僕はこんな事を考えている ~curezの日記~

見たもの読んだものなどの簡単な記録と感想のチラシ裏系ブログ

TVアニメ『機動戦士ガンダムAGE』CDドラマ ウエディング・イブ

TVアニメ 機動戦士ガンダムAGE ドラマCD

MOBILE SUIT GUNDAM AGE Wedding Eve
脚本:木村暢
ドラマCD 2012年
☆☆

繋がる世代、想いを紡ぐアセムとロマリーの
結婚式前夜を描くオリジナルストーリー

 

漫画版ついでにこちらのドラマCDも。
AGEはBD特装版の特典が充実していて、そちらにも何本かドラマCDがついてるのですが、こちらは単品CDとして出たものです。

 

AG145年で、2部の後、アセムとロマリーの結婚式の話。
セムの声は江口拓也のままです。前も書いたけど何で3部で声優変えたかな?フリットはまだ幼い印象があったからわかるけど、アセムはハイスクールも卒業してたし、3部でも別に老年とかじゃないのに何だかなぁと思ってしまう。


セム回りはシリアスだけど、MS部のシャーウィーとマシル、アセム時代のディーヴァクルー関係の恋愛模様はコメディーっぽい展開。

 

ガンダムのドラマCDは「0083」とか「08MS小隊」とかだと何話と何話の間に展開されたもう一つの戦い、みたいなシリアスな感じでしたけど、「種」辺りからキャラクタードラマになったりコメディっぽくなった印象。音楽の変化とかともリンクして、コンテンツの変化は色々感じられて面白いかも。

 

遠距離に遊びに行く時とかに時間をドラマCDかけてたりすると長時間のドライブとかでもあまり時間が気にならなくなるので、ドラマCDとかラジオCDは割と好きです。「ガイアギア」とか2枚組全5巻なので(最終巻だけ1枚)1回の遠征とかでは終われないものもあるけど。


で、こちらの「AGE」は本編と同じく、キャラが多いので、久々に聞いたけどこいつら誰だっけ?状態。MS部とかアセム小隊の二人(オブライトさんは欠席)とかはかろうじて憶えてても、ディーヴァのクルーとかまで憶えて無い。コミカライズとかでも特に名前が出て無かったので、なんかまたやっぱり本編見返したくなる。

 

シャーウィーとイリシャ、マシルとアリーサ、マックスとユノアとかそっちの方は結婚式を期にパートナーを見つけようとやっきになるドタバタ劇。コメディー演技はどれも声優さんが達者なので面白い。

 

セムとロマリーも本編ではいかにもな役割程度での関係でしかなかったので、そこの補完みたいな意味ではこの話の価値は見いだせなく無い。ああ、ちなみにゼハートの事にも当然触れるけど、声の出演は無し。でもAGE全般のヒロインの扱いが、もう単純に子供を産む為の役割みたいな感じがしてダメなのは相変わらず。

 

そんな中で、アセムが親父のフリットに何故エミリーと結婚したのかを聞くシーンは割と良かった。妥当ヴェイガンのみに邁進して、ついてこれない奴は愚鈍な奴らだとその場で捨て去ってきたけど、そうしてる内に何時の間にか周りには誰も居なくなって孤立してしまったと。そんな中で唯一傍に居てくれたのがエミリーだった、というのを吐露する所はこの話の一番の聴きどころでした。ユリンの事には一切触れない辺りがまたフリットっぽいかも。

 

脚本は小説版を書いてる木村暢なので、あえてそういうフリットの極端な部分を出す事でキャラ付けを補完するっていう所では良い仕事かなと思います。

 

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ブラック・ウィドウ:プレリュード

ブラック・ウィドウ:プレリュード (ShoPro Books)

MARVEL'S BLACK WIDOW: PRELUDE
著:ピーター・ディヴィッド(作) カルロス・ヴィラ(画)
訳:小池顕久
刊:MARVEL 小学館集英社プロダクション ShoProBooks
アメコミ 2020年
収録:MARVEL'S BLACK WIDOW: PRELUDE #1-2(2020)
 TALES OF SUSPENSE #52-53(1964)
 AVENGERS #43(1967) #196(1980)
 THE WEB OF BLACK WIDOW #1(2019)
☆☆☆★

 

MCU公式タイ・イン「プレリュード」シリーズ、ブラックウィドウ編。

映画の方は来年に延期になりましたが、こちらは11月公開予定だったものに合わせてそのまま出ました。結構急な話でしたけど、帯はちゃんと4月公開に修正されてます。

 

映画前日譚のプレリュードのみでなく、ブラックウィドウ初登場号、映画に登場するレッドガーディアン初登場号、映画ヴィランのタスクマスター初活躍号に原作の方のブラックウィドウ最新シリーズの1号を収録と大変ありがたい作り。
もう一人のウィドウ、イリーナの方は「イッツィ・ビッツィ・スパイダー」が出ましたし、そっちと合わせて貴重な話が沢山読めてとても嬉しい。

