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わんだふるぷりきゅあ! ボーカルアルバム ~We are わんだふる!!!!~

『わんだふるぷりきゅあ!』ボーカルアルバム ~We are わんだふる!!!!~ (特典なし)

発売レーベル: Marvelous
2024年
☆☆☆☆★

 

毎年の恒例ボーカルアルバムわんぷり編。
OP前期EDのTVサイズと、ボーナストラックでデュエット曲の個人バージョンも含めた15トラック収録。


■1.わんだふるぷりきゅあ!evolution!!(TVサイズ)
 歌:吉武千颯
 作詞:こだまさおり 作曲・編曲:EFFY

■2.わんだふる♡わお
 歌:犬飼こむぎ(CV:長縄まりあ)
 作詞:大森祥子 作曲・編曲:馬瀬みさき

■3.Chattin' Now!
 歌:犬飼いろは(CV:種﨑敦美)
 作詞:大森祥子 作曲:志村真白 編曲:馬瀬みさき

■4.ほわいとDestiny
 歌:猫屋敷ユキ(CV:松田颯水)
 作詞:六ツ見純代  作曲:ハマダコウキ 編曲:馬瀬みさき

■5.まごころ+INSPIRATI☆N
 歌:猫屋敷まゆ(CV:上田麗奈)
 作詞:六ツ見純代 作曲・編曲:石塚玲依

■6.Hello・Bow・Mew ~We are わんだふる!!!!~
 歌:犬飼こむぎ(CV:長縄まりあ)&犬飼いろは(CV:種﨑敦美)&猫屋敷ユキ(CV:松田颯水)&猫屋敷まゆ(CV:上田麗奈)
 作詞:大森祥子 作曲・編曲:馬瀬みさき

■7.ASOBO♪OSANPO
 歌:後本萌葉
 作詞:青木久美子 作曲:ハマダコウキ 編曲:馬瀬みさき

■8.Wonderful Smile
 歌:石井あみ
 作詞:こだまさおり 作曲・編曲:馬瀬みさき

■9.Wonder Flowers プリキュア
 歌:吉武千颯
 作詞:青木久美子 作曲:高木 洋 編曲:馬瀬みさき

■10.CLAP & CHANT!~アイノウタ~
 歌:北川理恵・Machico・吉武千颯
 作詞:マイクスギヤマ 作曲・編曲:石塚玲依

■11.わんだフル・わんデイ
 歌:石井あみ・後本萌葉・吉武千颯
 作詞:只野菜摘 作曲・編曲:馬瀬みさき

■12.FUN☆FUN☆わんだふるDAYS!(TVサイズ)
 歌:石井あみ&後本萌葉
 作詞:マイクスギヤマ 作曲:ヒゲドライバー 編曲:石塚玲依

ボーナストラック
■13.わんだフル・わんデイ~Remix for Ami Ishii Ver.~
 歌:石井あみ
■14.わんだフル・わんデイ~Remix for Moeha Nochimoto Ver.~
 歌:後本萌葉
■15.わんだフル・わんデイ~Remix for Chihaya Yoshitake Ver.~
 歌:吉武千颯

 


前半の声優パートと、後半の歌手パートがきちんと分かれてる感じでちょっとライブとかでの2部構成感がある。


で、まず最初に思った事。
悟君(と大福)の曲が無い!結局はやっぱり追加戦士じゃないのかな?
前年の「ひろプリ」もボーカルアルバム時点ではマジェスティの曲が無くて、ライブで初披露、ベスト版の方に収録という形でしたので、絶対にないとは言い切れないものの、そもそも追加戦士とかでなくともブラペとかマリちゃんみたいなサポート枠でもキャラソンある時はある。中の声優さん的にキャラソンNGとかでは無い人なはずなので、まあ今回のアルバムのコンセプトやカラー的には参加無しでいきましょうかってなった感じか。

 


M2「わんだふる♡わお」
まずはこむぎの曲から・・・って、プリキュアのキャラソンって、キュア○○の名義になってる奴と、変身前の名前になってる奴と曲によって違ったりするのですが、今回は全部変身前の名前で統一。バトル描写とかを重視して無い、わんぷりならではのコンセプトなんだなって気がします。

