僕はこんな事を考えている ~curezの日記~

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CDドラマ・スペシャル 機動戦士ガンダム00アナザーストーリー MISSION-2306

CDドラマ・スペシャル 機動戦士ガンダムOO アナザーストーリー「MISSION-2306」

脚本:黒田洋介
監修:水島精二
メーカー:JVCエンタテインメント
レーベル:フライングドッグ
ドラマCD 2008年
☆☆

刹那が疑似人格、タイプR35で潜入した高校で見たものは!!
まさかティエリアが女性…?!
機動戦士ガンダム00のキャラが繰り広げる奇想天外ストーリー。


ガンダム00」で4枚ほど出たドラマCDの1枚目。
最後に収録されてるキャストコメント的には、2期はこうなってるといいなみたいな事も言ってるので時期的には1期終了後、2期前に出たものっぽい。

多分私、この辺はリアルタイムで新品買ってると思うけど、あんまり記憶にないな。「SEED」でガッカリした分、「00」は好きな方だったんですが、こっちも1期は凄く良かったけど2期で失速してねぇ、劇場版は今までに無い別路線で面白かったんですが。

 

冒頭の世界説明のナレーションだけでやっぱり00って面白くて、現実の延長で考えたときにこうなるんじゃないか的なシミュレーションとしての未来像みたいなのが秀逸ですよね。当時は正直、政治とか世界情勢なんてよく知らないし、視野の狭いアニメオタクが視野の狭いアニメでしか語れない薄っぺらな知識しかないまま見てましたけど、3陣営の一つの「人類革新連盟」って、ロシア、中国、インドの連合ってだけでも今の感覚で見るとメチャメチャ面白い設定だなと思う。

 

主人公側のソレスタルビーイングも確か天上人みたいな意味でしたよね。「ウォッチメン」でもあったけど、人類共通の敵を演じることで、世界をまとめようとするっていう発想はSF定番ですし、そんなソレスタルビーイングにしても主人公チームの他にセカンドチームがあったり、更に外伝のフェレシュテでしたっけ?そっちのチームもあったりと、秘密組織といえど、サポートまで含めれば多分それなりの人数になるだろうし、00は00で色々と広げられる世界の気がする。

 

グラハムガンダムとかその後も多少は拡張され続けているし、監督的にもいつかは再び続きをやりたいみたいな事は言ってたはずですが、個人的には宇宙人うんぬんよりリアルな世界情勢を更に深堀するみたいな路線を望みたい。

 

それはさておき、ドラマCD的にはシリアスな刹那が潜入調査をするに辺り、チョリース!とか軽いノリの挨拶をするキャラになりすます。それがヴェーダの指示なんだから仕方ない真面目な刹那は指示の通り軽いキャラを演じる事に、という本編のシリアス路線から外れたコメディータッチの話。

 

単純に面白いんだけど、好きか嫌いかで言えばこういうおふざけは嫌いなタイプの話。あくまでシミュレーションでしたというオチで、現実じゃないんだから一応は世界観を実際に壊してるわけじゃないでしょ、という言い訳もちょっと。

 

確か4枚の内2枚がこれ系で、残り2枚が普通にシリアスな話だったんじゃなかったっけかなぁ?旅のお供にそっちもいずれ。話も全然憶えて無い。

 

今だったら、それこそ宮野はこっちが素じゃーん!みたいなノリになりそうですが、むしろルイスが斉藤千和本人なんじゃないですかとかいじられてるし、この時はこういう脚本なんだからこのギャップが面白いでしょ、ぐらいの感覚に聞こえて宮野のワルノリというより、脚本家のワルノリの方が強い気がします。

 

グラハムを男色家としてギャグにしちゃうし、ティエリアの女体化とか、アレルヤがスメラギさんに対して色々やっちゃうとか、コンプラとかメンドクサイ事言う奴うぜーよ(当時はそんな雰囲気はまだ無かった)的なノリも個人的には意識の低さが見えてガッカリしてしまいます。世界観の設定とかは最高なのに、それを描くく人の意識の低さがなぁ、みたいなギャップがむしろ気になる。

 

そこ考えると、「SEED」「00」「オルフェンズ」「水星の魔女」辺りの時代による意識の変化みたいなのも、確かに違うよなと思えて面白い。
「Gレコ」は富野臭が強すぎて特殊だし、「AGE」は感覚的にはもっと古い印象かも。

 

という辺りで次

 

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