僕はこんな事を考えている ~curezの日記~

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エッジ・オブ・ヴェノムバース

エッジ・オブ・ヴェノムバース

EDGE OF VENOMVERSE
著:マシュー・ローゼンバーグ、クリストファー・ヘイスティングス
 サイモン・スプレアー、ライアン・キー、クレイ・チャップマン、
 カレン・バン、ネディ・オコラフォ、デクラン・シャルベイ、
 マグダーレン・ヴィサッジオ、アーロン・コビントン(ライター)
 ローランド・ボスキ、アイリーン・ストリカルスキー、タイ・ウォーカー、
 アンソレ・リマ・アラウージョ、ジェームス・ストーキー、
 アナバオラ・マルテロ、タナ・フォード、デクラン・シャルベイ、
 アレックス・アリズメンディ、カーリー・ランドルフ(アーティスト)
訳:秋友克也
刊:MARVEL ヴィレッジブックス
アメコミ 2018
収録:EDGE OF VENOMVERSE #1-5(2017)
 VENOMVERSE:WAR STORIES #1(2017)

 

ヴェノム大戦前夜!
グウェンプール、オールドマン・ローガン、デッドプールら、
並行世界のヴェノム達の誕生秘話を描く、注目の前日譚!

 

今回も「スパイダーバース」と同じく本編に登場するキャラの前日譚あり、という事でのオムニバス集「エッジ・オブ・ヴェノムバース」です。

 

1話目 X-23編
ウルヴァリンの後継者として有名なローラ・キニーさんですが、日本語版ではモブでたまに居るくらいで、これといった活躍は描かれた事は無かったっけかな?そういう意味では貴重かも。

 

2話目 グウェンプール編
こちらのアーティストはグウェンプール誌でもグリヒルじゃない時に何度か書いてた人かな?若いデアデビルも登場。グウェンプールはマーベルユニバースが漫画の中の世界と言う事を知ってるキャラなので、今回もこういう設定の別アースなのね、と理解も早い。

 

3話目 ゴーストライダー
こちらも歴代GRと違ってバイクでなく車に乗ってるゴーストライダー、ロバート・レイエスなので、日本語版としては貴重。見てないけど、ドラマ「エージェントオブシールド」に出てるのもこのキャラなんでしたっけ?

日本で言えば「仮面ライダードライブ」みたいなもんで、ライダーなのに車なの?をあっちでも散々言われたんでしょうか。

 

4話目 オールドマン・ローガン編
「エイジオブウルトロン」でもこのアーティストさん書いてたっけ?こういうのも味と捉えられてるのかもしれませんが、ちょっと絵がショボすぎる気が。ウルヴァリンは好きなんですけど、オールドマンローガンは私はちょっと微妙。

 

5話目 デッドプール
グロ注意!グロ注意!
デップーらしいと言えばそうなのかもしれませんが、私がデップーあんまり好きじゃないのは、こういうのが面白いんでしょ?と言われてるようで、いやそういうのは求めてません、という感じです。

 

6話目 オムニバス集
こちらは1~5までを更に凝縮した感じで3~8ページくらいで色々なキャラが描かれてる短編。

 

本編のライターのカレン・バン作なのが冒頭3Pのストレンジが並行世界からヴェノム軍団を集める事を決意するまで。ここだけ本編と付随する感じになってて、これまでの1~5話とこの後の短編はヴェノム化したヒーローを描いてるだけで本編とのリンクはほとんど無しです。う~ん・・・。

 

ブラックパンサーパニッシャー、ロケット、ドクター・ドゥームの話。1~5話目よりはちょっと捻った感じの話になってていくらかは面白い部分もあるけど、正直、全体的には微妙でした。

 

ダーク&バイオレンスみたいな作風が元から好きじゃないのもあって、私にはちょっと合わないタイプの作品です。

 

昔から居る有名キャラは並行世界の色々なバリエーションはもう多いので、割と近年のキャラを中心に描かれた、という事のようでX-23とか4輪ゴーストライダーとか邦訳の中では貴重なキャラが見れるのはある意味ありがたいと言えばありがたいのですが、それでもあくまで並行世界のキャラですし、なんか読み捨てな感じの1冊でした。

 

ガッカリしつつも、次は正史世界アース616にヴェノム軍団が襲来という事で「エンド・オブ・ヴェノムバース」は楽しみです。

 

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