僕はこんな事を考えている ~curezの日記~

見たもの読んだものなどの簡単な記録と感想のチラシ裏系ブログ

わんだふるぷりきゅあ!主題歌シングル

わんだふるぷりきゅあ! 主題歌シングル (CD+DVD盤) (特典なし)


発売レーベル: Marvelous
2024年
☆☆☆☆

 

更新がだいぶ滞ってますが、ちょいと疲れきってますので落ち着くまでしばらくお待ちください。

 

というところでとりあえず「わんぷり」主題歌シングル。
ポリメガ買って金銭的に余裕が無いのにCDをまだ買い続ける男。
物にお金を出してるんじゃない、コンテンツにお布施してるのだ!
それで結果的に物が残るのならそれで良いじゃない?

10年後とかは流石にもうCD出て無い気がするけども。

 

■1.わんだふるぷりきゅあ!evolution!!
 歌:吉武千颯 
 作詞:こだまさおり 作曲・編曲:EFFY

■2.FUN☆FUN☆わんだふるDAYS!
 歌:石井あみ&後本萌葉 
 作詞:マイクスギヤマ 作曲:ヒゲドライバー 編曲:石塚玲依

■3・4 両曲 オリジナル・メロディ・カラオケ
■5・6 両曲 TVサイズ

の全6曲収録。
■DVDはノンテロップOPとEDを収録


まずはOP「わんだふるぷりきゅあ!evolution!!」

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これまでED担当だった吉武ちゃんが遂にOPを歌う事に。
ひろプリ感謝祭の時も言われてたけど、北川さん・machicoさんの妹分的なポジションから、今度は後輩を支える先輩ポジションになったというのが面白い部分ですし、昔からのプリオタ的にはずっとEDだった宮本佳那子が「HUG」で遂にOPを担当した時にも重なって、歴史を感じさせてくれます。

 

作曲のEFFYさん的には「Viva! Spark!トロピカル〜ジュ!プリキュア」に続いて2度目のOP抜擢。作詞のこだまさんは近年のシリーズではもはや定番。

 

歌詞的には基本的にプリキュア側から見てる子供達に対して、あなたも一緒にプリキュアになれるよ、なろうよっていうタイプの感じかと思うけど、OPの画面の疾走感もあって、わんだふる視点でわくわくはしゃぎまわってるような印象も強い。

まさしく、「犬しゃべればワンだふるでしょう」って感じでしょうか。
いやそれ違うプリキュアか。

 

そしてED「FUN☆FUN☆わんだふるDAYS!」

www.youtube.com

前作ひろプリでデビューした石井あみさんと、デパプリ映画主題歌「ようこそ、お子さま♡ドリーミア」でデビューだった後本萌葉ちゃんの二人ボーカル。

 

聴いてる分には、パート分けがどっちがどっちの声か似すぎててよくわかんないな?と思ってたら、基本は後本さんがメインで、石井さんが愛の手部分。サビを二人で歌うって曲だったんですね。

 

なるほどそこは「わんぷり」という作品のセンターはキュアワンダフル/こむぎの方で、フレンディ/いろはの方はサブというかサポート的な立ち位置、みたいな所にも
通じる物があるのかなと。
そこ考えると、プリキュアはやっぱり「ふたりは」から始まって、バディ物というのがベースにあった分、二人ボーカルみたいなのも結構理にかなった部分があるのかもしれない。「5」以降は基本チームだけど、その後も要所要所でバディ要素はリスペクトし続けて来ましたしね。

 

ただ、一つ問題が。春の引き継ぎ映画が無くなったのもあってか、3番目以降のプリキュアの登場を急ぐ必要が無くなり、その分の露出が減っちゃうのは個人的にはちょっと残念。作る方としては、じっくり物語を描けるという利点があるからそうしてるんでしょうけど、今回のCDジャケットにしてもワンダフルとフレンディのみで、ニャミーとリリアンが居ないのが凄く寂しい。その辺は少し勿体無い気がするなぁ。

 

曲としては一度思い出すと頭の中から離れないタイプで、凄く好きです。
「ドック×2なハートビート」のとことか特に。

cgworld.jp今回は例年以上に、より低年齢層に向けてる作品なのもあって、テーマやメッセージ性よりも、ノリや勢い、可愛さに振ってる分、なんかわたしもついつい、ほわわわ~っと引っ張られそうになります。小難しい事を考える方が性に合ってるとは言え、こういう方がよりヒーリング効果は高いのかもしれない。

 

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キラキラ☆プリキュアアラモード 第25~36話

シリーズディレクター:暮田公平、貝澤幸男
シリーズ構成:田中仁
プロデュサー:神木優
TVアニメ 2017~2018年 全49話
☆☆☆☆

 
「わんだふるぷりきゅあ!」放送記念!yooutubeで期間限定無料配信中
キラキラ☆プリキュアアラモード」3クール目、感想。

 

■第25話 電撃結婚!?プリンセスゆかり! 
坪田文脚本回
パルフェ販促月間も終わって通常回モードに戻る。
っていやいや、これ通常回なのか!?

このね!ゆかりさんの難しさ。こじらせなのか?
あきらの言う通り、人の気持ちを弄ぶのは良くないよって私も思って、これは本気で怒ってほしいのかと思ったら、そこじゃなかった。
ピカリオとのすれ違いを経験したシエルの、ちゃんと言葉にしないとわからないよ、というアドバイスは良かったのだけど、ゆかりとしてはあきらに自分の気持ちとして行ってほしくないよって言ってもらいたかった系かこれ。

で、リアルタイムで見てた時は確かこれと同じ週か前後どっちかくらいだったかな?凄く近いタイミングでボーカルアルバムが出たはずです。その中に1曲トンデモない曲が入っててね、ショコマカ二人で歌ってる「愛とときめきのマカロナージュ」というのがあります。

www.youtube.com

これか!こういうことをやりたかったのか!ってストンと腑に落ちました。なんかちょっと変な笑いが出ちゃったんですけど、物凄くインパクトあって、後にライブでも再現してくれてメチャメチャ好きな曲です。

この時のライブの時のマカロン藤田咲さんが凄く幸せそうな顔しててね、ぶっちゃけ私はそこからマカロンを押せるようになりました。それまでは正直やっぱよくわからん感じで、ネコモチーフだから気まぐれさを表現してるんだよなくらいだったのですが(私は猫派だけど決して気まぐれさが好きな理由とかでは無いので)通俗的ですがこんな可愛いとこあるんだなと思えると、なんか全てを許してしまえるという不思議なキャラでした。

私は割と共感ポイントを見つけて好きになる方なんですけど(なので物語の中心になる分必然的にセンターのピンクが好きになる事が多い)ゆかりさんはよくわかんないな~、でもそのわからなさが他のキャラには無い唯一無二の個性であり魅力なんだなと思うようになったと。

 

うん、語りすぎました。次。
同時にショコラ回でもあったけど、ショコラはみくちゃんとか他に話や見せ場もありますし。


■第26話 夏だ!海だ!キラパティ漂流記! 

1シリーズ前の「ゴープリ」から解禁になった水着回
これもねぇ、今でも深夜アニメとかだと残ってるはずですが、水着回=サービス回みたいな感覚や言い回しがね、やっぱり嫌な気持ちにさせられます。誰が誰に向かってサービスしてるの?女性の自立を掲げるプリキュアが何でコビ売らなきゃなんねーんだよ、しかも基本は子供向けなのに。と、今でも私は思ってます。どっちかというと無くても気にしない派。

ただ作る方としては普通に夏の行事で季節感のある話が気にし過ぎて出来ないのはそれはそれで不自然という事で前作から解禁してみたという流れ。勿論、いつもと違うお着替えとかそれは楽しいのは確かではあるんですけどね。

 

それはともかく、お話としては今回はビブリー回。悪に染まった原因も明かされ、孤独な自分を救ってくれた唯一の存在がノワールだったと。そしてそのノワールにも見放された今、悲しみに暮れ、せっかく手を差し伸べてくれたシエルにも恨みや妬みをぶつけてしまう。

いや~、私も誰にも相手にされず一人孤独に生きてきた人だから実はビブリーの気持ちは痛いほどわかる。あんたら陽のあたる場所でみんなでわいわい楽しく人生遅れて良かったね、ケッ!みたいなこじらせ、私もありますし。今は流石にそこまでじゃあないけれど。(幸せになったわけではなく、そういった感情や状況との付き合い方を学んだので。いやそこじゃなく人と付き合えよって感じですが)

やさしいシエルにグッと来るし、それでいてちょっとビターな終わり方にもまたグッと来ます

 


■第27話 アツ〜いライブバトル!あおいVSミサキ!
香村純子脚本・宮元宏彰演出

あおちゃん回。
いやぁぁぁぁぁ、こんなん心折れるよね。トラウマになるわ。初の大舞台での、いきなりの苦い経験。仲間の励ましや気の使い方さえも逆にマイナスに感じてしまう程の絶望。悲しいから泣くんじゃなくて悔し涙を表現するってなかなかに攻めた演出。

そしてその闇を狙ってくるエリシオに、暴走して一般人に被害を与えるプリキュアというのも結構なレアケース。

でも、自分の大好きがそこにある。自分で選んだ道じゃないかと、自分に向き合う姿。
キャラシングル「青空Alright」も凄く良い曲です。
そしてミサキさんもまた良いキャラしてます。

販促の関係で、フィニッシュがジェラートじゃなくパルフェになるのだけは残念。この辺は商業作品だから仕方ないっていう昔からのプリキュアの弱点ですよねぇ。

 

■第28話 ふくらめ!ひまりのスイーツ大実験! 

