僕はこんな事を考えている ~curezの日記~

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ガンダムマガジン名作集

GUNDAM MAGAZINE SELECTION
原作:矢立肇富野由悠季
漫画:細井雄二・岩田和久・みやぞえ郁雄・岩村俊哉
刊:講談社 講談社コミックス ボンボンデラックス 第2179巻
 KCDX Gレジェンドコミックス 2006年(連載1990-91年)

 

「F90」関連でこちらも。
映画「機動戦士ガンダムF91」公開時のプロモーションとして半年間6号分発売されていたコミックボンボン増刊号扱いの「ガンダムマガジン」。

その中の6本分のコミックを収録したのがこちらの作品。ファースト・Z・ZZ・逆シャアの外伝が1本づつと、SFC「機動戦士ガンダムF91 フォ―ミュラー戦記0122」のコミカライズ前後編の合わせて6話分を収録。

 

リアルタイムではこの辺は追って無かったものの、この単行本の帯にもある通り、この後本誌6冊分が復刻されて、高かったけどそっちは後に確保しました。このコミックスに収録されてる漫画でわかりますが、存在が貴重なだけで、内容的には全て黒歴史に葬り去るべきものばかりで、レアリティ以外の価値は一切ありません。

 

多少の設定合わせをしつつ、公式の歴史に組み込むべきものとかは一切無し。というかトンデモ描写の連発で非常にヤバイものばかり集まってるので、そういうのが好きなら、くらい。

 

あ、因みに雑誌の形式がそうだったのか、漫画も左開きのセリフも横書きとアメコミ風のフォーマットになってるので、慣れてない人はメチャメチャよみにくいかも?


ガンダム伝説
第1話 RX-78誕生秘話
細井雄二
原作/富野由悠季
メカニカルデザイン大河原邦男
企画/クラフト団
構成:會川昇
メカデザイン協力/山田高裕

 

作画はボンボン餓狼でお馴染みの細井雄二氏。
そして何気に構成:會川昇って。多分「機動戦艦ナデシコ」「コンクリートレボルティオ」「轟々戦隊ボウケンジャー」とかの會川さんなはず。変な仕事してたんだな。
山田高裕(たかひろ)氏は多分「勇者王ガオガイガー」の人のはず。

 

ジオンのMSザクに対抗する為、連邦もMSガンダムの開発をテム・レイ主任の元進めていたが、連邦側にはまともなパイロットも居ないとして、テストもろくに出来ずに開発は難航していた。そんな中、テムはジオン兵の捕虜アルガに目をつける。ザクを乗りこなしていた彼なら、ガンダムの教育型コンピューターの教育係にうってつけではないのかと。

最初は渋るアルガだったがしだいにテムと仲良くなり、モビルスーツが好きな彼はガンダムに息子のような感情を抱きはじめる。ガンダムの完成が近付いた時、パオロ艦長はそんなアルガを消そうとするも、この先の戦いを考えたアルガは自ら・・・。

 

ガンダムにはジオンの血が入っていた、という辺りは価値感の逆転みたいな所に拘る會川さんのアイデアなのかなとは思うものの、そりゃあMSはジオンがそもそも先で、それを参考にしてるのは当然だし、かといってビームガン1発撃って逃げ出す連邦のパイロットって何よ?と変な描写は沢山ある。

 

アメリカン・ニューシネマみたいな結末と、今みたいにネットでいくらでも調べられる時代と違って、小学生が俺はこんな漫画を見たんだ、本当だよ信じてくれよみたいな体験を与えていたのかなと思うと、他の収録作よりは悪くない気がする。

 


ガンダム伝説
第2話 機動戦士Zガンダム 宇宙を超える者
岩田和久
原作/富野由悠季
メカニカルデザイン大河原邦男
企画・構成/クラフト団
メカデザイン協力/山田高裕

 

Z本編前。プロトタイプリックディアス リックディアス改で大気圏突入テストをクワトロ達は行おうとしていた。
かつてのシャア・アズナブルガンダムが目前でMS単独での大気圏突入をした衝撃を夢に見る程であり、ガンダリウム合金を用いたリックディアスでもそれが可能な事を証明しようとしていた。