 


■ブラック・ウィドウ:プレリュード #1-2
映画「アイアンマン2」で初登場し、その後「アベンジャーズ」「ウィンターソルジャー」「エイジオブウルトロン」「シビルウォー」とMCU内でナターシャが出てきた部分をピックアップ。これまで彼女がどういう動きをしてきたか?みたいな流れを追う形になってます。

 

「ウインターソルジャー」の時にナターシャが変装していたホーリー議員の本人の方とサンダーボルト・ロス将軍が彼女の行動を振り返る。まあここまでの映画見てるとナターシャ名場面集程度。

 


■テールズ・オブ・サスペンス #52-53
ブラック・ウィドウ初登場号。アイアンマンのヴィランとして登場して、後のブラックレザースーツとかになる前の話。


マダム・ブラック・ウィドウというのが初登場で、ソ連の女スパイというのはこの時点からですが、体術を生かしたスーパースパイというより、この時点では女としての立場で男を惑わす感じ。ボリスとのコンビでアイアンマンに挑み、敗れた2話目で今度は単独でアイアンマンに挑む、という感じになってます。

 

アイアンマン2にも登場したイワン・ヴァンコとかも登場してそっちの面でも日本語版としては貴重。


アベンジャーズ #43
こちらはレッドガーディアン初登場号。邦訳ではこれが初だと思われます。
設定とかで触れられるケースはあっても、映画の予告を見た時は知らないキャラだなぁと思ったので、こうして読めて嬉しい。

 

ソ連キャプテン・アメリカとして、流石に初登場補正で結構な大暴れっぷりを見せてくれます。この時点では相当に強いキャラとして描かれてます。

 

先行して戦いに挑んだホークアイハーキュリーズを手玉に取る!次回、キャップと直接対決!って所で次回に続くなので、そっちが収録されてないのがちょっと残念

 

アベンジャーズ #196
こちらは何とタスクマスター初活躍号(初登場号は前号で、事件の黒幕として最後に登場という感じのようです)

 

まさかタスキーのエピソードまで収録されてるとは思わなかったのでこれは結構嬉しい誤算。

 

最初かららしさ全開で、映画の方だと予告を見る限りレッドルームの支配者になってるのかな?その辺は実際に映画を見ないとわかりませんが、本来はあまり自分からは表には出たがらないタイプの傭兵。
「タスクマスター:失われた過去」という単独誌も邦訳版1冊出てるのでそっちもそのうち読み返して取り上げます。それだけでなく他の本にもちょくちょく出てくる面白いキャラです。

 

「映像反射神経」の持ち主で、目で見た動きを100%コピー出来ると言うちょっと面白い能力。直接だけでなく、ビデオとかの映像でも可能なので、単純に体術とかでは最強クラスで、こいつと直接戦う事になる時はどのヒーローでもかなり苦労する強敵。

 

ただ本人は根っからの悪人とかではなく、ヒーローだと奉仕みたいになって金稼げないし、ヴィランの方が金稼げるけど、ヒーローと戦うのもメンドクサイので、悪の手先を育て上げて他のヴィランに手下として送り込むというビジネスライクな人。初登場からそういうキャクター性がきちんと描かれてて、凄く面白かった。

 

スコット・ラング版アントマンがちょっとだけ出てるのも珍しい。

 


■ウェブ・オブ・ブラック・ウィドウ #1
2019年の新しいシリーズ。

 

アイアンマンもナターシャも、一度死んで蘇ったばかりなので複雑な心境、っていう辺りがもういかにもアメコミ。人気キャラは一度くらいは死んで蘇るストーリーがあるのがステータスと言っても良いくらい。


といった感じの1冊でした。
タスクマスター以外の奴は、話的にはそんなに面白いと言う程ではなかったものの、貴重な物が読めるという部分に関しては大満足です。

 

映画の公開まで間が空いた分、もっとウィドウ関係出してくれてもいいのよ。

 


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惡の華

惡の華 [DVD]

AKU NO HANA
監督:井口昇
原作:押見修造
日本映画 2019年
☆★

 

<ストーリー>
山に囲まれた地方都市。中学2年生の春日高男は、ボードレールの詩集「惡の華」を心の拠り所に、息苦しい日常をやり過ごしていた。ある日、憧れのクラスメイト・佐伯奈々子の体操着を衝動的に盗んだところをクラスの問題児・仲村佐和に目撃されてしまった彼は、秘密にする代わりに仲村からある“契約”を持ちかけられる。この日から仲村に支配されるようになった春日は、彼女の変態的な要求に翻弄されるうちに絶望を知り、自らのアイデンティティを崩壊させていく。やがて「惡の華」への憧れにも似た魅力を仲村に感じ始めた頃、2人は夏祭りの夜に大事件を起こしてしまう。

