僕はこんな事を考えている ~curezの日記~

見たもの読んだものなどの簡単な記録と感想のチラシ裏系ブログ

コロナワクチンと不安について僕はこんな事を考えている

たまには作品感想じゃなく日記的な駄文を書いてみます。

 

日曜日にコロナワクチン(ファイザー製)の2度目の接種を済ませて来ました。後は2週間くらい待って抗体が出来るのを待つだけです。1~2日注射した方の腕が痛いのと、苦しいとか辛いとかいう程までではない微熱程度で済みそうです。

 

10月の中旬~後半くらいになったら1年半以上ぶりに県外に遊びに行こうかと。勿論、その時のコロナの状況を見ながらにはするつもりですが。目的は新潟の美術館でやってる「富野由悠季の世界」展です。

 

元は昨年の5月の青森美術館での開催に行くつもりでした。が、コロナで延期。1年後に改めて開催されて、盆休みに行けるかなと思ってたのですが、感染数拡大、自粛要請が出てましたので、悔しいけどここは諦めるしかない、という状況。最終開催地でしたので、ホントに残念。

 

そんな風に思ってたら、追加開催が決定。なんとお隣の新潟があるじゃないですか。規模はこれまでの中で最小らしいのですが、それでも十分にありがたいです。(いや勿論地元の山形でやってくれたら最高なのですが、なさそうですし)

 

コロナ前は月一の頻度で県外に遊びに行ってた人なので、行けなくなったのはものすごくストレス溜まります。私が行く旅はオタクショップ巡りでお宝探し目的ですが、同時に自分の事を知ってる人が誰も居ない所へ着の身着のまま一人旅、日常からの解放なのです。とにかく日常のわずらわしさから解放されたい、というのも目的で、ひたすら映画見たり本読んだりもそれはそれで楽しいし別に困ってはいないのですが、(映画なんて無限に見るものあるし)旅が無くなった日常はやっぱりストレス溜まります。

 

いつも一人旅で車中泊ですので、飲みに行ってどんちゃん騒ぎなんてそもそもしないので、別に大丈夫じゃね?なんて事は思いつつも、万が一を考えれば、会社とか仕事先とかに迷惑をかけてしまっては責任が取れないし、ここまで来たらワクチン接種まで我慢するしかないと。まだまだコロナ禍は収束しそうにはありませんが、とりあえず終わりの無いディフェンスではなく、自分の中でワクチン接種までと期限を決めて、なんとかここまで来たと。なら待つしかないです。

 

職場でもみんな普通に打ってますので、流れ的に多分ワクチンは自分も普通に打ってたと思いますが、反ワクチンとか思わなかったり、特に不安に思わずに、早くしてくれ!と思ってたのはいくつか理由があります。

 

なんか若い人が、自分はいいかなって言ったり、必要以上に怖がったり不安になってたりするのは何だろう?っていうのが結構気になったので、その辺についてちょっと書きたくなりました。

 

おっさんの戯言と思って、よろしかったらおつきあい下さい。

 

まず一つ目。私はニコニコ生放送の「マクガイヤーチャンネル」というのに入ってます。映画とかアニメとか漫画のサブカル系チャンネルです。前半部分は無料で観れますし、youtubeにも公式で公開されてますので、興味ある方はどうぞ。

 

ニコ生主のDr.マクガイヤーさん、一般人ですが本職は医学系の研究者。本物の博士号をとってるドクターなんですね。生放送はそこがメインでは無く、ホントにサブカルなのですが、時事ネタで政治とか芸能とかにも冒頭でちょこっと触れたりしてます。

 

で、そんなマクガイヤーさんもコロナの初期の頃は、そこまで心配するものじゃ無いよって言ってたのですが、感染が拡大していくにつれて、これはちょっとヤバくなってきたぞと、自らの研究分野ですから、放送でもコロナ解説に凄く時間をとるようになってきます。専門用語多めで、よくわかんねーよ、早く映画の話に入ってくれ、とか思いつつ、生放送ですので、そこは待つしかないのです。

 

でも、そのおかげか、専門家ですので割と知識として色々と勉強出来ましたし、ワクチンの仕組みみたいなものはなんとなくですが、理解出来るようになってきました。

 

私自身は専門家じゃないですし、全てを理解してるわけじゃないので、話半分に思って下さい。コロナウイルスだけに限った話じゃないですが、多分ワクチンの仕組みってこういう事です。

 

例えばウイルスをガンダムに例えましょう。外からガンダムが攻めてくるとします。その前に自分の陣営にジムを作っておくのです。いわばそれがワクチン。ザクとかドムとかを量産してガンダムに対抗しようというのでは無いのです。ゲルググだってガンダムは落とせません。

 

ガンダムと同じようなジムがもう一杯になってると、同じようなのウチにはもう必要ないですよ、ガンダムが攻めてきても、ウチはもうジムでいっぱいだから、ってお引き取り願うのです。するとガンダムも、まあジムは自分の量産機だからな、似たようなもんか。俺の戦場はここじゃねーな、って帰ってくれるという仕組み。

