僕はこんな事を考えている ~curezの日記~

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ガンダムビルドメタバース

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GUNDAM BUILD METAVERSE
監督:大張正己
シリーズ構成:木村暢
配信アニメ 全3話
2023年
☆☆☆

ガンダムビルドシリーズ10周年記念作品。
前もオーバリ監督で似たような事やってなかった?と思ったらこれの前にやったのは「ガンダムブレイカー バトローグ」だったか。あっちは一応ゲームの方の派生作品という扱いで若干シリーズとは違うのかな。

 

ランナー追加でアレンジ機体のプラモを売る為の販促アニメという点では勿論同じですが、一応今回は新しいオリジナルの話に「ガンダムビルドファイターズ」「同トライ」「ガンダムビルドダイバーズ」「同リライズ」の4作品の主人公が集結。アッセンブル系ビルドアベンジャーズという感じ。お話は一応はあるけど実質おまけ程度。

 

商売に走って、作品がおろそかに・・・ってのはまあそもそもがプラモ売るのが目的でアニメ作ってるトイアニメですから、もうそういうものとしか言いようが無い。

 

実際に開催したメタバースイベント用ですけど、過去作のビルドダイバーズと基本的には同じような設定なので、現実とメタバース内のアバターの2種類のデザインが一つのキャラにある形だけど、主人公のホウジョウ・リオ君を始め、師匠も、リアルとアバターに共通項の無い全く別のデザインみたいになってるのがちょっと入りにくかったかな?

 

メタバースアバターなんだから、自分の好きにキャラが作れる、自分と見た目がかけ離れたキャラでもOKっていうのは当然そうだと思うんだけど、単純にアニメを見てる方の立場的には結構入りにくいです。髪の色とか顔とかリアルの雰囲気を残しつつ、獣人っぽいアレンジだったり、サイバーな雰囲気だったり程度でダメだったんでしょうか。リオ君、ハワイ在住のアメリカ人なので和風の日本にあこがれる(=ガンプラの国でもある)みたいな感じなんでしょうけど、単純にね、入りづらっ!と思ってしまった。

 

リライズの時みたいに、アバターしか知らないけど最後に明かされたリアルはこんな人でした!みたいなのは、それなりの尺のある物語だから意味があるわけで、今回みたいな短いのはわかりやすくしてほしかったかも。いや特にそういうのがなくてもガンダムブレイカーの時もキャラのことなんか一つも記憶に残って無いけれど。

 

師匠の美少女がガンプラ大好きで実はバトルでもチャンプだった!みたいなのはね、いやこれどこの現実だよと思うけど、もうガルパンとかと同じで、突っ込むの無し!ここはこういう世界なの!もうギャグだと思って笑ってくれていいよ!くらいの潔さをむしろ感じました。きっとガンプラも乙女のたしなみなのでしょう。

 

そしてそんな主人公をサポートしてくれる歴代主人公たち。セイ君だけでなく、レイジまで復活とかまさにお祭りで、本人もセリフで言ってたけど、どうやってこれたかとか気にするの無し!という割り切り。

 

私はビルドシリーズ、好きな作品かと言えば全く好きではないし、まあガンダムだからとつきあいで見てる感覚の方が強いので(プラモも作って無いし)感無量的な感覚はそこまでではないものの、つきあいとはいえ全部は見てるのもまた事実ですし、おお~全員集合だっていう面白味はそれなりに。

 

主人公のみならず、ライバル系も若干のセリフありで出番貰えたし、セリフは無しでしたが、観客とかにサブキャラとかも沢山出てましたしね。「ダムA」で外伝作家へのインタビューとかもやってたし、もしかして外伝キャラも居たりしました?

 

それでも多分「ガンダムビルドリアル」は居ないだろうし、ビルドシリーズの先がけ、プロトタイプ的な「ガンダムビルダーズ」も多分居ませんよねぇ?どうせモブならそういうとこも拾って欲しい。背景モブとかやられメカに色々仕込んでるのも多いシリーズでしたから。

 

そしてアニメとはまた別で、実際にガンプラを3Dスキャンで取り込みとかもう始まってる技術のようで、今はまだ初期段階だとしても、これが5年後10年後とかになるともっと進化してそうで、そこは興味ある部分。それこそこれ系の原点「プラモ狂四朗」がリアルなものになっちゃうのかと思うと、想像に技術が追いついた感が凄くて、そこは未来を感じます。

 

メカ的にはギャン4兄弟とかが楽しかったかな?
主役機のラーガンダムは安価なEGガンダムを使ってバリエーションにしてあるのは良い発想だなと思う。物価が高くなってる世の中でね、学生の小遣いとかで買うとなれば、やっぱり値段も大きいじゃないですか。本当に好きな機体とかは小遣い溜めて買うかもしれないけど、普段の趣味でガンプラいじりたい程度なら、特に思い入れの無い機体でも安いから作ってみようとかあるじゃないですか?そういうとこもちゃんと考えて作ってあるのは何気に良い部分だなぁと。

 

プレバン限定とかで色々言われる部分もあるけれど、こういうのはこういうのでちゃんと別枠で考えてくれてるんだなぁと。私も子供の頃「Z」の時の220分の1でしたっけ?安い奴とか、それ以降はBB戦士とか作って色塗ってたりしましたもの。

 

それはともかく、次のアニメはとりあえず劇場版SEEDで、それ終わったらまた何かしら新作の発表はありそう。ハサウェイの2作目とか来年くらいに見れたら嬉しいけど、多分もう少しかかるし、その間に何か入るでしょうか。

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