フライングアーマーに乗り、まさに大気圏突入のテストを行っている時、突如ティターンズのプロトガンダムマークIIが襲来(当然、ギレンの野望で設定されたあのプロトマーク2ではなく、何故か白いエゥーゴカラーの普通のマークII)戦闘に入るも、クワトロのリックディアス改はあっさり落とされ大破。

コクピットのある頭部ユニットだけは無事だったが、それがコクピットである事を知らないマークIIはそのまま帰還。

ばかめ、リックディアスのコクッピットが胸では無く頭部にある事を知らなかったようだな。さあ、このまま大気圏突入だ!

 

と、ディアスの頭部だけで地球に降りるというありとあらゆる全てのガンダムコミックでも恐らくは1・2を争うであろうトンチキなシーンが描かれる。

そしてドヤ顔するクワトロさん。

 


おかしい、これはギャグ漫画なんだろうか?

 


というか、作者さんが多分勘違いしていて、「ガンダリウム合金」という凄い素材を使っていれば、耐熱や耐衝撃とかありとあらゆるものに耐えられて、コックピット回りだけでもそれを使っていたリックディアスは燃え尽きずに中の人にも影響が無い、みたいな感覚なんんだろうと思う。今ならMCUでいう所のビブラニウムみたいな。

 

突入角度の調整一つ出来ない状態で、堂々とリックディアスの頭が地球に吸い込まれて行く姿は、ガンダム史上とんでもない珍シーンの一つだと思う。

 

 

ガンダム伝説
第3話 始動せよ!ZZガンダム
みやぞえ郁雄
原作/富野由悠季
メカニカルデザイン大河原邦男
企画・構成/クラフト団
メカデザイン協力/山田高裕

 

プロトZZの話。
MS21009 プロトZZ
MS21010 ZZガンダム
と、「Z」が「2」になってたり「-(ハイフン)」が数字の1になってたり、まるでゲーメストのような誤植が凄い。

 

かつてのコロニー落として両親を亡くした兄弟が、その後、かたやアナハイムのメカニック、かたやテストパイロットとして再会。

プロトZZのテスト中に機体が暴走。加速が止まらくなる。ZZがドッキングアウトして分離した瞬間に弟を救出すると、兄がコアファイターで救出に向かう。間一髪で生還した二人は、パイロットの生存にはコアファイターが不可欠と判断する。こうしてAパーツBパーツの2つのみだったプロトZZはコアファイターを有するZZガンダムとして完成するのである。

 

いやまて、救出に向かった兄貴のコアファイター。それZZのコアファイターじゃないの?何故ZZ完成前にコアファイターが?
仮にそれをベースにコアファイターが完成したんだとしても、じゃあ元からある「コア」ファイターは何のコアなの?

 


ガンダム伝説
第4話 νガンダム秘話 ネオ・ジオンの亡霊
岩村俊哉
原作/富野由悠季
メカニカルデザイン大河原邦男
企画・構成/クラフト団
メカデザイン協力/山田高裕

 

UC0094、シャアの反乱から10ヶ月後、赤いヤクトドーガがジェガンと交戦中、バリュートで大気圏へ突入して姿をくらます。更に半年後、マサダ中尉は愛機のνガンダムでその消息を絶ったMSを追い、ある島に辿りつく。先任の調査隊は亡霊に会ったという言葉を残し、次々と消えていた。

共に任務についたジョーン少尉が突如襲撃に会い、やはり亡霊に会ったと言い残し死亡してしまう、海に潜ったマサダνガンダムは、赤いヤクトドーガと遭遇。しかしコクピットハッチは開かれ、そこに誰の姿も無かった・・・。

 

赤いヤクトってクエス機でしょうか?確かあれ、ユニコーンに出てたのがなれの果てとされてた気がしますが、最近は「銀灰の幻影」だかにもヤクトの改造機が出てくるそうなので、別に元の2機だけにこだわる必要は無さそう。
ってかそもそもこのνガンダムはどっから出てきたνなんだ。
ガンダムレオン」だかでレプリカ機があったりしたので、再生産は可能なのかも。

