GUNDAM 20th ANNIVERSARY
Ｇ－ＳＡＶＩＯＵＲ
soundcinema 03"Prometheus"
音響演出：佐藤敏夫
脚本：五武冬史
ドラマＣＤ 2000年 全３話
☆☆★
ムービーへの序章ともいうべき壮大なる前夜譚！草尾毅（モーリス）、
高山みなみ（シンシア博士）、糸 博（ガーノー）ほか豪華キャスト出演！
ＧセイバードラマＣＤ３枚目。オムニバスなので前２つとは関連性無しの単発ドラマ。
食糧危機を解決するため、深海農場開発施設では研究が進んでいたが、軍事政策を進めるガーノー提督の反感を買い、研究所に魔の手が伸びる。リバ博士の息子のモーリスは野球選手として親善大使の役割を負いつつも、父の無念を晴らすべく、一人で奮闘する。
絵の無いサウンドドラマとは言え、一応ガンダム。が、何とＭＳでの戦闘とか一切無しで話が進む。シンシア博士の乗るシャトルの護衛にＭＳが出ていた的な描写がかろうじてあるくらい。生身でのアクションシーンとかはあるにはあるけど、基本的には人間ドラマ。ジャケットにあるＧセイバーなんざ一切出ません。
しかも既存のキャラクターを掘り下げる外伝的なものでもないので、人によっては結構どうでもいい話かも。出来が悪いとかではないんですけども。
なんか私はこれ当時普通にリアルタイムで発売日に定価で買って聴いてたはずですが、結構ガッカリしたような記憶もあります。
ドラマＣＤは元々好きですし、他のガンダム関係のドラマＣＤも面白くて好きなの多かっただけに、う～んＧセイバー正直イマイチだなぁとか思ったような。
食糧危機で農業が重要になるとか、後の「クロスボーンガンダムＤＵＳＴ」とかでも触れられる部分ですし、生物発光を利用して、深海で農業プラントを開発するとか、世界観的には結構面白い部分だったりはしますので、その辺を楽しめる人なら宇宙世紀において結構貴重な描写もあったりして、そこは掘り下げ甲斐はあるかとは思う。
そしてねぇ、「ガンダムオデッセイ」の時も書いたけど、流石に２０年も昔だと亡くなられた声優さんとかも居て、そこは悲しくなります。今回、リバ博士を演じてるのは石塚昇運さん。昇運さん、アイドル的な人気では無いけどメチャメチャ売れてる人でしたし私も馴染みのある人で、亡くなられたのはとても残念です。
ついでに草尾さん、たまたまですけど「ＣＬＵＢ ココ＆ナッツ」ＣＤに続けてこれ聴いてたりしたので、個人的に草尾さん無双でした。好青年のモーリス君はとても主人公らしい性格で良い印象です。
ガンダム作品の一つとしては微妙な所ですが、こんなのもまた歴史の一つとしてこうやって記録に残しておく事にする。
せっかくなので本編も今年中か年末年始辺りにでも見ておきます。
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