僕はこんな事を考えている ~curezの日記~

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イコライザー THE FINAL

イコライザー THE FINAL

原題:The Equalizer 3
監督・制作:アントワーン・フークア
原作:マイケル・スローン、リチャード・リンドハイム『ザ・シークレット・ハンター』
アメリカ映画 2023年
☆☆

 

シリーズ3作目。タイトル通り今回でファイナ・・・って原題は普通に「3」だけじゃんか!?


終わる感じが全くしねぇし!内容的にも最終章でも何でもないし!

 

これはお金を払って映画館で観なくて良かったわ。
今回はただの必殺仕事人としての話で、テーマ的な踏み込みとかも一切無し。前2本の時はあまり調べずに感想書いてましたが、調べると監督的には娯楽作は娯楽作であって良しという考えの人なんですね。
私は映画に限らずですが基本的に社会性やテーマの方を重視して、そういうのに比重を置かないタイプのいわゆる娯楽作ですよっていう作品はあまり評価しない方なので、う~ん今回はちょっと厳しいかな。

 

冒頭、子供にマッコールさんを撃たせる辺りは、善と悪なんて相対的なものじゃなく暴力は暴力、そこに差は無いよっていうのを描いてるのかなとは思いましたが、そこは一度割り切って映画としては娯楽作にしますよ的な感じかなぁ?

 

今回、サポート役のヒロインにダコタ・ファニングを起用。子役時代に出演した「マイ・ボディーガード」以来のデンゼル・ワシントンとの再会みたいな所で話題性を持ってきてましたが、私はそれ見て無いので、そこに関しては特に感傷的なものは無し。

 

舞台は三度変わり、今度はイタリアへ。よそ者の自分を何も言わず受け入れてくれたこの土地に落ち着くのも良いかもなと思った矢先、再び悪事を目撃したロバート・マッコールは立ちあがり・・・。という感じ。

 

今回はイタリアンマフィア。と言ってもゴッドファーザー的な巨大な組織でも無く、なんかあくまで地元で裏金を稼ぐギャング程度な感じ。次回はチャイニーズマフィアとかジャパニーズヤクザとでも勝手に戦って下さい。

 

一応、死にそうになった時に、自ら命を絶つ覚悟を見せるようなシーンはあったのですが、ファイナル要素はそこくらい。興行成績良かったのだとしたら、普通にまた3~4年後に続きやるんじゃないでしょうか。私的にはもう結構です。本当に幕引きみたいなのをやるのなら見ない事も無い程度。

 

昔からのスラッシャー映画が4とか5までやってグダグダになって誰も見無くなっていくようにこれもそういうシリーズに足を踏み入れていくのかもしれない。
まあそれはそれで、マニアから「5」はちょっと変わった事やってて、シリーズの中では結構興味深い作品ではあるんだよね、みたいに言われたりするのでしょうきっと。

 

私の気持ちを断ち切ってくれたという意味では確かにファイナルでした。
絶対に1年後とかには何も記憶に残ってない奴だなこれ。

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