僕はこんな事を考えている ~curezの日記~

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マーベル・ゾンビーズ(MCUその61)

原題:MARVEL ZOMBIES
監督・脚本・原案・製作総指揮:ブライアン・アンドリュース
脚本・原案・製作総指揮:ゼブ・ウェルズ
原作:MARVEL COMICS
配信アニメ 2025年 全4話
☆★

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「アイズ・オブ・ワカンダ」に続いて4話のミニシリーズ。
絶対これ企画見直しの時期に準備はある程度進んでたので凍結はされなかったけど短くなったんだろうなと思わせる出来でした。

「ホワットイフ」のシーズン1で1本だけやったゾンビバースのさらにスピンオフ。世界観は繋がってるものの、今回は主人公がカマラ・カーン。
ギルティギア」のスタッフが作ってる新作マーベル対戦格闘でもメインヒロイン扱いされてるし、とりあえずマーベルのカマラ押しみたいな強引さは嫌う人も多いんでしょうけど、多様性の象徴みたいな存在として中心に置きたいんでしょうし、原作のカマラとかホントによくできた良い子なのよ。映画で酷評されてしまいましたがみんな私の事は嫌いになっても良いからカマラの事は嫌わないで下さい。

 

1話目、ゾンビアポカリプスの世界で旅するカマラ&ケイト&リリ(とフライデー)。実写映画&ドラマよりも先にこっちでアッセンブルしてしまいました。

 

う~ん、結局実写のヤングアベンジャーズはもはや難しそうですしね。「シークレットウォーズ」後にチャンピオンズとして仕切り直しでやるんじゃないかという噂はあるけど、まあ正直今更アベンジャーズやった所で良くてそこそこ程度のヒット。かつての勢いなんて夢のまた夢でしょう。ただブームに乗った人は醒めるのは当然。何か次のブレイクスルーを待つしかないと思います。「マーベズ」なんか最大級の大コケをしちゃったわけで、その辺りの展開は尚更厳しい。

 

それこそ、更に10年後とかにその時代の「ホワットイフ」で「もしもあの時、予定通りにヤングアベンジャーズが結成されていたら?」みたいなものを楽しみに待ちましょう。最初の映画の「スーパーマン」「バットマン」アニメ版「X-MEN」の続きが20年後30年後とかに作られるのがアメコミの世界ですので。


1話目は最初に書いたとおりカマラとケイトとリリのドラマ3人がチームを組んで仲良くなっている姿に、例えそれがゾンビバースであったとしても、そうそうこういうのが見たかったんだよ!というチームに、その先でエレーナ、メリーナ(母)レッドガーディアンが居る所に辿りつく。

 

しかも2話目はシャン・チー&ケイティにパパまで。デスディーラーとか、アジア系と言う括りなのかジミー・ウーまで居る。(原作だとただの捜査官じゃなくエージェントアトラスというアジア系チームになるのもあってか)

フェイズ4以降の、いつアッセンブルするんだろうとワクワクして待ってたけど結局アッセンブル出来なかった所が集結するのは嬉しい。

 

しかもムーンナイト化したブレイドという混ぜすぎ危険なキャラまで居る。

 

嬉しい半面、なんか上手く行かなかった部分がこうしてゾンビバースに飲み込まれちゃったのかとも思えてちょっと悲しくもなりますが。ヴォイドでしたっけ?「デッドプールウルヴァリン」にもあった捨てられたものの空間みたいなのとどこか似たような虚しさというか。

 

で、その後が世界を救うために色々やったりするものの、結局上手く行かず、グダグダのまま終了。

 

色々なキャラが出るのは面白いんだけど、たった30分×4話しかないのになんとも微妙というか、正直つまらなかった。これが全8話とか全12話とかじゃなくてホントに良かった。

 

「マーベルゾンビーズ」って原作コミックでもいくつか話があって、今回はそれとは特に関係無いアニメオリジナルの話なんだけど、元々のヒーローがゾンビ化なんてぶっちゃけ1発ネタなわけです。ヒーローの女体化、メカ化、動物化、キッズ化みたいなのと同じ。

 

でも、原作コミックの「マーベルゾンビーズ」ってロバート・カークマンという人が脚本をやってる。あの「ウォーキングデッド」の原作者です。ウォーキングデッドも元はコミックで、それをドラマ化して、近代ゾンビ物の代表作となるくらいに大ヒット。そんな今の時代のゾンビの第一人者に「マーベルゾンビーズ」を描かせたのです。

