僕はこんな事を考えている ~curezの日記~

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ハロウィン

ハロウィン≪4Kリマスター版≫ [Blu-ray]

原題:HALLOWEEN
監督・脚本・音楽:ジョン・カーペンター
アメリカ映画 1978年
☆☆☆☆


殺人鬼ブギーマンでお馴染みの有名なスラッシャーホラーシリーズ。
実は初見です。

 

ホラーは好きなジャンルで、古典系もそこそこ見てる私が何でいままでこれを見てこなかったかというと、レンタル店時代は何故か1を置いてるとこが近所に無かった。シリーズはいっぱい置いてあるんですよ。でも何故か一番最初の奴だけどこもなくってね、性格的には大雑把でも根は生真面目な私は、いきなり2からとかリメイクからとか入れず、まずこういうのは原点見てからじゃね?みたいな感覚が強くて、今まで見てませんでした。

 

U-NEXTで何か目ぼしいものないかな~って探してたらこれがあるじゃん。
アマプラとディズニープラスはそこでしか見れないものも割とあるけど、映画全般という部分ではちょっと弱くてね。映画に強いサブスクも入っておきたい気持ちはありつつ、月額1000円以上かかるとこだと高く感じて入りたくない。趣味が映画オンリーだったら良いけど、私はよろず系ですし。

 

それはともかく、ハロウィン1作目。監督がジョン・カーペンターだったんですね。
好きなカーペンター映画は「遊星からの物体X」と「ゼイリブ」です。

 

というか今回劇中で「遊星よりの物体X」が流れるけど、これが78年で「からの」が82年。元々好きな作品だったのかな?と思って調べると、wikiを信じて良いのなら、この時点で企画は進行中だったんですね。

 

年代背景的な部分で言えば、「悪魔のいけにえ」が1974年。「13日の金曜日」が1982年。13金はこのハロウィンのヒットを受けての企画だったようですね。そして今でこそスラッシャー映画の括りで語られる事の多いハロウィンシリーズですが、1作目の時点では決して残酷描写が売りの映画では無い。そういう意味ではいけにえのレザーフェイスの系譜というより、ヒッチコックの「サイコ」(1960)の系譜として最初は評価されたようです。

 

なるほど、ゴアやスプラッタ要素は皆無で、基本的にはサスペンスよりの演出でした。音楽で怖がらせる感じが面白いのと、ラスト部分にも繋がるけど、ブギーマン=マイケル・マイヤーズの息遣い。つーか常にハァハァ言ってるのが怖さとともに変態チックで、そこが他のホラーアイコンとの違いなのかな?という気がしました。

 

いやジェイソンのパブリックイメージが確立したのがからですし、こっちも2以降どう変わっていくのかはわかりませんが。多分、血がドバーとかそういうのは増えるんですよね。

 

とゆーか改めて調べてみると、リメイクやリブートも含めて、パチモノじゃなく正式なシリーズだけで今の所全部で13本もあるんですね。どう変化して行ったのかとか追ってくのも面白そうですが、そんなのいつになるのやらという感じ。

 

あと、冒頭からいきなり主観視点ですし、ちょこちょこブギーマン視点が入る。例えばJホラーなんかは、絶対に幽霊視点の画面は作らないみたいなテクニックがあるんですけど、そういうものとの違いだとか、クリーチャーやモンスター的な物ともまた違うあくまで「おかしい人間」、サイコパス的な部分であるとか、色々と味わい深い作品でした。

 

今見ると、多分地味な作品なので1作目が一番良いよねって感じの作品でも無いのかなと思いますけど、歴史や系譜的な視点で見ると十分に面白い作品ではあったかなと思います。

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