クッキングアイドル回。といっても私はまいんちゃん見てたわけでも無く、ブクオフとかで昔は割とCDやDVDよく見かけて、安くなったら確保しておこうかとか思ってたらいつの間にか見かけなくなっちゃいました。

ひまりん、別に目立ちたいわけじゃないし裏方で良いと心でも思ってる気はしますが、まさか愛読書を書いた憧れの人に誘われたらそりゃあねぇ。

 

■第29話 大ピンチ!闇に染まったキュアマカロン! 
坪田文脚本

ゆかりさんメンドくせぇぇぇぇ~~~っ!

でも、嫌いじゃないわ。
女性はこうだ、なんていう決めつけはあまり良くは無いなと思いつつ、自分の感情を言語化出来て無いが故にロジカルな思考に結びついていない感じがします。だからこそ「楽しさは誰かが与えてくれるものじゃなかった、自分で作るものだった」という今回の学びや気付きで一つスッキリする。ああこういうことだったのねって。

大人から見たらそういうのもある意味可愛く思えたりする。というのがあるから最後、おばあちゃんが可愛い孫娘だからねって言うのに繋がってるはず。

私は明るくないし皆と居ても心の奥底では一人、とかどこかで本人は思いつつも、ちゃんと周りはゆかりさんの変化に気付いてたり「完璧は人によって違う」とシエル(パルフェ)が言ってくれたりする辺りが何気に面白いポイントだと思う。みんなはちゃんとゆかりさんの事仲間だと思ってるし、そんな性格までわかった上で好きだよって言ってくれるはず。

他にもショコラソードがここで初めて使われてたり、意外と細かい見所も多い。

 

あとやっぱりね、ゆかりさんの気付き。楽しさって誰かから与えられるものじゃないです。自分が楽しむ事。これって生きてく上でメッチャ大事な事ですので、人が楽しそうにしてるのなんだかうらやましい、それに比べて自分の周りにはなんで楽しい事があんまり無いんだろうってもし思ってたら、ちょっと一度考えた方が良いです。楽しませてもらうんじゃないんですよ、楽しむんです。

 


■第30話 狙われた学園祭!ショコラ・イン・ワンダーランド!
田中仁脚本

一般市民は助ける、愛する妹も助ける。
両方やらなくちゃあならないってのがキュアショコラのつらいところだな。
覚悟はいいか?私はできてる。

あきらさんの妹がみくちゃんで、初音ミクの声を担当してるのがマカロン役の藤田咲さんで、今回の迷子のこどもがさきちゃんってこれもうわかんねえな。

ヒーロー物の定番のトロッコ問答とかもしかしてプリキュアでは初めてかも?
アリスモチーフの学園祭でコスプレも楽しい。


■第31話 涙はガマン!いちか笑顔の理由!
田中仁脚本

クリスタルアニマル覚醒編のトリはいちか。
突然のお母さんとの再会。
最初に話があったのは中学に上がる時だから、お母さんとは2年くらいたまにしか会えない関係になってるのかな。
でもお母さんの職業的には国内に居た時もきっと忙しくて、子供の頃から甘えたいときに甘えられないまま育ってきた感じだよねきっと。それでも変にひねくれないのがいちかの強さ。外見は幼い方ですし、ノリも良く無邪気に振る舞ってそうだけど、ただの子供とは括れない大人びた部分も持ってるのがいちかの魅力?個性かなとも思う。

 

そしてお母さん視点がまたね、グッと来る。少しの間だと思ってたけれど、そんな少しの間で変わるものねっていうのがね、大人と子供の違いですよ。

 

気持ちを伝えたいちかは、お母さんの見送りでは無くプリキュアの使命を選ぶ。
それはきっと大好きなお母さんから引き継いだもの。
「とまどいながらも進む理由は?って聞かれてもきっと上手く言えないけれど」
ってとことか、「歩きだして 精一杯の歩幅で」とか挿入歌『勇気が君を待ってる』の歌詞がね、メチャメチャ染みます。17話は1番の歌詞、今回は2番の歌詞がメインになってたりするのに今回初めて気付きました


■第32話 キラッと輝け6つの個性!キラキラルクリーマー! 
香村純子脚本・貝澤幸男絵コンテ

昔のプリキュアこと伝説のパティシエ・ルミエルさん登場に大型最終武器アイテムのキラキラルクリーマー取得回でありつつ、それ以上に多分ビブリーが一番印象に残る気がする。その辺はドラマ重視の香村さんらしさでしょうか?

 

ルミエルさん、CVが安野希世乃さんで後のキュアソレイユ。オファーがあった時、嬉しいんですけど実は正規のプリキュアを目標にしてて、一度こうして番外キュア的なものでもやってしまうと、もう正規のプリキュアになれるチャンスが来なくなってしまうのでは?と心配したそうですが、そんな事は無いですよと言う東映の言葉を信じて、ここではルミエルを演じる。それでちゃんと後には正式なプリキュアになれたんだから良かったですよね。こういうのも何かの縁だったんじゃないでしょうか。

 

で、ビブリーですよ。ただノワール様から見放されたとかならまだしも、そもそもの原因がノワールのせいだったという、完全に騙されてたパターンで、ビブリーの悲痛な叫びが本当に痛々しくて、いたたまれなくなる。プリキュアに助けを求め、当然プリキュアだってそれを拒まない。

 


■第33話 スイーツがキケン!?復活、闇のアニマル!

クリスタルアニマルの覚醒とともに闇のアニマルディアブル復活。
クリスタルアニマルと言えば昔からよくペガサスの「ぱたた」がネタにされますが、今見るとリスが「くるるん」言ってるのが面白い。

 

そしてビブリーもプリキュア化こそしないものの、仲間に加わって一安心。
うん、「働かざるものクッキー食べるな」ですよ。っていうか100歳越えのビブリーというのもなんか凄い。

そんな中、お菓子は「エンプティフード」なんて言う面白い言葉も。お菓子は生きる上で必要な栄養素では無いのか?降りしきる雨の中、じゃあ何で世の中にはこんなにお菓子が溢れているんだろう?きっとそれを必要としてる人が居るから。心のモヤモヤと共に空は晴れ渡る。ベタですけどこういう演出良いです。

 

■第34話 小さな大決闘!ねこゆかりVS妖精キラリン! 
今千秋コンテ

ここから3話分は二人のキャラの組み合わせ回。ゆかりさんだからと言ってベタに高校生組で話を展開するんじゃなくてシエルという意外な組み合わせが良い。

プリキュア記事でたまに私書いてますが、個人回だけでなくこういう意外な組み合わせの回はもっともっとやってほしい

 

とはいえ、猫ゆかり回という相当に変わった回。三ツ星にゃんこにヤパパ再登場、ゆかりさんのトリッキーな行動にシエルもお手上げ。


崖から飛び降りるゆかりさん何なの?猫だから大丈夫って事?夢ならさめてみたいな事?猫の命は9つあるから死んでも構わない。別に今の自分がどうなってもいいみたいな事?わからんわからん。ゆかりさん相変わらずわけがわからないよ。

一応はマカロン×パルフェの組み合わせ回ながら、実質ゆかりさん回になってるアクの強さよ。

ただ戦闘シーンでマカロンパルフェで二人並びなのはやっぱり新鮮でそれだけで嬉しい部分も。パーフェクトガールと本当はパーフェクトじゃないガールのコンビとか楽しい。

 


■第35話 デコボコぴったり!ひまりとあおい!

