僕はこんな事を考えている ~curezの日記~

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サウンドシアター ガイア・ギア CD-2

GAIA GEAR
脚本・シリーズ構成:遠藤明範
原作:富野由悠季
ラジオドラマ 全26話(全5巻)1992
☆☆☆☆

 

CD2巻。2枚組で7話「マザー・メタトロン」から12話「目覚め」までを収録。

 

ホンコンから宇宙に上がったアフランシ達、メタトロンに合流するも、初めて宇宙に来て、スペースノイドの暮らしを知らないアフランシは、実際にその現状を見ておきたいと、サイド2のヘラスへ。

ヘラスはクリシュナらの生まれ故郷でもあり、かつては反連邦政府運動の本拠地だったが、現在はスペースマハの本拠地になっていた。スラム街と化し、貧しい暮らしを知ったアフランシだったが、そこで偶然にもスペースマハのトップであるビジャン・ダーゴルと遭遇してしまう。

 

という辺りまで。
ヘラスからメッサー・メットとレエ・セイアスが登場して合流。CVは山寺宏一高山みなみ。まだ若手の有望株だったくらいの時期で、中堅と呼ばれるには早いくらいの時でしょうかね?二人で組んでスラム街でチンピラやってるような人達でしたが、クリシュナとは幼馴染で、そんな縁から巻き込まれつつもメタトロンに入り、二人ともアフランシに惹かれて行くっていう所で、好きなキャラでした。

 

いやぁ、ヤンキーとかチンピラみたいなキャラってあんまり好きでは無いんですけど、なんかそういう人達が変わっていくっていうのが良かったのかなと。元から居るジョーとかケランとはまた違うタイプのキャラで、二人とも後にパイロットとしてアフランシの部下(?)になるのが良かった。

 

そしてジョーが捕まったアフランシの救出にゾーリン・ソールで出撃しますが、メタトロン開発の新型機という扱いになってる。
原作小説版だとゾーリン・ソールってマンマシーン以前のモビルスーツ時代の機体って扱いじゃなかったっけか?確かクスィーとかペーネロペーと同じ時代の機体だったはず。劇場版「閃ハサ」2部3部で元になった機体とか、今後カトキが入れてくるのを期待。(UCにロトとか出した感じで)というか今回はガイアギアの出番が無い。

 

CDドラマ(ラジオドラマ)だからビジュアルがあるわけじゃないしって言ってしまえばそれまでですが、、近年のガンダムは主役機どころか、戦闘シーンの無い話数とか普通にあるけど、昔は珍しかった気がする。

 

そんな戦闘シーン以上の見所、いや聞きどころは、アフランシとダーゴル大佐が直接ここで合いまみえるという所が、演技も素晴らしく緊張感があってとても良いです。

 

主人公とラスボスが、最後の最後にようやく対面するっていうより、それ以前に一度こうして合っておくっていう方が、お互いに面識がある故の、互いに対する認識みたいな部分で、グッとガンダムらしさが出るような気がする。

 

というラスボスのダーゴル大佐と共に、ライバルポジションのウル・ウリアンは今回の話でスラム出身で、成り上がるためにマハに参加していた事が明かされる。わかりやすい動機が故に、ライバルポジションながら、ちょっと弱い部分が出ている感じ。ある意味、ライバルというよりは、もう一人の主人公的な感覚の方が強いのかも。

ウルの同期のレイラ・セイバーが勝井真沙子さんだったり(レコアさんの人)ガノタ的にはとても楽しい。

 

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