Saint Seiya Episode.G Requiem
漫画:岡田芽武
秋田書店刊 チャンピオンREDコミックス 2021年(続刊)
☆☆
全話完全オールカラーで贈る
黄金聖闘士の激闘譚!
シリーズ最終章が開幕!!
射手座(サジタリアス)・聖矢、
炎に包まれた聖域(サンクチュアリ)に帰還!!
という事で「エピソードG」シリーズの最終作となるらしい「レクイエム」開幕。前作「アサシン」で次は黄金継承した5人の話なのかな?って書いてますけど、なんと聖矢が主役の様子。
オリジナル主人公が主役やるってそれ外伝か?という気がしなくもないですけど、前作の時に聖闘士星矢は外伝も含めた各シリーズが並行世界になっているという今時らしい設定を持ってきてたりしましたしね。
原初神だか何かの影響で全ての聖衣と聖闘士が消滅。表紙にある射手座を纏う事もなく、結局はまた天馬座のクロスを纏う事になりますが、黄色いラインが入っててどことなくΩ風。ヒドラ市も次は白銀を目指すとか言ってたりしますし、Ω好きとしてはちょっと嬉しい。かと言って特別にオメガ贔屓というわけでもなく、各外伝作品もありきとしてやってるのかなとは思いますけど。
いや私もオメガが特別に好きってほどにまで好きなわけではありませんが、2年分も見るとあれはあれで愛着があるってだけの話ですが。
エピG、絵は正直苦手なのですが、前作の後半辺りから特に出てきた、アニメOPの歌詞をセリフとして当ててきたりとか、そういう言葉遊び的な所、ちょっとだけクセになってきました。「明日の勇者」とかそういう奴。
あとは聖衣に対して今回の敵の鎧が「悪衣」ってのがちょっと面白い。読み方はそのままアクイですし、聖に対するなら邪とかじゃないのかと思ったりしますが、まあこういうのはハッタリあってこそ。
1話目がいきなり雑兵に焦点を当ててる話で、そういう目の付けどころも良いです。
話がよくわからない上に、進むペースも遅ければ、この人は途中で飽きちゃう・・・というよりはもっと良いアイデアが浮かぶのかな?最初の方と方向性変わってないか?みたいになりがちですが、とりあえず単行本は追いかけていこうかと。
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