 


伊藤健太郎君、ひき逃げで捕まってしまった今こそこれを!というわけではなく、たまたま2週間前にレンタルで借りてた奴でしたので、なんというタイミングかと。

 

個人的には、役と役者は別物、あるいは作品とは別物と思わなければとは思う派ではあるのですが、やっぱりこういう事があると、何だかなぁ?と思ってしまいます。TVドラマ「今日から俺は」で逃げない正直者の伊藤君を演じてましたけど、その役者がひき逃げ事件とかおこしちゃうと、なんだか作品まで貶めてしまう感じは否めないなと正直思ってしまいました。

 

それはさておき、映画「惡の華」です。原作は連載時に軽くは読んでて、感情移入して読んでたというよりは展開が気になる漫画、という感じで読んでました。


アニメも見ていて、ロストスコープ方式の珍しい感じで、監督が長濱さんっていうのは後から知ったんだったかな?あれはあれで面白かったんですが、下手に1クールにまとめたりせず、中途半端なとこまでで終わってしまってました。最終回にフラッシュバックっぽくその後の展開を見せて、人気があれば2期に行きたかったんでしょうけど、萌えアニメ全盛の中でさっぱりソフトが売れずにそのままフェードアウト。

 

そんな流れの後に原作も完結した上でのこちらの実写映画。上映時も、一応見ておくかとは思ったものの、確か他の作品を優先して結局スルーでした。で、あらためてレンタル視聴。

 

う~ん、正直微妙。
この手の、自意識ライジング系は好きな部類だし、大槻ケンヂに影響を受けたっていうのは原作者も言ってる上に、監督が「ヌイグルマーZ」とかも撮ってる井口昇ですので、オーケンが学生時代の支えだった私にとっては凄くツボにハマる可能性は高かったのですが、残念ながら全然乗れませんでした。

 

何でダメだったんだろう?と考えると、まず最初はあまりのリアリティの無さ。話も役者も演技も全てが作り物っぽくて、コスプレ劇を見てる気分。仲村さんがまずダメだったなぁ。ビジュアルも声も演技もなんか自分がイメージしてたのと違った。最初から作り物、という割り切りがある分もあってか、アニメの方がまだ自然でリアリティがあったような気がしてしまった。情報量ではアニメよりずっと実写の方があるはずなのに、その情報量が逆に作用してしまうのか、漫画の映画化とかやっぱり難しい。

 

佐伯さんは割と作中の年齢に近かったのもあって、そこまで違和感は無かったのですが、春日君と中村さんの、え?これ中学生設定なの?感は拭えず。原作でもそうなんだから変な意図は無いのかもしれないけど、春日君の中学生と高校生の髪型の違いが、こういうわかりやすいビジュアルの違いがなければその差を出せないからやってる、という感じの言い訳に思えてしまって、う~ん。

 

春日君、Mっ気に目覚めた感じの、罵声を浴びせられて恍惚の表情に変わる辺りとかは物凄く良かったんだけど、なんか私にとってはそこだけがこの映画の良い部分でした。私もM気質ですし。

 

自分を重ねるという部分に関しては、近い自意識ライジングを持ちつつも、ストレートに自分を重ねられないのは、私は単純にオタクの方に行っちゃった(来ちゃった)からなのかなと、今回改めて思いました。オタクって世間からは冷たい目で見られる辛さはあるけど、本人は楽しくやってますからね。

 

逆に、オタクにもなりきれないタイプの人が、こういう作品を見て「これ自分の事だ」とか心を抉られるのかも。

 

あと、「変態」っていう言葉の使い方も個人的に昔からすごく気になっていて、少しでもノーマルから外れると、変態とか言いがちですし、世間一般的には言葉の使い方としても間違ってはいないんだろうと思いつつも、ネットとかで、もうどこまでもニッチな性癖とかがある事を知ってしまうと、この作品でやってる事ってただのSMじゃね?いや確かにSMも世の中では変態扱いされるのかもしれないけど、そんなの変態界(何だそれ)ではそれこそ初歩の初歩でしかないし、もっと常人には全く理解不能なレベルのニッチな性癖じゃなければ「変態」とかわざわざ言うのも違うんじゃないの?とか思ってしまう。

 

勿論、作中でも「変態にすらなれない空っぽで何も無い自分」という流れですし、中高生くらいならこういうのにもドキドキして、自分ももしかして変態じゃないか?なんて悩んでしまうのかもしれませんが、世の中にはね、想像すらつかないレベルのとんでもない世界が山ほどあるんだよ、そんなのと比べたらこの程度でアブノーマルだとかは思わない方が良いです。理解出来ないレベルまで行ってこそ本当の変態だと私は思う。

