いずれ登場していくであろう「X-MEN」とか「ファンタスティック・フォー」。「ブレイド」や「デッドプール」もそうですね。どんどんネタの幅が広がっていきそうじゃないですか。本編では扱いの悪かったキャラや、本編では実現しなかった顔合わせとかも、このシリーズならいくらでも出来ると。

 

これ、可能性はまさしく無限に広がりますね。まさしくマルチバース

 

私はMCUって、最前線のエンタメ作品でありながら時代性とか社会性とかもきちんと含ませてある辺りが特に評価してる部分でもあるので、そこに関しては一つの作品としてはちょっと弱いかな?という気はしますが、世界一のIPと言われるくらいにまで成長したMCUですから、こういうファン向けに特化した作品もこれはこれで単純に面白かったし、満足は出来ました。

 

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ゲッターロボアーク

ゲッターロボ アーク 1 (特装限定版) [Blu-ray]

監督:川越淳
原作:永井豪石川賢
TVアニメ 2021年 全13話
☆☆☆

 

ニコニコ動画で全話一挙放送をやってたので、そっちで観ました。
ただ正直に言うと、ちょっと他に手元で作業とかしながらだったので、やや流し観に近い状態。細部の細かいとこまでは憶えて無かったりするのでその辺はご容赦を。

 

以前にも1度書いたのですが、ゲッターロボは全く思い入れとか無かったものの、スパロボとかでお馴染みですし、一度ちゃんと知っておこうかな?という感じで文庫版でゲッターロボサーガを揃えて一気読み。これはなかなか面白いなと、その後にOVAシリーズを見た感じで、好きな作品ではあるものの、大ファンかと言えば、そこまででもない、ぐらいのスタンスです。

 

今回、「アーク」がアニメ化するという事で、とんでもない企画だなぁと思いながらも1話だけ見て放置してたのですが、一挙放送があるなら見ておこうかという感じです。アニメもね、観たいやつ興味あるやつ結構あるんですけど、私は映画とかつい優先しちゃうんで、なかなか見る時間がとれません。ただでさえブログ書く事で結構な時間を使うようになっちゃって、ますます時間が・・・。

 

そんなんもあって、今回はガッツリ深い分析とか、思い入れをたっぷり語るとかではなく軽い感想程度に。

 

当ブログではこれまで漫画「デヴォ」とOVA「神ゲ」「ネオゲ」の感想とか書いてますが、何故か割とゲッター関係はPV数が高いんですよね。ぶっちゃけ大した事は書いてないし、役立つ情報とか全然無くて、テキトーに書いた感想だけなのになぁと不思議に思ってます。割と他の人は書いてないプリキュア分析で気合入れてガッツリ書いた記事とかの方をむしろ読んで欲しかったりするのですが、そういうのよりゲッターの記事の方が引っかかるって何じゃらほい?と思ってたり。読んで欲しい記事が読まれなくて、どうでもいいやつが読まれやすいとかいうブログあるある。

 

ネットだとゲッターロボ関連の記事って少ないのでしょうか?絶対数が少ないから、ウチみたいな辺鄙な所のチラシ裏ブログが検索で引っかかったりするのか?という気がしてます。

 

それはともかく、アニメ版アークの感想。

一番最初に思ったというか、興味が湧いたポイントは、「これ、どこまでやるの?」という部分です。ご存知の通り、「アーク」はゲッターロボサーガの最終章に当たる部分ですが、原作者の石川賢先生が亡くなられた為、未完です。

 

まあ基本的に永井豪石川賢と言えば、風呂敷を広げるだけ広げておいて、「俺達の戦いはこれからだ」ENDが非常に多い作家です。もはやそこまで含めて今だと作家のカラーになっちゃってるような面もありますし、要所要所でアニメなりの補完部分は入れつつ、やっぱり投げっぱなしエンドで終わるというのも、それが原作リスペクトだから、で許される部分ではある。「そうか、そういう事だったのか」とか言わせておいて、あとは投げちゃえっていうのもある意味凄くゲッターロボらしいって言えますよね。

 

以下はネタバレですので、同じように「最後はどこまでやるの?」と、そこに興味を持ってる方は、まずアニメの方を見て下さい。

 


で、結果は

 






 

基本は未完エンドのままです。ゲッタエンペラーのその後の顛末とかがアニメオリジナルで描かれたりはしませんでした。

 

ただラスト2話辺りはほぼアニメオリジナルで、アークチームの3人のその後とか、隼人の最後とかが描かれて、ゲッターロボサーガの最後ではなく「アーク」という物語の締めくくりっぽい作りにはなってたかなと。

