僕はこんな事を考えている ~curezの日記~

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スター☆トゥインクルプリキュア オフィシャルコンプリートブック

スター☆トゥインクルプリキュア オフィシャルコンプリートブック (学研ムック)

STAR☆TWINKLE PRECURE Official Complete Book
刊:学研プラス iid Gakken Mook
2020年
☆☆☆☆☆

 

ようやく出ましたオフィシャルコンプリートブック。例年だと3月に出るケースが多かった気がしますが、前年のHUGの時も4月にずれこんでたっけかな?今年は世の中が世の中なので、まあ仕方ない。出してくれた事に感謝。個人的にはこのオフィシャルコンプリートブックが出て一つのシリーズの締めくくり、という印象が強いです。

 

ただ今年はまた春映画が延期になって公開されていないのと、感謝祭のソフトもまだ残ってるので、早く見たいという思いと、まだまだスタプリは続くよ~っていう感じがしてちょっと嬉しい。楽しみがあるというのは生きる糧になります。

 

スタプリ、映画の方をソフトが出てから再見して、新しい発見があった事はその時に書きました。映画の方の記事も是非読んでください。つくづく良い作品だったなと、改めて感じます。

 

プリキュアはどの作品もそれぞれの良さがありますので、そこは順位とか無いよ、とは思いつつも、あえて順番を考えてみても上位に入るくらいに好きな作品になりました。ストレートに番人受けするというよりは、噛めば噛むほど味が出るタイプの作品かなと思います。

 

基本的に私はこの手のムック本とかって「ビュジュアルガイド」的な絵の部分の要素が多いものより、キャストとかスタッフインタビューを読みたい人なのでライダーとか戦隊の公式読本みたいなのが好み。(「リュウソウジャー」もちゃんと公式読本出るようで一安心です)プリキュアのオフィシャルコンプリートブックシリーズは「スマイル」から出るようになったのですが、この内容で価格が異常なほど安いのが凄いです。決してページ数が多くは無いものの、それでもこの手のムック本なんて安くても2000円ちょっと。大概は3000円くらいしますよね。1300円て!毎回その価格に驚かされます。

 

で、お楽しみのインタビュー。プリキュア5人のキャストインタビューを読んでるだけで正直泣けました。元々プリキュアを目指していた人、自分とは縁の無いものだと思っていた人、毎回それぞれなのですが、そういう人たちが1年間のプリキュアを経験した事で発見したプリキュア体験だったりとか、そこで培われた絆、仲間意識みたいなのが読んでいて伝わってきてすごく泣けるのです。

 

スタプリに限らずこれが毎シリーズある。ああ、1年間見てきて良かったな、応援してきて良かったな、って毎年の恒例事業のように心から楽しい本当に至福の時間です。この楽しさ、嬉しさを知らない人に伝えてあげたいと思う。

どんなにつらい事があっても、人はプリキュアがあれば生きていけるのです。

 

インタビュー読んでて、ああこれ気づかなかったなっていうのは、他の惑星との交流じゃない、いわゆる普通の話の方だと、多少後付けもあるそうですが世代間のギャップを描く事によって、それぞれの立場や考え方、感じ方の違いを描いていたのだそうな。なるほど、そういう部分でも異文化交流みたいなもので、そこでイマジネーションの大切さを描いてたのか。そこはTVシリーズ見てて気づきませんでした。面白い。2週目とかでもまだまだ新しい発見がありそう。

 

あとはノットレイダー側、敵の描き方も2面性を描いていたというのは初耳。テンジョウさんがノットレイに意外とやさしい面もあるっていうのは気付いてたのですが(「コマちゃんたち」って言いますもんね)カッパードの変なポーズとかはスタッフの悪乗りとかじゃなくて、そういうキャラクター付けだったんですね。プリキュアシリーズは割と昔から敵側もコメディちっくに描かれる事も多かったので、あんまり気にしてませんでした。あとガルオウガもマッチョなパワー系に見せかけてリーダーとしての知将っぽさとか、なるほどそういう事だったのかと。

 

プリキュア側だとソレイユがもっと単純な元気ハツラツ系の予定だった所、キャストの安野さんの声質とか人柄に合わせて、悩みの部分を予定以上に掘り下げて描く事になったとか、とても興味深い。


「スタプリ」に限らずですが、1年間と言う長丁場のシリーズなので、演じる人にキャラが寄ってくるケースが昔からあって、そういう所もまたプリキュアの面白さです。スタプリはどのキャラも掘り下げが割と描かれてたので、最終的には全員好きになってしまいます。

 

押しはやっぱりミルキーかなぁ?いやいや、一番心を動かされたのはえいたそ演じるスターでしょ?でも私、ソレイユが好きなんだよね。でもまどかさんも捨てがたいしなぁ。ユニのすみぺっぽさも面白いし・・・と結局決められない。うん、スタプリ全員好きです。

 

プルンスを演じた吉野さんのそっけなさ(照れ屋さんなのね)、ダークネスト演じる園崎さんの、名前は最後にちょっとしか出ないのに物凄く深く語ってくれてたりするとことか、とても楽しい。とゆーかこのサブキャラコメントもう少しページ多く取ってあげて!字が小さくて詰め込みすぎです。

 

後は劇場版が今回はとても凄い作品でしたし、もっとページ欲しかったなとか、エンドカード集がなかったりとか不満もあるにはあるにせよ、とりあえず今回もオフィシャルコンプリートブック、とても満足出来る本でした。

 

プリキュアも20年とかになると(あと少しですが)もっと大人向けに掘り下げられたような本もいずれ出るのかなと思いますが、まずはそこまでこの手の貴重な本を大事にしていきたいと思います。

 

ああそうそう、ツイッターの方で「スイートプリキュア」だけまとまったムック本的な奴が無いので(「コンプリートブック」はスマイルからで、初代~ハトまではBOX版に結構分厚い「メモリーブック」がついてくるのです。スイからBDの全4巻発売がスタートしたのでBOXがなくて、丁度そこだけ抜けてるのです)ハガキを送って声を届けようと言う企画があって、私も賛同したのですが、残念ながらハガキついてませんでした。スイート本、私も欲しいです。学研さん、なんなら価格は倍でも構いませんので是非お願いします。

 

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