 

で、最後も何だかなぁと思ってしまったのは、春日君が少し大人になって、自分の「禊」みたいな感じで仲村さんに会いに行って、それでハッピーエンドみたいな形になってるのが、ええ~っ!それ違うでしょ?と。

 

自分が救われたらそれでいいの?仲村さん、まだあれって抜け出せてなくね?凄くエゴイスティックでこういう人間は嫌だなぁと。何でもそうだけど、自分が納得する事で問題が解決したみたいになってるものはちょっと私には受け入れがたかった。

 

また別の中学生が悪の華に目覚める、みたいな所は凄くわかるしそこは延々と時代を越えて続いていくものなんだろうなと思うし好きだけど、こんな春日君のエゴイスティックでどうでもいい普通の人になっちゃった部分より、仲村さんがどう自分と向き合っていくのかとかの方を見たかった。多分、そこが十分に描かれないと、このモヤモヤにどう向き合っていくか悩んでる人には伝わらないんじゃないのかなぁ?


なんとなく通り過ぎた青春時代の1ページ、みたいな作品になっちゃったらそれはあまりにも普通なのでは?普通を描きたかった作品ならともかく、こういう作品に魂を揺さぶられる「そうじゃない人」にこそ届けたい物語、にはなりえないんじゃないかなぁと、残念に思う作品でした。

 

つーかこれ、岡田マリーが脚本やってんのね。知らなかった。


映画『惡の華』9.27公開|本予告90秒

 

 

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岡田磨里脚本

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私は金正男を殺してない


金正男暗殺事件の真実に迫るドキュメンタリー 映画『わたしは金正男(キム・ジョンナム)を殺してない』予告編

原題:Assassins
監督・制作:ライアン・ホワイト
アメリカ映画 2020年
☆☆☆☆☆

 

<ストーリー>
2017年2月、マレーシアのクアラルンプール国際空港で一人の男が突然倒れた。神経猛毒剤VXを 顔に塗られて殺された男は、北朝鮮朝鮮労働党委員長、金正恩(キム・ジョンウン)の実兄・金正男 (キム・ジョンナム)。そして殺したのは二人の若い普通の女性、ベトナム人のドアン・ティ・フォンとインドネ シア人のシティ・アイシャだった。暗殺の様子は空港の監視カメラにすべて納められ、そのいたずらのよ うな“ドッキリ”映像は世界を駆け巡ることとなる――。 なぜ彼女たちは北朝鮮の重要人物を暗殺したのか?そもそも彼女たちはプロの殺し屋なのか?分 かってきたのは、貧しい二人がそれぞれの人生を夢見、そこに付け込んでSNSを通して巧妙に罠をしか けてきた北朝鮮工作員たちの姿だった。巨大な国を相手に彼女たちの無罪を信じ、証拠を積み上げ ていく弁護団の渾身の調査は、やがてある真実に行きつく…。

 


という事でドキュメンタリー映画「私は金正男キム・ジョンナム)を殺してない」を見て来ました。

ヤバイ。メチャメチャ面白かった。これはもう圧倒的にノンフィクションの面白味です。まさに「事実は小説より奇なり」っていうのを体現してる感じで、ドキュメンタリー映画としての面白さというよりは、事件のあらましをこうやって追っていくと、こんなに複雑怪奇な背景があったのか!とその事実に圧倒されました。

 

金正男が暗殺された、くらいまでは知ってましたが、その背景とか、その後がどうなったかなんかは私は全く知りませんでした。

 

金正男っていうとね、「さよなら絶望先生」でネタにされてて、あの時は東京ディズニーランドに来るために偽造パスポートで入国しようとしたら捕まって、みたいな時期でした。そんなんがあって、ある種の面白キャラみたいなイメージがちょっとありましたが、こうして見ると、当然ながら色々な背景がある人だったんだなと。

 

まずは北朝鮮世襲制故のしがらみというか、単純に世襲制ってやっぱこういう問題が起きるもんなんだよなと改めて思う。金正日キム・ジョンイル)の時代ならともかく、ボンボンのドラ息子の金正恩キム・ジョンウン)が最高指導者を引き継いでも、所詮は若造だし、そんなの国としてやっていけるもんなの?とか思ってしまうけど、なるほどこうやって自分に従わない存在は次々に排除してきたと。

 

北朝鮮じゃなくても、普通の会社とかでも親から引き継いだボンボンの2代目とかは大概は会社をつぶしてしまうとかよく言われますけど、そこを上手くやるにはこういった手口が必要になってくるわけか。自分に従わないものは全て排除。自分の王国にしてしまえと。当然、身近な中に経験豊富なブレイン的存在は居るんだろうけど、その人もきっと自分が上手い汁を吸いたいからこそ、例え若造だろうとそこにつき従って、もし何かあった時には自分だって排除されてしまうだろう事を知ってるから、じゃあ一番おいしいとこはどこかな?みたいな打算がきっとあるんだろうなと想像してしまう。結局一番可愛いのは自分、みたいな人のどうしようもない業を感じます。

