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インビンシブル・アイアンマン:ウォーマシン

インビンシブル・アイアンマン:ウォーマシン (ShoPro Books)

INVINCIBLE IRONMAN:THE WAR MACHINES
著:ブライアン・マイケル・ベンディス(作)マイク・テオダート・ジュニア(画)
刊:MARVEL 小学館集英社プロダクション ShoProBooks
アメコミ 2018年
収録:INVINCIBLE IRONMAN #6-11(2016)
☆☆


スターク社崩壊の危機!
真相をつかむには、国際的組織である自社を隅から隅まで洗わなくてはならない。そこで彼は何を見つけるのか? 一方、かつてマーベル・ユニバースを揺るがした事件が、再来しようとしている。ウォーマシンと組んで新たな脅威と対峙するアイアンマンは、さらにスパイダーマンの協力も得る! トニーとローディの絆は深い。しかし、危険で恐ろしい強敵が初めて姿を見せるとき、二人の友情はかつてない試練に直面する。アイアンマンとウォーマシンは、来るべき“シビル・ウォー"を防ぐことができるのか? それとも、今度の抗争もトニーと、彼の親しい者の対立をもたらすのか?

 

「インビンシブル・アイアンマン」2巻目。マダム・マスクがスタークインダストリー日本支社で盗んだものは何だったのか、ウォーマシーンが調査を始めるも、そこに現れたのはまたもサイボーグニンジャだった、的な所からスタートしてユキオやらスパイダーマンやらリリ嬢やら現状のアベンジャーズやら次々と登場。

1巻目からの新恋人のアマラに綺麗になったドゥームに個人アドバイザーになったMJにとストーリーを継続しつつ、お!今度はこのキャラが出てきた的な感じで読むには楽しい。早くページをめくりたくなる感じでした。

 

が!そもそもこの辺は「シビルウォーII」へのプロローグ編的な位置づけらしく、そこまで話が進行せず、新参の日本人悪役とのいざこざ程度に終始。テリジェン・ボムで覚醒したテクノゴーレムことトモエさん、相当に強いのですが、なんとなく前哨戦の印象は拭えず。「まどマギ」だと私はマミさん派なので、その名前はちょっと応援したくはなるのですけど。

 

それ以上の目玉はこの後にアイアンハートになるリリ・ウィリアムズがここで初登場。日本編というのもあってなのか、ここでの自作アーマーは「パトレイバー」の98式イングラムっぽいデザイン。日本人にはこっちの方が受けそうな気もしますが、アルティメッツのデンドロビウムアーマーと共に、パロディとしての二番煎じと受け止められちゃうかな?

 

そして、何故かたまたま日本に居たスパイダーマンとか、3人の危機にかけつけるアベンジャーズのメンツがサム版キャプテンアメリカ、ノヴァ、ミズマーベル、ジェーン版ソー、マイルズ版スパイダーマンにビジョンと完全に新生アベンジャーズ的な面々。飛び飛びの邦訳になる日本語版だとその経緯がすっとばされるのは仕方ないとは思うのですが、そこ解説でちゃんと補足してよ!と思ってしまいました。


小プロも解説書はついてはいますけど、これがヴィレッジの方の解説だったらそこの前後の経緯とかちゃんと解説してくれてるはずなので、そこが凄く残念。日本語版アメコミは解説書を読むのも楽しみの一つと私は思ってるので、ヴィレッジの方を私は応援したい。価格が安いのは小プロの良い所なのですが。

 

アーティストも前巻から変更。綺麗になったドゥームはヴァンサン・カッセルがモデル?超人気ヴィランですし、MCUには今後必ず出ると思われますが、誰が演じてくれるのでしょうか。

 

とゆー所で今月末発売のシビルウォーIIへ続く。
ってかトム・キングの「ヴィジョン」がこの話と同時期とか考えると結構シュール。
でもそこがアメコミの面白い所です。

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