僕はこんな事を考えている ~curezの日記~

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マトリックス リローデッド

マトリックス リローデッド(吹替版)

原題:The Matrix Reloaded
監督・脚本・製作総指揮:ウォシャウスキー兄弟
アメリカ映画 2003年
☆☆

 

<ストーリー>
救世主として覚醒したネオは、コンピュータの支配から人類を解放するため戦いを続けていた。しかし、人間たちが暮らす最後の都市ザイオンに、ロボット兵セインチネルが25万もの大軍で押し寄せていることがわかり、ザイオンの滅亡は目の前に迫っていた。ザイオンを救うには、ネオがマトリックスの「ソース」に到達しなければならず、そこへ通じる道を開くことができるのは、「キー・メーカー」という人物だけだと知る。ネオやモーフィアス、トリニティーは、キー・メーカーに会うためマトリックスへと侵入するが……。

 

ジョン・ウィックに続いてキアヌ祭り開催!
というわけではないのだけど、「レザレクション」も無料の内に見ておくかなぁ、いやだったら1以外は感想も書いてないし2と3も見返しておく?みたいな感じです。

 

2年前の初代「マトリックス」の感想にも書いてますが、1は映画館で見てないけど、2と3は確か映画館で見たはず。正直、当時からそんなにハマった作品とかではない。

 

1はねぇ、やっぱり、今の現実が実は作られた仮想空間だったら?
みたいな胡蝶の夢じゃないけれど、「トータルリコール」とかSFによくある奴で、もしかしたら自分の世界もそうなのかもしれない、みたいな想像が出来て、やはりそこは面白いと思う。

 

そこからのパート2。機械に人類が支配されてるなら、それをぶっ壊しに行って人間はまた自由意思で生きようぜ!みたいな目的から、そもそも生物だって、DNAというプログラムが実行されているに過ぎない。それはこの世界のありとあらゆるもの全てに言える事。そこに自由意思なんて存在しないんだよ、的な哲学?が提示される。

 

更にその上で、ネオや救世主伝説、人類が機械に反旗を翻すとういう展開すら全て作られたシナリオ。今回で5週目で~す!みたいな事が明かされる。

 

つまりは、1の時の、君の今までの人生は全て作り物。真実に目覚めよ!という話があって、今度は2で、その真実に目覚めよ!というのも実は最初から仕組んでる作り話だったんですよ~、という、どんでん返しを更にひっくり返すような作り。

 

う~ん、話に乗れるなら面白いのかも。昔も今も正直微妙でした。

 

ただ、昔見た時は話はそんなに理解出来て無かったかな?エージェントスミスって何者?みたいに思ってた気がするけど、そんな結局は全てが計算の上に成り立っている世界の中で、唯一発生したバグこそが今回のエージェントスミスなんですよね?違うかな?実は救世主はネオの方じゃ無く、スミスこそが真の救世主、いや救世主じゃ無くても仕組まれたプログラムから唯一外れた存在、みたいな感じのはず。

 

となると、スミスが今回いろんな人と融合してたように、次はネオとスミスが融合して、コントロールをネオが握ればしくまれたプログラム外の存在になって本当の救世主になれる、という展開かなぁ?
ただ劇場公開時に1度観ただけの記憶では、ネオとスミスが融合した記憶なんて全く無いんだよなぁ。普通に戦って終わってたような記憶が。さて実際次がどうなってることやら。内容1ミリも憶えて無い。その分、新鮮に見れそうですが。

 

個人的にはイマイチな作品ながら、アクションもそうだし世界観もそうだと思うけど、丁度CG技術が発達してきていた時期で、そのおかげで今まで見た事が無い世界やアクションをビジュアルショックとして体験できた、みたいなのがこの作品の最大の特徴なのかなと。
確か、ロードオブザリングも近い時期だったと思うし、アメコミヒーロー映画もこの後くらいからやたら乱発されるようになってきた時期じゃなかったでしょうか。

 

アメコミヒーロー物はね、流行りもあったんでしょうけど、やっぱりCG技術の発達によってこれまでVFXで頑張るしか無かったような描写や世界観がCGという武器を得た事によって再現できる幅が広がったから、今の技術ならヒーロー物も結構上手く作れるのでは?という部分で増えて行った経緯もありますし、マトリックスなんかはその前夜、こんなビジュアルが作れるんだ、というのを広く世間に知らしめたタイプの映画で、そういう歴史的な視点も必要なのかなと思います。

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