僕はこんな事を考えている ~curezの日記~

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X-MENユニバース:シビルウォー

X‐MENユニバース:シビル・ウォー (MARVEL)

X-MEN UNIVERSE:CIVIL WAR
著:ピーターデビッド、ファビアン・ニシーザ(ライター)
 デニス・カレロ、スタズ・ジョンソン(アーティスト)
刊:MARVEL ヴィレッジブックス
アメコミ 2013年
収録:X-FACTOR #8-9(2006) CABLE & DEADPOOL #30-32(2006)
☆☆☆☆

全米を揺るがす超人登録法を巡る内戦。
世論を二分するこの非常事態も、
既に登録の対象となっていた
ミュータントにとっては、
通過した道に過ぎないのか……。
ヒーロー・コミュニティを震撼させた事件の裏で
展開されたミュータントの物語が、
今、明かされる。
君はどちらにつく?

 

こちらは通販限定販売されていたシビルウォーのタイイン誌を収録したものの1冊。
全部で21冊だったかな?アイアンマン誌やスパイダーマン誌みたいに本編の理解に必須な物から、一応イベント絡みで発行されたけど、実質本編には特に影響ない話まで様々でしたが、単独で個人誌日本語版出せないようなマイナー作品まで網羅してあってそれはそれで貴重でした。

 

■Xファクター #8-9
ハウスオブM事件の後、ミュータント人口の98%がその能力を喪失した「Mデイ」の対処に追われるXファクター探偵事務所。
X-MEN本隊(アストニッシングチーム)とも軋轢が生じ、その上にM王家ことクイックシルバーが絡んできて、困り果てる所長のマルチプルマン(ジェイミー・マドロックス)のお話。

 

90年代邦訳組な私は、マルチプルマンとかストロングガイって当時はいかにも軽い陽気なアメリカ人って感じで、正直苦手な部類のキャラでしたが、いつのまにかリーダーになってて(当時のXファクターチームのリーダーはハボックでした)、しかも優柔不断な性格になってたりと、色々と時代の変化を感じます。

 

衝撃を受けるとほぼ無限に分身し続けて、その分身がそれぞれ自己を持っているという面白い能力ですので、シリアスに掘り下げちゃうとこうなっちゃうんでしょうか。

 

後はハウスオブMの時の重要人物と思われるレイラ・ミラーが探偵事務所の保護下に入ってますが、この後レイラってどうなったのか私は知りませぬ。全体的な流れではミュータントの再興はホープちゃんに託されるってのが今後の展開ですし。

 

昔はジェネレーションXチームに居たエムことモネ・サンクロワも事務所に所属してたり、ユニバースのメインストーリーだけでなく、こういった脇のキャラや話も読めるのは楽しいし、続きが読みたくなる感じです。

 

あ、こちらのXファクター誌はシビルウォーとはほぼ関係無い話です。

 

■ケーブル&デッドプール #30-32
「桃色の誘惑」が24話までの収録でしたので、そこから半年分飛ばして30話から収録。最後にキャップが出てくる所で終わってましたが、そこからの話は解説書で触れてありました。

でもってこちらはガッツリとシビルウォー絡み。
ケーブルは、登録法の必要性は理解するものの、各州に登録ヒーローのチームを置く「50ステートイニシアティブ」が管理社会がその後の恐怖政治への引き金になるとして反対派に回る。

 

いや~この辺が凄く現実とリンクしてくる感じで最高に面白い。
個人登録や表現の規制、防衛法の改正とか、大概のものがそうですけど、最初は身近な問題を解決する為に、都合の良い事ばっか言って法案を通そうとするもんなんですよね。でもそういった特別な一つの前例を作ってしまう事で、その後の大きな流れを作ってしまう切っ掛けになる。
それって現実と全く同じ話ですよね。

 

スーパーヒーローとかいう、ある意味バカバカしいものを使ってこうやって社会構造とかの話しを大真面目にやる。
この辺りがアメコミだなと思うし、私がアメコミ好きな理由の一つです。

 

でもって対する相棒のデッドプールは登録賛成派。
世間に認められる政府公認の立派なヒーローになれるし、裏稼業で無く表の堂々とした活動でたんまり報酬を頂けるなら。こんなに良い話ないじゃん!と。

 

そして早速お墨付きを戴いたデッドプールは非登録ヒーローを狩りに行く。
ついた先には、あのグレートレイクスアベンジャーズが!
3流ヒーローをボコボコにしてやろうと意気込むデッドプールだったがここにはマーベルユニバース最強キャラとさえ言われるスクイレルガールが居た!
という展開が面白すぎます。

 

いわゆるギャグ漫画の住人故に、ギャグ補正というかネタでどんな展開すら許されるのがスクイレルガール。(その活躍はギャラクタスにすら立ち向かう「スクイレルガール:けものがフレンド」を読もう!)
デップーも同じようなものかと思いますが、この時点ではドリーンちゃんの方が格上のようです。
しかもグレートレイクスアベンジャーズも実は…というオチも秀逸。

 

そんなこんなでバディながら対立しつつ、果ては二人でホワイトハウスまで乗り込むという物凄い展開で二転三転。
しかし最後は・・・お前らやっぱすげー良いコンビじゃん!

 

この本が刊行された時点では普通に読んで流してましたが、「ケーブル&デッドプール」を4冊読んだ後にこれ読むと、二人のこれまでの関係や思い入れもあって、メチャメチャ面白く再読出来ました。

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