 

で、犯人に仕立て上げられた二人の女性。搾取されるのはいつだって彼女らみたいな社会的弱者だ。単純にお金であったり、或いは名声を求めてしまう浅はかさ。ただこれが単純に、大金の為に政敵を排除する過酷な任務につく、という単純な形で無いのが何とも恐ろしい。

 

自分達が一体何をしたのか?捕まった時に、いや捕まった時点でさえまだわかっていない。裁判にかけられ、死刑が目の前に差し迫って初めて自分が何をしたのかやっと気づく。というか教えられる。

 

え?ただのドッキリビデオでしょ?違うの?しかもこれまで何度も撮影してきた事実があるのに、何故か暗殺者になっていた。普通に誰もが想像する「暗殺の訓練」とは程遠い訓練がそこにはあった。

 

なるほど、要人の暗殺って、スナイパーがビルの上からつけ狙うとかじゃあないのね。こんな風な仕込まれ方をするのか。今時の世の中だなぁと。

 

そして今時の世の中と言えば、SNSとかにしっかり痕跡が残ってる、というのが本当に現代的でした。

 

私はSNSとかどうなの?とどちらかと言えば思っちゃう方ですが、そこでしっかりタイムラインとして証拠が残って、あの裁判の結果に繋がるんだからそこはやっぱり良し悪しなんだなぁと。

 

でもってその裁判。国や国籍でその忖度が見えてくる検事や裁判長の態度の中、ただ事実を探し求め、その正当性をどこまでも自分の仕事としてやりとげる弁護士の姿は本当に凄いと思いました。

 

一介の弁護士が、その背後にある北朝鮮やら自国の忖度を知りつつも、いやいや証拠はちゃんと提示してるでしょ?そこは理屈があってないじゃん、と戦い続けるのは本当に凄い。映画の中では触れられてないけど、弁護士だって身の危険を感じる部分だってきっとあっただろうに。

 

更にはそれを追うジャーナリズム。ここは結果的にだろうけど、即時性の無い映画って、あまりジャーナリズムとは相性が良く無さそうなイメージですが、これをきちんとカメラに収めて、物凄くわかりやすくこういった形でドキュメンタリーにしてあるのが本当にお見事。

 

映画としては「貧困層の搾取」みたいな所をメッセージとして籠めたんだろうなっていう感じはしましたが、あまり自分の主張だけにこだわらず、この事件をなるべく正確に残したいっていう誠意がすごく感じられたし、それはもしかして、弁護士の誠意であったり、取材する記者から感じられるジャーナリズムのあり方だったり、そういったものを見ていく中でドキュメンタリーのディレクションの影響は受けたからこういった形になったのでは?と想像してしまいます。うん、凄く面白い。

 

更に言えば、そういうメディアの使い方という面では、ここまで事実が明らかになって尚、北朝鮮側に逮捕者がゼロだったり、目的は十分に達したし、逆に言えば北朝鮮からしたら、あの二人が死刑になろうとどうでも良いのと同じく、別に無罪になって釈放されようが、痛くも痒くもないどうでもいい事だったりもするわけで、ある意味、損害ゼロの完全勝利を成し遂げた上に、自分の力をアピールして自分に逆らえば誰でもこう出来るよ、と睨みをきかせる事が出来たという最高の結果とも言えなくもない。

 

youtubeというメディアを利用しての暗殺手段。ドキュメンタリーという形でメディアを使って真実を公表する。しかし、何のリスクも背負う事無く、白昼堂々空港のカメラに残す形で犯行を成し遂げ、自分の力を世界に知らしめる。本当の勝利者は一体誰かな?と考えると末恐ろしいです。

 

う~ん、本当に世の中は複雑怪奇だ。これは凄い作品を見せられた。

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フルメタル・パニック! 1st SECTION“ボーイ・ミーツ・ガール”

フルメタル・パニック! ディレクターズカット版 第1部:「ボーイ・ミーツ・ガール」編 [DVD]

TV ANIMATION FULL METAL PANIC! DIRECTORS CUT
監督:千明孝一
原作:賀東招二四季童子
日本映画 2017年
☆☆

 

TVアニメ「フルメタル・パニック!」ディレクターズカット版3部作の1本目。総集編映画かな?と思ってたら一部で1週間公開とかのようですし、「ガンダムUC」とかと同じでOVA的な形で作って一応劇場公開もした、みたいな感じなのかな?