 

シリーズの中で、常に残される存在であった隼人が遂にゲッター線と融合、みたいなものは意図的に強調されて描かれてましたし、拓馬、カムイ、獏が一度はそれぞれの道を選びながらも、再び集結、「3つの力を一つにすれば」というゲッターらしい上手い脚本だなと思いました。

 

俺タタENDではありますが、「ゲッターロボアーク」の物語としてはここまで。次はまた別の新しいゲッターサーガの物語があるんだよ、という解釈で良いと思います。

 

ただ、それを今後私達が観る事が出来るのか?っていうのがまあ微妙な所。どちらかと言えば私は少数派の意見かなとは思うのですが、私個人としては、原作者の手を離れた所で、他者が勝手に続きを書いても良いと思ってる派です。

 

今回のアニメ、未完に終わった原作の先までは描いてませんが、そこをちょっと匂わせるぐらいの追加要素っていう感じでしたよね。私はそこをガッツリ描いて欲しかったなぁ、と思った方です。

 

それは石川賢が想定していたもの、思い描いていたものでは無いかもしれませんよ。でもそこは本来の作者が書いたものとはまた別とハッキリさせた上で、別作者が描いたその後っていうのは私はあっても良いと思う派です。

 

同じように作者が先日お亡くなりになられた「ベルセルク」も私は誰か引き継いで描いて欲しいと思ってる派です。勿論、それはそのまま続刊とかではなく、ここから別の作者が書きましたっていうのを明確にした上での続きであってほしいです。作者が違うならそれは正規の続きじゃないなって思う人は読まなければいいだけの話だし、別の作者で良いのならこういう続きもあるよ、っていうのはあっても良いかなと。私はアメコミ慣れしてるので、違う作者が続きを書くって慣れてる所もありますし。

 

それが面白いものになるのかはホントに未知数。玉砕して、やっぱ何か違うよな、って言われちゃう確率は結構高い気がしますが、アナザー的な感じでね、一応物語としてはこういう続きがあるよ、っていうのは欲しいかなと思います。

 

ゲッターロボデヴォリューション」も割とそれに近い部分もありました。ただこれまで様々な媒体で描かれてきたゲッターは並列世界なんだっていうのも、アメコミファン的には物凄く今更な話で、デヴォも大絶賛まではしませんが、そこそこは面白かったし、そんな感じで川越版ゲッターとして「アーク」の次のサーガとかもオリジナルでやっても面白いかなぁと。

それこそ、これが本当のゲッターロボの最終章とか煽って劇場版やるとかね。まあそこで大成功出来る程にはゲッターのファンというか、コンテンツとしての力は無いかなぁという気はしますし、無謀な感じはしますけど。

 

かつて石川賢の担当編集者だった中島かずきが「天元突破グレンラガン」で自分なりのゲッターロボへの始末の付け方を描いたみたいなのでも良いし、総スカンを喰らう可能性もありそうだけど、個人的には長谷川裕一とかにゲッターへの彼なりのアンサーとか始末の付け方とか書いて欲しいとか思ってたりします。

 

今回、川越監督のセンスだなぁと思ったのは、最終盤の武蔵率いるゲッター軍団に他の漫画とかゲームで生まれたようなスピンオフ系ゲッターっぽいものを潜ませたりしてなかった事。

多分そういうのってファンなら喜ぶと思うんですよ。あれ、ゲームに出てた○○ゲッターだ!ああいうのもちゃんと正伝として取り入れてくれてるんだ、的に。でもそれをあえてやらないのは、まあ権利とかどうのは知りませんが、この作品を集大成的なものとしては考えていないって事ですよね。

 

ラストにも通じる部分ですけど、ゲッターロボサーガの通過点の一つとしての「アーク」であると。そういう捉え方なんだろうなと思う。


まだその先をやる自身が無いのか、自分がやるのはおこがましいと考えているのか、それともやりたいけどファンを納得されられるだけのアイデアが無いのかとか、その辺はわからないんですけど、可能ならその先のオリジナルは是非観てみたいです。

 

少なくとも庵野に「シン・ゲッターロボ」とか「ジエンドオブゲッターサーガ」とかそんなんは作らせないでほしいけど(私は庵野監督そんなに乗れない人なので。実際やってもらったら凄く面白そうではあるけれど)

 

うん、でもまあ、今出来る事を必死にやりました!感は出てた作品だとは思います。

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