 

たまに聞きわけの無いガンダムが無理矢理入ってきても、いやウチはもうジムでいっぱいだからガンダム量産は出来ないよ、とガンダムの居場所が無くなり、そんなに戦場が荒らされる事が無くなるのです。

 

1回目のワクチン接種はガンダムを元にしたジムの設計図を取り込む段階。2週間かけてジムの製造工場を作って、2度目のワクチン接種でついにジムの量産体制に入ります。そこからまた2週間かけてジムを量産していく事で、ガンダムの居場所を無くす、と言う感じです。(1回目の後の生産体制を整える期間にもう少し時間を賭けた方が良いのでは?という説も今は出ているようです)

 

ガンダムは強力でピーキーな機体なので、身体に取り込んでしまうと、非常に重くなるし、すぐに陸戦型ガンダムだのマーク2だのどんどん進化していきます。だってデルタ株とか言ってるでしょ?あれはデルタガンダムの事だと思って下さい。

 

そうならないようにとりあえずジムでいっぱいにしておきましょう。コロナウイルスとワクチンの関係、仕組みは多分そんな感じです。何度も言いますが私は専門家じゃないので、100%鵜呑みにされるとそれはそれで困りますが、おそらくは仕組みとしてはそんなに間違ってないはずです。

 

マクガイヤーゼミで言ってた事を自分なりに解釈すると、そんな感じです。わからないから不安になるのであって、仕組みをわかっていれば、そんなに不安にはならない。これ、どんな事にでも言える事です。

 

「勇気」とは「怖さ」を知ることッ!
「恐怖」を我が物とすることじゃあッ!

 

ってここは唐突にJOJOネタですが、つまりはそういう事なのです。
わからないから不安にもなるし、疑心暗鬼になって恐怖の感情が生まれる。そのわからない何かを理解すること。その怖さの中身をちゃんと理解して、自分に受け入れる事で恐怖を克服してしまえば良いのです。

 

正直、マクガイヤーチャンネルでコロナ解説を延々とやってた時は、いいかげん早く終わって~早く映画の話して~って思いながら見てましたが、意外と自分の理解に役立ってはくれていました。そう言う意味ではありがたいです。

 

で、そういう事を理解出来るのは、ちゃんとそこに至るまでの個人的な前提というか、バックボーンみたいなものもあります。

 

一度何かの記事にも書いた記憶がありますが、もう10年以上前になるかと思いますが、私は精神科に一度だけ行った事があります。その時は不安神経症みたいな診断だったかと思います。何をするにも不安で、将来に展望も持てない。自分は生きる価値も無い人間なんだってずっと思ってました。思いきって精神科に行ってみたんですね。

 

ああ、自分はそういう病気なんだから仕方ないんだ、って思えて少しほっとしました。と同時に凄くバカバカしくもなった。私は姉が居て、そこではないのですが精神病院で看護師をしてる人で、一緒には暮らしてませんが、たまに正月とか会う機会があれば話は聞いてたんですよね。今時はどんな普通の人でも無理矢理病名なんかつけられるよって。勿論、障害者手帳とかをとれるレベルとかは色々あるけれど。

 

そこも薄々知ってはいたので、自分も病気名だから仕方ないな、なんて思って安心してるのはすげぇバカっぽいな、と自分に笑ったのです。

 

処方された薬は何かあった時にと思って少しの間はお守り代わりに持ってましたが、結局使う事はありませんでした。ただの自己暗示、プラシーボ効果でしか無いだろうなとか思っちゃって。

 

で、更に同時にその頃は地方のNPOにも通っていて、そこではただ安易にあなたはそのままでいいのよ、生きていていいんだよ的な事は言わない所で、それでは一時的な逃げ場にはなっても、仮にそこを出て社会に出て行くと何も通じないようでは意味が無いって事で、凄く勉強をする所だったんですね。

 

そこで社会学を学びました。ディベートの仕方を学びました。論文の書き方も学びました。本の読み方や書評の書き方も学びました。私は大学出て無いので、そこに対しての学歴コンプレックスもちょっとはあったんですが、大学行かなくても同じくらいのレベルの教育は民間の独学でもそれなりには学べるよっていう感じのとこでした(実際に大学のゼミにも参加させてもらったりしましたし、専門的な知識はきちんと勉強するに越した事は無いと思うけど)

 

でもって、そこでも何で自分はこんなに不安で、何で自分に自信が無いのか、自分の事をダメな人間だなぁとか思ってしまっている「理由」がちゃんと知れたんですね。

 

ああ、そういう社会構造なんだと。それは自分一人の問題じゃ無くて、自分の世代の多くの皆が抱えている問題なんだと。自分がダメなのは自分の自己責任なんだって思ってたのは、社会全体がそういう構造になってるからなんだ、っていうのを勉強して知れて、やっぱりそこでも一人で悶々と悩んでた自分がバカみたいに思えたんです。