1年生コンビの話。主人公のホイップ、追加戦士のパルフェ、特殊な位置の高校生コンビと比べると、やや不遇な位置になってしまうカスタードとジェラート
いやでも!私はこの35話のあおちゃんとひまりんの二人の絆を描いたこの話がプリアラでも1・2を争うくらい印象深くて好きな回。

 

面倒見の良いあおちゃんと引っ込み思案なひまりん。多分、普段の日常においては性格的にあおちゃん的にもひまりを引っ張っていく感じだと思うんですよね。ただ当然キラパティ内に関してはやっぱりひまりがスイーツに関してはスペシャリストなので、そこではきっとひまりの方が指示を出してたりするはず。

で、今回の話的で、やっぱりひまりが私ってあおいちゃんの隣に並ぶには不釣り合いだな、今回も場違いだし友達とか言って良いんだろうか?みたいなちょっとネガティブな思考が生まれる(これを階段の影に入って、一段彩度を落とした絵で表現してあるのが流石)

そんな中、ちょいとトラブルが発生し、あおいがひまりの事を庇う。とりあえずこの場は自分がおさめないと、という立ち場と面倒見の良さのあおちゃんらしい部分。
そこでですよ、かばってくれたけど、それはあおいちゃんじゃなくて私なんですっていうひまりんの勇気。そしてみんなに誤解されてるけどあおいちゃんの本当はこうなんです!と主張してくれる。

 

そして多分、私の勝手な解釈でもあるんですけど、ここであおちゃんも改めて気付いたと思うんですよね。ひまりのことは自分が助けてあげないとなとかちょっと上から目線で見てたけど、いやそうじゃないよね。この子は実はこうやって凄く勇気を胸に秘めてる子だった。そして自分の事を誰よりも理解してくれてる大切な友達だって忘れるとこだったよ。

自分の好きな事に一生懸命で、誰よりも勉強熱心。守ってあげないといけない子なんかじゃなく、尊敬すべき存在。あおいちゃん凄いねって言ってくれるけど、ひまり、あんただって誰よりも凄い奴だよ!友達でいてくれてありがとう。大好きだよ!

という脳内心の声が私には聞こえるのです。

 

いや何というかさ、完璧な人なんてそうそうは居ないじゃないですか。弱い部分、ネガティブな部分。果ては悪い部分、とかも当然人には色々な面があるけれど、その中でもね、ここは自分が持ってない敵わない部分だなぁとかリスペクトできる所も何かしら人にはあるわけで、あの人のここが凄いんだよな、っていうの結構大事だと思うんですよね。

 

ラストのいちかの
「二人ってこのシュークリームみたい。
 心の中に自分の好きな事がい~っぱいつまってるの」
っていうのがね、また良い。
涙なしでは見れない好きな話です。

白と黒、性格も趣味も違う交わらないはずだった二人が手を繋ぐというプリキュアの原点もどこか彷彿とさせる辺りもまた良きです。

 


■第36話 いちかとあきら!いちご坂大運動会!
青山さん一人原画回

タイトル通りホイップ×ショコラ回ながら、実質あきらさん回みたいになってる。いちご坂町内会の運動会で西と東と商店街に分かれてる中で、立神コンツェルンが一つのチームとして参戦してくるっていうのも面白い。

 

八面六臂の大活躍のあきらさん、頑張りすぎでは?と思うし実際に熱を出してしまう。押しつけちゃってゴメンなさいっていういちかに対して、ひっこしてきた自分を受け入れてくれたいちご坂のみんなが好きだから、というあきらさんの愛の大きさよ。
下世話な話で申し訳ないですが、将来あきらさんとおつきあいとかする人大変よね。同じくらい心の広くて愛に溢れる人じゃないと、嫉妬して難しいだろうなと思う。

もちろん、今回はそんな一人じゃ無く、いちご坂みんなの話。あきらが抜けた分、みんなでフォローしようぜっていうのが凄く温かい。

 

あきらのキャラ立ちに結果的に食われる感はあるものの、オチはいちかが今度は風邪をひくという、身体を張ったいちか芸っぽくてほほえましい。あと名探偵いちかが見れるのもポイントは高い。

 

という所で3クール目終了。
次の37話が秋映画との連動回ですし、合わせて映画も見たくなる所です。何度も何度も書いてますが、プリアラ映画は私大好きな作品の一つなので。

 

配信ペース結構終了ギリギリで追い掛けてますが、とりあえず以降はブルーレイ最終巻は持ってるので最悪間に合わなくてもそっちで見れますし、配信はあと数話で終わるとこまで進んでるので、リアルタイムでって感じにはいきませんが、残りは自分のペースで感想書いていこうかと思います。

1話見る度に書いてるのですけど、結局長くなっちゃって困る。

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シュビドゥビ☆スイーツタイム/勇気が君を待ってる

キラキラ☆プリキュアアラモード 後期主題歌シングル「シュビドゥビ☆スイーツタイム」/「勇気が君を待ってる」(初回生産限定盤)(DVD付)

発売レーベル: Marvelous
2017年
☆☆☆☆☆

レッツ・ラ・ダンシン☆みんなで踊ろうパーリータイム

テレビアニメ『キラキラ☆プリキュアアラモード』後期主題歌シングルCD。
前期に続いてせっかくなのでこっちも。
ただ、リリースの時系列的には
前期主題歌シングル→キャラクターシングル6枚→ボーカルアルバム1→後期主題歌シングル→ライブ開催→映画主題歌シングル→ボーカルアルバム2→ベスト盤の流れだったかな確か。
順番としては前後しちゃうけど、キャラシングルとボーカルアルバムについてもそのうち記事作って感想くらいは残しておく予定です。


1■シュビドゥビ☆スイーツタイム
    歌:宮本佳那子
    作詞・作曲・編曲:R・O・N

2■勇気が君を待ってる
    歌:駒形友梨
    作詞・作曲:motokiyo、編曲:菊谷知樹

3■シュビドゥビ☆スイーツタイム(オリジナル・メロディ・カラオケ)
4■勇気が君を待ってる(オリジナル・メロディ・カラオケ)

の4曲を収録。CD+DVD盤はノンクレジットOP&EDを収録

 

まずは後期EDシュビドゥビ☆スイーツタイム

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プリアラは6人と言う大所帯なので、エンディングCGも賑やかでビジュアル的に楽しい。

 

そしてTV尺ではわからないフル尺のそれ以上の面白さ。
「ホイップ・ジェラート・カスタード マカロンショコラにパルフェ
のコール&レスポンスの「ラストいこうか」とかが凄く楽しい。

 

宮本佳那子さん、「ドキドキ」のキュアソード役の後、確か1年ぐらい休業してたはず。結婚とかはもう少し後だったはずなので、多分声優としてプリキュア役をやって燃え尽きてしまったのでしょう。その後の「ハピネスチャージ」でも、まめぐちゃんがプリキュア終了後にしばらく仕事をセーブしてたはず。そのくらい魂を籠めてやってるんだろうなとか思った記憶がありますが、宮本さん、再びプリキュアのEDに戻ってきての前期ED「レッツ・ラ・クッキン☆ショータイム」があってのこの後期ED「シュビドゥビ☆スイーツタイム」の表現力。いやホントに素晴らしい。

 

「5」のED歌ってた時はまだ学生でしたし、それが大人になってまた一皮むけた感じが凄く良いんですよ。当初は若手で引っ張られる側だったのに、今度は先輩として次の世代を引っ張る役割をきちんとこなしてる感じがね、プリキュアおじさんとしては凄く微笑ましい。

 

そしてプリキュアの後期主題歌(ED)って全体的には前期よりやや人気の面では劣る印象もあるんですけど、それは曲がどうのというより、前期はファーストインパクトの印象が大きく残る分もありますし、好きだったEDが次のに変わってしまった寂しさみたいな所も含めて、やや判官贔屓の部分があるように思う。どうしてもそういう感情になりやすい部分があるというか。

そんな中でね、数少ない後期の方がより印象に残る、後期の方が好きって言う人の多い部類だと思うのです、このシュビドゥビ☆スイーツタイムは。

 

でもこれ、カラオケで歌うと超難しい。歌えても宮本佳那子の曲の雰囲気を再現できなくて、あれれ~ってなりがちで、いかに歌手の表現力が凄いかがわかる1曲。前期ももちろん大好きですが、後期はもっともっと大好きです。

 


因みに作詞作曲を担当されたR・O・Nさんというかた、新谷良子のバックバンドみたいな所からキャリアをスタートさせてるんですね。そこから(K)NoW_NAMEのミュージッククリエイターなんかもやってるようで、「サクラクエスト」関係の楽曲プロデューサーもやってるのか。好きな作品なので、今回改めて調べて見て色々な背景を知りました。

 

そしてカップリング曲「勇気が君を待ってる」
挿入歌として第17話と第31話で使用。

www.youtube.com

www.youtube.comこれはちょっとダンスナンバーって感じではないのでやや違和感

 

17話では1番の部分、31話では2番をメインに使ってるって今回見返してて改めて気付きました。それぞれの話に歌詞がリンクしてるのが凄く良い。

前者はあきらめない強さ、後者は自分を貫く強さ。

 

「絶対なんて確実なんて いくつもなくてもそれでもいい
 負けない力はキラキラきらめく Brave Star!」

ここでも出てくる「負けない力」
誰かに、何かに「勝つ事」ではなく「負けない事」にこそ価値感を置くプリキュアだからこその部分です。

 

そしてこの曲、プリアラライブの時に駒形さん一人じゃ無く、ホイップ役の美山加恋ちゃんも一緒に歌ってくれてるのが最高。


プリアラはホントに良い曲が沢山あります。

 

そして忘れちゃいけないCDのジャケット。6人と多いのもあってかぐるっと1周スペースを使ってこの構図が昔から私は結構お気に入りでした。

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SHINE!! キラキラ☆プリキュアアラモード/レッツ・ラ・クッキン☆ショータイム

キラキラ☆プリキュアアラモード主題歌シングル「タイトル未定」(DVD付)

発売レーベル: Marvelous
2017年
☆☆☆☆☆

 

大好きとキラキラをレッツ・ラ・まぜまぜ!

