僕はこんな事を考えている ~curezの日記~

見たもの読んだものなどの簡単な記録と感想のチラシ裏系ブログ

キング・イン・ブラック

キング・イン・ブラック

KING IN BLACK
著:ドニー・ケイツ(作)
  ライアン・ステッグマン(画)
訳:吉川悠
刊:MARVEL 小学館集英社プロダクション ShoProBooks
アメコミ 2023年
収録:KING IN BLACK #1-5(2020-21)
☆☆★

世界が闇に包まれし時、
暗黒の帝王
降臨する。

 

本当の闇を見せてやる。
銀河系を恐怖のどん底に陥れた、奈落の帝王ヌール。奴がついに地球に到達した。
恐るべきシンビオート・ドラゴンの軍勢を指揮下に置くヌールは、
アベンジャーズX-MENファンタスティック・フォーといった名だたるヒーローたちを次々に苦境に立たせる。
太陽と星々の光が消え、闇に覆われた世界で、人類に残された最後の希望は……
ヴェノムことエディ・ブロックだった!!

 


黒神ヌールとの最終決戦を描く、ヴェノム系列のストーリーのクライマックス。と同時に脚本担当のドニー・ケイツがしばらく前からマーベルの各誌で描いてきたものの集大成でもある。

 

ユニバース的な時系列としては丁度一つ前に感想を書いた「アベンジャーズファンタスティック・フォー:エンパイヤ」の次のイベント的な流れだった様子。
ヴェノムの邦訳的には「アブソリュート・カーネイジ」の後の話になる。

 

ヴェノム絡みの感想の時にちょくちょく書いてますが、私はヴェノムが昔からあんまり好きじゃ無く苦手な部類。最初のトッド・マクファーレンの印象が悪かったのと、ダークヒーロー的なものでありつつ、グリム&グリッティ路線を代表する感じが昔から凄く苦手。

 

ただねぇ、そんな初期のイメージでずっとやってるはずもなく、そこからまた30年も歴史を積み重ねてきてるわけですから、どんどん肉付けされて来たわけです。今回、というか近年のエディ・ブロックのキャラ付けって、「不器用なお父さん」ポジションですよね。息子のディラン君が重要なサブキャラクターになってる。

 

ついに地球への侵攻を開始したヌール。アベンジャーズはシンビオートの弱点である雷で対抗すべく、ソーとストームを軸に抵抗を試みるが、あまりの物量の差に追い詰められていく。ヌールと精神的な接触が可能なヴェノム=エディ・ブロックも作戦に加わるが、そう簡単には事は運ばない。

 

秘められた力を持つ、エディの息子のディランだけが唯一の対抗手段に思えたが・・・意外な救世主がそこに現れる。

 

現在のマーベルユニバース誕生以前から存在する奈落(アビス)そのものの具現化であるヌール。天上人セレスティアルズが世界を創造する時からの因縁という規模の大きい存在。

 


しかし、闇が存在するのなら、同時に光もまたあるのでは?ヒーロー達一人一人が光の散らばりでもありつつ、その根源にあるものは・・・みたいな感じのお話。

 

いやぁ、エディ出世したよね。昔の脳筋イキリおじさんが、アンチヒーローからヒーローになり、もはや神以上の存在にまで登り詰める。

映画とか見てるとね、ぶっちゃけスパイダーマン無しでヴェノムなんて成立できるものなのか?とかついつい思ってしまいますが、いやはやこういう原作を考えると、十分すぎるくらいにストーリーラインは充実してますし、かつての中二好みのキャラがユニバースの中心にまで来るこの出世っぷりどうよ?感慨深くない?みたいな所を狙って描かれたっぽいですが、う~んやっぱりヴェノムに思い入れの無い私的には今度の設定はこんな感じなのね、ぐらいの感覚でした。

 

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