僕はこんな事を考えている ~curezの日記~

見たもの読んだものなどの簡単な記録と感想のチラシ裏系ブログ

Purizm VOL.10

Purizm(プリズム) Vol.10 [巻頭特集]デリシャスパーティ♡プリキュア[雑誌]

プリズム エンタメ&ポップカルチャーマガジン
2022年8月1日発行 月刊Comic REX8月号増刊
August.2022 VOL.10
刊:一迅社
☆☆

 

いつのまにかフェブリの後継雑誌なんて出てたんですね。

curez.hatenablog.com

こちらのムック本の時に少し触れましたが、確かゴープリの時からだった気がします。夏の中盤戦くらいまでの時期に30ページ強くらいの特集&インタビュー記事を掲載してくれるようになり、それが毎年の定例となって、風物詩の一つとして楽しんでいたのですが、雑誌そのものが休刊、web媒体になっていた・・・と、私は思ってたのですが、「Pirizm」と名前を変えて、一応は紙媒体の雑誌としても別の形で復刊していたようです。

 

アイマスの漫画が載ってるので、前の雑誌の継続なんだってすぐにわかりましたが、コラムや特集記事が激減、アイマスの漫画2本に他のオリジナルなのかな?それが1本。ほとんどその漫画がメインで、そのおまけで別の記事が少しある、程度の雑誌になっちゃってて、なんだか色々縮小しちゃった感じが否めず。実質はアイマスのコミックが読みたい人向けの本っぽい。

 


プリキュア特集も20Pとこれまでより少なめ。深澤監督とキャラデザの油布さんそれぞれのインタビュー、プリキュアキャスト3人の座談会を収録。

 

キュアプレシャス、ゆいちゃんのキャラクターはよく食べよく寝るので力持ちに育つ、だからパワー系のキャラという事らしい。500キロカロリーパンチって、ダイエットとか経験した事のある身としては、それくらいカロリーを消費する技なんだ的な感覚でしたけど、どっちかつーと、凄い威力がある的なものを数字で表してる、という感じなのかな?

ゆいちゃん、1話でスポーツ万能な所を見せてましたが、よく食べて、よく動いて、よく寝る的な健康的な感じで、見ている子供たちにもこうあってほしいという願望があっての事。ここはね、過去のプリキュアも良く食べる描写が多かったのは、子供の頃からダイエットとかそんなのは気にしてほしく無い、沢山食べてすくすく育ってほしい、というのはプリキュア初期の頃からのコンセプトでもあるので、そこを意図したわけではないけど、プリキュアの基本的な部分を自然と受け継いでる子なんだなって思えて、なかなかに感慨深いです。

 

そしてその意図したわけじゃないというのはキャラデザも同じ。ふっくらした感じのデザインが良いと周りに言われたけど、単純に自分の好みで描いてただけで、こういう作品だからという意図したものではなかったっぽい。少女マンガ的なシュッとした感じで無く、どっちかつうとアニメアニメした丸っこいデザインだなぁという感じはしてたので、そこはたまたまそういうのが好きだったと。そして、キャラデザに選ばれた決め手はプリキュアの方ではなく、むしろコメコメが可愛かったから、という面白エピソードも。多分、人間体のコメコメだよねぇ。なんか独特の可愛さがある。

 

キャストインタビューも、アフレコの様子とか聞く限り、キャラと中の人は今回は近い印象。プレシャス役の菱川花菜さん、先日高校卒業したばっかの新人さんですけど、ダメ出しとかにも心折れずに果敢に立ち向かうタイプの様子。なんかゆいちゃんっぽい。

 

個人的には中の人の井口裕香が他のアニメとかでも触れて来た作品が多い分、押しとしてはヤムヤムかなと思ってりしたのですが、毎週作品を見てると、正直、スパイシー/ここねちゃんが可愛いなと思うし、こんな感じでインタビューを見てると、真っすぐなプレシャスと中の人も応援したくなるな、という気にさせられます。

 

毎度の事ですが、プリキュアはね、結局みんなの事好きになるんですよ。1年見てれば、それぞれのキャラがちゃんと掘り下げられて行って、それぞれのキャラに愛着が持てるようになる。この子はこういう子だよね、的な感じでつい一人一人語ってしまうっていうね。

 

一つ残念なのは休止期間もあって、実質やっと1クール終わってまだ2クール目の序盤という感じで、インタビューで触れられる部分も少ないというのが残念。追加戦士はもう公式で発表されてるというのに、そこには今回は触れず。いや私もすぐ追加戦士のストーリーに入るのかと思ってたら、まさかのブラペさんのターンかい!ってなってます。ブラックペッパーさん、おそらく商品展開は無いかと思われますが、番外戦士的な扱いにはなるんでしょうか?

 

休止期間の事はインタビューでも一切触れられてませんが、話数短縮は免れないかと思うので、後半はどうなる事やらって感じです。基本は1年物ですし、毎週話が進むわけじゃないから比較的調整はし易い方かとは思いますけれど。

 

本の全体的な縮小感は否めず、ちょっと割高な感じはしましたが、ヒープリ・トロプリと無かった時期もあってそれは寂しかったので、とりあえず復刊?しれくれてありがたいです。気が早いですが来年は20周年なので、また別アプローチのムック本に期待してますよ、一迅社さん。

 

 

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