僕はこんな事を考えている ~curezの日記~

見たもの読んだものなどの簡単な記録と感想のチラシ裏系ブログ

スパイダーマン2

スパイダーマン2

原題:SPIDER-MAN 2
監督:サム・ライミ
原作:MARVEL COMICS
アメリカ映画 2004年
☆☆☆☆☆

 

サム・ライミスパイダーマン第2作。
シリーズ屈指の名作とされ、アメコミ映画史全体でも上位に来る作品とよく言われてて、私もそのイメージが大きかったのですが、なんかこうして見返すと、1も負けず劣らず面白かったなぁという印象。2だけが突出して特別でもなく、1もすげーぞと改めて思ったしだい。

 

よく言われるのはね、スパイダーマンの素顔を見て「まだ子供じゃないか」大丈夫だ、誰にも言わないから頑張ってくれのシーンが人気なのかなという印象ですが、私は昔からそこじゃない別の大好きなシーンがあります。

 

ピーターがスパイダーマンを一度辞めてしまって(「スパイダーマン、ノー・モア」
って原作でも人気のシーン)、家の隣の子に、スパイダーマンはもう帰ってこないの?と問われるシーン。

 

メイ伯母さんが
「誰の心にもヒーローがいるから正直に生きられる。強くもなれるし、気高くもなれる。そして最後は誇りを抱いて死ねる」
時に自分を犠牲にしてまでも、夢を諦めてでも、誰かの手本になるような人が人の心を動かすし、そんなヒーローに憧れる。「だからヒーローが必要なのよ」的な事を言うんですけど、いやこれがね、昔からもう号泣するんですよ、ここで。

 

今回はね、あ、確かこのシーンだったな、流石に今回は泣かねーか、とか冷静に見てたけど、セリフが出てきた瞬間にもうダメでした。やっぱり号泣しちゃうっていう。

 

私がヒーロー好きなのってやっぱりこれなんですよ。自分が誰かのヒーローになれるなんて流石にもう思ってませんけれど、それでもね、ひとかけらの勇気を貰ったり、辺に空気に流されたりせずに、それは良くないんじゃないの?とかちゃんと自分の信念を持って行動出来たりするのは絶対にそういうののおかげです。

 

だから「空気読まないタイプ」とか結構言われますが、別にそれで良いと思ってます。堅いとか真面目とか、バカ正直だとか言われても、やっぱり心のどこかにヒーローへの憧れって残ってるんですよね。勿論、大人ですからTPOとかそういうのも気にはしますけれど。

別にもう若くも無いですし、青臭い事にこだわりもしなければ、それなりに歳をとった分、酸いも甘いも知ってれば、時に姑息な手段を選ぶ事はありますけど、それでもスーパーヒーローなんてガキくさくてだせぇよな、なんて1ミリも思わない。

 

そこをね、映画で描いて言葉にしてくれるのって嬉しいなって、今回だけじゃ無く、最初に見た時からずっと思ってます。もうそこだけでも「スパイダーマン2」の私の中の価値は不変です。

 

ピーターの悩みにより深く入り込んでくるし、クスッと笑えるシーンも前回より多め、「死霊のはらわた」での盟友ブルース・キャンベルとか弟のテッド・ライミが出てたりもするし、原作のここって場面を使ったり、戦闘シーンも縦軸使って新鮮味を出せば、ウェブスイングシーンもマシマシで、1作目の成功でノリに乗ってるライミの演出がほんっと素晴らしい。

 

Dr.オクトパスもすげぇカッコいいんですよね。この当時はまだただのヴィランでしたが、今のヒーローに転向したオットーとか知ってると、さらに味わい深い。核融合を河に沈めてOKってのは流石にどうかと思うけれど。

 

ハリーのその後と、ついに正体を知ってしまう展開。MJとも最後の最後に遂に結ばれると。(どうせなら最後「いけ!タイガー!」って言って欲しかった)コナーズ博士とか、ジョナの息子とか(流石に彼はちょっと可哀相でしたね)結局実現はしなかったものの続編への布石とかもあるし、今のMCUの進化した作りとはまた少し違うけれど、そうやって続き物っぽい作りを意識してきてるのは近い部分もあるし、それでいて映画単品でより完成度の高い物を作るっていう、当時のスーパーヒーロー映画ではやっぱり頭一つ飛びぬけてますよね。

 

実はサム・ライミが監督を務める事になった「Dr.ストレンジ2」ってちょっぴり心配もしてるんです。どうしてもMCUっていう大きい枠と、制約が色々ありすぎてライミの自分が思う映画作れないんじゃないか?って。そこ、上手く行けば良いなぁと祈るような気持ちだったり。

 

という辺りで次は「スパイダーマン3」です。
色々と問題アリで、個人的にもちょっと残念だった3作目、今見返すとどんな印象を受けるでしょうか。

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映画 キラキラ☆プリキュアアラモード パリッと!想い出のミルフィーユ!

映画キラキラ☆プリキュアアラモード パリッと!想い出のミルフィーユ!

監督:土田豊
脚本:村山功
日本映画 2017年
☆☆☆☆☆

 

プリキュア映画23作目。
TVシリーズ14作目「キラキラプリキュアアラモード」秋の単独映画。
CG短編「Petit☆ドリームスターズ! レッツラ・クッキン?ショータイム!」も同時収録。(そっちの監督は宮原直樹)

 

現行作、「トロピカル~ジュプリキュア」のシリーズディレクターを務めている土田豊監督が「映画 プリキュアオールスターズ みんなで歌う♪奇跡の魔法!」の次に手掛けた作品がこちら。プリキュア映画屈指の楽しさに全振りした意欲作。

 

「トロプリ」1月いっぱいまでで終了、2月から新シリーズという例年通りに戻したっぽいですね。今年は春映画が無いようですので、そこはとても寂しい。ただ私はトロプリ映画の時の感想にも書いたけど、翌年の20周年記念作品の準備のためだと信じてます。

プリキュアには色々と大人の事情があります。東映アニメーションの看板の一つですし、そこには何十億とかいう商売が背景にありますから。

 

でもね、それってプリキュアを一番楽しみにしている子供達には関係無い話ですよね。「アニメージュ増刊トロプリ号」でも土田監督がハッキリ言ってました。こういう本を目にする層に向けて作ってるわけではないので、って。

 

いやそっち側の大人のファンとしては、ストレートに言ってくれるなぁと驚嘆もありますが、それでもファンですので、そこは正しいと思うし、ハッキリ言ってくれるのはある意味ではありがたい事です。

 

そんな事も踏まえつつも、やっぱり今回も大人の目線でプリキュアを語ります。そこは許して。

 

今回は追加戦士のシエル/キュアパルフェがメインというちょっと珍しい路線。上映は秋ですから、TV放送的には夏に追加戦士枠が出ますし、見てる分には何の違和感も無いんですけど、作る期間を考えるとね、2か月3カ月で映画を作ってるわけじゃないし、TVでパルフェのずっと登場前から脚本とかは書いてるわけで、そういう作る側の事情も踏まえると、追加戦士が軸の話とか、実は結構大変。