 

しかも謎の少女もシャアの復活を願うとか、どういう方なのかわからないまま。でもサイコミュで外部からMSをコントロールとか、サイコガンダムの時点で出来てたはずなので、そんなに難しい技術じゃ無いはず。

 


■フォーミュラ戦記0122 前編・後編
岩村俊哉
原作/矢立肇富野由悠季
メカニカルデザイン大河原邦男
キャラクターデザイン/川元利浩
ストーリー協力/バンダイ

 

という事でお目当てのフォーミュラ戦記。SFC版のコミカライズ。

因みに、今回の漫画や描き下ろしの表紙だと絵として全然似てないけど、主人公のベルフ、川元さんのオリジナルキャラ設定だとシーブックに似すぎだと思いません?

多分これ、勝手な推測だけど、映画の「F91」の前日譚としてSFCでゲーム作るよ。主人公はまだ決定稿じゃないけどこれね、ってシーブックの絵を渡されたんだと思う。で、グラフィックを作ってゲームを開発していく途中で、映画の主人公はそのまま使えませんよ、ってなって、ええ~結構もう開発は進んでるんだから、1からキャラグラフィック直すとか時間的に無理ですよ、ってなって、カラーパレットだけいじって、シーブックと似てるけど全然別のキャラですよ、って言う事になたんだろうなと昔から勝手に想像してます。

 

そして一応ヒロイン枠のアンナフェル。ベルフの恋人という設定ながら、漫画に登場して2ページ後には死んでいるというとんでもない扱い。
え?何これ作者このヒロイン嫌いなの?と思って調べたら、ゲームでも途中退場するんですね。当時クリアまでやった記憶があるけど、そこは全然憶えて無かった。

 

で、本来のF90のパイロットであったワイルダー中尉。色々絡んでくる嫌な先輩ポジションながら、ベルフをかばって戦死。ヒロインはスルーするけど、こっちは突然乙女チックな絵になって涙をぼろぼろこぼすという不思議な見せ場。

 

そして引き続き、ゲームには居ないウェスバー大尉とやらが、F90の予備機で脱走。実はスパイだった事が発覚し、離脱前に何とかその撃破に成功する。

 

ん?F90に予備機あったの?火星独立ジオン仕様から戻したF90IIなのか?
いや撃破しちゃったんだから違うよね。一体何機あるんだF90は(大概のガンダムはそうだけど)

 

しかもウェスバー大尉って何よ?
F91の新兵器として出たのがヴェスバー(VSBR)当時としては新しい単語でしたので、馴染むまで時間がかかりました。なのに何でこんな酷似した人名をサラッと設定してくるのか意味がわからん。

 

そして後編、機体をF91に乗り換え、(ゲーム的にもそうだったけど、F90とF91の両並びとか見たかった気はします)、シャルルとの最終決戦の最中、クロスボーンバンガード版デススターが登場。え~?ゲームでこんなんあったっけ?鉄仮面=ダースベイダーだからデススターなのかこれ?音楽もメチャメチャSWっぽかったですしね。

 

敵はオールズモビルだけじゃない、その背後にまた別の巨大な悪があったのだ!的な感じで終了。「F91」に続く、という感じでしょうか。
作者的には「F91」すっとばして「Vガン」のコミカライズをやる事になるのだけれど。

 


という事で、貴重なレアコミックの復刊で当時は凄くありがたみを感じた半面、う~んこれは読めたのは嬉しかったけど、封印しておくべきものだったと複雑な心境になったのを憶えてます。
このシリーズ、他にもガンダム短編集として3冊出てたりするんだけど、ボンボン増刊関係で復刻して無い漫画もまだまだあったのに終わってしまった。それこそ「フォミューラー戦記」の読み切り版もボンボン増刊号に掲載されてたそうな。多分、似たようなクオリティなんだろうなとは思いつつ、一度は読んでみたいと思うのがオタクの習性だと思います。

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