僕はこんな事を考えている ~curezの日記~

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わんだふるぷりきゅあ! 第1話 はじまりは「わんだふる!」

WonderfulPrecure!
シリーズディレクター:佐藤雅教 
シリーズ構成:成田良美
プロデュサー:髙橋麻樹
TVアニメ 2024~
☆☆☆☆

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プリキュアTVシリーズ21作目「わんだふるぷりきゅあ!」スタートです。
キャッチコピーは「みんな なかよし!わんだふる〜!

 

シリーズディレクターは佐藤雅教監督。私はあまり聞いたこと無い感じの方ですが「おしりたんてい」の監督をやってらした方のようですね。

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こちらのインタビューを読むと「デジモン」にあこがれて東映に入った人っぽいので、「おしりたんてい」もそうですが、東映の子供向けの真っ当な奴を作りたいタイプのかたなのかなと思いますし、20周年を経て大人に向けた施策も試みてる中で、基本のTVシリーズはあくまで子供達に向けたものを全力で作る事はブレさせないという意味での、そこを目的としてる人の抜擢なのかなと思います。

 

こういうとこがね、プリキュアのというか東映アニメーション全体としての作風というか、よい所ですよね。

プリキュアの父と言われる鷲尾Pも、子供達に向けたものを無くしてしまったらアニメーションは絶対に自分達の首を締める事になるし、しりつぼみになるから、それじゃ結局自分達も食べていけなくなるよ、という警告をしてるし、そこは老舗である東映が守らなくちゃいけない部分なんだって必死に頑張ってる。

 

そんな部分では「わんぷり」もこれまでのプリキュアと同じように、大人が見たときに不満や物足りなさを感じる部分は大なり小なりある作品になるのは間違いないと思います。でも、そこがまたプリキュアの面白さなんだと私は思ってますし、「あくまで子供向けなんだけど大人が見ても面白い」ぐらいがプリキュアプリキュアらしい良さだと私は信じる。


そしてシリーズ構成はお馴染みの成田良美さん。成田さんには「オトナプリキュア」の時に私はちょっと不満も洩らしましたが、逆に言えばそんな昔から今まで、あんまり変わらないのが成田さんなので、時代に合わせて風変わりな部分を入れてくるような事もなく、今まで通りのお馴染みな感じで話を描いてくれつのかなと。ガワや設定が変われば過去と同じ話でもそこに新しさはちゃんと生まれるので、ただの古臭いものになったりはしないだろうし。

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プロデューサーは前年の「ひろプリ」に続いて髙橋麻樹さんがそのまま続投。ひろプリは色々変わった展開でしたが、そこで見えた景色を参考にしつつも、基本的にはスタンダード路線に戻すのかなという気はするけど、実際の所はどうなる事やら。

 


という所での第1話。
鷲尾さんも、動物とお話できたらなんて、誰もが一度は夢見た事あると思うし、子供達もきっと喜んでくれると思う的な事を言ってましたし、東映側じゃなくABCのプロデューサーが

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現実世界では、動物と人間は言葉を交わし合うことはできません。本作で語られるこむぎのセリフは、どこまでいっても想像の域を超えません。「犬はきっとこんなことを考えている」 これは人間のエゴなのかもと不安になることもあります。

人が都合良く解釈しているだけのエゴイスティックかもしれないという自覚はありつつ、それでも挑戦してみたいと。

言葉を交わせないからこそ、私達は動物の気持ちをとことんまで考える必要があるのではないでしょうか。大事なのは、相手のことを知ろうと努力すること。その先に、相手の幸せを願う「思いやり」が生まれるのだと思います。そして何より大事なのは、気持ちを押し付けず、理解し合うことです。

 

ただのファンタジーでは無く、その先には違う種族だからこその相互理解みたいなものが描けるんじゃないか?という想像力を働かせる事が出来るなら挑戦する価値はあるかもしれないって発想が良いですよね。もしかして系譜としては異星人との出会いを描いた「スタプリ」なんかに近いのかもしれない。

 