 

どのシリーズでも、追加戦士枠って人気のおいしい役どころなんですけど、そこはドラマの山場として一盛り上がりあるからとか、強いからとか色々と理由はありますが、子供達にとっては新しい物が好きっていうのと、特別感ですよね。(アイテムもレギュラーと別の物を使う事が多いし)

 

だったら映画でもそこをフィーチャーするのは子供達にとっても嬉しいわけです。制作事情なんて知らない子供達が、映画だと追加戦士があんまり活躍しなかったな~なんて思ったら、ちょっとガッカリするじゃないですか。春映画もそうなんですけど、その辺考えると、毎年作られるプリキュア映画って結構大変なんだよな、って改めて思います。

 

実はプリアラの場合、追加枠のパルフェよりもマカロンの方に人気が集中したっていうイレギュラーで面白い事もあったのですが、そこは後のコンプリートブックに絡めたまとめで書こうかと思ってます。

 

で、今回はシエルとその師匠のジャン=ピエール・ジルベルスタインに関わる話なのですが、見た目の面白さ・楽しさだけでも100点の映画なんですけど、メタ視点でのストーリーも実は面白かったりするんですよ。

 

こちらも定番「アニメージュ増刊プリアラ号」

キラキラ☆プリキュアアラモード 特別増刊号 2018年 01 月号 [雑誌]: Animage(アニメージュ) 増刊

で制作側の方たちも語ってるんですけど、ジャンピエールさん、自分が信じる、自分が求めるものを追求するタイプの職人パティシエなんですよね。他人の評価なんてどうでもいい。自分が納得するものを極めるのが本物のパティシエなんだって言う人。

 

これね、映画でも同じですよね。映画として芸術性やテーマ性、本当に自分が納得できるもの、わかる人にはそれがわかる映画みたいなものを追求していくタイプ。私はそういうのも面白がれる人ですし、全然好きですけど、プリキュアをそういう作品にしちゃいけないよね、っていう話です。

 

プリキュアがそんなものを求めてどうするのよ?プリキュアはまず子供達が楽しんでくれて、笑顔になれるものであるべきなんじゃない?小難しい理屈なんか要らないから!

 

ってまさしく土田監督の主張じゃないですか。作品ってね、やっぱりその作った人となりが見えてくるものです。とかいうのが小難しい部分ですけど、そんな読みとり方をしても物凄く面白い作品なんですよね。

 

TVシリーズの方のプリアラって、大人の人気は低めの作品ですし、私も正直前半の方は割とつらかったな~って印象ですが、こちらの映画の方はTVシリーズに反して結構人気は高い。TVシリーズイマイチだったけど映画は面白かったよね、っていう人は多い。

 

その理由は、ホントに掛け値なしでただ楽しく笑わせてくれるシーンたっぷりだし、他の映画ではここまで振り切って無いので、尚更これ楽しい映画だよね、って言われてるんだと思います。私もその部分だけでも大好きな映画ですし。

 

でもこうやってちょっと視点をずらして見た時にも、プリキュア映画はどうあるべきかっていう主張を映画の中で描いているという、面白い作りにもなってるんですよね。トレビヤ~ン!もうまさしくパルフェな映画です。

 

土田監督の得意なシュールギャグが満載ですし、子供達が喜んでくれるようにって、見た目もとにかく楽しいんですよね。

勿論、映画でお馴染みのスーパープリキュア形態も登場はするんですけど、そっちよりも、その前のアニマルが変えられるフォームの方が絶対印象に残るって言う、面白さ。カメホイップにペンギンカスタード、ナマケモノジェラートにパンダマカロン、そしてザリガリショコラが活躍するようなずっこけるような、楽しさ満載。

パルフェは他の動物にはならずにキュアキラリンでしたが、今回の主役なので他の楽しい見せ場はいっぱいある。

 

あとはおまけじゃないけど、秋映画なのに「まほプリ」参戦ですよ。映画のプロモーションで、映画近くなるとTVのOPが映画の映像を使うようになるんですけど、そこに一瞬だけみらいちゃんが映った時、私思わず声あげちゃいましたもの。え!オールスターズを待たずして次の映画でみらいちゃんと再会できるの!って。ええもう恋してましたね。

なんかネットで見たのが、制作時に次の春映画をやらないという話があったから秋映画に「まほプリ」出したって言ってる人が居たんですが、残念ながらそのソースは私は読んだ事ありません。普通に土田さんのサービス精神とかじゃないんだろうか?そこの真相は不明です。

 


そして敵キャラのクックを後に「ヒープリ」でキュアグレースを演じる事になる悠木碧がやってるのも見所。当時はキュアショコラに惚れてプリキュア見始めたとかツイッターとかで応援してたのですが、その後映画に抜擢。当時はインタビューとかで、自分がプリキュアになるのはおこがましいので、闇堕ちした敵キャラとかピッタリで嬉しい、的な事を言ってましたね。


そこが後にプリキュアになって、ヒープリ最終回後に実はショコラから引き継いだであろう事も言ってたりして、そこもメチャメチャ面白いので、そっちもプリアラまとめの時に書こうかなと思います。

 

忖度無しに本当に楽しい一本なので、私も大好きな作品の一つです。
エンディング曲の「トレビアンサンブル」も凄く良いので、そっちも別エントリーで近い内に書きます。いやいっつもCDを元に記事を書く時、「好き」以外に書く事無くて苦労するんですけども。

 

さてそれでは最後に皆さまご一緒に!


トレビアーン!
トレビアーン!

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スパイダーマン

スパイダーマン (吹替版)

原題:SPIDER-MAN
監督:サム・ライミ
原作:MARVEL COMICS
アメリカ映画 2002年
☆☆☆☆☆

 

年明け一発目、今年の映画始めは、サム・ライミスパイダーマン1作目です。
とゆーか先月から「スパイダーマン:ノ・ウェイ・ホーム」に向けて過去5作を見返そうと思ってたのですが、忙しくて結局こんなギリギリになってしまうという体たらく。1日に1本見れば間に合うので、本日よりスパイダーマンラソン開始です。MUC版は過去に感想書いてるのでこっちもいずれとは思ってたのですが、なかなかね、時間がとれずっていう。

 

元々アメコミ好きだったので、劇場公開時に映画館で当然見てます。ブライアン・シンガーの「X-MEN」1作目とこれがヒットしたおかげでアメコミ映画の隆盛が始まったんですよね。その前の「ブレイド」がスマッシュヒットはしたけど、あれをアメコミヒーロー映画として認識して見てた人は少ないはず。

 

MCU映画以前のシリーズですが、ここからマーベル映画が始まったと言っても過言では無いわけで、それがまた後からユニバースに組み込まれるってなかなか感動的な事をやってくれますね。

 

