デパプリ、明日が最終回です。
挿入歌で使われた「キズナスペシャリティ」もう先週から100回くらい聴いてますわ。
毎年ですが最終回は特別な気分。リアルタイムでプリキュア見続けて10年くらい経ちますけど、毎年ここで思うのは、早く最終回が見たいっていうより、なんか凄くソワソワする。変な言い方ですが、気もそぞろというやつでとにかくソワソワします。
それはともかく次週からは「ひろがるスカイプリキュア」がスタート。
20年目のアニバーサリー作品です。
実は10周年の時は、10作目の「ドキドキプリキュア」ではなく11作目の「ハピネスチャージプリキュア」で、OP前に過去のシリーズから毎週一人メッセージが入ると言うアニバーサリー仕様でした。1年経ったらそこで初めて1周年になるので、言葉の定義的には過ぎてからが正しい。
が、15周年の時は15作目の「HUGっとプリキュア」がアニバーサリー作品とされました。スーパー戦隊なんかも同じで、今は作品数の方でカウントしてそこをアニバーサリーとしてますね。まあ1年間を通してちょっと特別なメモリアルイヤーですよ的な感じなのでしょう。
そんなこんなで「プリキュア20周年PV」が公開されました。
www.youtube.comいやぁ、たった1分40秒で泣かされる私。
余裕で泣けますわ。
だってこれまでいろんな事があったんだからぁっ!って感じです。
15周年記念PVの時も凄く良かったんですけど、公式はあれ残して見れるようにしてないんですよね。勿体無い。あれはあれで残してくれてて良いのに。
で、今回の20周年PVですけど、前のアニバーサリー作品だったHUGプリが優遇気味なのもありますし、近年の作品からのピックアップも多め。ひかるちゃんの「わたしはわたしだし」とかね、スタプリ押しな私は嬉しい。
これの前に、成人式メッセージなんていうのもあって
www.youtube.com丁度4~5歳頃にプリキュアを見てた人に向けてなので、4年目の「プリキュア5」からのメッセージという事になる。
こんな感じで、周年記念も、初代~5辺りまでの初期が中心になるのかなと思いきや近年の作品も、というのが嬉しいポイント。
ただ実写パートの部分に関してはやっぱり、子供の頃にプリキュアを見てた世代がティーンから大人になる感じの所を狙ってる感じです。
勿論そこはマーケティング的な部分も含めてで、プリキュアのメインターゲットである未就学児(小学生はプリキュアのメインターゲットではありません)のみから、今度は親子2世代のコンテンツにしていきたいです的な事は、以前からインタビューなんかでちょこちょこ出てた部分です。
「いきものがかり」とかプリキュアと縁もゆかりもない人を起用するなら初代の五条さんとか使って欲しかった的な声もちらほら見受けられましたが、じゃあ「リワインドメモリー」は超超超超超超名曲ですけど、それをマスコミが取り上げるかと言ったらそんな事は無いわけで、知名度のある有名人を起用するのはそれこそ初代プリキュアの時代からとっている戦略の一つです。そしてそういう戦略の一つ一つの積み重ねが今に繋がっているというのはオタクなら知っておきたい所。
そう、逆に言えばオタクじゃなければそこは知らなくても良い部分。PVや成人式の奴もそうですが、ずっとプリキュアを見続けている人とかは便宜上、ターゲットの想定外の部分に設定されてるはず。
基本的には子供番組の体をとっているわけですから、「子供時代にプリキュアを見て、何時の間にか卒業しちゃって見なくなっちゃった」というのをスタンダードなものに想定しておいて、今もまだ新しいプリキュアやってるんだよね、程度の認識の中、子供を授かった時には、子供と一緒に見て、ああプリキュアってこんなに凄いものだったんだ。子供の頃はただのあこがれとか楽しさだけにしか思って無かったけど、大人になって見た時に色々見えてくるものがあるんだね、ぐらいの事を一般的なプリキュア体験としては想定してるはず。
成人式の場合は、懐かしコンテンツ程度の物に思う人が九割だろうし、例えば「映画スタプリ」なんかは、プリキュアみたいなコンテンツはそうやって忘れ去られていくものであるという事を前提にしたテーマ設定の映画だったりするわけで、そこらへんまで含めた理解はしておきたい所。
勿論、作ってる方はオタクの支持がそれなりにあるのは知ってて作ってるだろうし、決して貴方たち向けには作品は作らないけれど、ちゃんと楽しめるようには作ってるから、そこは言わずもがなの体でお願いします。という、ある種の共犯関係にあるのが私らみたいなオタクのプリキュアファンだと思うし、だからこそ、メイン層や一般層にはわからない部分まで含めて、プリキュアは何がどう、どのように、どういった所が素晴らしいのかとか、ちゃんと明確に言葉で説明できるようにはしていたい。と思って私はいつもプリキュアを語ってるんですよ的な。
それはそれとして、こういうPVが作られてテーマ曲まで新しく作られたとなると、私が2~3年前からちょこちょこ書いてきて予想してた通常枠とは別の「20周年記念映画」みたいなの、もしかしてなかったりする?とか心配になって来ました。イベント的なもので終わっちゃうのかなぁ?
恐らくは来月の「ひろプリ」制作発表記者会見で、20周年企画についても言及されるでしょうから、そこをとりあえず待ちましょうか。
予告の感じでは「ディケイド」「ゴーカイジャー」的な過去シリーズを前面にフューチャーした作品とかでは無さそうな雰囲気ですし、20周年とは言え、ご時世的に厳しい部分もあったりするのかな?とは思う。
私は女児物全般に詳しいわけじゃないので、あまり深い所までは知らないんですけど「アイカツ」終了「プリティーシリーズ」終了「ガールズ×戦士」シリーズとしては終了で路線変更。他にも2~3年続いた女児向けとか結構終わってるっぽいですよね。そこは結局プリキュアの一人勝ち!とかそんなんでは決してなくて、こんなご時世ですからねぇというのは当然ある。
まあそんな中でも、例えば今回のPVでも、あれ?プリキュアってこんなんだっけ?夢とかときめきとかそんなんは確かにあったけど、前面にテーマとして押し出されてるような作風だったっけ?と思う人も中には居るような気がする。
ただそれって、プリキュアの本来持ってる作風として、過去に囚われずに変化を恐れないというのが初代からの大きい要素なので、変化は当然してるし、その変化があったからこその20周年とも言える。
というか、他に作品には他の作品なりの物が絶対にちゃんとあって、だからこそ数年間続いたり、プリキュアを脅かすような存在にもなったわけで、その特徴やコンセプト、何がどう、どのように何故素晴らしいのかとかそれはそれで知りたかったりもします。そういう書籍とかあったら私みたいな人には需要あると思うんですけど、誰か本書いて下さい。
とまあ変な話はここまでにして、デパプリ最終回待機。
当日中に感想は上げたい。
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