僕はこんな事を考えている ~curezの日記~

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ヒーリングっど♥プリキュア キャラクターシングル~響き合う4つの声~

ヒーリングっど・プリキュア キャラクターシングル~響き合う4つの声~

発売: Marvelous 2020年
☆☆☆


~響け!癒しのパワー!~
キュアアースも加わった3曲入りの豪華シングル!


毎年の恒例では無いものの、シリーズによってたまに出るキャラクターシングル。

プリキュア4人でのOP、キュアアースのキャラソン、4人での曲と、先行したキャラソンアルバムに通常なら入ってるラインの曲です。TVアニメの休止に伴い急遽分割したのか、元々こういう形だったのかは不明。

 

先々週の19話より、遂に登場したキュアアースさん。おもちゃが先行で、登場前からCMがバンバン流れたり、食玩とかガチャとかは先に出ているという状況になりましたが、ようやく、という感じです。

 

ラテが直接のパートナーになる、テアティーヌ様と共に戦った先代プリキュアと近い容姿を持つ、地球の精霊というちょっと変わった位置のキャラクターでした。脚本が香村純子だけに「この地球を舐めるなよ!」という感じでしょうか。いや人間体はそんな事言わなさそうなおっとり系でしたけど。風鈴アスミというお名前も素敵です。いぇすアスミス

 

CVはアスミン・・・ではなく三森すずこレインメーカー、オカダカズチカと結婚した人ですね。最初の方の「ラブライブ」の園田海未がやっぱり有名でしょうか。あの中だとあんまり目立ってない印象でしたけども。あとは私が見た事ある奴だと、「てーきゅう」とか「gdgd妖精s」とか一期しか見てないけど「結城友奈は勇者である」とかにも出てた人か。ゆゆゆは露骨にまどマギのフォロワー作品でしたが、変身ヒロイン物という意味ではプリキュアとも遠い親戚みたいなもん。元々プリキュアをやりたいというのは公言してきた人のようですので、そこは素直におめでとうと言ってあげたい。透明感のあるどこか超越した存在という感じではとても合ってました。

 

そんなこんなでキャラソンCD


■1 ヒーリングっど♥プリキュア Touch‼ ~Precure Quartet Ver~
 歌:キュアグレース(CV:悠木碧)、キュアフォンテーヌ(CV:依田菜津)、キュアスパークル(CV:河野ひより)、キュアアース(CV:三森すずこ) 
 作詞:こだまさおり 作曲:高取ヒデアキ 編曲:籠島裕昌

流石に原曲の北川理恵と比べると、カラオケ感は否めないんだけど(とゆーか北川さんが毎度毎度凄すぎる)あちらが番組の顔的な物、プリキュアが伝えるメッセージとそれを子供たちへ繋げる歌い方だとすると、若干こっちに違和感があるのは、プリキュア本人が歌ってる事によって、その歌詞とかに見合う位置までまだたどり着けていない所だと思う。

 

割とヒープリって敵に押され気味な印象無いですか?香村さんらしい部分なのかな?なんとかギリギリで勝ち抜いて来てるっていう印象が強い。勿論それは物語としての「溜め」の部分なので、最後は必ずプリキュア凄かったっていう結論に至るはずなので(そういうのとは違う方向に行きかねないのが香村脚本の面白いとこではあるけれど)、この4人バージョンの曲も、終盤になってから或いは終わってから聴くとまた違う印象になりそうな、これからの曲という気がします。

 


■2 風のシンパシー
 歌:風鈴アスミ(CV:三森すずこ)、ラテ(CV:白石晴香) 
 作詞:こだまさおり 作曲・編曲:Lantan

登場前に先行して封開けなくて良かった。キュアアース/風鈴アスミっていうキャラクターの立ち位置ありきの歌詞になってます。祈りから生まれた大地の精霊、いや風の精霊か。それが人の形を成す事で、一つ一つを学んでいく、というキャラクターあってこその歌詞。

 

90年代くらいからでしたっけ?ガイア理論みたいなの流行り始めたの。「逆襲のシャア」→「ガイアギア」とかもモロにその時代ですよね。「寄生獣」とかもそういうのありきだった。地球が母なる大地で、それを破壊する愚かな人間、みたいなのがやたら流行った時期がありました。

今はあんまりもう見かけませんが、プリキュアがそんなのと同じような事を描くとは思えない。ちゃんと今なりの答えを出そうとする辺りがプリキュアの凄さであり面白さ。

 

「この星をつつむ優しい風があなたにも届いていますように」っていうザ・プリキュアみたいな部分と、「渡そう生きているシンパシー」という部分がヒープリらしさ全開で素晴らしい。

 

断絶の時代において、共生とか何かと何かが繋がる・繋げるっていうのがヒープリで重視している部分ですよね。理想であって現実はそう簡単には行かないのかもしれないけど、メイン視聴者が子供たちであるプリキュアという作品は、子供達にこうあってほしいと願う部分が見えるのが白眉というか魅力です。

 

プリキュアらしく、セリフで言っちゃうかなという気もしますが、これも終盤でアスミンが、私は生を受けて皆と繋がる事でこれこれこういう事を学びました、みたいな展開になるのが楽しみです。キュアアース、そういう意味でも面白いキャラ。

 

■3 Ready Steady →プリキュア!!
 歌:キュアグレース(CV:悠木碧)、キュアフォンテーヌ(CV:依田菜津)、キュアスパークル(CV:河野ひより)、キュアアース(CV:三森すずこ)
 作詞:こだまさおり 作曲・編曲:Lantan 

4人での合わせ曲。でありつつ視聴者も含めて一緒に歩いていこう、みたいな所がとてもヒープリっぽい。変身は出来なくても、誰だってプリキュアにはなれますので。手と手を繋ぐって初代からプリキュアにとっては特別な意味を持たせてきたけど、地球をお手当という大きなテーマを掲げたヒープリと、現実の誰もが想像してなかったこの緊急事態と重なってしまった中で、物理的でなくとも手と手をとりあい、これからを生きていこう、みたいなのは色々と考える部分ではある。

 

前のアルバムの3人のキャラソンと合わせて、これも含め全部作詞こだまさおり・作曲・編曲Lantanと統一感を持たせてあるんですね。割としっとり系の曲ばかりですが、やっぱりこだまさおりの歌詞が面白いなと思いました。

 

うん、なんかただのヒープリとキュアアース語りになっちゃいましたが、こんな感じです。次はたしか後期シングル。


『ヒーリングっど♥プリキュア キャラクターシングル ~響き合う4つの声~』試聴動画

 

 

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