僕はこんな事を考えている ~curezの日記~

見たもの読んだものなどの簡単な記録と感想のチラシ裏系ブログ

DC がんばれ!スーパーペット

www.youtube.com

原題:DC League of Super-Pets
監督:ジャレッド・スターン
原作:DC COMICS
アメリカ映画 2022年
☆☆☆

 

DC映画最新作?
勿論、今も生きてるんだかどうだかすらわからないDCEUとは無関係のCGアニメ映画。監督は「レゴバットマン」の脚本を手掛けたジャレッド・スターン。

 

レゴバットマン、非常に評価の高い作品なんですけど、個人的には結構苦手。よく出来てるし、面白いんだけど、あのベタさが私は苦手な部類だったりします。基本的に今回もほぼその路線を継続してる感じです。
バットマンのひねくれ具合とかはそのままです。そこは面白いんだけども。私は吹き替え版で見たのですが、何と原語はキアヌ・リーブスバットマンを演じてるそうな。

 

名前の通り、今回はスーパーヒーローのペットたちが主人公。スーパーマンの愛犬、クリプトが主人公。囚われたスーパーマンを救うべく、ペット・ジャスティスリーグを結成する、という話。

 

ジャスティスリーグの動物版なわけですが、いわゆるストレートな動物化ともちょっと違う感じなのが面白味。クリプト自身は犬版スーパーマンではあるし、他のリーグのメンバーも俊足であるとか、似た能力や、最終的にはそれぞれのヒーローとコンビのような形にはなるものの、あくまでペットリーグはペットリーグで個々のキャラクター性を持ってたりする。ブタのPGはワンダーウーマンに対応してるものの、決して単純な怪力ワンダーピッグとかではない辺りがミソ。

 

あくまでペットリーグの映画ではあるものの、短いながら普通にジャスティスリーグの面々の活躍シーンもあるので、そっち目当てでも悪くは無い感じ。

 

DCは詳しくないのですが、グリーンランタンが女性なのはちょっと珍しかったかも。最近出た人なのかな?あとは冒頭の惑星クリプトンのシーンが、クリストファー・リーブ版のスーパーマンを意識したカラーリングになってたり、細かいネタも面白いです。俊足カメの甲羅が初代フラッシュ風になったりと、そういう小ネタは楽しい。

 

ただ、マーベルネタは無くても良かった気はするけど。ってまあ逆にそんな意識しすぎても仕方ないか。マーベルもたまにスーパーマンネタとか挟んで来ますし。

 

ところで、バット犬のエースっていつから居るんでしょう?私の中では「バットマン・ザフューチャー」の老ブルースがエースを飼ってるのは知ってるけど、あまり拾われないだけで、普通に若い頃からウェイン家で犬とか居たりします?

 

こういう時はアメコミ映画系のyoutubeの解説がありがたいんだけど、今の所この作品に対する反応が遅い。う~ん、実写映画と違ってそんなに力入れてないのかな?私が見て来た回でも、2日目にして直前まで1人鑑賞かと思いました。ギリギリでファミリー層みたいなのがひと組だけ入ってきたけど。残念ながらそのご家族はエンドクレジットで退場されたので、その後の奴は見逃す形に。恐らくは映画の流れを踏まえて後付けで作ったものと思われる、ブラックアダムのシーンが結構な尺でエンドクレジット後に流れます。

 

次に公開されるDC映画が「シャザム」のスピンオフ的な形で「ブラックアダム」なので、決して知名度の高くないブラックアダムに対してちょっとしたフック的な感じで入れたっぽかった。

 

ほぼ完成済みの「バットガール」がお蔵入りになるなど、暗雲が立ち込めてますが、マーベル人気だってそんなには続かないでしょうし、昔からライバル社として切磋琢磨してきた関係ですし、やっぱりDCはDCでもう一盛り上がり欲しい所です。

 

DCは昔からアニメが強いとはいえ、これが公開されてバットガールがお蔵入りというのも結構不思議な感じ。何か税金対策見たいな言われ方はしてましたが、企画が挫折ならともかく、撮り終えて最初の編集くらいまで終わった物が公開されないって不思議。ビデオスルー、配信スルーとかにもならないというんだから、何がどうなってる事やら。

つーか邦題のつけ方が、DCもっとがんばれや的な感じに見えてきてちょっと痛々しいぞ。

 

それはともかく、今回の映画は「レゴバットマン」が好きな人なら必見。

 

関連記事

curez.hatenablog.com

 

curez.hatenablog.com