で、曲の方。すっごいこむぎっぽい、わくわくに全力疾走な感じが楽しい。TVシリーズ本編の方でもこむぎ/ワンダフルのキャラの立て方って面白くって、制作発表時の人間が動物の気持ちを代弁するのはエゴかもしれないけれどっていう気の使い方は頭の片隅に置いておくとしても、人間とは違う思考、犬、しかも成犬ではない子犬っぽさが、過去シリーズにも無い面白い感覚を生んでて、わんぷりだなと思ってみてます。

 

「知らないけど(キュンキュン) ハートが騒ぐ(大好き) しっぽ止まんない(ブンブン)」
っていう辺りが、感情と条件反射で動いてる感じが楽しい。犬だから!

 

わおんを「和音」って入れたりするのはプリキュア歌詞っぽいし、
「ボール遊び お散歩 おしゃれ 予定はびっしりでうひゃひゃ
 1年2年、10年未来までも キミを予約させて」
っていうのは、プリキュアに「うひゃひゃ」とか言わせちゃうセンスと
その先のエモーショナルな言葉とのギャップが凄く面白い。

 

 

M3「Chattin' Now!」
いろはの曲。この曲だけで100点。これだけで十分元が取れておつりが来るくらい今回のアルバムの中でのお気に入りの1曲。

 

速いテンポのわちゃわちゃと愛の手とか、物凄く楽しいけど歌うの大変そうな曲。
た、種崎さん大丈夫っすか?メチャメチャ売れっ子になってしまい、体調を崩されてイベント関係での出演とか全部キャンセルになってる状態ですけど、無理はさせないであげてほしい。ライブとか出てほしいのは山々だけど、VTR出演とかになっても仕方ないかとは思う。

 

歌詞が最初から最後まで全部良くって、まず愛の手が単純に可愛い。
それでいて
「けど私の半径5kmも けっこう華やか」
っていうのがね。子供とか、あるいはオタクに対しての半径○○の世界ってその世界の狭さを揶揄されがちですが、半径5キロ、直径10キロもあればアニマルタウン全体くらいありそうなイメージですし、中学生にしては広い方な気がする。まだ世界を知らない狭い世界かもしれないけど、この世界の中でも色んな事あるんだよねっていういろはのポジティブ感に泣けてくる。

 

変に世界を知った気になって語るより、近い世界でも知らないことや楽しい事いっぱいあるんだよって言われたらさ、悟君じゃなくても惚れちゃうよね。

「"嬉しい"や"楽しい"は時空をも超えて 種族さえも 分かち合えるはずだし」

「無謀な夢でもいいでしょ
 世界中の動物(いのち)としゃべりたい そして仲良し(イェイイェイ)」

「教科書にもない言葉で」

「"苦しい"や"悲しい"も時々あるけど 逃げれないけど
 だからこそ育つパワー 勇気 思いやり いつか贈りたい 周囲(みんな)に」


「無謀な夢でもいだいたら 世界でね、それをちゃんとためすんだ
 試行錯誤も 怯えず 挑んでゆくココロはわんだふる!
 教科書にも無い答えを 探して進むよ きっと大丈夫 "好き"って想い
 頼もしい地図になる」

このね、こうやって進んで行く力。もう私は心が洗われそうです。

しかも!しかもここから!

「願いは叶うことを あきらめられるほど
 まだ生きてないから、私」

号泣するしかない。そう!これが!これがプリキュアの魂。
凄い。100点満点の内5億点くらいの歌詞だこれ。
しかもメッチャ楽しい曲という、プリキュア濃縮度が極まってる曲。

 

次。
M4「ほわいとDestiny」
わんだふる勢のわちゃわちゃ感と違って、にゃんだふる勢は落ち着いたトーン。
ユキ/ニャミー演じる中の人の松田さんって、濃い特撮マニアで、自分の一人称を「我」とか言うなかなか個性的な人なのですが、カッコよさじゃない所に振ってある感じがなかなかに面白い。前作のベリィベリーさんなんかは凄くご本人のカラーと合ってる印象なんですけど、そう単純じゃ無い引き出しを開けてる感じが結構な注目ポイント。

 