テレビアニメ『キラキラ☆プリキュアアラモード』の主題歌シングルCD
配信ついでにせっかくだからこちらもピックアップしておきます

 

1■SHINE!! キラキラ☆プリキュアアラモード
    歌:駒形友梨
    作詞:大森祥子、作曲・編曲:大竹智之

2■レッツ・ラ・クッキン☆ショータイム
    歌:宮本佳那子
    作詞・作曲:藤本記子(Nostalgic Orchestra)、編曲:福富雅之(Nostalgic Orchestra)

3■SHINE!! キラキラ☆プリキュアアラモード(オリジナル・メロディ・カラオケ)
4■レッツ・ラ・クッキン☆ショータイム(オリジナル・メロディ・カラオケ)

を収録。CD+DVD盤はノンクレジットOP&EDを収録


まずはOP「SHINE!! キラキラ☆プリキュアアラモード」から。

www.youtube.com


シリーズ的にはプリアラのみの参加の駒形友梨さん。
アイマス声優&歌手が長期でやってる感じでしょうか。
Machicoさんとニコ生ラジオなんかもやってるようで、そういう意味では色々とプリキュア的な縁はある感じなのかな?


っていうか今回改めて調べてみると、声優事務所のオーディションでグランプリとかとってる人なんですね。他のオーディションと重ねて出場した事で結果的には規約違反で取り消しになったみたいですが、その時オーディションの受賞者が上田麗奈高橋李依!凄いなそれ。

 

まあそれはともかく、映画シングルの時にも書いたけど、英語、フランス語、スイーツ用語とか、不思議な語感が呪文のように連なるのが聴いてても歌ってても楽しいし、ある種スキャットのような効果になってる感じが物凄く楽しい曲。きっと子供達も楽しいだろうなこれって思える感じが凄く良い

 

「大好き」が一番のマストアイテム / 一番の宝物 / 一番の原動力
っていう歌詞もこれぞプリアラって感じですし、逆に2番の

エッセンスしだいね? おとめは敏感
優しさ一滴 きゅんって感激

っていう歌詞はなんかプリアラらしからぬドキドキを感じさせてくれます

あとはフルで聴かないと出てこない駒形さんの「できあがり!」のセリフも絶大なチャームポント。

私も「大好き」な1曲です。

 

www.youtube.com


そしてED「レッツ・ラ・クッキン☆ショータイム」
歌詞カードには、作詞・作曲・編曲Nostalgic Orchestraとしてしか記載されてないけど、媒体によって個々の名前は普通に出てる。

作詞作曲の藤本記子さん、プリアラじゃなくてスタプリOPの方なんですけど去年公開されてるこちらが

www.youtube.comメチャメチャ面白いんですけど、意外と再生数とか伸びて無いのでちょっと勿体無いのでみんな見てね

 

ギリギリ歌手くらいまでで、作ってる人とかまではあまり興味が無いのかもしれませんが、藤本さんてこんな人なんだ~、メチャメチャ面白いじゃんって私も思いました。

 

プリキュアにはまほプリから参加してるんですけど、上の動画見た後だと
みらいちゃんのキャラソン「はなまるの方程式」

www.youtube.comとか、めちゃめちゃ藤本さんっぽいと感じるし、今回の「レッツ・ラ・クッキン☆ショータイム」のわちゃわちゃ感もこれはナルホド!って感じしません?

 

そしてそれを初代からヤングフレッシュとして(少女合唱団みたいなやつです)コーラスとして参加していた宮本佳那子が「5」での単独でのED。さらに今度は「ドキドキ」で声優としてキュアソードを経て、再度プリキュアに歌手として戻ってくるという面白味。

 

曲単体としても、プリアラ6人分出たキャラクターシングル・スウィートエチュードカップリング曲として、各キャラの単体バージョンの「レッツ・ラ・クッキン☆ショータイム」がありつつの、ボーカルアルバムではそれを合わせた6人バージョンが聴けたりと、どんどん変わっていく面白さがある曲でした。

 

プリアラは後期EDも凄く人気ありましたし、OPも前期EDも含め、ものすご~くキャッチーなんですよね。そこは上手く出来てた部分だと思いますし、プリアラの大きな魅力の一つなのかなと私は思います。

 

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キラキラ☆プリキュアアラモード 第13~24話

シリーズディレクター:暮田公平、貝澤幸男
シリーズ構成:田中仁
プロデュサー:神木優
TVアニメ 2017~2018年 全49話
☆☆☆☆

 

「わんだふるぷりきゅあ!」放送記念!yooutubeで期間限定無料配信中
キラキラ☆プリキュアアラモード」2クール目、感想です。


■第13話 ムリムリ!ひまり、まさかのデビュー!

ひまりん回。言い返せないひまりんに対してリオ君の攻め方がいじめっぽく見えて凄く陰湿な感じでキツイ。しかもスイーツのキラキラルを奪うだけじゃ無く人的被害も出し始めるので、悪役らしくヘイトを重ねていく。

プリアラの新しい試みで、キャラソンをシングルで全員分出して本編でガンガン使いますよっていうのがありましたが、戦闘シーンじゃ無く、心が晴れる瞬間にキャラソン入るのが良いですねぇ。
6人分の中で私はカスタードの「プティ*パティ∞サイエンス」が一番好きです。

ペコリン出番無しでゲストキャラのお母さん役をかないみかがやってたり。

 

■第14話 お嬢さまロックンロール! 

田中仁脚本
初登場回でも1カットだけ入ってたけど、あおちゃんの素性が明かされて行く回。
執事長の水嶌さんもここから登場。

挿入歌はキャラシングルの「青空Alright」の方じゃ無く岬さんの「Soul Believer」のカバーの方を仕様。

ラストはお勉強も出来る事があかされるあおちゃん。根は常識人だし、きっと自分に自信も持ってる子なのでしょう。割とパーフェクトガールに近い。そういうとこでひまりとの対比も生きるし、高校生組に対しても、ものおじせずにツッコミ入れたりできるのかなと。

 

■第15話 愛ゆえに!怒りのキュアショコラ! 

カロンを飛ばしてショコラ回。
OPには出てましたが、ここでようやくあきらさんの妹のみくちゃん登場。
味のある青山充作画回ですが、みくちゃんが非常に可愛く見えます。
みくちゃんにケーキとか作ってもらったら泣いちゃうよね。

という感動にケチつけるジュリオへのヘイトもどんどん溜まる。敵キャラなら憎まれてナンボな所もありますが、プリキュアの敵はコミカルな部分も多いだけに、この時期のジュリオは見てる方が嫌になる陰湿さ。

そしてみくちゃんに褒められてやたら歌いまくるあおちゃんもとても可愛い。

 

■第16話 キケンな急接近!ゆかりとリオ!

カロン回なので脚本は坪田文。伝説の「あれは嘘」が聴ける回。
敵の正体を探るためのブラフとは言え、プリキュアが堂々と嘘をついても良いのかと言う、作ってる方も視聴者もザワついたという、演者の藤田咲さんもお気に入りの回。

キャラクターシングルの「CAT MEETS SWEETS」も、単品で聞く分には良い曲だけど、劇中で流すには使いにくそうな感じの印象ですが、途中で止めて、ピンチを装いつつ逆転で再開というトリッキーな使い方。

リオ君にも指摘されるけど、他のメンバーは全員何かしらの「大好き」が見える中で、じゃあゆかりさんは?という行動原理がわからない。でもその「わからなさ」も個性として描くと言う複雑にも程があるゆかりさんでした。

 

■第17話 最後の実験!変身できないキュアホイップ! 