1話目がね、キュアワンダフルな所がやっぱ凄いなと。
作品としてはダブル主人公的な部分もあるのかもしれないけど、まず人間の女の子である犬飼いろはがキュアフレンディに変身して、今回はパートナーのワンちゃんがプリキュアに変身しちゃうんですよ!っていう展開じゃ無く、まずワンダフルから始める。

 

1話目は良かったけど、動物っぽい感覚を残したまま人間化するプリキュア化するって結構バランス難しそうだなとも感じたので、そこは上手くやってほしい所。アニマルモチーフで共通項があるからか、わんぷり記念で「プリアラ」がyoutubeで無料公開されてますが、例えばキュアカスタードのリスっぽいちょこまかした動きがね、初変身回では上手く描かれてて面白かったんですが、それ以降はそんなに特徴って程でも無くなっちゃってて、あれはちょっと勿体無かったなぁと私は思ったりしました。ゆかりさんの気まぐれな猫っぽい性格とかは唯一個性として十分すぎるくらいに描かれてたんですけどね。

 

そんなゆかりさんついでに言えば、私は思いっきり猫派です。
生まれ変わったら猫になりたいと思ってる人。
猫の何が良いかってね、やっぱり何にも縛られないあの自由さですよ。

 

人間のパートナーという視点で言えば、犬の頭の良さや忠誠心みたいな所もね、凄くリスペクトする部分はあるのですが、もし自分が犬だったらとか考えてしまうと、あのロープが物凄く窮屈に思えるんだろうなと想像してしまって、常日頃から何かに縛られるのを極端に嫌う私としては、自由な猫が好きなのです。

 

月1くらいで他県へ遠征とかしょっちゅうやってるのは、日常からの解放。自分を知ってる人が周りに誰ひとり居ない、孤独という自由が物凄く、物凄く心地良いのです。いやそれどんだけ日常に圧迫感を憶えてるんだって感じでもあるけれど。

 

今は居ませんし、アパートに住んでた時期とかもあるので、人生の内ずっとっていうわけではありませんが、子供の頃から実際に猫と過ごしてた期間も長いので、猫がいる生活も凄く好き。以前は家に2匹居たのが、二人とも亡くなってしまってね、その悲しみも大きかったのでここ数年は居ない期間がちょっとあるのですが、またいずれ一緒に暮らしたいなとは思ってるし、もしかしたら「わんぷり」がその切っ掛けになるのかもしれないなとも予感してたり。

 

というわけで、猫派としてキュアニャミー、キュアリリアンには大いに期待してます。
キュアニャミー役・松田颯水さん、まさかの直近「ひろプリ」ベリィベリーさんからの転生で、何気に「ヒープリ」ではキュアフォンテーヌの家族の沢泉とうじ君もやってたっぽい。

 


そしてキュアリリアンは遂に来た上田麗奈
うえしゃま、私的には「閃光のハサウェイ」ギギ・アンダルシア「SSSSグリッドマン」新条アカネ「プリパラ」あじみ先生「サクラクエスト」四ノ宮しおり辺りが馴染み深いキャラでしょうか。
私は沢山のアニメを見てるわけではないので、狭い範囲ではあるけれど、知ってる女性声優の中で多分実力はこの人がトップなんじゃないかとか感じさせてくれた人で、発表された時はメチャメチャテンションが上がりました。

 

勿論、「スパイファミリー」のアーニャで人気の種崎さんとか、もう異常なレベルであちこちに引っ張り凧な人が出てるのも強いし(東映的には「ダイの大冒険」で主役のダイをやてもらったから、そこで東映スタッフに絶大な信頼を得たのでしょう)色々と私的にもフックになる部分は多いです。

 

情報初解禁の時は、だいぶ低年齢層に振りきる感じかなぁ?となると私の好みとは外れちゃうかなと少し心配でしたが、1話を見てしまえば、わ~いここから1年間またよろしくね、と素直に思えるのでした。

 

ええ、自由な猫になりたいとか気取ってるけど、その実東映に「お手」と言われたら条件反射で手を差し出してわふわふしちゃう、忠実にしつけられたプリキュア犬ですから私。

わん!

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