僕はこんな事を考えている ~curezの日記~

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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:レガシー

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:レガシー

GUARDIANS OF THE GALAXY:LEGACY
著:ダン・アブネット、アンディ・ラニング(ライター)
 ポール・ペレティエ(アーティスト)
刊:MARVEL ヴィレッジブックス
アメコミ 2017年
収録:GUARDIANS OF THE GALAXY #1-6(2008)
☆☆☆★

 

かつてアベンジャーズを苦しめた強敵ウルトロンを
新たなリーダーに据えた機械生命体ファランクス。
彼らの銀河征服の野望は、思わぬ運命の意図で
縁もゆかりもない者達を結びつけた。

スターロード
アダム・ウォーロック
ロケット・ラクーン
クェーサー
ガモーラ
ドラックス
マンティス
グルート

混乱の痛手からまだ立ち直れない銀河を
支える彼らの名は……
彼らの名は……

まだない。

映画化で話題のはみ出しヒーロー集団の
オリジンストーリー!

 

と言う事で映画のイメージソースになった2008年版の新生ガーディアンズです。コズミック系イベントの「アナイアレーション」「アナイアレーション:コンクエスト」(日本語版は出て無い)でたまたま集まったキャラクター達が、次の銀河の危機に備える為にとチーム結成。

グルートは前のイベントで皆を守るために犠牲になって、現在は小枝状態ですが、ストーリー的には映画とは全然違うものの、クセ者揃いが衝突しながらも事件を解決していくっていう部分でMCU版と近い雰囲気は味わえます。これがベースになったっていうのも凄く頷ける感じでした。

 

映画だとコレクターの所に居てちょっと画面に映るだけだった、金魚蜂ヘルメットかぶってた犬のコスモは原作だとこんな重要キャラだったんですね。映画だとしゃべる動物という所でキャラかぶるからあえてメインでは使わなかったのかな?そのコスモと、あとはやっぱりロケットがとても面白いキャラでした。

 

別次元から来た初代ガーディアンズのメジャー・ビクトリーなんかの謎も絡ませつつ、前半は正式にチームとして始動した新生ガーディアンズの初任務と、後半は「シークレット・インベージョン」イベントのタイインになってるようで、アベンジャーズら地球組とは絡まないものの、こちらはこちらでスクラルの潜入が描かれる。

 

元々宇宙が舞台なだけに、スクラル関係の話も違和感なく入れる上に、こちらのスクラルは主流派から逃れてきた、良いスクラル人だったっていうのも地球でやってたイベントと違う感じで面白かった。やっぱり私もスクラル=ヴィランのイメージでしたので、MCU「キャプテンマーベル」であれれ?という感じがしたのですが、なるほど原作でも宇宙だとこういう展開もありだったのかと。

 

ガモーラもウルヴァリン程では無いにせよ超回復能力持ちだったり、映画には出て無いアダム・ウォーロッククェーサーに、映画は2作目になってから登場したマンティスがこちらでは最初から居る等、ガーディアンズ関連は原作ほとんど知らなかった状態で読んだので、色々と興味深く読めて面白かった。

 

リブート版の1巻目という形なので、謎が解決しないままだったり、ラスト部分でもうガーディアンズ解散みたいな展開で終わっちゃうので、モヤモヤも残りますが、それでも十分に楽しく読めました。ここから一気に売れた、という程では無いにせよ、メジャーキャラでは無いけど割と面白いと注目される切っ掛けになったのも頷ける感じ。


個々の様々な関係性みたいなのが面白いし、宇宙物という珍しさもあってかアベンジャーズやX-MENともまた違う感じでのチーム物の面白さは存分に感じられたかなと思います。

 

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