田中仁脚本・今千秋演出回。細かい動きをちょこちょこ入れてくる演出が楽しい。

そしてジュリオ編、一周回ってふたたびいちかへ。
闇落ちさせられた後も自力で復活。ここでかかる挿入歌「勇気が君を待ってる」がね、すっごく良い曲なんですよ。知性と勇気をレッツラまぜまぜするのはひまりんですが、弱い存在がひとかけらの勇気を胸に立ちあがる(それこそダイ大の初期ポップとかね)っていうのが私は昔から大好きなパターンの一つでね、今回の挿入歌としても好きですが、単品の曲としてメチャメチャ好きな1曲。

 

「大好き」を描くプリアラですが、ここで敗れたジュリオの「大嫌いだ」が対極の言葉として胸に突き刺さります。

ジュリオの回想でちょこっとだけシエル、そして敗れ去った後釜としてビブリーも最後に顔見せ。

 

■第18話 ウワサの主は強敵ビブリー!
糸電話での会話とかシュールな絵はきっと絵コンテ土田豊のせい。
「そういう事言うのはこれッキリンにしてね」は脚本からだろうけども。

 

タイトル通りビブリー初遭遇。それでいて背後に居るノワールの情報もここから。ビブリーねぇ、昔から思うんだけど声優さんの演技がちょっとって思うんだけど、中の人はどれみちゃんなんですよね。じゃあキャリアもあるし、下手とかじゃなくそういう指示の上での演技なのかなと。イルの方は無機物ですし、ジュリオのキツさを考えると、この時点では敵だけど憎めない感じにとかしなくて良いからみたいな判断だったのかなと。
キャラデザもゴス系女幹部はプリオタにとっては花形みたいなとこありますし、そこら辺も並べて比較しても面白そう。

シエルもニュース番組内で登場して次話への布石に。


■第19話 天才パティシエ!キラ星シエル!

ここから香村純子が脚本のローテーションに入る。
田中仁さんの同期らしくって、お互い自分がメインライターやってる作品に呼びこんで手伝ってもらったりしてるので、きっと馬が合う感じなのでしょう。

 

シエル編スタート。プロVSアマチュア・・・という程にシビアではないものの、プロだからこそ物凄い努力もしてるんだよというのが描かれる。

弟子入り希望いちかのジャパニーズ土下座。女の子が土下座すると言うよく考えたらちょっとアレなビジュアルですが、そこに悲壮感の欠片も無くギャグで処理出来る所がプリアラの強みかも。

そしてOPには最初から居るペコリンと踊る謎の妖精もチラリと。

 


■第20話 憧れまぜまぜ!いちかとシエル! 

シエル編その2
アバンから開幕いちごん土下座!
シエルの謎の身体能力の高さもさることながら、何とか頑張ってついて行けるいちかも何気に凄い。

味は普通なのにキラキラルに溢れるいちかのくまパンケーキ。普通に描かれてるけどシエルはキラキラルが見えてる。何者なんだキラ

 

■第21話 なんですと〜!?明かされるシエルの正体!

シエル編その3
「シエルにあこがれるいちか」と「プリキュアにあこがれるキラリン」の立ち場の逆転現象が面白味。

引坂ヤパパも再登場に、何気にガミーとかも再び。そして復活のジュリオと共に、一応の今作ラスボスと思われるノワール様も初登場。
CV塩屋翼は富野ファンにとっては結構な御褒美です。声優業も引退はしてないけど、今は音響監督も兼任されてそっちで名前出るケースの方が多いんでしたっけ。

 


■第22話 やめてジュリオ!憎しみのキラキラル! 

香村純子脚本 貝澤幸男監督絵コンテ
シエル編その4 長いアバンから超シリアス。
キラリンとピカリオの関係、そしてジュリオの胸の内が明かされる非常に痛々しい回ながら、青山さん一人原画回でもあるので丸っこい絵が可愛いというちょっとギャップも。

 

一瞬だけどキラリンの師匠としてジャン・ピエールさんもちゃんと顔が映るし、イメージカットとして古のプリキュアルミエルさんもオーバーラップしたり後々まで知った上で見てると色々入ってる。

 

でもそれ以上にジュリオの抱える物だよねぇ、当時は女の子しかプリキュアには慣れないんだよ的な茶化す部分も当然あったけど、プリアラは設定上「プリキュア=伝説のパティシエ」なだけなので、男の子だからって別に伝説のパティシエになれないわけじゃないだろうし、男の子プリキュアの可能性もあるのかなとは思いながら見てた気はする。

大好きの反対の大嫌いを拡大させていくジュリオ、でもその奥底に大好きがあるとそこに光明を見出すホイップの強さ、そして逆にキラリンはそんな姿を前に自分は何も見えていなかったと気付かされ・・・次回へ続く。

 


■第23話 翔べ!虹色ペガサス、キュアパルフェ

田中仁脚本 暮田公平監督演出
シエル編クライマックス 追加戦士キュアパルフェ登場回で2クール目の山場。
人の心から生まれるのはキラキラなキラキラルだけじゃない。負の心もまた同時に存在し、それを拡大させるのがノワールという存在だった。

自分が弟のピカリオを追い詰めていたのだと知ったキラリンはネガティブな心に染まり、そこにノワールが忍びよる。同時に嫉妬心を爆発させていたビブリーにもさらなる力を与え、暴走させていく。

自分の弱さが招いた結果であり、姉のキラリンに非があるわけではないと、キラリンを思う気持ちが残っていたピカリオはいちかの助言もあり、心を、気持ちを籠めたワッフルをキラリンに届ける。全て失ったと思っていたはずなのに、そこにはキラキラルがあった。

自分の為に夢を諦めるな!ピカリオの作ったワッフルはキラリンの希望へはばたく翼になる。夢と希望をレッツラまぜまぜ!翔べ!虹色ペガサス、キュアパルフェ

 

分類上は緑キュアに入る事も多いですが、一応の正式カラーとしては史上初のレインボーキュアという事になっている。その流れで後にコスモとサマーも青と白ベースでありつつメインカラーとしてはレインボーキュア。
この時点では全部盛りのパーフェクト的な感じでもあったのかなと思うけど、レインボーカラーは多様性の象徴としてLGBTとかを表す色ともされているので、プリキュアのテーマとしても相性は悪くない。カラフルなので子供たちにも人気ありますしね。

 

パルフェのキャラクターシングル「虹色エスポワール」も挿入歌として使われつつ、EDもここから後期の「シュビドゥビ☆スイーツタイム」に変更と、まさしくパフェの如く色々な要素がてんこもりの中盤の山場でした。

 


■第24話 転校生は妖精キラリン!? 

シエル編エピローグにして新章スタート
消滅しかけたかに見えたピカリオはかろうじて長老と同じような霊体っぽくなって眠り続ける事に。あまりにも悪い事させ続けたおかげで、そのまま退場させる案もあったものの、かろうじてそれは免れつつ、いきなり仲間にしちゃうのもどうかという事でしばらくフェードアウト。

 

新たな敵幹部グレイブとエリシオの登場と、一人で何でも出来ちゃうよと張り切るシエルに対して、そうじゃないよ仲間が居るから一緒にやろうよという感じのお話。


ここで2クール目終了。
前半はジュリオ、後半はシエルと、キラピカ二つの話があってその上でのキュアパルフェ誕生編という感じでしょうか。

 

前にも書いたけど、2週目だからこその面白さがあって、思ってた以上に楽しんでます。
毎日見るのは流石に時間の調整が難しく、どんどん溜まっていくもののタイムリミットもあるし、みたいなのが若干ネックですが、そうでもしないといつかそのうちとか思ってせっかく買ったソフトとか私は放置しがちなので、良い機会と言えば良い機会です。

 

プリキュアに限らず映画でもゲームでも何でもそうですけど、自分が求めてたのはこれじゃない、だから不満っていう気持ちは勿論わかるしよくあるやつだけど、じゃあ何でこの作品は違うんだろう?その違いって何?なんでこんな風に作ってあるんだろう?みたいな視点で見るとね、どんどん面白くなったりするものですし、それが個性だと私は思うのであった。

 

という所で3クール目に続く。
最後は最悪BD持ってるから期間過ぎても大丈夫だけど、3クール目までは何とか期間内に間に合うように見ます。

 

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キラキラ☆プリキュアアラモード 第1~12話

キラキラ☆プリキュアアラモード! Blu-ray Vol.1

シリーズディレクター:暮田公平、貝澤幸男
シリーズ構成:田中仁
プロデュサー:神木優
TVアニメ 2017~2018年 全49話
☆☆☆☆

 

「ひろプリ」ロスもまだまだ癒えない昨今。
プリキュアでロスなら他のプリキュアを食べればいいじゃない?
とばかりに、丁度配信やってる「キラキラ☆プリキュアアラモード」をついつい。

 

プリキュアは全部見てるので初見じゃ無いですし、最初は配信を追いかける予定は無かったんですけど、私のBDコレクション中「プリアラ」は持ってるの1と4だけ。最初と最後はあるけど、真中が抜けて持ってない。じゃあせっかく無料で見れるし、特別に思い入れがあるシリーズかと言えば、劇場版は歴代映画の中でもトップクラスに好きな作品ながら、TVシリーズはこういう機会でも無いと見返さないかも?とか思って、完走できるかは不明ですが見ておこうかと。

 

世間一般的にもそんなに話題になる方の作品ではないですし、逆にそれなら私なりに違う意見とか出せるかもね?みたいなのもちょっとあって、見返してみるとこれが予想以上に楽しい。

 

シリーズ14作目で、前が「まほプリ」で後ろが「HUGプリ」です。
プリアラはベテランの貝澤幸男監督と若手の暮田公平監督の二人ディレクター制。個々の作業量の軽減と、スキルの引き継ぎみたいな目的もありつつ、ベテランの貝澤さんの方は過去のシリーズでも演出で参加してますし、シリーズ構成の田中仁さんも「ゴープリ」に続いて2度目なので、これまでプリキュアとはあまり深くは関わって無い暮田さんに新しい風を吹き込む役割をお願いしたという感じのようです。

貝澤監督は80年代から東映に居る人で、「ビックリマン」とかの監督もやってるんですね。そりゃあベテランですわ。

 

そんなこんなでまずは
■第1話 大好きたっぷり!キュアホイップできあがり! 

