僕はこんな事を考えている ~curezの日記~

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ドキドキ!プリキュア オフィシャルコンプリートブック

ドキドキ!プリキュア オフィシャルコンプリートブック (学研ムック)

刊:学研 Gakken Mook
2014年
☆☆☆☆☆

 

ちょっとプリキュア記事が空いてしまった。
前作の「スマイル」で初代以来初めてのムック本「コンプリートファンブック」が出て、それが好評だったのか、以降は「オフィシャルコンプリートブック」と名前を変えて、毎年の恒例に。各シリーズの締めくくりに欠かせないファン必須の風物詩。ってこれ前回も書いたか。

 

突然オタク層に跳ねた前作のスマイルの流れで、ドキも見てたって人が多い印象。それなりにオタク層にプリキュアは定着しつつも、オタクは皆見てる必須科目というよりは徐々に好きな人は好き、くらいになってったかなぁという気がします。突然にスマイルが跳ねた理由はよくわかりません。

 

ドキは初代~5までの5年間の鷲尾P時代、フレ~スマの4年間の梅澤P時代からまたプロデュサーが変わった時期なので、これまでのシリーズともまたちょっと違うカラーの作品。その辺りの事はこの本のスタッフインタビューで知る事が出来ます。

 

これまでのシリーズでも、何かしらの一芸に秀でてた子は多いのですが、ドキドキは割と皆万能優等生タイプ。小学校に上がったらプリキュア卒業しちゃうとか残念だなという部分があって、もう少し上になっても見れるようにストーリーラインを強く打ちだしたり、キャラクターもあこがれの存在として見てもらえるように、というような意図だったようです。

 

マナが生徒会長になったのは、本編では出てこないありすのお兄さんで前に本人も生徒会長をやってたヒロミチさんに言われたから、という裏設定とか、敵幹部のルストとゴーマ、1万年前のプリキュアの名前がキュアマジシャン、キュアプリーステスとか本編に出ない裏設定が結構明かされたのがこの本なので、後のシリーズでもコンプリートブックが出ると、そういうのあるかな?と思っちゃうんだけど、意外とプリキュアではそういうのは少ない。

 

あとはここで明かされた話ではやっぱり最終回アフレコに参加出来なかった生天目さん。喉を痛めて最終回だけ翌週に別撮りだったそうな。本編見てるとそんなの全く感じられないんだけど、そりゃプロだし別撮りなんてよくあるケースだしというのは置いといて、悔しかっただろうなと思うけど、それでも1年間走り抜けてきたチームでこんなに素敵な形に出来た、というのは泣かせるエピソード。

 

あとパワーアップのエンジェルモードが羽生えただけで基本から変えなかったのは元のデザインの完成度が高いので、フリフリ増やしたりしたくなかったっていうのも面白い。

最初は毎回全員出す必要もないし、アベンジャーズみたいに一人一人が独立したヒーローが集結するような感じにしたかったっていうのも結果的に毎週楽しみにしてる子供達が自分の好きなキャラ出ないと喜ばないからっていうのもあってボツにはなったけど、時代的なものも見えて興味深い。(アベンジャーズ的にってのはこの本じゃ無くて他で言ってた気がしますが)

 

あとは1ページながらレジーナも中の人の写真もありでのプリキュアと同じ扱いのインタビューだったり、3幹部の中の人も楽しそうだなって思えるコメントとか出してたり、まさしくメモリアルな1冊。

 

税抜き1000円という信じられない価格なので、ドキドキを見たらこれもセットで必須です。

 

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