今回久し振りに見返して、あれ?意外と画面が古いなって感じました。いや、話としては全然面白くて今見ても最高だなってなるんですけど、単純に画面が思ったよりは古い。CG合成もチャチだとは言わないけど、ちょっと色調が馴染んで無くて、当時は全然違和感無く見てたけどいかにも合成だなってわかるもんなんだな、と思ったのですが、それがちょっとレトロ映画っぽく見えて、逆に新鮮。

 

80年代90年代辺りの、SFXからビデオ合成のVFXに変わって、その次の時代ぐらいの感じに思えるのが、映画の歴史を感じて面白いなと。サム・ライミってこの作品の前にもアメコミ風ヒーローのオリジナル作「ダークマン」とか作ってますし、「死霊のはらわた」で名前を挙げた人ですから、そこら辺の歴史も感じられますし、ゼロ年代以前のアメコミヒーロー映画はマーベルじゃなくDCしかヒットした物はありませんでしたので、最初の「スーパーマン」シリーズ、次の「バットマン」シリーズに連なる次の作品っていう感じもまた面白いなと。

 

そういう作品の上にこの「スパイダーマン」も成り立ってるんだよ、っていうのを凄く感じるし、そこら辺に対するオマージュも隠そうとしてませんよね。そこが素晴らしいなと思う。音楽だってダニー・エルフマンですし。

 

その上でね、「X-MEN」だったらシリアスなテーマがあって、こっちの「スパイダーマン」だったら、ウェブスイングのビジュアルとか、今まで見た事の無い新しいものがちゃんと入ってて、アメコミスーパーヒーロー映画の新しい幕開けみたいなのが感じられるのが凄く良いです。

 

ヴィランに大物俳優を当てて映画としての格を上げるだとか、荒唐無稽なものをクソ真面目に作るだとか、ちゃんと過去からの系譜もあるし、何より、サム・ライミが自分はスパイダーマンが大好きなんだ、スパイダーマンのコミックの面白い所はこういうとこで、作品の根幹を成すキモとなるのはこういう部分なんだよ!っていうのが存分に伝わってくるのが本当に素晴らしい。

 

MCU版とかアメイジングスパイダーマンの方は今風にしようという努力は勿論悪い事じゃないけど、やっぱりこのクラシックな、それでいて映画としては十分に新しいサム・ライミスパイダーマンにしか無いもので、そこが本当に素晴らしいし、逆に言えば、これがあったから次の新しいスパイダーマン像を模索しようって後続作品は考えたんだろうと。

 

まず何が良いって、ピーター・パーカーが科学オタクで全然モテないような冴えない少年っていうとこじゃないですか。やっぱりスパイダーマンの起点はここじゃないと。ギーグ層が、ピーター俺と同じじゃないかって重ね合わせたり、同類だからつい応援したくなるっていうのが大きかった。元々コミック読んでる層なんてそういう所だったし。

そこで終わり方もね、これは呪いにまつわる話だ。とかシリアスに終わるのがまた最高だなと。

 

逆に言えば、そういうキャラだったから乗れなかったって言う人も中には居て、例えばアニメ版「スパイダーバース」のマイルス君だとか、それこそMCU版はいかにもギーグって感じじゃ無く、普通に男から見ても女から見てもピーター可愛いよね、みたいになってる辺りが凄く現代的だなと思ったりするし、そこの違いは面白い。と同時にこのサム・ライミ版もやっぱりアリだよなぁと思える。

 

間違いなくアメコミ映画の転換期の一つだし、スーパーマンなんかと同じで、いつまで経っても面白い1本。

 

実はこの作品の前にもある実写版スパイダーマンのニコラス・ハモンド版ではこうはならない。あっちは普通につまんないので。

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あけましておめでとうございます

当ブログは2020年の頭から始めたので、丸2年経過、3年目に突入です。

 

2020年の映画ベスト10記事に書いてましたが、1年目は1年間で1万PVでしたが、今は3万6千と2倍以上に増えました。だいたい1日50人くらいは平均で安定してる感じです。確か昔やってた旧ブログもそんな感じだったような気が。

 

7割くらいは検索流入ですので、たまたま検索で引っかかって、ページに飛ぶという感じだと思いますが、そういうのってきちんと読んでくれる人も居れば、さらっと見て求めてる情報が無いなってすぐバックしちゃう人も居るかと思うので(私だってそういうケースが大半ですしね)どこまで読者層と想定して良いのか微妙な所ですが、当ブログの「注目記事」の所は自分で編集するんじゃなく、勝手に入れ換わるシステムなので、それはそれで面白くて楽しんでます。

 

今現在だと、ちょっと前にヴェノムの映画があって、スパイダーマンの新作が直前に控えてますので、その辺関連で埋まってますね。「トップガン」がTV放送された時はそれだけで1日300PVとかになってたので、なんかそういうのも楽しい。記事が割と支離滅裂な部分もあったのであわてて微修正したりもしましたが、何せ古い映画なので、多分もうトップガンについて今更語ってるような所が少なくて検索の上位にあったんだろうなとか、色々と想像できますね。

 

私は作品の分析なんかをしつつ、自分語りみたいなのも多く入れるスタイルなので、いわゆる映画批評みたいなものともちょっと違うのですが、1年目2年目とおかげさまで順調に伸びたので、今年もそういう基本的なスタイルは変わらずやっていこうかと思ってます。

 

収益化とかそういうのは1ミリも目指してないので、いかに数字を稼ぐかが目標では無く、数字は少しでも多くの人の目に止まればいいな、ぐらいの上での増えてくれれば嬉しいっていう部分なので。

 

ただ勿論、反応が無いとブログとかってやっぱりモチベーションの低下とかに繋がるので、気軽に評価ボタンとか、コメントとかいただけるとありがたいです。スマホだと評価ボタン表示されて無かったり、コメント欄も下の方の外れにあって、そりゃあんまり無いわなと思うし、基本私はスマホを想定して無い長文書きの人なのでその辺りはちょっと微妙な所ではあるのですが。今の若い人はPC持ってない人も多いそうですし。よくあんな小さい画面とにらめっこしてられるなぁとオッサンは思ってしまうのですが、それも時代ですしね。手軽で便利なのは確かですし。

 

あと、映画専門、プリキュア専門、アメコミ関連専門とかにした方が見る方、利用する方は便利なのかとは思うのですが、ここはゴメンなさい。私はあちこち手を出します。それぞれに別ブログとかに分けてしまうと絶対に収集つかないのは目に見えてるので、そこはあくまで「個人ブログ」と考えていただけるとありがたい。

 

そして記事数について。ここは月に最低15以上ってのを目標にやってます。勿論、ブログなんてその人その人のスタイルがあるので、週1だろが月1だろうが、そこはその人のやり方なので何も間違って無いし、そんなのは個人の感覚で全く良いと思うんですけど、あんまり更新の少ないブログは、止まったのかまだやってるのか判別付けにくいんですよね。

 

私が月最低15記事って決めたのは、それくらいの数字になってれば、二日に一度くらいは更新してるんだろう、と思ってくれるかなあと。実際はまとめて1週間毎日やった後に1週間音沙汰無しとかあるんですけども。飽きてやめちゃったんだな、とか思われるのは怖い。だって止まってるブログに今更コメントしようとかは思わないわけじゃないですか。っていう理由で月に最低15以上ってのは今年も死守していきたい所。忙しいとなかなか大変なんですけども。

