僕はこんな事を考えている ~curezの日記~

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機動武闘伝Gガンダム GUNDAM FIGHT-ROUND 3 新香港的武闘戯曲

機動武闘伝Gガンダム GUNDAM FIGHT-ROUND 3 新香港的武闘戯曲

シナリオ:山口亮太
発売レーベル:スターチャイルド
音楽+ドラマCD 1994年
☆☆★

 

「Gガン」のドラマCD。3枚目に出たアルバムで、ドラマパートの「世界高達骨牌拳」に要所要所でボーカル曲が入るのだが、ドモンのキャラソン「ステ犬のブルース」以外は広東語という、非常にGガンダムらしい他に例を見ない特殊な世界。

 

何度か書いてきたけど、私はGガンは特別に好きって程ではないけど、特に否定はしない肯定派。地元では確かTV放送してなかったし、まあ表面的にはちょっとガンダムとは違うのかなと思って最初の内はスルーしてたのですが、他のガンダムも全部見終わって、もう見る物が無いとなった時についにGガンにも手を出し、あれ?これはこれで面白いじゃんと思ったし、当時はアナザーはガンダムにあらずという雰囲気がまだ残ってた時期でしたので、世間の評判なんかに囚われず、自分の目で見て自分の意見を持った方が良いんだなと気付かせてくれたという意味では多少の思い入れもあると言えばあるかもしれない。

 

確か企画的には「スト2」が流行ってた時期で、スト2ガンダムを作れ的な所からスタートしたという話を何度か耳にした事がありますが、どこまで本当なんでしたっけ?ムック本も何冊か読んだ気がしますが、実際にその辺の話は乗ってたっけかな?そこまでは憶えていない。

 

で、実際そんな「スト2」っぽい部分はあるわけですが、実際に今川監督がベースとして持ってきたのは武俠映画。当時は私はまだ映画オタクとかじゃなかったし、今でもそのジャンルはほとんど触れて無いので、あまり詳しくはわかりませんが、例えば東方不敗とか真流星蝴蝶剣とかそういうのはその辺に元ネタありきの引用だったりしますよね。

 

それってシェイクスピアの「テンペスト」を話のベースに引用しようという「水星の魔女」だとか、ガンダム任侠映画をやってみようという「鉄血のオルフェンズ」なんかとも似たようなセンスで、いわゆるジャンルミックスみたいな感じで、マーベルなんかも実際にやってるヒーロー物と何か他のジャンルをかけ合わせて新鮮味を出すと言うのとも共通する部分です。

 

私は広東語の歌なんて、ジャッキー映画のエンディングくらいでしか聞いた事ありませんが、OPの広東語バージョンが聞けるとか、かなりのレアケースですよね。イングリッシュバージョンとかはよくあるけど、広東語バージョンですよ。

 

このセンスは20年経っても色あせない個性です。
先日まで「はじめの一歩」の作者が、マーメイドガンダムをきっかけにじゃあこんなのが出てくるGガンダムを怖いもの見たさで見てやるぜって言って、結局全話完走した上に自分の漫画にもGガンネタを仕込むほどハマってくれてましたがまあそれも頷けるというかね。凄い作品だなと思います。

 

で、こちらのドラマCD、第13回ガンダムファイトの開催を記念した劇映画が作られたという事で、レギュラーメンバーが招待されてそれを観に行くという話で、劇中劇のキャラもそのままのキャストが演じるという形。
あくまで劇映画なので、レインも出場ファイターの形にアレンジされて、何故かサイ・サイシーが囚われのヒロインを演じると言う、まあギャグ物です。

 

東西南北中央天空海底異次元不敗・・・だっけ?そんな感じの師匠に戦いを挑み、シュバルツも出番ありで、メインキャラではアレンビーだけ今回は不在。

 

基本、私はパロディー物とかはあんまり好きじゃないので、いわゆる外伝ストーリー的なものじゃない今回の話は、う~ん、まあ、くらいですが、前述の通り広東語の曲が飛び交うこのCDの世界感はあまりに異色で、やっぱこれはこれでGガンすげぇなと思った次第。

 

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