大切な1話目。演出暮田監督に脚本が田中仁。
オープニング前のアバン、いちかちゃんの「ぐえっ」じゃないのが新鮮。
て言うか最初はちゃんと「伝説のプリキュア」として説明されてたのか。

モチーフアニマルのウサギから来てるんだけど、1話目からいちかをただの明るく元気な女の子としてだけでなく「寂しさ」を抱えてる子なんだよっていうのを描いてくる辺りは作り手の意思を感じます。

1話目からキャラソン、実写パートにスイーツコーナーと、色々やってやろう感が微笑ましいです。


■第2話 小さな天才キュアカスタード!

3番手のイメージの強い黄色がプリアラでは二人目。ホイップの美山加恋も子役出身で本業は俳優ですが、カスタード役も女優として今もメチャメチャ売れてる福原遥。オタク的には勿論「クッキングアイドルまいんちゃん」です。
 
1話に続いて脚本は田中仁ですが、演出は後にスタプリ監督を務める宮元宏彰。
宮本さんもこれ以降は沢山プリキュアに関わっていきますが、ここより前はプリキュアやって無い。その辺りからも、新しい事をやろうという意気込みで作られてたんだなというのがわかりますね。

そしてひまりん、当時はもうコミュ障って言葉、一般化してましたっけ?でも私が子供の頃にも、一部の人以外にはほぼ喋れないタイプの人居ました。そういうタイプの子供もちゃんと肯定してあげたいという考えが見てとれる。
割と明るいイメージの強いプリアラですが、テーマは「個性」なので、そこでこういう話を最初から持ってくる辺り、凄い攻めてますよね。


■第3話 叫べライオン!キュアジェラート 

男児物だったらライオンなんてドセンターですよ。っていうかメスライオンじゃなくたてがみありのオスラインですし。その上まさかの寒色系の青。なんとなくそういうものでスルーしそうになりますが、そこだけでも十分すぎるくらいにロックです。

と同時に、結果的には効果無しの演出ではあるものの、肉弾戦無しというルールを作ったプリアラですが、3話目でもうギブアップなのか?拳にクリームエネルギーを纏わせればOKってそれ結構厳しい言い訳っぽくない?とも。

そして岬あやねさん役でMachicoさんが遂にプリキュアに関わる事に。

 

■第4話    3人そろってレッツ・ラ・まぜまぜ!

ここで4人目に行かずに中学生チームの3人の絆を描く。
カロンショコラの高校生チームは、実験的なキャラとして入れたので、あくまでサブチームみたいな感じで、子供達には中学生チームを好きになってもらえたら、という当初の予定でした。大人の視聴者は高校生組を、子供達には中学生組を、という感覚だった様子。ここで貝澤監督自ら演出担当に入ってる所からもそこは見てとれる。

それがまさか子供達にマカロンが一番人気になってしまうという予想外の展開に。

ゲストのまりこさんのCVがハートキャッチのなみなみ役・藤井ゆきよさん。東映の他作品だと結構良い役はやってるはずですが、プリキュアになれそうで縁が無い印象。


■第5話    きまぐれお姉さまはキュアマカロン! 

という流れでマカロン変身回。脚本は後にHUGでシリーズ構成を務める坪田文
プリキュアシリーズでは非常に珍しく、基本的にマカロン回は坪田さんが担当という、特定のキャラを専属で脚本を任せるという形に。(戦隊なんかではキャラごとに脚本家を振り分けた「ダイレンジャー」とかたまにある)

おかげで監督二人でさえ、マカロンが何を考えてるのかわからないというミステリアスにも程があるキャラに成長していく。


■第6話 これってラブ!?華麗なるキュアショコラ! 

続いてのショコラ変身回。いちかはあきらの事を男性と勘違いしてしまい・・・という「ハートキャッチ」のいつき登場回を思い出させてくれます。
ただあきらさん、中の人が宝塚出身で、変身もそれを意識した物ですが、見た目がボーイッシュなだけで、メンタルは普通に女性。

後のキュアグレース役・悠木碧がショコラにハマったのは有名ですが、彼女が言う所のショコラの魅力は「男装の麗人」とかじゃなく、中はいたって普通の女の子だから見たいな事を言ってたような。

制服とかなら仕方なくスカート履きますが、私服はスカートを好まずパンツ(ズボン)スタイルが基本って言う人は普通に居ますしね。

そしてプリアラと言えば真っ先にジェラートの変身バンクが取り上げられるのですが、何気にショコラも凄くないですか?バンクに関してはこの二人が凄すぎてカスタードとマカロンが比較して薄く見えちゃって割食ってる気が。

 

■第7話    ペコリン、ドーナツ作るペコ〜! 

ルミエルさんが消えてOPぐえっ!がここから。初回なのもあってか思ってた「ぐえっ!」ともちょっと違って楽しい。いやいちかちゃん毎週これで不憫だけれども。

ペコリン回 キュアエールの前世のヤパパもここで登場(前の話でも引き坂さんモブ生徒やってましたが)妖精たちの住む世界とは言え、異世界とかじゃなく地続きのいちご山というのもちょっと独特(前例はハトとハピチャくらい?)


■第8話    キラパティオープン…できません! 

キラパティ回。キラパティの制服とかもここで披露(確か商品としても売ってたはず)
お店屋さんごっこというのもプリアラのコンセプトの一つで、前作の「まほプリ」がキュアップラパパと魔法ごっこをして子供達に楽しんでもらうというコンセプト(プリキュアに「戦い以外のごっこ遊び」要素を持ち込んだわけです)が上手く行って、じゃあ次は?という所から生まれたのが子供達が昔からやってるお店屋さんごっこが良いんじゃないかと取り入れた流れでした。

ゆかりさん回じゃないけど坪田脚本回で、キラパティ初めてのお客様がえみるちゃんっていう所で「おっ!?」と思っちゃいますよね(坪田さんはHUGのメインライターなので)声優さんとかは勿論違うのですが。

 

もっと前の話からですが、食材を買いに行く描写があるので、お金の問題とかどうするんだろうって私は当時から凄く気になる部分でしたが、まあそういうのは基本的に触れない形で話は進行します。そこら辺は子供向け番組だからこそのバランス感覚なんだろうなと。でもお店の家具とかそういうのはキラキラルで作れるっていうクリエイティビティ?想像する面白さみたいなのは入れてある辺りが面白さなのかなとも。

 


■第9話 キラパティがあなたの恋、叶えます! 

プリキュア名物、青山さん一人原画回(近年だと流石に一人はキツイのか3人くらいになってますね)

そしてわりと珍しめ?なハートキャッチ風なゲストのお悩み解決回。
その容姿からポケモントレーナーとか当時言われてました。特にイケメンでもなく小太りのオタク風で、見てるこっちは意外と親近感が湧くタイプでちょっとこそばゆい感じがまた楽しい。

たった一言ですがまりこさん再登場で藤井ゆきよさんがちゃんと声あててますね。

キラパティの移動が最後に生かされるとか、意外とテクニカルな要素も多い1話。


■第10話 ゆかりVSあきら!嵐を呼ぶおつかい! 

あきゆか回ながらシュールギャグの土田豊演出回なのが初回としてはとても良い。
狙って大人向けのカップリングみたいな事をやろうとすると、際限無くこういうのはやってしまいがち。実際これ以降はそっちの流れになっちゃいますし、それはそれで楽しいし、高校生組はそういう配置なのは確かなんですが、個人的には百合とかカップリングでプリキュアを語るのは私は好きじゃ無い方です。

土田さん、この後も絵コンテ回はあるけど、以降は劇場版を担当するのでTVのローテーションからは抜けます。プリアラの劇場版は大大大大大傑作で私はプリキュア映画の中でも大好きな作品の一つ。

そしてここに来てようやく「最後まで許されない男」敵幹部らしき存在が顔見せ。


■第11話 決戦!プリキュアVSガミー集団! 

