僕はこんな事を考えている ~curezの日記~

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ひろがるスカイ!プリキュア オフィシャルコンプリートブック

ひろがるスカイ!プリキュア オフィシャルコンプリートブック (Gakken Mook)

ひろがるスカイ!プリキュア Official Complete Book
刊:学研 Gakken Mook
2024年
☆☆☆☆

 

ようやく出ましたひろプリのオフィシャルコンプリートブック。
シリーズの締めくくりに欠かせない1冊ですが、これまでと比べると今回は6月下旬と異常に出るのが遅かった。

 

今までだとインタビューも、下手したら最終回放送前(収録は済み)ぐらいの時期っぽかった時もありましたし、まだこれから感謝祭が残ってるので、これから春映画の収録があるので、まだ終わった感じはしないですね的に言う人が多かった印象ですが、今回のインタビューは感謝祭まできっちり終了してからの収録と言うのも珍しい気が。感謝祭の感想とかも皆さんに聞いてますし。

 

そして今回は、これまでのシリーズで難点だった、サブキャラのインタビュー記事のあまりの文字の細かさからついに脱却。プリキュアキャストと同じくらいの大きさになっててとても読みやすいです。っていうかカバトンに尺とりすぎてて、思わず笑ってしまいました。うん、でもありがたいです。次のわんぷりムックでもこれは継承して欲しい。って今の所はそもそも敵幹部とか出てないけども。

 

情報的には終わったから話せる事、みたいな驚きはそんなに無いけれど、最終回まで踏まえたインタビューですので、例えば監督にしても脚本にしてもダークスカイはCMまたぎも無しに戻した。子供達にとってはあこがれのヒーローがそういう姿になるのは見たくないはず。大人が喜ぶのはわかってるけど、そこは子供の感覚優先で、というのは強調しつつ、年跨ぎでキュアノーブル編とかで重い話をやったのは、どうしてもやりたい話だったから子供向けじゃ無いのを承知で強行した、というのはちょっと矛盾してるようにも感じたかな。

 

ただ、過去にも何度か書いてる気がするけど、私がまだプリキュア初心者だった頃、たまたま見た「ハートキャッチ」が入口になって見てたけど、ラスボスのデューンにぽっと出な印象を持ってしまって、敵の描写を丁寧にやらないと戦うにしても感情移入しにくいのでは?と単純に大人の目線で思ってしまったけど、後にプリキュアの深みにハマっていくにつれ、いやプリキュアってそういう作品では無いんだ、みたいに思いなおした経緯がある。

 

逆にそこら辺の取捨選択にこそプリキュアの独自性があって面白味なんだと感じられるようになったのもあって、矛盾だろうが何だろうが、これが今回のプリキュアの選んだ道なんだなと思えるのは面白い部分でもある。

 

ソラちゃん役の関根さんもそうですし、今回初のプロデューサーになった高橋麻樹さんにせよ、「未熟なヒーロー」を描く事に意味があったし、だからこそ自分も未熟だけど頑張れた、みたいな所は何気にグッと来ます。

 

シリーズ構成の金月さんの話じゃないけど、レスバみたいなものを含めて、ギスギスした世の中で、相手を叩きのめすみたいな物が持て囃される世の中でね、アンダーグ帝国側の勝者だけに価値がある、みたいな価値感は違うんじゃないか?という疑問を持って、そこに対してこっちの意見が正解という風に描くのではなく、未熟なりに考える事、今はまだ上手くは言語化出来ないけど、何か私はそこに対して違和感を感じるぐらいの事でも、それを発信する事に意味があるんじゃないか、というのはそれはそれでプリキュアらしい時代の捉え方だなと思う。

 

最初に鷲尾さんが持ってきたのは「多様性」というテーマだったという話ですが、少し前の「スタプリ」でそこはやったばかりだし、あえてそこをまた強調して行くのは違うんじゃないかと感じて、そこから別の方向にシフトチェンジした、というのはシリーズディレクターの小川さんの英断だったと思うし、結果的には用方向に働いたとは思う。

 

やっぱりバタフライの登場が遅すぎたし、パワーアップフォームが無かったのは私的にはちょっと引っかかる部分ではあったけど、終わったものにどうこう言ってもそれは仕方ない。
ちなみにパワーアップフォームが無かったのは、追加戦士が入ってすぐにパワーアップしてしまうと、せっかくの追加戦士の優位性が保たれなくなると感じたからだそうです。

 

個々のキャラについては感謝祭の方で結構書きたい事は書いちゃった感じなので、今回はあっさりめですがこれくらいで。

 

最初の「ふたりはプリキュア」から、フェミニズム文化を殊更意識して描いてきたわけじゃないけれど、結果として男性社会の中で軽視されがちな弱い立場にある女性の声をちゃゃんと拾いたいみたいな所で20年続いてきた。

で、そこからの初の男女混合チームである「ひろプリ」は男性社会の中の女性の声、ではなく、今の分断社会(富裕層と貧困層)という世界における、勝ち組では無い方の声に耳を傾けたい。そんな意味での弱者を救いあげるヒーローが「ふたりは~」から20年後の「ひろプリ」の描いたものの変化であり、弱者に寄り添うという根っこは20年前から変わらず引き継いでいる要素でもある、みたいな感じかな。

 

ヒーローとは考え続けなければならない。私もいつか誰かのヒーローになれるでしょうか。

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