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魔法つかいプリキュア! ドラマ&キャラクターソングアルバム ドリーム☆アーチ

魔法つかいプリキュア! ドラマ&キャラクターソングアルバム ドリーム☆アーチ

DREAM★ARCH A DRAMA & CHARACTER SONG ALBUM from "MAHO GIRLS PRECURE!"

発売レーベル: Marvelous
2016年
☆☆☆☆☆

 

新曲5曲、リアレンジ1曲、そしてアニメスタッフによる新作ドラマ5篇を収録した充実のアルバム☆

 

1. ドリーム☆アーチ
 歌:キュアミラクル(CV:高橋李依)・キュアマジカル(CV:堀江由衣)・キュアフェリーチェ(CV:早見沙織
 作詞・作曲・編曲:Nostalgic Orchestra


2. 第1話「Dokkin!魔法界はじめての夜!」
  シナリオ:村山功
  
3. はなまるの方程式
 歌:朝日奈みらい(CV:高橋李依
 作詞・作曲・編曲:Nostalgic Orchestra
  
4. 第2話「マジヤバ!変身ができない日!」
  シナリオ:鐘弘亜樹

5. オレンジア
 歌:十六夜リコ(CV:堀江由衣
 作詞・作曲・編曲:Nostalgic Orchestra
  
6. 第3話「夏だ!水着を買いにいこう!」
  シナリオ:坪田文
  
7. そらいろ
 歌:花海ことは(CV:早見沙織
 作詞・作曲・編曲:Nostalgic Orchestra
  
8. 第4話「名探偵ことは!の迷推理!?」
  シナリオ:村山功

9. キラメキふたつ星
 歌:朝日奈みらい(CV:高橋李依)・十六夜リコ(CV:堀江由衣
 作詞・作曲・編曲:Nostalgic Orchestra
  
10. 第5話「月夜のふたり乗り」
  シナリオ:村山功
  
11. 魔法アラ・ドーモ!(Rainbow Parade MIX)
 歌:キュアミラクル(CV:高橋李依)・キュアマジカル(CV:堀江由衣)・キュアフェリーチェ(CV:早見沙織
 作詞:只野菜摘 作曲:前山田健一 編曲:Nostalgic Orchestra


という事でドラマ&キャラソンアルバム「ドリーム☆アーチ」です。
プリキュアのドラマCDは珍しい部類で、初代の時に2枚程出て、その後は「5」の時にも出たのですが、5のはココとナッツがメインの内容でしたので、まあそちらの人向けという感じです。個人的には「ドラマCD」ってジャンルは私好きなのですが、プリキュアはやっぱりメインターゲットが未就学女児なので、サウンドドラマというのは多分まだ難しいジャンルなんだと思われます。子供はプリキュアの何を見てるのかと言えば、ストーリーとかじゃなく、単純に画面に映る絵を見てるだけだと思われるので、音声から想像して楽しんだり、会話を楽しむとかいうのは難しい。

 

最も、「たのしい幼稚園」だったかな?についてる「おたのしみCD」っていうのも初代の頃にはあって、何気に初代プリキュアと「特捜戦隊デカレンジャー」「魔法戦隊マジレンジャー」が共演してたりする奴もあったりしました。ドラマというより、CDを聞いてる人にクイズを出したりして話しかけるみたいな奴でしたので、声だけだとわからないとかそういうわけではないと思うのですが、単純にオタクアニメの派生としてのドラマCDは作られにくいという感じ。つーか戦隊はやまにやってるんで、需要と供給みたいな感じなのかな?

 

そんな流れがあって、凄く久しぶりに出たプリキュアのドラマCDって事になるんですが、残念ながら後のシリーズには定着せず、これ1回のみで終わってしまいました。なんでまほプリは出たのかと言えば、元の作品自体がそうですけど、ハピでの10周年を経て、次の一手を考えて色々やってみようと模索してた時期だからかと思われます。

 

この流れ、続いてほしかったなぁと思うのですが、まあそれは仕方が無い。単純に1枚のCDとしては最高オブ最高としか言いようが無い。1本のOVAを見たくらいの満足度があります。

 

一つのストーリーじゃなく、ショートドラマが5本って形になってますが、時系列がホントに最初の出会いの初期から、クライマックス前くらいの終盤までと幅があるのが特徴。これだとお子様にはちょっと理解が難しいだろうなとは思ってしまいますが、その時期その時期ならではの関係性とか距離が描かれてあって、これがすこぶる良いのです。

 

ちゃんと演技でその差がわかる。改めてキュアミラクル/みらい役の高橋李依は素晴らしい。3人+モフルンの4人しか声は当てて無いので、状況説明とかをしゃべっちゃう不自然さも多少はあるのですが、そんなものはいくいらでもカバーできる魅力がある。

 

1・4・5話はシリーズ構成の村山さんがシナリオなので、本編とちゃんとリンクしたその時々の気持ちとかが丁寧に描かれててとても良いですし、個人的に好きな2話目はみらリコの息が合わずに喧嘩しちゃうと言うちょっと珍しい感じの話ですが、真ん中に立つフェリーチェのツッコミが最高。(基本的にシリアスじゃなくギャグにしてありますし)そして3話目はHUGの坪田脚本。本編の水着回の前に入る、水着を回に行く時の話なのですが、あれは大人向けの水着でしょう!とか、あまりプリキュアっぽく無い話なのがいかにも坪田だ。勿論、イメージを壊す程はやってないですが、ちょっとギリギリを攻めたい坪田さんらしいです。

 

OVA感覚でドラマ部分の方の印象が強かったですが、今回聴き返していると、曲も凄く良いです。
特にみらいちゃんの「はなまるの方程式」

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もうみらいちゃん純度100%というか、メチャメチャみらいだこれ。おーのー!


これを歌える高橋李依はホントに凄い。「みんなで歌う奇跡の魔法」でもそうでしたけど、綺麗な音程で歌うとかじゃ無く、みらいちゃんらしく歌うっていうのをこの頃はまだ新人の部類だっただろうに、堂々と崩して歌うのが最高すぎる。その後にイベントあった時とかにも、大人みらいちゃんのイメージ(49話の大学生みらいちゃん)のコーディネイトで来ましたっていうのが最高でしたし、やっぱり役に思い入れを持っているってわかるのはとても嬉しい。

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先日のトロプリの名探偵みのりん先輩の話の時に、歴代名探偵プリキュア枠に、ちゃんとこのドラマCDのはーちゃんにも附言する人が多くって、ファンに愛されてる作品だなぁと改めて感じられてとっても良かったです。

 

魔法使いプリキュア!」を語るときには外せない1枚。
ラストトラックに「魔法アラ・ドーモ」を配置してあるのもまた1本の作品って印象に繋がって良いです。

 

次は多分小説「いま、時間旅行って言いました!?」を取り上げる予定。

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