僕はこんな事を考えている ~curezの日記~

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ウエスト・コースト・アベンジャーズ:怒りのサンダードーム

ウエスト・コースト・アベンジャーズ:怒りのサンダードーム

WEST COAST AVENGERS VOL.2:CITY OF EVILS
著:ケリー・トンプソン(作)
 ダニエレ・ディ・ニクオロ、ギャング・ヒョク・リム、モイ・R(画)
訳:吉川悠
刊:MARVEL 小学館集英社プロダクション ShoProBooks
アメコミ 2021年
収録:WEST COAST AVENGERS #5-10(2018-19)
☆☆☆★

 

西海岸の平和を守れ!
エスト・コースト・アベンジャーズ大奮闘!

もう一人のホークアイことケイト・ビショップは、無防備な西海岸を守るための
ヒーローチーム「ウエスト・コースト・アベンジャーズ」を結成した。
彼らはチームメンバーで全員同居して、生活のすべてをリアリティ番組
撮影されており、常にトラブルが絶えない。
問題児だらけのチームをなんとかまとめて最初の勝利を収めたケイトだったが、
アベンジャーズの名前を勝手に使ったことでキャプテン・アメリカから
怒られてしまい、また頭痛のタネが増えることに。
そんななか、西海岸のヒーローチームの誕生を快く思わない者が動き始めた……。


というわけでウェスト・コースト・アベンジャーズ2巻(完)です。
1巻目と違って、最初から軽いノリのコメディーとして読んだからか、これがなかなかに面白い。

 

ケイトの元彼としてノー・バーもチームに加わる(ダークアベンジャーズに出てたあいつか)更にアメリカ・チャベスの恋人であり、フューズの姉のラモーンも覚醒、親がドーラミラージュだったらしく、ビブラニウムアーマーを装着。(2度と脱げない)

 

ケイトの宿敵として、マダム・マスクがヴィラン同盟を結成して襲いかかってくるも、その中にケイトの両親まで居た、という、ここから大きく話が展開していくよ、っていう所で打ち切り終了になっちゃったようです。

 

毎回の超絶解説が嬉しい吉川悠さんの解説書では、複雑なノー・バー(マーベルボーイ)の歴史と、WCAのメンバーのその後のマーベルユニバースでの出番を網羅してくれてますので、読みごたえは十分。今後ヴィレッジから出る予定の「グウェンプール:ストライクスバック」の内容にまで触れてるのはご愛敬(まあさわり展開程度ですし)

 

キッドオメガとグウェンプールの頭おかしいカップルはこのシリーズだけで終わっちゃうのね。何だこれ感が逆に面白かったので、残念と言えば残念。グウェンらしいメタ的なオチもちゃんとつきますけども。あと今回グウェンが拾ってきたベビー・ランドシャークのジェフもそんな展開になるんかい!とちょっと面白い。

 

今回、アーティストが話によって3人居ますけど、どの人もスッキリした絵柄で上手くって、凄く読みやすいのが良いです。これで人気が出なかったというのはちょっと残念な気がします。2人のホークアイアメリチャベス+グウェンプールでは若干キャラが弱かったかな?

まあ私も1巻で、シリアスな話じゃないし、このノリについていけんみたいな事書いてますし、序盤でつまづいちゃったか。全10話で1年くらいで終了しちゃったって事ですよね。

MCUとか、コメディー要素があるのが良いってよく言われてますけど、そこだけ強められてもダメなのかも。ドラマの「シーハルク」はコメディー作品として作ってるみたいですけど、どんな評価を受けるやら。個人的には勿論楽しみですし、ドラマに絡めて邦訳本も期待してます。

 

一緒に出た「チャンピオンズ」が同じ若手チームでも少年少女という感じで、なんか応援したくなるのに対して、保護者としてクリントは居ますけど、こちらは今時の若者という感じなので、同世代で無いとやや乗りにくいっていう部分もあるのかな?その辺は微妙な差があると言えばありますね。

 

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