Sonic Council
原作・ストーリー原案・監修(2巻脚本):小川雅史
発売:キングレコード
ドラマCD 全2枚 1996-97年
☆
だいぶ前に聞いてた奴ですが、ちょいと感想書くのにも困って放置してたやつです。
スト2のCDドラマついでにこっちも勢いで。
そもそも「速攻生徒会」とは何か?コミックゲーメストで連載してた漫画で、格闘ゲームのブームありきで生まれた作品。
キャラクターは全員人気の声優の名前を模した形になっていて、学生が対戦格闘風のバトルを繰り広げるバトルギャグ漫画。
セガサターンで実際に対戦格闘としてゲーム化もされましたが、アニメ化までには至らず。CDドラマはそのメディアミックスの一環という感じ。
オタクが漫画なり小説なりゲームなりがもしアニメ化されたら的な妄想で、ギャラのランクとか考えず全員有名な人気声優とかを当てはめちゃうみたいなのあるじゃないですか。なんかもうああいう恥ずかしいの極みみたいなのが詰まってます。
折笠愛
水谷優子
かないみか
久川綾
松井菜桜子
三石琴野
松本梨香
渡辺久美子
勝生真沙子
ころぎさとみ
松本保典
玄田哲章
子安武人
草尾毅
山寺宏一
この辺が名字だけ変えて名前そのままの役で出てくるんですよ。
いやね、妄想だけなら良いんです。
でも実際に声優さんがやってるこの恥ずかしさ。顔から火が出るレベル。
作者にとってはある意味クリエイター冥利につきるというか、特権みたいなものを感じたかもしれませんが、それを受け取る側は聞いてるだけで死ぬほど恥ずかしいです。
なんかドライブのお供にCDドラマ無いかなとブクオフチェックとかしてた時に、ああ「速攻生徒会」のドラマCDなんてあったんだねと安かったし確保。私は対戦格闘ブームに思いっきり乗った人でしたし、ゲーメストのみならずコミックゲーメストも毎月買ってたし、「速攻生徒会」も単行本買ってましたよ。確か2巻まで出て新声社潰れて3巻は他から出たんじゃなかったっけ?
SS版も持ってましたし、カプコンやSNKの作品と比べると露骨にグラフィックの質は落ちるのですが、ゲーメスト監修だけあって操作性とかの手触りは決して悪くは無かったので、そこそこは遊べるぐらいでした。
今回、初めてCDドラマは聴いたんですけど、1巻目は何かの戦いの間に入る「○.5」ぐらいのノリの話で、コミックの延長くらいで聴けるけど、2の方は修学旅行に行く話で、より内輪ネタ感が強くて正直かな~りキツかった。
コミックゲーメストってね、月刊漫画誌で、1~2本くらいは漫画オリジナルのものもあった気がするけど、基本はゲーム原作の漫画だけを集めて連載してた雑誌。
「スト2」「ヴァンパイア」「KOF」「餓狼」「龍虎」「ワーヒー」「豪血寺」「ファイターズヒストリー」「鉄拳」「ギャラクシーファイト」とか、いかに格闘ゲームがブームだったかがわかる。「サムスピ」と「バーチャ」がないけど他誌とかでコミカライズは普通にやってました。
そういうものの、さらに派生みたいな形で「速攻生徒会」もあったわけで、ブームが呼びこんだ当時ならではで、今見ると相当に恥ずかしいもののの一つ、という感じかなぁ。
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