 

でもってそんな流れで2年間やってきましたが、最初の想定では簡単な感想記事とかなら30分で書けるかな、たまに気合入れた奴は書くけど、基本はそんな感じで見たもの読んだもののメモ程度にサクッとどんどん書き連ねていこうと思ってましたが、どうでもよいものならともかく、好きなものをそんなにサクッと終わらせられるわけが無かった。

 

基本、思った事を全部吐き出しちゃえ!そうすりゃ脳内ハードディスクを軽く出来るし、後から、あれ見て何を考えたんだっけ?を振り返れるしな、という感じで記事を書いてるんですけど、ほとんどのものはぶっちゃけ頭の中からいくらでも出てくるんですよね。もうキリが無い。それを文字にして、綺麗に纏めるまではいかないものの、雑多な思考をブチまけると。でも当然、後から思いつく事だってあるし、頭の中なんてほぼ無限なんだな、ってのを改めて感じます。

 

その辺のインプットとアウトプットのバランスですよね。あと後は楽しさと義務感のバランスとかも。そこは今後の課題だなぁと。それが「僕はこんな事を考えている」なのでした。

 

というわけで、面白いなと思ってくれる方は今年も楽しんでいただければ。
本年もよろしくお願いしますね。

2021年 私的映画ベスト10企画

昨年もやりました今年の映画ベスト10企画です。

去年の記事はこちら

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映画専門ではないですが、一応は映画も多く扱ってるブログとしては定番の企画。

 

・・・が!今年は何と劇場鑑賞33本という少なさです。50本くらいだとね、週一くらいで映画館行ってる感じで、割とそれなりな感じはしますけど、そこにちょっと足りない程度では無く、全然届かない。
しかもね、リスト化して眺めてると、今年は偏ってるな~っていう印象。オタクくさい映画の割合が圧倒的に多い。

いやそういうのが多いのは別に良いんです、オタクなんだから。
そういうのがランキング上位に入るのも良い。やっぱりオタクなんだから。

 

何がマズイなって思うのかと言うと、幅広くいろんなものを見た上でオタク的なものが上に来るんじゃなくて、狭い視野しか無い人の視点になっちゃうのが嫌。専門的な視点とかならそれはそれで面白がれるんですけど、ただの狭い人ってそれ一番つまんないやつじゃーん!って思ってしまう。

 

分母が少ない、しかも偏った上でのベスト10になりますが、それでもよろしかったらどうぞ。


■10位
ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結

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マーベル全盛期の中でよく頑張った。流石はジェームズ・ガンです。DC系も別につまんないとか言う程じゃなく普通に面白いんですが、その「普通に面白い」ぐらいなのがネック。マーベルは「普通」を越えてくるのが凄いんですよね。
でもそっちで「ガーディアンズ~」を手掛けてきたガンですから、楽しさもあれば現代的なテーマ性もちゃんと入っていて、その上でマーベルが嫌がって向こうではやりにくい悪趣味路線とかも自由度の高いDCだからこその作りという、マーベルに引けを取らない作品になってた印象。


■9位 空白

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映画好きなら複雑で多少わかりにくい構成やテーマの作品なんていくつも見てるし、そんなの山ほどある当たり前の事ですが、それでも一応は大衆性みたいな所で「わかりやすさ」が求められるものだとは思うんですよね。
でもこの作品は堂々と、何でも白黒つくものばっかじゃねーよ!わからないものはわからないんだよって言うのを堂々と主張してくるのが素晴らしいなと。


ここ、「由宇子の天秤」と迷ったんですけど、

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どっちも素晴らしい作品でありつつ、静かなトーンでリアリズムを重視した「由宇子~」より、多少映画的な誇張もあった方が私はバランスとして好きなのもあって、「由宇子~」は次点の11位みたいにフォローしておく。

 

単純に私は「空白」の方のドキドキ感というか、「うわぁ・・・」っていう感じが面白かったので。

 

■8位 プロミシング・ヤング・ウーマン

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ジャンル映画の現代的なアップデートっていうのがまさしくこれ。ライムスター宇多丸なんかがよく言ってますけど、今の価値観、あるいはそれよりもちょっと先の価値観(「ブックスマート」なんかがまさしくそれでしたよね)みたいなのを知るきっかけ、勉強になるっていうのも映画の良い部分的な事を言ったりしてますが、そこは完全に同意。


何度も言いますが、私はオタクの狭い価値観っていうのが凄く嫌いで、それはかつての自分自身がそうだったからっていうのも大きな理由の一つです。映画はエンターテイメントだっていう話もわかるけど、そこだけじゃないよっていうのもまたしかり。
感想を書く時に社会派要素が、とか私よく言いがちですけど、楽しく勉強できるのが映画の良さでもあって、私はただ楽しい時間を求めて映画を見るんじゃなくて、そういう部分も求めてるので「社会派要素とか現代性がきちんと入っていて、なおかつ面白い映画」っていうのが好みの直球なのです。
「RUN」なんかも良かったけど、「プロミシング~」はそこが完璧でした。


■7位 孤狼の血 LEVEL2

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「空白」もそうでしたけど、とにかく強烈でした。私は1作目の方も見て無かったので、これに合わせて見たので、そこの印象も含めて「孤狼の血」こりゃすげーぞ、ってなったのも大きいかな。私は根っからのオタクなので、アウトローがカッコいいとかは微塵も思わない人です。でもそんな人から見ても、いやこりゃすげーなと素直に思わせてくれる、圧倒的に面白い作品でした。

 

■6位
ブラック・ウィドウ

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はい、もうこっから上は凄くオタクくさい作品ばっか並べます。もっと幅広く見とかなきゃダメだったなと反省もしますが、厳選して観に行くならやっぱり自分の趣味を優先しちゃうのはもう仕方ない。

 

いやね、MCUの特徴でもあるポストクレジットで次の展開を煽るとかそういう作風のせいもあるんでしょうけど、世間のこの作品の消費のされ方が凄く勿体無かったな、とちょっと歯がゆい。

スカーレット・ヨハンソン自身が言ってましたけど、MCUで初登場した「アイアンマン2」でのナターシャの扱いとか、今見るとあれは無いよね、っていう。女性を半ば物扱いですよ、あの時のトニーって。
アベンジャーズ」でも、アベンジャーズの紅一点とか言われがちです。男たちの中に華を添えるような役割。セクシーな女キャラ。
「エイジオブウルトロン」でも、正直とってつけたようなバナーとのロマンス要素とか入ってたりしました。別にそれを全否定するわけじゃない。けれど、どこかに「女性はこうだよね」っていう役割を押しつけてた部分は無いだろうか?
「インフィニティ・ウォー」「エンドゲーム」も、アベンジャーズのお母さん的存在?しかも結果的に自己犠牲的な結末になってしまった。そこまでのナターシャも否定はしませんよ。普通に良いキャラだったと思う。