1クール目のクライマックス回。田中仁脚本・宮元宏彰演出。

ここまでのゲストキャラと敵妖精が大集合ながら、お話の軸はいちかパパ。世の中のお父さん泣いちゃう奴ですこれ。私はお父さんじゃないのに泣いちゃうけど。中の人がツダケンさんだけあって、何気に強いいちかパパ。

「スイーツは食べたら消えちゃうけど、受け取った気持ちは思い出になってずっと残る!」

うんうんそうだねって未来でデパプリ勢もきっと頷いてくれるぞきっと。


そしてやっぱり追加課金アイテム、今回はロッド系でその名もキャンディロッド。合体技のワンダフルアラモードも初披露。そう、プリアラはここまで必殺技(浄化技)が無い。

技名を叫ばないのが不評で路線変更かな?とも当時少し思ったけど、アイテム自体は最初から登場ありきで作ってるわけで、そこは路線変更じゃ無く溜めの演出っていう奴なのでしょう。敵幹部に関しても、子供はそこ興味無いから、登場は後半にさせて前半は少しでも主人公チームに尺を割くという方法を選んだ的な事は言ってましたし。

リアルタイムで見てた時は、その辺が割と私は不満で、プリアラはイマイチだな~とか思ってたんですけど、それを知ってる前提で見てる分にはちゃんとプリアラ面白いです。

 

プリアラに限った話じゃないけど、他の作品・他のシリーズはこうなのに何でこの作品は違うんだ!同じじゃないのは物足りない!っていう不満とかついつい出ちゃうじゃないですか。

でも、それもまた個性じゃない?っていうのがプリキュアですよね。
ウチはウチ、他は他ですっていう割り切り。

人はねみんな違う 愛し方や痛みも違う
その違いが素敵だって 今なら言える

あと何気に次回予告のゆかりさんが面白い。

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そういや初代だと予告がコメディちっくになってる回が多くて何気にそこも楽しみ所だったんだけど、最近あんまりないね?

 

■第12話 敵は…モテモテ転校生!? 

リオ君本格参戦。
坪田脚本に過去も未来もプリキュアを数多く手掛ける座古さんがプリアラでは唯一の演出話。

所謂イケメン枠で、かつ過去にスイーツに纏わる何かトラウマ的な物がありそうなバックグラウンドもこの時点で匂わせてくるという、ドラマ的にも面白そうなキャラ。先の話なので一応ここでは伏せておくけど後のシリーズにも繋がる系譜的にも色々重要な役どころです。

そして素直なメンツの中でゆかりさんだけは早速何かひっかかるものがある様子。

前回に引き続き、個人技もここからようやくで、アクションも今回は激しくプリキュアらしさにエンジンがようやくかかってきたかなという印象の1話でした。

 

 

という辺りで2クール目に続く。BDの収録も丁度ここ区切りです。
だいたい各話2週間くらいの限定公開のようですが、さて私はどこまで追えるのか。
2~3行の一口感想のつもりが、何だかんだと各話色々思う事はあるものですね。
短いツイッターとか私苦手ですもの。

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ひろがるスカイ!プリキュア 感謝祭

www.youtube.com2024年2月17日(土)・18日(日)、TOKYO DOME CITY HALLにて開催
両日昼の部ファミリー公演と夜の部のプレミアム公演の全4公演

私は例によってオーラスのプレミアム公演をオンライン参加。


去年のデパプリの時もそうでしたが、声優さんによる個別のキャラソンライブとかは無しでした。TVでも挿入歌として流れるわけでもないですし、5人分だと尺をとりすぎるとかもあるんでしょうか。後は先行のライブの方を見てねっていう差別化もあるのかなぁ?

 

私はキャラクターショーと朗読劇の方がどちらも本編のアフターストーリーなので、むしろそこの方がかぶってない?と少し気になってしまいました。

 

まずはそのキャラクターショーから。
って、ネタバレありきで書くので、これからアーカイブで見る予定とかあるのであれば、その点はご注意を。

 

本編ラストから一月後、平和を取り戻したソラシド市、石井あみ&吉武千颯のライブに突如カバトンが乱入。再び集結したひろがるスカイプリキュアだったが、そこに対峙するもう一人の影、ブラックスカイが姿を現す、という感じの話。

 

多分、TV本編ラストに出てたダークスカイとも別物。ダークは闇落ちバージョンでしたが、こちらのブラックは光に対する影みたいな感じ。
「ハートキャッチ」の最終試練で対峙するミラージュプリキュアとか「スマイル」のバッドエンドプリキュアとかそういうのに近い感じかな?

 

ヒーロー物としては割と定番な、光ある所に影もまた生まれるのだ的なアンチ系ライバルキャラみたいな発想なのかなとも思う。いわば定番の燃える展開なんだけど、個人的にはね、自分でも不思議なんだけどちょっと萎えた。私はプリキュアを基本的にはヒーロー物として見ているって散々言ってきたけど、「悪が居なければヒーローは存在できない」みたいなテーマを持ってこられるとね、いやそこはちょっと違うのでは?と思ってしまう。

 

ヒーロー物のロジックで、昔から散々言われてきたのは、日本のヒーローは悪の組織を壊滅させるとその存在意義を失ってしまう。けどアメコミのヒーローは敵が居なくてもヒーローとして存在しつづけられるけど、逆に悪も生まれ続ける。その辺りが日米で対照的な部分と言うのは散々言われ続けてきました。(勿論、作品によりけりなのでどちらにも例外はある)

 


プリキュアだと・・・いつからだっけ?近年の作品だと、敵が出てこない回とかも年に1回くらいやるようになったんですよね。(確かトロプリからだったか?)今回のひろプリだとエルちゃんのファーストシューズの話で、プリキュアに変身するのは空港まで人を運ぶためとかそんな話がありました。

デパプリ、ヒープリでも1話分くらいあったはずですし、この辺の回に遭遇すると、個人的にはちょっと物足りなさを感じてモヤモヤはするものの、じゃあプリキュアって敵と戦う事が目的なのか?という風に考えるとね、テーマ的には敵を倒す事、敵を乗り越える事を描いているわけではないのがプリキュアらしさなんだ!というのも理解が出来る。

 

事件が起こって、警察に対して「プリキュアです」で事件に介入出来た「フレッシュ」から、ラストは政府の要望で出動する姿が描かれた「ドキドキ」と、御当地ヒーローだった「ハピネスチャージ」の辺りの時期は、どちらかといえばアメコミヒーロー寄りの存在として描かれてたんですよね。

 

そこからまた流れは色々変わってはくるけれど、今回の感謝祭の話で「敵が居なければヒーローが存在出来ない」というのはちょっと日本のヒーロー的な思想だなと思ったし、何より次の「わんぷり」がバトルをただのおいかけっこで表現してるわけですよ。暴力を使わないアクション戦闘ってこれ凄い発明なんじゃないの?ってメチャメチャ感心してます。今の所。そこから今回のショーを見たときに、旧来のヒーロー論をまた今更引っ張りだして来てどうすんの?と正直思いました。

 

ただね、中の人の関根さんの最後の挨拶を見てて思ったの。ソラちゃんはまだまだ未熟なヒーローなんだから、悩んだり失敗したりしたって良いじゃん。3番隊・隊長なんて肩書きを今は背負ってるかもしれないけど、「ひろプリ」はヒーローを夢見る女の子が、最後は本当のヒーローになって終わる物語なんかじゃなくて、ヒーローを目指し続ける女の子・ソラ・ハレワタールの成長過程を描いた物語で良いんじゃないかって。
「私なんてまだまだです。でも!へこたれませんよ!」って、笑顔を見せてくれるのがソラちゃんなんじゃないかなぁと思えたので、結果としては良しとしておきます。

 

朗読劇の方の後日譚はちょっとふざけ過ぎかなと感じました。
まあ初の感謝祭のスタプリの時から相当にふざけてたギャグよりだったのでその系譜だと言われればぐうの音も出ませんが。

 

キャストのコーナーはミニゲームみたいなものより、1年間の振り返りみたいなものが見たかったかなというのが正直な所。あ、生アフレコは最高でしたが。

 

そして終幕でみんなの挨拶。
ちょいと失礼ですが、ここまでがちょっと長くて内容的にも若干微妙だったかなぁとか少し思ってたのですが、ここの最後の挨拶が長い事長い事。多分ここだけで1時間くらい尺取ってましたよね?そして全ての不満が吹き飛ぶ、これだけで十二分におつりが来る内容でした。

 

ちょっとゲスな見方なのは自分でも自覚してますが、今回は誰が泣くかな?みたいにちょっと期待してる自分も居たりするんですが、いやぁ・・・まさかの全員ギャン泣きとは。

 