 

私はこのシリーズあまり知らなくて、スパロボでおおまかなキャラやメカ、設定を知って、TVアニメ4期に当たる2018年の「Invisible Victory」のみリアルタイムで見ました。

 

1~3期は見て無いので、へぇ映画にもなってるのかと思って、総集編であろう事は知りつつ、借りて見た。が!これ1~3期それぞれの総集編じゃなくって、1期を3分割した、あくまでTVシリーズ1期のディレクターズカット版という位置付けなのね。いかにもな総集編映画っぽさは意外と無いな、とか見終わってから調べたら、そんな感じでした。

 

フルメタに関しては、大分昔の話ですしどこで読んだかまでは憶えて無いのですが、作者のコメントみたいなので「この本を読んで読者の人生に何か影響を与えようとか、何かを考えてもらうきっかけとかそういうつもりは全く無い。娯楽作としてだけ読んでほしい」みたいな事をたまたま雑誌か何かで見かけたんですよね。
ああ、じゃあこれは自分が触れる必要は無さそうなコンテンツだな、と思ってスルーしてきました。私は映画なり本なり、何かしらを得る為に触れてるので、最初から「これは娯楽ですよ」みたいに言われると、じゃあいいやってなっちゃいがちです。

 

勿論、それは面倒くさい事を言ってくる読者への牽制であったり、逆に作者なりの照れ隠しであったりとか、何も作者が言ってる事が本心とは限らないので、触れもしないで否定したって仕方ない部分。何故見たかは憶えてないですが「IV」はシリアスで結構面白かったし、(勿論、レーバテインはカッコ良かった)上記の通り、勝手にこれ1~3期のそれぞれの総集編だと思い込んでたので、TVシリーズ全部を追うのは大変だけどせっかくなので総集編だけでも見てみるかな?と思った次第。

 

で、見てみると・・・90年代アニメみたいな感じがとってもツライ。女の子の乳揺れとかパンチラとか、え?こういう作品だったの?とか、見ていて苦痛でした。アニメでそういうエロとか要らないから。
いや、エロアニメとかはあっても良いんですよ。萌えアニメだって否定はしない。でもそういうのはそういうので専門でやってほしい。これロボット物として私は見たので、なんかそういう要素を見てられない。

 

ガルパン」初めて見た時、面白いなと思ったし劇場版も面白いので今も大好きですが、あれはきちんとロジックがある所に作品としての面白味がある。で、それとは別にパンチラとかそういう余計な部分が無いのが素晴らしいな、と思いました。パンチラも乳揺れも単純に一つの要素としては好きですよ。でもTVとかでそういうのを流すのが私は嫌いなの。不特定多数の目に触れるTVでエロやったってしょうがないじゃん。そういうの見たきゃAV見ればいいだけの話じゃね?

 

下ネタとかも嫌いなんですが、下ネタそのものが嫌いなんじゃ無くて、そういうのは隠れてコソコソの方が良いと思うんだけどな~という感じ。おおっぴらにするのはちょっと違うかなと思っちゃう方です。

 

まあそれはさておき、前半のノリについていけず、当時はかなめみたいなキャラが受けてたのかな?(ハルヒとかも一番最初の話だけは面白いんですけど・・・)元になったTVシリーズだと2002年の作品のようですし、色々と時代を感じるなぁと思ってしまいました。クラスメイトの眼鏡っこと、オタク少年とかもキツイし、ギャグもちょっと・・・。

 

やっぱりこれは前に見た作者のコメント通りに、こういうオタク受けする奴をやりたいだけなので、小難しい事は言わないでね、という作品だったかなと思ってしまった。

 

が!後半は割とシリアス展開で、ASのバトルとかは楽しめました。かなめはどうも受け入れがたい感じですが、声がゆかななのもあってテッサは許せる。(テッサがメインになってた「IV」を最初に見たからってのもあるとは思うけど)

 

でもってラムダドライバ発動。スパロボで未知の力みたいなのは知ってたのですが、想像力とかの非物理的な力を物理化しちゃうシステムだったんですね。単純にリミッター解除的なトランザムとかハイパーモードみたいなもんだと思ってた。

 

想像力で科学的にありえない事に干渉して、実はそういったものが歴史の背景にあった、囁く者ウィスパードとはそういう存在だった、っていうのはメチャメチャ面白い部分。

 

ミリタリー色の強い作品かと思ってたので、そこを越える力、そもそもロボットとか居る事がおかしくね?っていう所にまで踏み込むのはとても面白い要素でした。この世界を望んだのは誰だ?的にも思えるし、メタ的にも面白い要素。ああ、何だ作者はこれをやりたかったのかと。

 

とんでもないラストの展開に持ってった「マジンガーZERO」程では無いだろうけど、そもそも人型巨大兵器とは何だと思う?みたいな所に作者なりのオチをつけてくれるのかとちょっとワクワクします。原作は完結してるんでしたっけ?その辺りの要素がどうなったか気になります。「IV」も完結までは行かなかったので5期にも期待したい。