こむぎは犬形態と人間形態でそんなに差は無い印象ですけど、ユキちゃんの方は猫状態と人間のお姉さん形態でなんとなくメンタルもちょっと変化のある印象。じゃあこの曲はどっちのメンタル?って感じで楽しい。

「この心を許した人は 世界であなたひとりよ
 さあ胸はって!自分信じて!」

って言われたらそれは最高。私もこんなん言われたい。
からの

「ほわいとDestiny 包まれたあの日 「シアワセ」って何かわかったの
 ぎゅっとされる度 生まれて良かったと 感じさせてくれてありがとう」

と、ユキとまゆの出会いを思い出してまた泣ける。
そしておそらく編曲時点で入れたと思われる終わり際のニャーって猫の鳴き声が染みる。


そしてそのまゆ
M5「まごころ+INSPIRATI☆N」

「手先はこんな器用なんだけど 心はちょっと不器用すぎて
 本音つぶやく相手は猫だけ」

おお~、まゆちゃんだ。
そして「Made in cotton mind」って言葉が個性あって素晴らしい


でもって
M6集合曲「Hello・Bow・Mew ~We are わんだふる!!!!~」

再びワチャワチャ系。4人のかけあいが抜群に楽しい。
でもこれ、キュア○○名義じゃないし、戦闘のクライマックスで挿入歌としてかかりそうってタイプの曲ではないので、ここもまた「わんぷり」はこっちなんだなと思わせてくれる曲になってる気がする。

 

で、この女の子4人のガールズライフみたいな世界に悟君混ざれるか?というとやっぱり少し難しい気がする。

 


思った以上に長くなってしまったので、以降の歌手パートは軽く。
とはいえ声優パートと違ってこっちはイマイチとかそういう感じでは全然無いです。

 

M7~9は後本さん、石井さん、吉武さんと、わんぷりメインの3人のそれぞれのソロ曲。
今回は「シェアして!プリキュア」の後本さんバージョンが入るのかなと思ってたら無し。

 

したら定番曲の流れで今回は「CLAP!~勇気を鳴らせ~」のアレンジバージョンで
M10「CLAP & CHANT!~アイノウタ~」を北川・Machico・吉武さんの3人で。


最初はトロプリのボーカルアルバムに入ってた奴で、丁度その頃も東京オリンピックで、歌詞の内容的にもそういうのにあやかった応援ソングなのかなと最初は私思ったんですけど、コロナ禍で客が声を出せない中でクラップ・拍手で参加してねっていうのを意図した曲でした。

そうか~、あれから4年か。なんか今回これ聴きながらね、ボロボロ泣いた。
生きてると心が折れそうになる事なんて日常茶飯事。こんなブログやってるのを見ると、こいつ毎日楽しくオタクライフを満喫してるだろうなって見える人も居るかと思うんだけど、そうじゃないのです。現実は毎日ツライんです。だからこそ何かに縋ったりするんです。
良い大人が恥ずかしい話ですが、毎週のプリキュアがあるから何とか踏みとどまって、何とか生きていけるんです。なんかこの曲聴いてたらそういう気持ちが溢れだしてきてやたら泣いちゃってね。もうちょっとだけ頑張ってみようか、もうちょっとだけ生きてみようかって気持ちにさせてくれる。

 

プリキュアがね、大丈夫だよ、一緒に頑張ろうよって言ってくれる感が心に染みる。
そしてそこから再び現行の3人後本さん、石井さん、吉武さんの
M11「わんだフル・わんデイ」
歩きだす今日も わんだフル・ワンデイ

「ひろプリ」がまさしくヒーローの部分を重視していた作品だったけれど、「わんぷり」は日々の日常の方を重視して描いてる。
悪を倒すために戦うんじゃない、日常を守りたいから戦うんだっていうのは初代の頃からのプリキュアのスタンス。原点回帰という意味ではわんぷりもまたその日常の尊さみたいな所に改めて着目したのかなと言う気がしてきた。
ライブのタイトルが「FUN FUN えぼりゅーしょん」なんですけど、過去の積み重ねの上で、また次に進化、次に進もうとしてるのかなと。


今回のボーカルアルバムを通して、わんぷりへの理解度がより深まった気がします。
そして私は昔から猫派なんだけど、いろはちゃんに今回の曲でグッと心を掴まれました。

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