こういうのはね、最後にサプライズで、プロデュサーとか監督、スタッフとかから1年間お疲れ様でしたみたいなのが入るのもお約束みたいな所があるじゃないですか。でも今回、監督とかじゃなく、歴代プリキュア声優からのメッセージが届くという本当に見てる方にとってもサプライズで、どよめきが半端無い感じに。

 


キュアスカイ/ソラちゃん役の関根さんには、去年バトンを受け取ったキュアプレシャス役、菱川花菜ちゃんのメッセージが。
こうしてプリキュアのバトンは繋がっていくのでしょう。春のオールスターが無くなった中でのこれはグッと来る。

 

キュアプリズム/ましろん役の加隈ちゃんには、やっぱりこの人しか居ないキュアグレース役の悠木碧さんから。全プリキュアライブの時もヒープリチームに混ぜてもらってたし、「F」の時も同じチームになれましたが、繋がりがあって仲良しになれるのは良い事です。距離が近い二つのチームみたいなのも微笑ましいのではないかと。

 

キュアウイング/ツバサ君役、村瀬さんにはこれまでイベントなんかで散々やり取りしてきたキュアフローラ役・嶋村侑さんから。たった1話のしかもモブに近いゲスト役から、ここまで大きくひろがる世界。素敵です。

 

キュアバタフライ/あげはさん役、七瀬彩夏さんにはまさかのあの人。前二人の流れで、古賀さんにはあの人だろうなってのは予測出来たのですが、七瀬さんと縁のあるプリキュア声優って誰だろう?と想像がつかない中で、キュアエール役・引坂理絵さんでした。
え?どんな繋がりが?と思ったら、養成所で同期だったんですね。声優業界、人気で志望者こそ絶えないけど実際にデビューまで何とかこぎつけても、さらに生き残れる人って1割にも満たない厳しい世界。友達とか、仲良くしてるとかでは無い間柄かもしれませんが、そんな厳しい世界で生き残ってプリキュアとして再会出来た、同じ空の元。

 

キュアマジェスティ/エルちゃん役、古賀葵さんにはやっぱりこの人。
キュアミルキー役小原好美、ここちゃんから。私もちょっと前にyoutubeとか漁ってて知ったんですけど、この二人、凄く仲良しなんですよね。

www.youtube.com

 


キュアスター、えいたそと一緒に現場にも居た様子。
感謝祭はスタプリから始まったので、そこでここちゃんの応援に来てたあおちゃんがいつかは自分もあの場所にって思って、ついに辿りついた景色。そしてそれを見て先輩が今度は涙する。なんというエモさ。

 

そこ行くとねぇ、歌手の二人もそうで、スタプリがデビューだった吉武千颯ちゃんがね、初めての事ばかりで不安な気持ちを抱えたまま1年間走り抜けてきたって当時涙してたのが今度は先輩になって、逆に今回デビューの石井あみさんが同じ気持ちになってるのを支える。いやもうこの辺りはシリーズ通して見てきて歴史を知ってるからこその感慨深さです。この二人にも声優さんと同じくサプライズでMachicoさんからのメッセージで当然涙するしかない。来年は萌葉ちゃんの番ですよきっと。

 


もっかい声優さんの話に戻る。

 

古賀葵さん、楽しい方なんだなと。ライブの時から「え~るぅ~」を客に言わせたりして、マジェスティとしての登場は遅かったものの、最初から居るエルちゃんを心存分に楽しんでらっしゃるのがこちらとしても何か嬉しくなる。ここちゃんとは波長が合うんだろうなって何かわかりますね。関係無いけど「エルさん」としてのの着ぐるみあったのか。

 

七瀬彩夏さん、あげはさんとはちょっと違って、自信のあまり無いタイプの人だったようで、そんな人が今は自分が誇りに思えるって言ってたのがこちらとしても嬉しい。関根さんも似たタイプのようで、そこを加隈ちゃんと村瀬君が大丈夫だよってフォローしてたようですが、多分、一緒になって不安になってくれてる七瀬さんも、それはそれで逆にありがたかったんじゃないかなぁと思います。
あと何気に小清水ファンで「スイート」にあこがれましたっていうのも初出なのかな?どうしても初代と5、ハートキャッチ(特にマリン)辺りががこういう機会では出やすいので、それ以降なのはちょっと嬉しい。

 

村瀬歩君、キャラとか声質に似合わず実は結構オラオラ系だったりするのは他の作品のラジオで知ってました。中の人まで中性的じゃなく、結構男の子男の子してるんですよね。なので今回もちょっと言ってましたが、自分が一歩引いたまとめ役をやろうかな、立ち場を考えつつ何かあればMCとして回す役割をしよう、というのが良くも悪くもな感じはあるんだけど、私個人としては悪目立ちしてる所もある半面、あんまり遠慮しなかったのが逆に良かったかなとも。

 

無難に行くなら女の子っぽい感性を求められる役だと思うんですけど、違うからこそ個性なんだっていう主張の強さも兼ね備えてるのがプリキュアです。加隈ちゃんが子供達に凄く目線を向けるのに対して、村瀬さんは「おい野郎ども」とか言っちゃうんですけど、多分それはそれで村瀬君なりのファンへの気の使い方なんじゃないかなぁとか思いました。空気を読まずに「ゴープリ」語りを始めちゃうぜ!とか、嫌だなと思う人も居るだろうけど、わかるよっていう共感もあっただろうし、リスクを顧みない突撃精神とかも、それはそれで性差が逆に出て面白かったかもしれない。

 


加隈亜衣さん、いやぁ、気の使い方が見てとれてやさしい。関根さんがリアルソラちゃんなら、加隈さんはリアルましろんでした。
ヒープリののどかちゃんとましろんのやさしさは似ているようでちょっと違う。是非その違いを出したい。でもそんな他の作品との比較で考えるのは「ひろプリ」に対して誠実な向き合い方なんだろうか?って悩むその考え方がステキすぎます。
そうか、ましろんの魅力は「思慮深さ」でもあったのかと、改めて気がつきました。「とにかく徹底的に考える」タイプの私が同じにおいを感じて、そりゃあましろんに惹かれるわけだ。

78人のプリキュア(今は82人かな?)の中の私の好きなプリキュアベスト3入りです。キュアハッピー、キュアスターが今まで2強だったのですが、これからはプリズム入れて3強にしようかと思います。

 

そして最後は関根明良さん。表には出さないけど、裏で抱えるものがいっぱいあったんですね。ギリギリまで「どうしましょう」って言ってるっていうのを聞いて、なんかメチャメチャ想像できました。声を張ることで彼女はスイッチを入れてる感じですよね。あの切り替わりが凄くカッコいい。

 

ソラちゃんの成長に自分はついていけるのかな?っていう不安はすっごくわかる。お話はあくまでお話ですものね。1年間で人はそんなに変わるかといったら、多分ほとんどの人がそんなには変わらない。でも、特別な経験をした時は逆にたった1年でもすっごく変わるんですよ。そのあたりが人生の不思議な面白さでもありますよね。
ソラちゃん、フィジカルな強さは最初から持ってたけど、メンタルの脆さも同時に何度も描かれてて、完全無欠なヒーローとしては描かれて無い。だからこそ関根さんの強がったり、空元気や不安も全部ひっくるめて、リアルソラちゃんだなこの人ってなるし、それを支える周りの仲間ですよね。ここがシンクロしてて、面白いと言ってしまうと語弊があるかもしれないけど、尊さと魅力でもあるように思う。

 

関根さんのこのちょっと危ういくらいに感じる魂削って打込んでます感がソラちゃんそのものだし、喋り方まで独特なので、ソラちゃんが大人になったら関根さんみたいになるんだろうな、とか思わせてくれる、リアルオトナプリキュアっぽさがちょっと尋常じゃない。

 

プリキュアロスってみんな言うけれど、そこは演者も昔から言ってて、魂が抜け落ちたみたいになるのはみんな同じだよ、って過去の出演者も色々な人が言ってたし、誰だったかは2年くらいはフワフワしたままで困ったみたいな事を言ってました。いや関根さんこれ大変だろうなって思う。

 

でも、それくらい魂の籠った作品という事ですから、そういう作品を毎年送り届けてくれる事には本当にこちらも感謝するしかありませんね。

 

いやぁ、今は春映画枠は他の作品に使ってるし、もうブランド化したプリキュアよりも将来的に見て他の作品をっていう事情はわかるので難しいんだろうけど、やっぱり引き継ぎ枠の春映画が欲しいですよね。その変わりが感謝祭なんだっていうのもあるのでしょうけど、感謝祭は締めの印象が強すぎて、昔の春映画みたいに「また会えたね」感とはちょっと違うので。

 

とりあえずは今回はこんな感じで。他のシリーズの感謝祭も見返したい気分です(ソフトは持ってるので)

次はコンプリートブックでまたお会いしましょう。

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