 

の前にとりあえずこの3部作の次もそのうち見てみようかと思います。


「フルメタル・パニック!」ディレクターズカット版 特報

孤独なふりした世界で

孤独なふりした世界で [DVD]

原題:I Think We're Alone Now
監督:リード・モラーノ
アメリカ映画 2018年
☆☆☆☆★

<ストーリー>
人類が死に絶えた世界で生きながらえたデル(ピーター・ディンクレイジ)は、無人の町で空き家を整理して回り、死体を弔いながら自分だけの楽園を築いていた。ある日、謎めいた少女グレース(エル・ファニング)が町にやってくる。グレースは自分以外に生存者がいたことを喜び、デルの世界に入り込んでくる。しかしデルは、彼女を受け入れようとしなかった。


面白そうなタイトルと、エル・ファニングが割と通好みの面白い作品を選んで出演してるような印象だったので、あまり情報も無いままに借りてみた。

 

主演が小人症俳優のピーター・ディンクレイジ
X-MENでミュータントハント用巨大ロボット・センチネル開発者のボリバー・トラスクとか、アベンジャーズでもハンマーを失ったソーが新たな武器のストームブレイカーを作りに行った惑星で、巨大なドワーフだったりした人だ。小人なのに巨大ロボット開発したり、小人なのに大きかったりとマーベルはこの人を面白い使い方してますね。

 

ポスト・アポカリプスの時代っぽく、主人公以外は人類全滅したらしい。死んだ人は変に腐敗したりせずにミイラっぽくなってる。釣りで食料を確保してたりするので、人間以外の生き物はまだ残ってるのか、でも死体にうじがわいたりはしてない感じ。何故こうなったのか、現在はどういう状況なのか、この状況になってからどれくらいの期間が経ったのかはよくわからない。色々な描写から自分なりに考えるしかない。もし自分だったら発電機探すかなぁ?とか色々と想像してしまう。

いやもうこの状況がもうあまりにも私のツボ。「アイアムレジェンド」とかもそうでしたけど、この世界にたった一人、自分だけが生き残った、みたいな状況がもう私は大好きで、心の底からこういう世界にあこがれます。こんなシチュエーションになってみたいという憧れがもうメチャメチャあって、好きで好きでたまらん超絶ツボでしたこれ。

 

こんなご時世になっちゃったので、旅に出られず物凄くストレス溜まってるのですが、自分が住んでる所から遠く離れた知らない土地に一人旅するのが好きなのはこういう感覚に似てるからっていうのがあります。
自分を知ってる人が誰も居ない世界で、全てのしがらみから解放されて自由気ままに旅するってメチャメチャ楽しい。そこでケータイに仕事の電話が入ったりすると、もうクソほど腹が立つ。俺は解放される為にここに居るんだよ!何県も外れたとこに居るんだから勘弁してくれって思います。

 

それはさておき、もう最高に憧れて好きすぎるシチュエーションにもう目が離せませんでした。語りすぎず、説明もしすぎず、間のとりかたとかも最高。一体これは何が起きているんだ?みたいな緊張感がずっと続いて、見てるのは疲れますけど、これもうメチャメチャ好きな奴。

 

ピーター・ディンクレイジのビジュアルも凄くカッコいいし、「1600人が居る時の方が孤独だった」とか「ゴミを片付けると世界から混沌(カオス)が一つ減る」とかもうカッコよすぎる。1件1件、順番に遺体を片付けて行ったり、元は図書館務めで、借りっぱなしの本を回収して行ったり、もうトキメキが止まりません。自分もこうなりたい、こうしたい、みたいな感じで感情移入度MAXです。

 

もし自分だったら、とか考えるともっとダラダラしそうだなとも思うのですが、コレクター気質だったり、飽きずに黙々と単純作業をするのも性に合ってたりする方なので自分と彼が同じかどうかはわかりませんが、凄くわかり味がありました。

 

ヒロインのエル・ファニングも、適度にうざさはありつつ、これくらいの関係性なら、つい心を許しちゃうかなというのもありますし、犬に対する嫉妬心とかも気持ちとしてはわからなくもない。(もし自分だったら彼女とも動物ともほどよい関係を作って行きたいとは思うけど)

 

もうこの映画100点じゃね?もう好きすぎる要素が大きすぎて最高!

 

・・・と2幕目までは思ってた。3幕目、ヒロインの秘密が明かされ、実はこの世界は・・・みたいになる所は正直ガッカリ。一気に醒めました。ここで納得出来るかつ面白いネタ明かしがあれば100点のまま終われたのですが、う~ん、正直残念。

 

意外と曖昧なままで、ガッツリ明かされるわけではないし、その点でも微妙でしたし、作品のテーマとしても、過去を背負ったまま生きるのか、或いは未来だけを見ていきるべきなのか?みたいな所だと思うんですけど、描き方がちょっと微妙かなぁと。

 

多分あれ、あまりにもな世界になちゃったので、生きていく上でも悲しみとか辛さのウェイトが大きすぎてしまうから、物理的に脳手術とか施して、そういう気持ちを排除した世界なんですよね?


