MARVEL'S THE AVENGERS:PRELUDE FURY'S BIG WEEK
著:クリストファー・ヨースト、エリック・ビアソン(作)ルーク・ロス、ダニエル・HDR、アガスティン・バディラ、ウェリントン・アルブス(画)
刊:MARVEL 小学館集英社プロダクション ShoProBooks
アメコミ 2012年
収録:MARVEL'S THE AVENGERS PRELUDE:FURY'S BIG WEEK #1-4(2012)
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映画「アベンジャーズ」の前に何が起こっていたのか!?
MCU版「アベンジャーズ」1作目のプリクエル(前日譚)コミック。一応はMCU公式ストーリーという事になってます。ただ、この後も映画に合わせてたまに「プレリュード」シリーズとして何冊か出てますが、ドラマなんかと同じでMCU本編的には多分そんなに重視されてはいないかとは思います。(例えばコミックでこういう描写を先にしちゃったから映画もそれにつじつまを合わせるとかまでではないかと)
「アイアンマン」「ハルク」「ソー」「キャプテンアメリカ」のクライマックスがほぼ同時期に起きていた、という設定で、シールドを指揮するフューリーはてんやわんやの1週間だった、というのがざっくりした話。
シールド側の視点なので、フューリーの他にはコールソンとブラックウィドウとホークアイの出番が多め。でもマリア・ヒルは一切出て無い辺りが映画とのリンクという部分で作るのが難しいんだろうな、というのが垣間見える感じです。
映画のコミカライズ版は収録されておらず、全4話のプリクエル話のみの収録。裏でシールドはこんな感じで動いていました、っていうだけの話なので、ドラマやテーマとして何か面白い部分があるわけではなし。
設定関係では「ソー」で出てきたデストロイヤーと「ハルク」でのMr.ブルーことサミュエル・スターンズ(原作ではリーダーというヴィランになる)をシールドが回収してたりしてたのが映画では語られて無かったのでその辺りは唯一、おっ!と思った部分。面白いのはそれくらいでした。
アメコミの入門編、くらいの一冊です。
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