『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ:ライジング』予告【12月20日(金)公開】
MY HERO ACADEMIA : HEROES:RISING
監督…長崎健司
原作…堀越耕平「僕のヒーローアカデミア」
日本映画 2019年
☆☆☆☆
とゆー事でヒロアカ映画2作目。
1作目の時に書いた個人的な不満点、クラスの一部しか活躍しない、が解消されてる
だけで100点!
今回はみんな活躍してくれる。たーのしー!すっごい嬉しいです。
でも、でも、でもぉ!
葉隠さんだけ活躍してなくね?程度の差こそあれ、大なり小なりA組ほかのメンバーは見せ場があったと思うんだけど、透明なあの子だけ見せ場がなかったような気がしてならん。姿が見えないから気付かなかっただけでしょうか。
もしかして見逃してるだけかもしれないので、ここのシーンが見せ場だったんだよ~って知ってる方いらしたら是非教えて下さい。
別に、葉隠さんが好きで押しキャラってわけじゃあないのです。でも、ヒロアカって意外な人が意外な活躍をするってシーンがちょこちょこあってそこがすっごい好きなのです。
TVシリーズの方で言うと体育祭の騎馬戦の最後でデク君チーム負けた!?と思わせておいての常闇君やる!ってとことか、麗日さん対爆豪君の時の「決勝で会おうぜ!」って震えながら強がって言って、工夫で大健闘するお茶子ちゃん(ついでにそこをなめてかからない爆豪君も素敵)。先生と戦う模擬試験でどうせコメディリリーフだしと思ってたらキャラも生かしつつ勝利してくれる峯田君とか、本気で戦えば実は結構凄い能力の口田君とか、合宿で襲われた時に活躍する障子君とか、勇気を振り絞る青山君。そういった辺りの、どう考えてもメインキャラじゃないんだけど、ちゃんと活躍を描いてくれる所がヒロアカで私がとても好きな部分。
なので、今回は全員に見せ場がありそうだったから、ついに影の薄い葉隠れさんにも活躍の場があるはず、どんな意外な活躍してくれるのかとワクワクしながら見てました。そしたら、あれっ?一人だけ見せ場なくね?ってちょっぴり悲しくなったのでした。
原作とかではこの先凄い見せ場がもう存在してたりするのでしょうか?それを楽しみに待つ事にします。
それでも、「七人の侍」を映画のベースにしてて、それぞれのキャラの生かし方は凄く良かった。
で、原作者の堀越先生曰く「最終回で使おうと思ってたネタを投入した」あの最後は正直な所設定がよくわからなかったしご都合主義っぽく感じました。
勝手に想像するに、というかこれは願望でもあるんだけど、ここまでクラス全員をフォローする流れが出来てるのなら、ワンフォーオールをデク君が完璧に受け継いで真のヒーローになるという形にするより、一人一人は全然完璧じゃないけど、みんなそれぞれの個性があって、力を合わせる事こそがワンフォーオールなんだって方向に行ってほしいんですよね。
だって「アベンジャーズ」だって「プリキュア」だって、多様性こそが今の時代なんだとそれをやってるわけですし。例えかぶってありがちだろうと、それこそが今の時代ですんで陳腐には見えないんじゃないかなと。
かつてオールマイトが先代から受け継いできて、一人の「象徴」であった時代があったとして、そこから更に今の時代にアップデートして、新しい時代の真のヒーローはこうなんだよ、的な方向に持っていければ最高なんじゃないかなーと思う次第です。勿論、そんな素人予想は原作者も重々承知だろうし、さらに向こうへ、プルスウルトラ!な物を見せてくれることを楽しみにしています。
何はともあれヒロアカ映画2作目。なかなかに面白かった。
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