僕はこんな事を考えている ~curezの日記~

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A.X.E.:ジャッジメント・デイ

A.X.E.: ジャッジメント・デイ

AVENGERS・X-MEN・ETERNALS 
JUDGMENT DAY
著:キーロン・ギレン(作)
  ヴァレリオ・スキーティ他(画)
訳:高木亮
刊:MARVEL 小学館集英社プロダクション ShoProBooks
アメコミ 2025年
収録:A.X.E.: Judgment Day #1-6(2022)
   A.X.E.: Avengers #1(2022)
   A.X.E.: X-Men #1(2022)
   A.X.E.: Eternals #1(2022)
   Free Comic Book Day 2022: Avengers/X-Men(2022)
☆☆☆★

アベンジャーズ、X-MEN、
エターナルズが対立!?
審判の日(ジャッジメント・デイ)が迫る!!!

地球のミュータントは、独自の技術によって“死”から復活するすべを体得した。エターナルズの宗主ドルイグは、生物としての摂理から逸脱するミュータントを危険視し、これを全滅させようともくろむ。X‐MENを含むミュータントたちと、“神々”に近い存在であるエターナルズ……二つの勢力が対立し、全面戦争への緊張が高まる。そんな危機的状況のなか、地球最強のヒーローチームであるアベンジャーズがとった行動とは!?

 

という事で、2022年の大型クロスオーバー「ジャッジメントデイ」
人間(ホモ・サピエンス)と袂を分かち、別の道を歩み始めたX-MENらミュータント種。モイラの裏切りにより、既存の生物の範疇を超えたミュータントは人類の進化に害を成すディヴィアンツと同等となったと見なされ、ドルイグ率いるエターナルズはミュータントの殲滅に動き出す。

 

現状、MCU版「エターナルズ」は2が作られる事は無さそうですが、私は好きな作品でしたし、邦訳コミックでもあんまりエターナルズの出番は無いのですが、映画の影響もあってか、こうして大きくクローズアップされるのは楽しい。

 

エターナルズはあくまで種族であって、チームとも若干違う。常時100人が稼働状態で、結構好き勝手それぞれに暮らしてたりするので、タカ派ハト派その他モロモロ、派閥が結構あるというのが面白い部分。

 

一つ前のエターナルズのシリーズ(5期)で、エターナルズが死から復活する際には、ランダムに人間の命と引き換えに再生しているという設定が明かされたり、実はエターナルズよりもディビアンツの方が重要な使命を与えられている的な事が明かされたらしい。
しかも映画に合わせてスプライトとマッカリが再生する際に女性に性別が変更されるという、原作コミックの方が映画の設定に合わせて寄せて行くという、今時の感じが面白い。ただキンゴだけは映画のボリウッドスタイルには変更せず、忍者&侍スタイルのまま。

 

人間タイプではなく、巨大怪獣タイプのエターナルズも存在するので、(というかもはや見た目がもう使途)それらを何体もクラコアや火星のアラッコに送り込み、何十万というミュータントの虐殺が始まり、もはや再生も追いつかない。

 

ただし、それを良しとしないエターナルズの派閥も存在し、セルシ、エイジャック、マッカリらは解決の道を探ろうとする。天空神セレスティアルズの教義がエターナルズの本質ならば、自らがコントロール出来る新たな天空神を作ってしまえば問題を解決できるのではと、エターナルズのセルシやエイジャックらと共に、アベンジャーズからアイアンマン/トニー・スターク、X-MENらミュータント側からはミスターシニスターが共同して、新たな人造の神を作りだす。

 

しかし、始祖として誕生したその神は自我を持ち、審判者アリエシェムと同様、人類に審判を下し始めた。それはスーパーヒーローらだけでなく、地球に住むありとあらゆる人間老若男女全てに対し、お前は生きる価値のある人間なのか?と問い掛けられ、審判が下される。

 

人間の善性の体現者とまでも言われる、キャプテン・アメリカスティーブ・ロジャースですら不合格の烙印を押され、一瞬で灰にされた世界に希望はあるのか!?という展開が面白い。


まあ、キャップとかティチャラは常に正しくて、トニーとかはどこか不純な部分もあるみたいな一般的なイメージに対して、裏をかくみたいな部分もあるんだろうなと思いつつ、やっぱりMCUとかでも皆のシビルウォーの時の反応とか見てると、トニーの方に肩入れしてる人が多かった印象ですし。MCUの一番人気は絶対にトニーですよね。私は自分の性格が真面目な方なのもあってキャップが好きですが、やっぱりトニーの人気には負けるんだなとつくづく感じましたし。

 

勿論、今回の話がそういう流れで作られたわけではないでしょうし、テーマ的には、人は間違いも犯すけれど、それでもその間違いを反省して次に進む事が重要なんだ的な所が描かれていて、そこは私もグッと来る部分ではありました。

 

審判を下される一般人のケースとして、ごく普通の人間が数人クローズアップされて描かれますが、ミュータントだって同じ人類だから差別するなんて良くないみたいな意識高い系の人も居れば、世界の危機っぽいけど、どうせまたアベンジャーズが解決するんでしょ?という慣れきった人とか、日本人の少年のゲームにしか興味の無い健太君とか、こういう一般人の代表みたいな所で、いくつかのバリエーションを持たせられるのが凄くアメコミ的なセンスで良いです。

単純に右か左かだけでもなく、話の都合だけで配置するキャラでも無く、こういうタイプの人が居るよね、こういうタイプも居る、みたいな所にきちんと視野の広さや客観性が感じられるのが個人的にはとても好きです。アメコミにしか無いとまでは言わないけれど、日本ではあまり拾わない視点をアメコミはよくクローズアップするのが違いとして面白いと言うか。

 

自分自身の本質と向き合うとかで言えば、それこそ前に会った「オリジナル・シン」での自身の原罪であったりとか、もっと小さい規模で言えばゴーストライダーのペナンスステア=贖罪の目とかにも通じる部分があると思うし、決して新しいアイデアだとは思わないけれど、単純に三つ巴の陣営のバトル物かと思いきや意外な展開もあってなかなかに面白かったです。

 

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