 

でも「ブラック・ウィドウ」は違うの。女だからとか、女性の役割として、とかじゃない彼女は一人のヒーローなんだよ。他のキャラにまったくひけをとらない。

女性で優しい感性があったから彼女は自己犠牲を選んだとかじゃないの。トニーやキャップと同等に、彼女も居なくなった人達を心から救いたい、サノスのやった事は間違ってると信じてるから、自分の信じる道の為に命をかけた一人のヒーローだったんだよ、というのを改めて描いてくれたと私は思ってます。その上で単品の作品としてはテーマとして女性搾取からの解放を描いた。後出しだろうと何だろうと、そう言う事をちゃんと考えて描いてある作品なので、そんな凄い作品を評価しないはずがないのです。

 


■5位 エターナルズ

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またもMCU作品が続きます。ただ正直「ブラックウィドウ」とどっちが上か下かとかそういうのは無いので同率でも逆でも別に良い、ぐらいの感覚。

アベンジャーズ」みたいな感じで、今度は新しいチームを先に「チーム物」として持ってきたのか、っていう意見を割と多く見たのですが、一応、チームはチームなんですけど、エターナルズってどっちかつーと「種族」なはず。
人類の誕生の時から実はこいつらが居たんだ、っていうトンデモ設定とか、エターナルズでさえもっと上位概念のセレスティアルズの使いっぱしりでしかない、とか、ようはそのトンデモ設定を映画にブチ込んで来たぞ!?っていうのがまず痛快。

 

原作の方のマーベルユニバースだと、さらにもっと上の概念とか結構ゴロゴロ居るんですよ。ストーリー的にどうのじゃないんだけど、なんかアメコミ世界って随分とぶっ飛んだ事をやってるんだな、っていう面白味があります。


これまで私は何度か書いて来ましたけど、MCUって、コミックの持っている本来の面白さを映画で再現したら、コミックを読んで無い人にとっては新しい面白さになる。っていう事だと思ってるんですね。自分達の大好きなコミックの面白さを信じて、それを映画の媒体で再現する、という事をマーベルスタジオはやっている。

 

勿論、映画に合うようにアレンジしたり、現代性を加えたり、映画としての面白さみたいなのにも気を配った上でです。「エターナルズ」も単体映画としてやはり凄く面白かったし、好きなのですが、なんだこの漫画みたいなトンデモ設定は?いや漫画だったなこれ、みたいな事を意図的にやってるのが昔からのアメコミファンにとっては凄く痛快。

 

しかも映画もドラマもマルチバースとか横の広がりを今一生懸命作ってる所に、そことは違う縦軸のトンデモな物をあえて1本ここで入れてくるセンスが凄いし、それを作品として面白いものにしちゃうセンスもまた凄い。小規模なスピンオフドラマとかでひっそり作って、一応こういう設定とかもあるんすよ、みたいに「置いておく」ような作りにしても良さそうなものをこうして堂々とやってくれる辺りがマーベルの本気度みたいなのが伺えて、いやもう感心するしかない。

 


■4位 ガールズ&パンツァー 最終章 第3話

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いやこれ映画か?っていう気もしますが、映画館で上映したんだから実質OVAの1話分でも映画の枠で良いでしょ?・・・う~ん、でもちょっとベスト3とかに入れるのは気が引けるからここは4位で!みたいな感じです。

でもぶっちゃけ単純に今年映画館で見た中で一番面白かったって言っても過言じゃ無いくらいに面白かった。

 

本編の感想にも書きましたが、TVシリーズ&劇場版で、基本的には主人公チームの成長とかは描き切ってる分、最終章は敵のチームの描写がより濃く描かれてるんですよね。よくスーパーヒーロー映画は1作目はオリジン話に尺をとられるから2作目からの方が面白いとか言われてるのと近い物があるはず。

 

そこで知波単学園ですよ!日本軍がモチーフになってるので、今のご時世と合わせて物凄~~~~く風刺になってるのが最高に面白かった。ぶっちゃけガルパンって別に風刺劇が作品の根幹ってわけじゃないので、今回はたまたまそうなった面が大きいんでしょうけど、社会性時代性がそこに上手くハマったっていうのが3話でした。最強のエンタメに更に批評性が加わるとかそれもう最高じゃん!と言わざるを得ない面白さでした。うん、ガルパンはいいぞ

 

 

そしていよいよベスト3!

■3位 機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ

www.youtube.comいや最初のガンダムって1979年ですよ。そっから40年以上も経ってる。
TVシリーズ、劇場アニメ、OVAとか軸になるメインだけでももう何作品あるかぱっとは出てこないくらいに山ほどのガンダム作品がある。その中で新しい物がここで作れると言う驚き。単純に新シリーズ、新作って意味じゃないのです。そんなの毎年のように作られるから。

 

何十作と作られてきた作品群があって、もうガンダムで出来る事なんて無いんじゃないの?新しいストーリー、キャラ、メカはそりゃその都度楽しむけどさ、ぐらいの擦れたガンオタをあざ笑うが如く、今までに見た事の無い物をここで出してくるか!っていう凄さ。

 

もう単純にね、あ?MSってこんなに恐ろしい兵器なんだ。そりゃ20メートル30メートルの巨人がそこに居たらやべーわな、というのを改めて突き付けてくるという、ある意味での発想の転換だし、ある意味では技術が進化してようやくそれがきちんと描けるようになった、と言えなくもない。

 

これね、誰も言わないけど、間違い無くお台場に実寸大ガンダム立像を立てたのの影響があるはずです。あれ、最初のは何年前でしたっけ?(調べたら2009年)10年前に初代ガンダムが作られて、今はそれがユニコーンにかわって、動くガンダムもあれば、福岡にνガンダムも作ってる。(上海にはストライクフリーダムとかもあったり)

いや私もね、最初の時のは東京まで遠征して観に行きました。ガンダムが実際にあったらどんな感覚なのかを知ってるのと知らないのとではこれからのガンダムライフに必ず差が出てくるって思ったから。所詮はアニメの絵空事と思ってるより、もし本物があったらどんな感じなの?を体験してみるって、もう天と地ほど違いますから。百聞は一見に如かずって奴です。

 

勿論、そこは個人の感覚ですから、こんなにでかいのか!って思う人も居れば、想像してたよりは小さいなって感じる人も居るでしょう。でもその経験が大事。

 

巨大ロボじゃないけど、震災の時も思いました。その後福島原発の近くの国道を通って思いました。「え?こんな物凄い範囲が帰還困難地域なの?原発ってヤバくね?」そんな風な体験をしたからこそ、「シン・ゴジラ」とかやっぱり空想物語にしか思え無くて、1ミリも乗れなかったっていうようなケースもありました。

 

進撃の巨人」でも良いんですけど、こんな巨大なものが街中でドンパチ始めて、その足元を市民が逃げ惑うとか、これは恐怖以外の何者でも無いな。別にそこはMSでなくても「戦争」とか「テロ」とかでも良いかもしれません。「Z」とか「F91」でもやるにはやってたけど、やっぱりどこか絵空事にしか感じられなかったものを「閃光のハサウェイ」では現実感のある感じでやってる。もうそれだけでも凄い。

