僕はこんな事を考えている ~curezの日記~

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ソー&ロキ:ダブル・トラブル

ソー&ロキ:ダブル・トラブル

THOR & LOKI: DOUBLE TROUBLE
著:マリコ・タマキ(作)
 グリヒル(画)
訳:吉川悠
刊:MARVEL 小学館集英社プロダクション ShoProBooks
アメコミ 2022年
収録:THOR & LOKI: DOUBLE TROUBLE #1-4(2021)
☆☆☆★


[人気アーティスト]グリヒル×[アイズナー賞作家]マリコ・タマキ
ケンカするほど仲がいい(?)
凸凹兄弟、ソーとロキが大暴れ!

 

神々の国アスガルドは今日も大混乱!
異世界に飛ばされた二人は、
故郷に帰ることができるのか!?
雷神ソーと悪戯の神ロキは、今日もいつものように兄弟ゲンカ。二人は街を破壊したあげく、不思議な力によって異世界に飛ばされてしまう……。そこで彼らが出会った人物とは!?日本在住の人気アーティストグリヒルとアイズナー賞を受賞した売れっ子作家マリコ・タマキによるポップ&キュートなコミックが待望の邦訳!

 


「スパーターマン&ヴェノム」に続くダブルトラブルシリーズ第2弾。
前回のはヴィレッジブックスの方から出ましたが、小プロとマーベルの独占契約により、今回は小プロの方から出ました。
グリヒルマリコ・タマキという作家の布陣は前回から引き続き継続。正直、前作は私がヴェノムあんまり好きじゃないのもあってか、グリヒルのアートを見る為の作品、以上の価値は見出せませんでしたが、今回は割と面白かった。

 

既存のマーベルユニバースとは関連性の無い、この作品単発で完結してる作品ですが、まあ映画なんかも含めた、パブリックイメージとしてのソーとロキのまさしく凸凹兄弟っぷりが純粋に楽しめて、この二人の関係性が好きって人には十分に面白いと思える作品になってるんじゃないかと。

 

表紙にもある通り、レディ・ソーとレディ・ロキも出てきたりしますが、この辺は元の世界だと色々と複雑な設定ですけど、そういう細かいとこはまず置いといて、キャラを楽しんでねっていう作りです。ムジョルニア何で2本もあるの?とか気にしない。別アースに来ちゃったんですよ、っていうだけで十分です。

 

ロキの、兄上へのかまってちゃんぶりとか、散々お前には騙されてきたから、もう相手にしない!とか言いながら、結局相手してるソーとか、とても可愛い。

 

ソーもロキも、昔のコミック基準で行けば、こんなキャラじゃ無かったはずなんだけどな、とか古参のファンとしては思ったりもしますが、MCU辺りでついたパブリックイメージみたいなのをこうやってコミックに落とし込むというのもね、それもまたアメコミ的な歴史の流れかなとは思いますしね。

 

映画からソー&ロキが好きになったっていう人なら、小難しい原作を読んでも、わけわからんし映画と全然違うなこれ、ってなる可能性が非常に高いですし、だったら最初にお勧めするならこれって素直に言える感じ。

 

過去にも何度か書いてるはずですが、グリヒルさんは日本人2人のコンビですので、日本人好みの絵柄ですしね。アニメちっくな絵柄ですので、最初は「パワーパック」とか子供向けをまかされてましたが、今回みたいな初心者向けの作品とかもあれば、重要なテーマやキャラクターもまかされるような作家になって、その活躍ぶりは目覚ましく、誇るべき日本のアメコミアーティストになられていて、本当に素晴らしいなと思います。

 

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