嫌なことや嫌な気持ちを排除して、前だけ見て生きるっていうのもそれはそれで気持ち悪くないか?みたいな主張だとは思うのですが、そこはなんかオチとしてもテーマとしてもドラマとしてもちょっと微妙。

 

これ100点じゃね?からもう一気に評価はダダ下がりなラスト30分でしたが、それでも1幕目2幕目の90分が超絶好きすぎる。

 

良い作品だったなぁとは正直言いがたいのですが、それでも前半の圧倒的な魅力は捨てがたい。そこだけは本当に自分のツボをもう心からグイグイと刺激してくれてこんなに心地良い作品は他に例を見ない、くらい最高でした。


『孤独なふりした世界で』予告編

 

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騎士竜戦隊リュウソウジャー公式完全読本

騎士竜戦隊リュウソウジャー公式完全読本 (ホビージャパンMOOK 1015)

OFFICIAL PERFECT BOOK
RYUSOULGER UNSHAKABLE RYUSOUL "Que Booom!!"
刊:ホビージャパン HOBBY JAPAN MOOK 1015
2020年
☆☆☆☆

 

出てから結構間が空きました。仮面ライダーの方は毎回出るものの、戦隊は出ない事もあるのですが、無事リュウソウジャーは刊行されました。

 

基本、メインスタッフほぼ全ての人を網羅してるインタビュー集なので非常に読み応えがあって、シリーズ完結後のお楽しみです。アニメ系のムック本とかもそうですが、基本的に読む部分が少ない奴は買わないので、超全集とかよりこっちの方を毎回買ってます。

 

ロボとか怪人のデザイン画も全て掲載されてる上に一つ一つにコメントもついてるので、資料的価値も完璧。

 

怪人関係はそんなに注目して見てるわけでもないので、ここで初めて知る事が多いのも面白い。リュウソウジャーに限らずですが、こんなコンセプトだったのか!とかこんなこだわりが!とかとても面白い。


本編見てる時は全然気づきませんでしたが、リュウソウジャーは人型から外れて怪獣っぽいコンセプトになってたんですね。現行のキラメイジャーがレトロチックなタイツ怪人に戻ってるだけに、その差が結構な差別化だなぁと今更ながら。

 

キラメイとの違いと言えば、リュウソウジャーは基本やっぱりこれまでの戦隊の流れとかお約束に拘らず、シリーズ初参加の丸山プロデュサーとメインライターの山岡さんって方が、自分なりに考える戦隊っていうのを一から考えて作ってたんだなと言うのを改めて知る事が出来ます。勿論、フォーマットとしては基礎があるので、これまでの戦隊とは全く違う斬新な作品って感じでは無いものの、妙な違和感があったのはこの辺の要素でした。

 

多少無理矢理な解釈で言えば、現代社会に古の種族であるリュウソウ族が迷い込む、というのが基本フォーマットがある戦隊を、それを知らない人が見よう見まねでやりつつ、自分なりに考える、というのがメタ構造になってたのかなと。

 

私も戦隊全部見てたりはしないので、中級者くらいかと思いますけど、割とリュウソウジャーは乗り切れない部分は多かった。ただ、そこは好みもあるので、単純にリュウソウは駄作だったとか言うのも違うかなと思うし、プリキュアもそうなんですけど、その作品なりのチャレンジはあってしかるべきで、そこに意味や価値が無いとは思わない。

 

例えば前作の「ルパパト」はメチャメチャ面白かったし、個人的にも大好きですけど、この本で、特撮監督の佛田さんが、ルパパトは大人に凄く評価されたしギャラクシー賞とかとったりはしてるけど、自分の仕事としては子供にロボ戦を喜んでもらう事が一番の成功だから、その点に関しては成功とは言い難いってストレートに言ってるのがこの本の一番面白かったとこかも。

 

戦隊のメイン商品はやっぱりロボですし、そこが売れなかったんだからいくらドラマとして面白かったと言われても、やっぱり悔しい部分はあったのかと。

 

そんな感じで、どうしても顔を出している俳優メインになりがちな中で、スタッフの立場なり役割として色々な面がある事を知れるのは凄く貴重。

 

俳優の方だと、うい役の人が終盤フェードアウトした理由(最終回には出ましたが)とかは特に語られず。体調を崩しちゃったとかでも無いのかな?そこは不明なままでした。
オトちゃんが本来は1話のみのゲスト枠だったものの、好評でレギュラー化したとか色々と面白いです。

 

リュウソウの締めくくりとして十分な一冊。

 

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