 

モビルスーツはカッコいいもの」としか40年間思って無かった私の頭の中を「モビルスーツって怖い」と思わせてくれたんだから、こりゃ凄い作品だなと思うのも当然の事なのです。

 

他にも富野由悠季の原作を本人がノータッチで他の人が映像化した事によるアンサンブル感が最高に凄いとか、今まで実は無かった「映画としてのアプローチ」だとか色々あるんですけど、そこはもうここでは語りきれません。「閃光のハサウェイ」過去の40年のガンダムのどれとも違う、色々と革新的な作品でした。

 

■2位 トーベ

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トーベさんのファンなので、これは外せません。
つーか、元々ファンだった人の伝記映画が作られるって私にとっては初体験でした。伝記映画って、何も歴史上の古い偉人とかでなくても、例えばフェイスブックの創設者のマーク・ザッカーバーグを描いた「ソーシャルネットワーク」とか新しい人のもありますし、別にそんなに珍しいものでもないはずですが、私にとっては結構貴重な作品。


しかも面白いのは、その偉業を称えるとかそういうのじゃなくて、個人のパーソナルなドラマに作ってあるのもまた面白くって、そうか、ここからトーベさんは自由を手に入れていくんだな、って映画の続きの部分を自分の脳内で変換していくような事も出来て、非常に面白かった。

 


そして栄えある1位は・・・

 


デケデケデケデケデケデケ・・・

 

 

ドン!

 

■1位 ラストナイト・イン・ソーホー

www.youtube.comうん、まあ見たばっかだし。
なんかここまで来たら趣味に突っ走った1位にした方が個性が出て面白い気もするけど、なんかバランス的に「いい映画」が1位であってほしいなって思ってしまった。
そこ考えるなら、8位に選んだ「プロミシング・ヤング・ウーマン」の方が映画としては良い映画なんだけど、感情的にはこっちかなって。同じ社会派エンタメでも、こっちの方がよりエンタメに近いというか。


あとホラー映画に落とし込んであるのも好きだし、アニャたん可愛いし。

何だろうね、昔から「グッと来るホラー映画」って好きなんですよ。


そういう意味じゃ趣味に走った1位と言えなくもないけど、ここでガルパンを1位にしたらね、あ~そういう人のランキングかってなっちゃうし。いやそーいう人ですけども。


とりあえず、ベスト10はこんな感じで。

1 ラストナイト・イン・ソーホー
2 TOVE/トーベ
3 機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ
4 ガールズ&パンツァー 最終章 第3話
5 エターナルズ
6 ブラック・ウィドウ
7 孤狼の血 LEVEL2
8 プロミシング・ヤング・ウーマン
9 空白
10ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結
次点 由宇子の天秤


楽しんでいただけたでしょうか。タイトルリンクで各感想記事に飛べるようにしてあるので、良かったら読んでやって下さい。

 

以下は簡単に部門賞みたいな奴を

■ベスト男優賞
「空白」古田新太
いや空白は脇の人まで含めて全部良かった。
あと「孤狼の血 LEVEL2」も皆凄い。

 

■ベスト女優賞
「ブラック・ウィドウ」フローレンス・ピュー
いわゆる可愛い系とかじゃなくて、愛嬌がある感じが凄く良い。
映画じゃないけど「ホークアイ」のケイトも良かったし、「シャン・チー」のケイティ
とかも、決して美人ではないけど、いいなこういう人ってキャラの魅力よね。
美人と言えば「エターナルズ」のセルシの人も好きですし、マーベル信者ですはい。

 

■ベスト動物賞
「くじらびと」銛を打たれた鯨を助けに来る別の鯨。
あ、仲間意識とかちゃんとあるし助けようとするんだってビックリした。
鯨も頭良いのね

 

■ベストPV稼いでくれたで賞
「Gのレコンギスタ Ⅲ 宇宙からの遺産」
なんかオススメ記事みたいなのに上がったっぽくて、1日1000PVくらい稼いでくれた。3日で終わったけど。
書いてて手ごたえもあった記事だし、それでも嬉しいです

 

■満点つけてるのにランク入りしなかったで賞
「シャン・チー/テン・リングスの伝説」
ゴメンよ、最高に面白かったけど、ウィドウとエターナルズ入れたから取捨断しちゃった。シャンチーの凄い所は、MCU版カンフー映画ていうコンセプトを越えて、その人のルーツに踏み込む話にしてあるのは最高に凄いと思います。

「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」
いや庵野大人になった。よく完結してくれた。素晴らしい!でも私は別にエヴァには何の思い入れも元から無かったので。そこはファンの人が評価してあげて下さい。

 

■ベスト主題歌賞
「映画 ヒーリングっどプリキュア ゆめのまちでキュン!っとGoGo!大変身!」
『やくそく』歌:Machico

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「映画大好きポンポさん」
『窓を開けて』歌:CIEL

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以上で終了です。


以下は劇場鑑賞33本+自宅鑑賞の47本の今年見た映画のリスト。


合計80本なのか。映画オタクとしては少ないけど、まあこれくらいなら映画好きと言っても大丈夫なくらいは見てるのかしら?

 

劇場鑑賞33本(スーパー戦隊MOVIEレンジャーは1本扱いにしてます)

☆☆☆   キングスマン:ファースト・エージェント
☆☆☆☆☆ ラストナイト・イン・ソーホー
☆☆☆☆☆ TOVE/トーベ
☆☆    ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ
☆☆☆★  くじらびと
☆☆☆☆★ 空白
☆☆☆☆  テン・ゴーカイジャー
☆☆☆☆☆ エターナルズ
☆☆☆☆★ 由宇子の天秤
☆☆☆★  映画 トロピカル~ジュ!プリキュア 雪のプリンセスと奇跡の指輪!
☆☆★   死霊館 悪魔のせいなら、無罪。
☆☆☆☆☆ プロミシング・ヤング・ウーマン
☆☆☆☆  RUN/ラン
☆☆☆   パンケーキを毒味する
☆☆★   フリー・ガイ
☆☆☆☆☆ シャン・チー/テン・リングスの伝説
☆☆☆☆★ 孤狼の血 LEVEL2
☆☆☆☆★ ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結
☆☆    僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション
☆☆☆★  セイバー+ゼンカイジャー スーパーヒーロー戦記
☆☆☆☆★ Gのレコンギスタ Ⅲ 宇宙からの遺産
☆☆☆   映画大好きポンポさん
☆☆☆☆☆ ブラック・ウィドウ
☆☆    ゴジラvsコング
☆☆☆☆★ 機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ
☆☆☆☆★ 魔進戦隊キラメイジャーVSリュウソウジャー
☆☆☆☆  JUNK HEAD
☆☆☆☆☆ ガールズ&パンツァー 最終章 第3話
☆☆☆☆  ノマドランド
☆☆☆★  映画 ヒーリングっどプリキュア ゆめのまちでキュン!っとGoGo!大変身!!
☆☆☆☆☆ シン・エヴァンゲリオン劇場版:||
☆☆☆   陶王子 2万年の旅
☆☆☆   機界戦隊ゼンカイジャー THE MOVIE 赤い戦い! オール戦隊大集会!!
☆☆☆   騎士竜戦隊リュウソウジャー 特別編 メモリー・オブ・ソウルメイツ
☆☆    魔進戦隊キラメイジャー THE MOVIE ビー・バップ・ドリーム

