僕はこんな事を考えている ~curezの日記~

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インビンシブル・アイアンマン:アイアンハート

インビンシブル・アイアンマン:アイアンハート インビンシブル・アイアンマン(2016-2018)

INVINCIBLE IRON MAN: IRONHEART VOL.1 -RIRI WILLIAMS
著:ブライアン・マイケル・ベンディス(作)
 ステファノ・カッセリ(画)
訳:吉川悠
刊:MARVEL 小学館集英社プロダクション ShoProBooks
アメコミ 2022年
収録:INVINCIBLE IRONMAN #1-5(2016-17)
☆☆☆

鋼鉄の心(アイアンハート)を持つ
天才少女リリ・ウィリアムズが立ち上がる!


周囲を不安にさせるほど天才的な頭脳を持つ少女、リリ・ウィリアムズ。子供らしい遊びには目もくれず日夜必死に研究に明け暮れていた彼女は、ある日銃撃事件に巻き込まれて親友と養父を失ってしまう。その悲劇をきっかけに、リリはアイアンマンのアーマーをベースにパワードスーツを開発しスーパーヒーローとなった!
彼女をサポートするため、自らの頭脳と人格をA.I.化したトニー・スタークと共に若き鋼鉄の戦士が世界を変える!


映画の予告にも出てますが「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」で登場。
その後の単独ドラマシリーズも決定済みのアイアンハートのオリジンストーリーが邦訳で登場。

 

時期系列的には以前出ていた「インビンシブル・アイアンマン:リブート」「同ウォーマシン」の直接的な続きで、脚本も同じくブライアン・マイケル・ベンディスが担当。

 

当時は「シビルウォーII」関連でトニーとローディの二人とも死亡(と思われた)時期で、いわゆるアイアンマン系のリニューアルだった時期。そこでトニーの後継者としてこちらのリリと、もう一人ドクタードゥームが「インファマスアイアンマン」として
活躍してた時期(そっちは未邦訳)。

なんかスーパーマンが死んだり、バットマンが死んだりした時期の、後継者が数人現れて、本当にその位置につくのは誰か?みたいな感じですね。


ついで言えば「スーペリアスパイダーマン」も近い時期だった気しますし、人気ヴィランをヒーロー側にというのが流行ってたのかも。マグニートーとかもだいぶ前からもうヴィランじゃ無い感じでしたし、人気ヴィランのヒーロー化って脚本的にも面白い物が描きやすいのかも。ファンも当然注目しますし。ただ、人気ヴィランをヒーロー化しちゃうと、その分、抜けた穴を人気ヴィランが不足しちゃうみたいな問題も出て来ますが。

 

と、まあそこはリリ譲とは関係ない話でした。キャラクターとしては先に出ていたものの、まだ顔見せ的な感じだった所を今回でオリジンの紹介。解説にも書いてありますが、実際の事件に着想を得て、これがコミックならヒーローのオリジン話になる所だなっていうのから始まったというのは面白い話です。いや実際に不幸に合われた事件を面白がってはいけないけれどさ。

 

でも、事件とか事故で多くの人が亡くなってしまった中で、奇跡的に一人だけ生き残った的な人って、それを神の啓示的に受け取るみたいなケースは昔からあると耳にした事があります。単に確率論や偶然の結果でしかないものを、何か意味があるんじゃないかと受け止める的な。

 

今回の物語の中でも描かれてますが、そこで本人にね、ただの確率だよって言ったって、罪悪感とかも含めた色々な感情が入り混じって、そんな冷静に受け取れないのもまたわかる話ではある。それが例え超天才な頭脳を持っているとしても、というのが面白い部分ではある。

 

でもこの辺の新世代、天才多くないですか?アマデウス・チョとかムーンガールも天才じゃなかったっけ?シュリもそうですし、ナディアはその後の苦労とかが多く描かれたので、まだ常人の藩中での頭の良さな気もしますが、何分私は結構な年齢のおっさんなので、天才設定って結構ひっかかるものが。若い読者は、努力してどうのよりも、実は凄い才能に恵まれていた!的な方が感情移入しやすいとかあるんでしょうか?

 

ああ、でも違うか。それこそトニーにリードにハンク・ピムにビクター(ドーム)とか、世界有数の頭脳が何人も居て、それが集結とか元々マーベルが昔からやってる設定か。それの現代版ってだけかも。

 

今回はキャラ紹介編という程度なので、まさしくリリ・ウィリアムズはこんな子なんですよ、ぐらいで終わり。敵は「インビンシブル・アイアンマン:ウォーマシン」からの続きで日本のサイバー忍者軍団。途中でペッパーが助けに来てくれたりするんですけど、ペッパーって生身でもこんなに強いんでしたっけ?ちょっとビックリしました。解説読むと、サイボーグ化してるのか。映画でもその場限りの設定で終わってたけどエクストリミスで強化されたりと散々な目にもあってましたしねぇ。

 

リミテッドシリーズ(ミニシリーズ)じゃなくオンゴーイーングのシリーズなので、気になる幕引きで終了。特に告知はされてないですが、ドラマ放送に合わせて続きが出たりしますでしょうか?ヴィレッジブックスはアメコミ邦訳からはマーベルだけでなくDCも含めて撤退したっぽいし、小プロから沢山出るのはありがたいんですけど、今回みたいに古い奴もちょこちょこ出たりして、メインのクロスオーバーよりも個人タイトルが現状ほとんどなので、時系列がすごくこんがらがってきます。この時期はあのクロスオーバータイトルの時期で、このキャラの周辺はこんな状況で、というのを飲み込むのが大変。いずれ整理したい所です。

 

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