僕はこんな事を考えている ~curezの日記~

見たもの読んだものなどの簡単な記録と感想のチラシ裏系ブログ

ホワット・イフ? side B

ホワット・イフ? side B

WHAT IF? SIDE B
著:イーサン・サックス、リア・ウィリアムズ、セバスチャン・ガーナー
 トム・デファルコ、カート・ビュシーク(作)
 ジャック・カービー、ロン・フレンツ(作/画)
 ミシェル・バンディーニ、フィリップ・アンドレイデ、
 キャスパー・ウィンガード、ビル・シンケヴィッチ、ルーク・マクドネル(画)
訳:吉川悠
刊:MARVEL 小学館集英社プロダクション ShoProBooks
アメコミ 2021年
収録:WHAT IF? THOR #1(2018)
 WHAT IF? MAGIK #1(2018)
 WHAT IF? GHOST RIDER #1(2018)
 WHAT IF? Vol.2 #105(1998)  #44(1992)
 WHAT IF? Vol.1 #11(1978)
☆☆★

 

人気シリーズ『WHAT IF?』を
日本独自の編集で単行本化!!

“もしもソーがフロスト・ジャイアントに育てられていたら?”
“もしもマジックが至高魔術師(ソーサラー・スプリーム)になったら?”
“もしもマーベル・コミックスがメタルと化したら? feat.ゴーストライダー
“もしもスパイダーマンに娘がいたら?”
“もしもヴェノムがパニッシャーに結合していたら?”
“もしも初期マーベル編集部がファンタスティック・フォーになったら?”

 


シリーズ後編。今回も最近の作品が3作、昔の作品から名作を選んで3作の日本語独自編集ミックス版として収録。
前巻は一応読んでおくか程度の感覚で購入しつつ、キャップの話がメチャメチャ良くって思ってた以上の満足度を得られましたが、今回も面白いかな?なんてちょっと期待しすぎたかも。

 

丁度今やってるMCUアニメ版のもそうなんですけど、面白いし楽しんではいるものの、毎回の単発オムニバスなので、勿論話によっては多少の落差はありますね。MCU版どれが面白かったかとかは終わってから感想書きますのでその時に。ただ、続き物では無いので、過去のドラマ程には毎週の更新が楽しみって感じでは無いかも。次のドラマの「ホークアイ」の予告がもう出ましたので、そっちが早くみたい!って気持ちになっちゃってるかな。

 

1話目
■もしもソーがフロスト・ジャイアントに育てられていたら?

ソーのシチュエーションが入れ換わって、オーディンではなくヨトゥンヘイムでローフェイの元で二人が育てられたら?という話。

ムニョムニョ・・・ではなくミョルニル(ムジョルニア)の代わりに、こちらではアイスクラッシャーなるハンマーを授かってますが、正史世界では出た事の無い武器だそうです。ソーとロキの性格は基本変わらないので、ヨトゥンヘイムに居てもソーは俺様路線。(でも何故か肌は青くなっちゃってますが)

そんな中で、フリッガ(フレイア)とロキの関係が映画と同じようにクローズアップされてる辺りが面白味かも。

 


2話目
■もしもマジックが至高魔術師(ソーサラー・スプリーム)になったら?

ニュー・ミュータンツ、そしてX-MENのマジック(イリアナ・ラスプーチン)がドクター・ストレンジの弟子になるという話。今回収録されてる話では私はこれが一番良かったかな。

X-MENキャラでもマジックはその名の通り魔術担当キャラなので、元からそれなりに絡みのある二人ですが(ウェイオブウィアード参照。今度出るストレンジアカデミーも楽しみです)、設定的にはマジックがリンボ界から戻ってきたばかりの初期の頃の話。

私はマジック好きなんですけど、ぱっつん前髪が好きだからってビジュアル要素が割と大きいかも。ただ、性格的には割と跳ねっ返りというか、大人たちに大人しく従う良い子ちゃんにはならないぞ!っていうタイプで、割とゴスっ娘要素も強いので、そういう若い娘らしさが支持された要員でもあるのかな、とは思います。

そんなゴス娘が中二病全開な魔剣ソウルソードとか持ってたら・・・ねぇ?
まあ今回の話では使いませんけれど。

 


3話目
■もしもマーベル・コミックスがメタルと化したら? feat.ゴーストライダー

最近は邦訳でも出番が増えてきたロビー・レイエスゴーストライダーです。マーベルの編集部でバイトしてたら、変なメタルバンドが見学に来て、サタニストだった彼等は自分の血を印刷のインクに注入。コミックの世界に入ってしまえば、生も死も思い通りだ!というある意味なメタ展開。

コミックの中じゃ、いくら死んでもその内生き返るからな!という、突っ込んではならない突っ込みを堂々と言ってくれるのが凄いです。


4話目。こっから旧作
■もしもスパイダーマンに娘がいたら?

スパイダーマン(ピーター・パーカー)の娘のメイディ・パーカーが女版スパイダーマンになる、という話。

この話のみのif展開で描いたものが、人気が出て後に連載スタート。終了後もそれなりに知名度はあるので「スパイダーバース」なんかでも当然のように再登場、という感じ。

今だと、血縁者や、全く関係性の無い者とかも含めて、女版スパイダーマンって山ほど居ますけど、その走り、みたいな感じだったんでしょうかね。

 


5話目
■もしもヴェノムがパニッシャーに結合していたら?

前巻でも「もしもピーター・パーカーがパニッシャーだったら?」って話が収録されてましたが、その逆みたいなもんでしょうか。

「ヴェノムバース」でヒーローのベノム化は散々描かれてましたが、そのクラシック版という感じか。
当然、その前にはスパイダーマンが立ちはだかりますが、一人では厳しいとデアデビルとムーンナイトと共闘。ムーンナイトはMCUドラマも控えてますが、邦訳では単行本2冊出た以外にはあんまり出てこないので、クラシックな時代のムーンナイトは割と貴重かも。

貴重と言えばタイフォイド・マリーとかも珍しいキャラ。映画「エレクトラ」のヴィランで出てましたけど、邦訳だといつかは忘れたけど、一度くらいしか出た事無かったはず。その時も、ああ~映画に出てたのこいつか!って思った記憶があります。

 


6話目
■もしも初期マーベル編集部がファンタスティック・フォーになったら?

ゴーストライダー編もそうでしたけど、こっちも随分とメタネタです。ファンタスティック・フォーにスタン・リー、ジャック・カービーとか作品を描いてる方がなってしまうという。

実は「FF」って実話を元にした話だからリアリティがあるんだよ!みたいなハッタリが楽しい。脚本はスタン・リーでは無いですけど、すげースタンっぽいアイデアです。

ネイモア・ザ・サブマリナーはそのまま出てきたりしますが、色々あってこの世界はスクラル人の侵略が始まっていた!みたいなのは「シークレット・インベージョン」の元ネタなのかも。


以上全6話でした。う~ん、まあまあ。
でもやっぱりクラシックな作品が読めるのはありがたいし、好きです。

 

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前巻

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ゴーストライダー

 

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メイディ・パーカー

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