 

自宅鑑賞 47本
☆☆☆☆  映画 プリキュアドリームスターズ!
☆☆☆★  娼年
☆☆★   劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン
☆☆☆☆  激突!
☆★    ヴェノム
☆☆☆   ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 - 永遠と自動手記人形 -
☆☆☆★  犬鳴村
☆☆☆☆  マトリックス
☆☆    007 スペクター
☆☆☆☆★ 透明人間
☆☆☆★  里見八犬伝
☆☆★   リーサル・ウェポン
☆☆☆   のぼる小寺さん
☆☆☆   ゾンビの中心で、愛をさけぶ
☆☆☆☆  グーニーズ
☆☆☆☆  グリーンブック
☆☆☆☆☆ 孤狼の血
☆☆☆☆☆ オーメン
☆☆☆☆☆☆スーパーマン
☆☆☆   ミュータンツ 光と闇の能力者
☆☆☆☆  映画 魔法つかいプリキュア! 奇跡の変身!キュアモフルン!
☆☆☆☆★ 前田建設ファンタジー営業部
☆☆☆★  アナベル 死霊博物館
☆☆☆☆  映画 プリキュアオールスターズ みんなで歌う♪奇跡の魔法!
☆☆☆★  トゥルーマン・ショー
☆☆    ライブ・リポート
☆☆☆★  虐殺器官
☆☆☆★  フォードvsフェラーリ
☆☆☆★  女優霊
☆☆    バトル・ロワイアルII 【鎮魂歌】
☆★    移動都市 モータル・エンジン
☆☆☆☆☆ ガールズ&パンツァー 最終章 第2話
☆☆☆☆☆ ガールズ&パンツァー 最終章 第1話
☆☆    バトル・ロワイアル【特別篇】
☆☆☆☆★ 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
☆☆☆☆★ ミッドサマー
☆☆☆★  ニュー・ミュータント
☆☆☆   クラッシャージョウ
☆☆☆☆  ザ・セル
☆☆☆   ラ・ヨローナ〜泣く女〜
☆☆★   映画 Go!プリンセスプリキュア Go!Go!!豪華3本立て!!!
☆☆☆   ゴーストバスターズ(2016)
☆★    ゴーストバスターズ
☆☆☆   ゴーストバスターズ
☆☆    インモータルズ -神々の戦い-
☆★    映画 プリキュアオールスターズ 春のカーニバル♪
☆☆☆★  クロール -凶暴領域-
☆☆☆☆☆☆☆伝説巨神イデオン 接触篇/発動篇

 

いや~プリキュア映画全部感想書く企画が2年経ってもまだ終わって無いのと、前年にMCU過去作再見が終わったから、次はMCU以外のマーベル映画とかDC映画の網羅とかやろうとしてたけど全然進んでませんね。なかなか時間がとれずに苦労してます。

 

とりあえず今年の記事はこれで最終になります。


それでは良いお年を!

キングスマン:ファースト・エージェント

www.youtube.com原題:The King's Man 
監督・脚本・制作:マシュー・ヴォーン
アメリカ映画 2021年
☆☆☆

 

始まりも、超過激

<ストーリー>
 ──1914年。世界大戦を密かに操る謎の狂団に、英国貴族のオックスフォード公と息子コンラッドが立ち向かう。 人類破滅へのタイムリミットが迫る中、彼らは仲間たちと共に戦争を止めることができるのか? 歴史の裏に隠されたキングスマン誕生秘話を描く、超過激スパイ・アクションシリーズ待望の最新作。 最も過激なファースト・ミッションが始まる! 

 

おそらくは2年近く前には完成していたであろう本作。「007」なんかと同じでコロナでの延期で伸びに伸びました。シリーズ3作目でありながら、今回は現代劇では無く、第一次世界大戦時を舞台に組織としての「キングスマン」が結成されるに至ったオリジン的な路線。スピンオフ的な感じかと思いきや、過去2作と同じく、マシュー・ボーンが監督・脚本を務めた正統な続編。

 

つっても「キングスマン」1作目は、アメコミ原作で「キックアス」なんかと同じマーク・ミラー作なのですが、確か完結前から映画化の企画は動いていて、共同原作に近いような形だったはず。「キックアス」もそうなのですが、原作と映画ではまたちょっと違う方向の面白さを持った作品。

 

映画の方は英国スパイ物の本家「007」がダニエル・クレイグのシリーズでややシリアス目な路線になっていたので、もうちょっと前の時代の007みたいに、多少は荒唐無稽なガジェットや敵キャラの方がバカバカしくも面白かったよね、みたいなコンセプトを本家が捨てたのを良い事にこっちが拾ったという感じ。

 

1も2も面白かったので、今回の3作目にも期待はしてたのですが、う~ん正直ちょっと期待してたのとは違ったかなという印象。つまんなかったわけでもないですが、キングスマンらしさはあまり感じなかったかな?勿論、らしい部分はいくつかちゃんとあるんですけど、作品としては別方向だし、3作目にありがちな、世界観を広げる方向に舵を切った感じがして、個人的にはちょっと微妙な所。

 

1作目にあった、今風のチャラい若者に英国紳士の作法を叩きこむみたいな歳の離れたバディ物っぽさが個人的には面白いポイントだったのですが(いや2はほぼエグジーがメインだったけど)今回もそうなのかと見せかけて、中盤で、え?こうなっちゃうの?っていう展開でした。

 

まあ初代って言う事を考えればそこは仕方ないかなとも思わなくもないし、前作までのコリン・ファースと比べて今回のレイフ・ファインズも負けず劣らず良かったんですけど、黒ブチ眼鏡かけてね、気真面目な英国紳士っぽくなる所まではおお~っ!って感じなんですけど、時代が時代だから仕方ないのか、眼鏡が特別なハイテクガジェットとかじゃないんですよね。そういうとこは正直残念。

 

第一次世界大戦と言えばの塹壕戦とかもね、おっ?この状況で「キングスマン」ならどう描くんだろう?と思ったら普通だし、そりゃ「ワンダーウーマン」じゃないんだから、と言われたらそれまでなんですけど、なんかそういうとこが物足りなかった。

 

怪僧ラスプーチンが踊りながら戦うとかさ、そういうのはキングスマンらしかったんですけども。(つーか思いっきり「ワールドヒーローズ」感があって好きですあれ)

 

