Main Personality：草尾毅＆入野自由
発売：マーベラス
ラジオＣＤ 2008年 全５巻
☆☆☆
ラジオＣＤ５枚目の最終巻。
これまでと同じく本放送のダイジェストですが、今回は最後と言うのもあってか２枚組のスペシャルディスク尽き。
音楽とかはカットしてるのもあってか、一応ダイジェストの表記はあるものの、２枚目のディスクは本放送の第４３回をほぼ丸ごと収録。草尾さんの誕生日企画回というのもあって、いつもの感じとは少し違うんでしょうけど、リアルタイムで聞いて無かった身としては、雰囲気が味わえて嬉しいです。
ただ、食べ物で遊ぶみたいになってるのはちょっとひっかかる部分ではあるかな。草尾さんも「怒られるぞ～」とか言ってはいますが、こういうのがまだ無邪気に許されてた時代の古さもあるので仕方ないのか。ランダムでカードを引いて、バースデーケーキにトッピング、みたいなやつで、たくあんとか入れちゃう感じです。
あんまりね、あれが不謹慎だこれが配慮にかけるとか、厳しく言いすぎるのも規制に繋がりどうかなとは思うんですが、この手ので私が昔からいつも思うのは、そんな方法で笑いをとろうとしなくても、あなたたちは人気者なんだから誰も不快に思わない他のやり方でもきっとできるでしょ、って思ってしまう。
それはともかく、１１月くらいの放送だったようで、劇場版の感想メールみたいなのも入ってるのが何気にありがたい＆嬉しいです。
これまで何度も書いてますが、私がプリキュアにハマったのはハートキャッチ～スマイル辺りの時期なので、それ以前の奴は全部後追いなのです。だからこういう形ででも、「当時のリアルタイムの熱」みたいなのを知れるのは凄く貴重で面白く感じます。
５の映画は１年目の方の「鏡の国のミラクル大冒険」が良すぎて、相対的に２年目の「お菓子の国のハッピーバースデイ」の方は語られる機会が少なく思いますが、駄作とかそんなわけでもないですし、見所は沢山ありますしね。
本放送の方はプリキュアゲストは全員来たので、今度はブンビーさんとアナコンディさんまで来てくれてますし、その後はプリキュアが一度に二人ずつという豪華な形。なのでアーカイブも非常ににぎやかで楽しい。
２枚目のディスクには、その辺りのオープニングミニドラマなんかも収録されてるので、その点でも満足度は高い。中の人、声優さんとしてではなくキャラとしてしゃべってくれるわけですから、そこはアニメと同じ感覚で聴けて楽しいのです。
そして１年を通してのエンディング。
１０年後２０年後とかまた同窓会的に集まれたら嬉しいよね、と言ってるのが今聴くとね、グッと来るポイントです。
ラジオは実際に特別編とかやるのかわかりませんけれど、「プリキュア５」自体はね、「キボウノチカラ オトナプリキュア２３」として復活するわけじゃないですか。プリキュアが２０年続くって最初は誰も思って無かっただろうし、この時だってきっとそうですよ。それが実際にね、一つの形になるって凄く面白いです。
しかもね、プリキュアの番組ラジオで、パーソナリティーが女性じゃなく男二人でやってた番組ですよ。毎年の恒例とかでも無いです。この時のみの企画。
ＣＤ５枚も出て不評だったはずは無いですが、じゃあ以降のシリーズでも同じような事をやってたかと言えば、そうではない。プリキュアってやっぱりこうやって色々挑戦してきたものなんだよな、って私なんかは思っちゃうんですけどね。
表面だけ捉えて感情で物を言うより、オタクはオタクなりに一見さんでは見えない視点とかやはり発信していかないと、とか思ったしだいです。
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