最初は作者も1発ネタだと思って引き受けたそうな。そしたら、いやいやいや有名ヒーローがゾンビ化するビジュアルショックだけなら素人でも出来るんだよ。わざわざ時代を代表する作家になったあなたにお願いするんだから、わかるでしょ?ネタじゃ無くちゃんとしたストーリーをやって欲しいんだよ!となって、そこそこ分量のあるシリーズになって話題作として結構売れた。

 

で、人気のある企画だから、ホワットイフでもMCU版ゾンビーズをやろうとなったのでしょう。その1本で終わっておけば良いものの、これ単発でも行けんじゃね?と思ってしまったのが運の尽き。いや企画は悪くなかったけど、時代がマイナス方向に動きすぎたか?

 

ぶっちゃけ「シークレットインベージョン」に並ぶ、見なくてもいいやつです。世間的な評価のメチャ低い「シーハルク」「エコー」辺りもそうですが、もう映画だけでも飽きちゃってるのに、ドラマとかアニメなんて見るのも面倒だよって人は、見なくていいです。そういう人は、私らみたいなオタクが評価した中で「これは面白いから見ておいた方がいいよ」みたいなのを判断材料にすれば良いのではないでしょうか。一般人とオタクでは面白がり方に多少の差はありますが。

 

わーい!シャンチーの活躍また見たかったんだよ!みたいな人には面白がれる部分はありますが、インフィニティサーガ時代のキャラはもうほとんど賑やかし程度の形でしか出てきませんし、その辺りまでが好きだったという方は華麗にスルーで。


あとここからはちょっとアメコミとは関係無い話をします。
プリオタ視点の話。

 

ゴメン、カマラの声優が松岡美里さんだったというのに、今更気付きました。私はガンダムプリキュアに出てる声優さん以外はあまり詳しくないので、ドラマの「ミズ・マーベル」や映画「マーベルズ」も吹き替えで見てるけど、その時点では松岡美里さんは全然認識して無かった。(一応ガンダムも「閃光のハサウェイ」のミヘッシャとかやってはいるけど)

が、今放送中の現行シリーズ「キミとアイドルプリキュア」のセンターキュアアイドル/咲良うた役が松岡美里さん。そっちで初めて認識しました。、


今回、ケイトとリリと組んでてね、ケイト役は種﨑敦美さん、リリ役は早見沙織さん。
今回出てないけど、キャシー・ラング役は高橋李依さんでしたし、宇宙犬コスモ役に悠木碧さん、シーハルク役に井上麻里奈さん、をキャスティングしたりの他「シークレットインベージョン」ガイア役に清水理沙とか「ムーンナイト」スカーレットスカラベ役に 小松未可子さん、ああムーンナイトには藩ちゃんも居たね。あとはヴァルキリー役の沢城さんとか、やたらプリキュアオールスターじゃねーかと思ってました(まあ実際はそれなりに実績のある人をキャスティングする方向性なのでしょう)

 

で、今回みてて、あれ?カマラ役ってもしかしてキュアアイドルなのか?キュアフレンディとキュアフェリーチェとの3人旅とか、もう何も怖くない!とか思ってしまった。

松岡さん、プリキュアセンターにマーベルの次世代メインキャラとか続けて良い役とれたんだなと。そんなプリオタ話でした。

 


次は年内にドラマの「ワンダーマン」でしたっけ。
一通り企画整理前の負の遺産はここで打ち止めでしょうか?「アーマーウォーズ」はもう流石に中止ですよね?「ブレイド」は次サーガに持ち越し、回収されない伏線とか予告は放置で進んで行くのでしょう。これがコミックなら通常運転、何十年前の伏線が今更生きたとか変なサプライズなんかもたまにありつつ、映画でそういうのは流石に難しい気がします。

まあでもそういうダメな所もツッコミしつつ楽しんで行くのがファンとかマニアというもの。飽きずに追い続けます。

 

因みにマーベルの熱心なファン、信者、ビリーバーの愛称を「マーベルゾンビーズ」と言うらしいです。実際に使ってる人は見た事が無いので知識でしか知りませんが、この辺の作品ぐらいになると、まさしくマーベルゾンビーズに向けた作品と言えるのかもしれませんね。

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