「リーグ・オブ・エクストラ・オーディナリー・ジェントルメン」じゃないけど、ラスプーチンスターリンとか、歴史上の有名な人が秘密結社を結成していて、みたいな所は面白かったし、あれ?ダニエル・ブリュールどこいった?と思ったら、ポストクレジットで拾ったりとかそこは割と楽しみではある。

 

ダニエル・ブリュールってMCUでのバロン・ジモにも通じて面白いだけじゃなく、個人的に「グッバイ、レーニン!」とか「ベルリン、僕らの革命」とかあの辺の映画を見て、政治思想とか社会要素とかを映画で観ると面白いんだな、っていうのの切っ掛けになったので、私は割とこの人に思い入れがあるんですよ。
その辺りから世界各国の映画を見て勉強するようにもなったし、右とか左とかよくわかんなかったのを理解出来るようになっていったっていうのもあるし。ポール・ダノとちょっと似てるのでこんがらがるけど。

 

確かこのシリーズ、現代劇に戻した新作も準備中とかいう話があった気がするので、とりあえずそっちの方に期待しようかな。

 

という感じでこちらが今年の映画納めでした。

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ラストナイト・イン・ソーホー

www.youtube.com

原題:LAST NIGHT IN SOHO
監督・脚本・制作:エドガー・ライト
イギリス映画 2021年
☆☆☆☆☆

夢と恐怖が、シンクロする

<ストーリー>
ファッションデザイナーを夢見るエロイーズ(トーマシン・マッケンジー)は、ロンドンのデザイン学校に入学する。しかし同級生たちとの寮生活に馴染めず、ソーホー地区の片隅で一人暮らしを始めることに。新居のアパートで眠りに着くと、夢の中で60年代のソーホーにいた。そこで歌手を夢見る魅惑的なサンディ(アニャ・テイラー=ジョイ)に出会うと、身体も感覚も彼女とシンクロしていく。夢の中の体験が現実にも影響を与え、充実した毎日を送れるようになったエロイーズは、タイムリープを繰り返していく。だがある日、夢の中でサンディが殺されるところを目撃してしまう。その日を境に現実で謎の亡霊が現れ始め、徐々に精神を蝕まれるエロイーズ。そんな中、サンディを殺した殺人鬼が現代にも生きている可能性に気づき、エロイーズはたった一人で事件の真相を追いかけるのだが……。

果たして、殺人鬼は一体誰なのか?そして亡霊の目的とは-!?

 

エドガー・ライト最新作。というか実は「ベイビー・ドライバー」観て無い。見た奴だと「ショーンオブザデッド」「ホットファズ」「スコットピルグリム」くらいかな?

 

現代と60年代ロンドンがシンクロするサスペンスかと思ってましたが、予想してた以上にガッツリとホラーでした。とゆーか思いっきり好みのタイプの映画でメチャメチャ面白かった。

 

エドガー・ライトって思いっきりコピー世代の人で、過去作でも昔の映画のパロディーの集合みたいな作り方が特徴で、それがこの人のカラーと言っても過言では無いはず。

 

今回もね、そういう要素はいっぱいある。でも最近の映画のトレンドとしてジャンル映画の現代的なアップデートっていうのがあって、個人的にもそこは物凄く面白いと感じていて、すごく好きな路線。

 

「プロミシング・ヤング・ウーマン」なんかが割と近いテーマでやっていて、いわゆる「レイプリベンジムービー」というジャンル。それをジャンルにしちゃって良いのか?という部分はあるとして、要は酷い事をされて加害者に復讐の制裁を与えて行く、っていう部分で、ザマミロってスカッとするみたいな構造。でも「プロミシング~」は、いやいやちょっと待てと、そんな単純な問題じゃねーだろってそこをちゃんと踏み込んで、真面目に今の映画として作ってあった。

 

今回の「ラストナイト~」も女性搾取の問題に踏み込んでいて、「ジャンル映画」とか言って無邪気に楽しんできたものも、その影には色々と酷い問題が同時にあったんじゃないの?っていうのを描いてある。

 

エドガー・ライトはその辺をハマーフィルム(一連の古のモンスター映画の事です)に出演していた女優達のその後を知ったのが今回の映画のインスピレーションになったようです。

 

この辺りはね、昔はそうだったんだよね、で済ませちゃいけない話。今だって映画界のミートゥー運動とかあったわけじゃないですか。やっぱりそこは目をそらしてはいけない部分。

いや私だってね、AVとか見たりしますよ。お前だってそういう部分で間接的にでも女性の性的搾取に関わってるじゃん!とか言われたらそこはもうぐうの音も出ません。

 

またちょっと違う話ではあるけれど、一昔前のジャンル映画、私的には80年代辺りが特にそうですけど、そういうのを楽しんできた事を今更否定したって仕方無いし、それはそれで面白い半面、同時に今の倫理観だと色々と問題ある部分もあるかなって思ったりするのも、それはそれで目をそむけてはいけない部分だと思うし、そんな反省点も踏まえて、ジャンル映画の再構築とアップデートって面白味もあれば、凄く価値のある部分だと思う。
今のエンタメの最前線にあるMCUが面白いのはそこをちゃんとやってるから。だから私は「ブラックウィドウ」とかの消費のされ方が凄く勿体無いと感じる。

 

エドガー・ライト、今回凄いなと思ったのは、そんなジャンル映画への反省を再びジャンル映画に戻してくる、っていうのが面白いなと。社会派要素も入ってるしそこがテーマだけど、これは重くて堅い映画じゃ無くてエンタメに戻すっていうのをやるんだ?と。多分、世間的に評価されるのは「プロミシング~」の方なんだけど、個人的にはこっちが面白いかなと。そこは「由宇子の天秤」と「空白」の関係にも近い気がする。


序盤で、主人公が周りに馴染めない中で、甘い夢を見るっていう部分だけでも正直面白くて、エロイーズ役のトーマシン・マッケンジー、サンディ役のアニャ・テイラー=ジョイどちらも凄く魅力的。そこがね、男性目線でしょ?って言われるとそうなんだけど、それこそイギリスに来たばかりの時の、女性視点から見る男性視点の気持ち悪さ、怖さも含めて、ピリッとスパイスが効いてて、良いなって部分とどこか違和感がある感じが凄く良かったんですね。

 

そこからあれやこれやと雲行きがおかしくなってきて、後半はもう完全にホラー映画になる。それでいて、まあ映画としては当たり前かもしれませんが、実は行だった的なオチもつくと。

 

「いい名前だね」とか心にも無い事を誰も彼も言ってきて、ただ欲望のままにのしかかってくる男って、女性にとっては顔すら無いただのモンスターにしかならないっていうのがホラーになるって、なんか凄くわかる気はする。いや男の私がわかるとか言っちゃいけない部分なんだろうけど。

 

ロンドンでジャックつったらやっぱり切り裂きジャックとかも重ねてるわけで、「恐怖」の対象が時代や性差とか、視点によって色々変わってくるっていうのも面白い事をやってるなと。

 

音楽や絵作りも純粋に凄く良くって、満足度は高い作品でした。
物凄く好みな部類。

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