 

ここも、物事の仕組みや構造を知ってしまえば、恐怖や不安を振り払えたっていう前例です。

 

今はもう死にたいとかそんなの一切思いません。むしろ生きるのに時間がさっぱり足りてないです。やりたい事は山ほどあるので、「暇だな~」とか言う言葉を人が言ってるのを聞くと、お前はアホかとつい言ってしまいたくなるくらいです。(流石に失礼な言葉なので踏みとどまりますが)

 

私はツイッターやってますが基本ブログの更新がメインなので、そこで誰かとやりとりはあまり無いし、そこでの生産性はあまり見いだせていないのでツイッター上での友達とかは居ませんが、フォローされたらフォローバックはしますので、その中に鬱系のツイートしたりしてる人とか、リツイートかもたまに流れてきてたりしますが、そういうの見る度、う~ん、勉強すればいいのになぁとか、ついつい自分のケースに当てはめてしまって考えてしまいます。

 

だから、若者がワクチンに不安になってるとかいう記事とか見ても、いや勉強してその不安を払拭したらいいのに、とかついつい。

 

いや私も陰謀論とかはむしろ好きな方ですよ。でも客観的に見たらっていう反対の事も同時に考えます。

 

アメリカで2億、日本でも何千万っていう人が騙されてて、自分だけが本当の事を知っているとか思ってるんでしょうか?んなアホな。私も政府の見解なんて鵜呑みにはしません。あいつらの言う事なんて信じませんよ。でもここに至るまで、きちんと学会とかで研究発表の結果や情報はちゃんとオープンにされてますし、何億何千万人が騙されてて、自分だけが本当の事を知ってるとか、いやそれフィクションの世界でしょうって。


私は映画を沢山見てますけど、そんな人からお前ら映画の見過ぎか!って言わせたいのか。

 

人は不安になると、自分に都合の良い情報だけを受け入れます。それはそうやって自分は間違っていないと、自分に言い聞かせたいからです。人はそういう特性を持っています。それも私は数々の映画や漫画やアニメから学んだ事です。

 

勿論、コロナ禍なんて人類の経験した事の無い未知数な世界ですから、今後も予想外、予測外の事はきっとおきるでしょう。

 

でもさ~、幾多の化学者や研究者、有識者の知恵よりも、自分の狭い世界の考えの方が勝っているとか考えるの、それどうなの?あなたそんなに頭良いの?もしそうだったら学界に乗り込んで間違いを正したり、リスクの計算で正面から突破してくださいよ。

 

例えば今回、よりワクチンを打ちたいなって個人的に思った部分の一つに先日からまた話題になってる「子宮頸がんワクチン」の事もある。私はたまたまコロナの方の調べ物をしてて、8月末より前に知ったんですが、子宮頸がんワクチンもちょっとコロナワクチンと似たような部分もあるじゃないですか。最初は無料で受けられるって政府で決めたけど、一部で副反応とかあって、訴えられたりしたから政府もその政策を引っ込めてしまったっていう。

 

私は勿論そっちも専門では無いし、ちょっと聞きかじっただけですけど、世界的には推奨されてるものですし、産婦人科業界からも支持されてるものなのに、一度問題が起こってしまえば、政府も及び腰になって、事無かれ主義で無かった事にしてしまうと。勿論、両者に言い分はあるんでしょうに、素人がどちらが間違ってるなんて一概には言えませんが、これ、すご~く日本っぽいですよね。放送禁止歌じゃないけれど、クレームを恐れて規制してしまえばそれで終わりって言う。

 

単純に数の問題にしてはいけないんだろうけど、それでもね、ワクチンの副作用や死亡数と、実際に病気にかかっての被害や死亡数と比べてどうなの?微妙な差ならそこは確かに迷うと思うんだけど、実際には圧倒的な差じゃない?コロナにしても子宮頸がんにしても。

 

因果関係もわからないくらいならさ、1日2日の腕の痛みや発熱を我慢して、ワクチンを打たずに重症化してコロナの後遺症に苦しむより良くね?と単純に私は思うのであった。しかも自分一人の都合だけでも無いわけですし。

 

もし自分が感染原として他人にうつして、万が一生命の危険におよんだら?とか考えると、少しでもリスクを減らせる方を私は選ぶかなぁ?という話。

 


最後にもう一度言います。

 

「不安」はその「正体を知る」事で、「恐怖」を克服する事が出来ます。

 

「幽霊の正体見たり枯れ尾花」っていうことわざが昔からあります。おばけだと思って怖がってたけど、よくみたらただの葉っぱだった。なんだ大したことねーじゃん。怖がって損したよ、みたいな意味です。

 

コロナだってそうです。生きる上での不安だってそうです。その正体を知ってしまえば対処法は考えられるものです。大切なのは知見、勉強すればきっとまた違うものが見えてくるよなぁ、とふと考えたのでした。終わり。

 


最後までおつきあいいただきありがとうございました。
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と、たまにはユーチューバー気分で言ってみる。